アジト
KP(大樹)
では、花ちゃんと黒金(偽)は、本物の黒金のいるアジトへと向かって出発する事となります。階段を下って、山道を少し降りると、タクシーが往来しているような道に出ます。
KP(大樹)
神社があるほうとはまた別の山道を、タクシーに乗せてもらって向かえば、やがて車では入れないような細い道に辿り着きます。タクシーの運転手さんは「こっから先はちょっと無理だねえ」などと零しつつ、そんなこんなであとは徒歩での移動となります。
黒金 乙夜(大樹)
「ここまで着けばあとは歩きでもそんなに対してかからねぇよ。降りるぞ」と、黒金君はタクシーを下車!代金はがまぐち持ってる花ちゃんに任せたんだ。
春日 花(ミナカミ)
「ありがとうございました~」 タクシー代払って下車だ。代金はこっそり折半した。
春日 花(ミナカミ)
「……よし、引き続き案内よろしく」 フンス
黒金 乙夜(大樹)
「はいはい」とさくさく細い山道を登っていきます。
KP(大樹)
三十分かそこらでしょうか、徒歩で道無き道をぐんぐんと上へ上へと登っていくと、やがて開けた空間に出ます。
KP(大樹)
そこには、いかにも怪しげな研究を行っていそうな白い建物が木々に囲まれて、ひっそりと建っていました。
春日 花(ミナカミ)
「あ、怪しい……ここだよね?」
黒金 乙夜(大樹)
「さあて御到着、此処が奴の本拠地だ」
KP(大樹)
出入口にはパスコード入力式の鍵が掛かっているみたいですね。
春日 花(ミナカミ)
「……パスコード、分かる?」
黒金 乙夜(大樹)
「…どうしてもって言うんなら教えてやっても良いぜ?ただし相応のお願いの仕方が在るんじゃねぇの?」
春日 花(ミナカミ)
「あなただって一泡吹かせたくてここまで来てるくせに、なんでそうゴネるかな」
黒金 乙夜(大樹)
「俺は、俺には全く関心の無い『黒金 乙夜』の為に来てやってる訳だしな。別に、一泡吹かせるんならこんな方法じゃなくてもいいし、そも、御前さんがいなくても出来るだろ?」
黒金 乙夜(大樹)
「そも、俺は心底心から想ってると感じていた女を他所の男に取られたような気分でね、傷心なんだよ。どうかお願いします~、くらいの一言が在っても良いんじゃねえの?」
春日 花(ミナカミ)
「相応のお願いの仕方、相応のお願いの仕方ねぇ……」 ものすごく悩みますが、ぺこりと頭を下げましょう。
春日 花(ミナカミ)
「開けてください、お願いします」
春日 花(ミナカミ)
「というか心底心から想ってるんだ……おお……」
黒金 乙夜(大樹)
思い通りになる花ちゃんにちょっと面白くなさそうな面を一瞬見せるも「そこまで言うんじゃあ仕方ねえなあ」と、パスワードをぽちぽち入力します。
KP(大樹)
ぴんぽーん、みたいな電子音がして、扉のロックが開きました。なかに入る事が出来ますよ!
春日 花(ミナカミ)
「やった、ありがと!」 軽くお礼を言ってちょっとだけ扉を開けて中の様子を伺ってみます。
黒金 乙夜(大樹)
「気付かねぇのか?とんだ鈍感だね、死ぬほど大切にされてる自覚を一寸は持って欲しいもんだな」
春日 花(ミナカミ)
「まあ、その……ある程度は大切にされてるかなって思ってたけど……」
KP(大樹)
では、中の様子を伺いますと…
KP(大樹)
中は白い広間がひとつと、奥に三つの扉があります。広間の真ん中では当馬が立っており、忌々しげに何か呟いていますね。2人の存在にはまだ気付いてないようです
春日 花(ミナカミ)
お、呟きに聞き耳を立てることはできますか?
当馬 太郎(大樹)
「くそっ…勝手な行動ばかりしやがって…あいつめ…」みたいな感じです。
KP(大樹)
たいした事は言ってないみたいですね!
春日 花(ミナカミ)
当馬さん以外には誰の姿もないですか?
KP(大樹)
広間のなかには、誰の姿も見えません。
KP(大樹)
当馬ただ1人みたいですね。
春日 花(ミナカミ)
うーん……じゃあとりあえず奇襲して動きを抑えるかな……
KP(大樹)
じゃあ…そうだな。隠れる、もしくは忍び歩きらへんかな。どうぞ!
春日 花(ミナカミ)
「……ねえ、向こうはこっちに気付いてないみたいだから、今のうちに奇襲を……」 とこそこそ言って行動し始めようか。判定はい!
春日 花(ミナカミ)
どっちも初期値やん。行動的には忍び歩きっぽいかなと思うのでそっちで振ります。
春日 花(ミナカミ)
ccb<=10 忍び歩き
Cthulhu : (1D100<=10) → 97 → 致命的失敗
KP(大樹)
初期値だと10ですね…どうぞってアアーーーー
KP(大樹)
アアー
春日 花(ミナカミ)
wwwwww
KP(大樹)
では、花ちゃんは、足音を忍ばせて奇襲を目論見ますが、途中の段差に気付きませんでした!足をとられてけつまずき、ダメージ1点どうぞ。さらにその物音で、当馬が2人の存在に気付きます。
春日 花(ミナカミ)
はい。耐久12→11です。
春日 花(ミナカミ)
「ぶわっ!?」
KP(大樹)
当馬は、2人に驚愕の視線を向けながら
当馬 太郎(大樹)
「なぜ…お前なぜそいつをつれてここに戻ってきた。…そいつがどうなってもいいんだな!?」
KP(大樹)
そういって、花ちゃんを狙って襲い掛かってきます。ここから簡易戦闘処理~~!!
黒金 乙夜(大樹)
「おい、花ァ!!…ったく…!何してんだ!仕方ねえな、お前さんは!」そういって、黒金はスタンガンを取り出しますよ。
春日 花(ミナカミ)
「ご、ごめん~~~……」 打ったところをさすりつつ立ち上がろう。
黒金 乙夜(大樹)
護衛用にもたされていたもののようです。本当なら使いたくなかったんだが、と舌打ち混じりに。
当馬戦/Round1
KP(大樹)
黒金(偽)に持たされていたスタンガンを当馬に命中させる事が出来れば気絶させることが出来ます。ちなみにスタンガンはこぶし技能なので初期値は50。
花ちゃんは、説得などをふり、成功すれば何か当馬の気をそらせる事を言えたとして、命中率が+10。そんな感じで上手く気をそらせそうなロールならほかどんな技能使ってもいいですよ!
春日 花(ミナカミ)
ううん……やるとしても技能値的に説得チャレンジだなあ……
KP(大樹)
順番はDEX順に花ちゃん(16)→黒金(13)→当馬(12)ですね!では花ちゃんから、どうぞ~!
春日 花(ミナカミ)
説得チャレンジ行きます!
春日 花(ミナカミ)
「ねえ、あなたは何のためにこんなことをするの!? 乙夜君をさらって、クローンを作って、そこまでして何がしたいの!?」
KP(大樹)
70です、どうぞ!
春日 花(ミナカミ)
ccb<=70 説得
Cthulhu : (1D100<=70) → 23 → 成功
当馬 太郎(大樹)
「何?決まっているだろう!我が神に捧げる贄だよ!それ以外に理由などあるものか!」当馬の視線は花ちゃんのほうへ向きます。
黒金 乙夜(大樹)
では、その隙をついて、スタンガンを。
黒金 乙夜(大樹)
ccb<=60 こぶし(+10)
Cthulhu : (1D100<=60) → 28 → 成功
春日 花(ミナカミ)
いいコンビだ。
黒金 乙夜(大樹)
「静かに寝んねしてな」
当馬 太郎(大樹)
「ぐっ……!!??」
KP(大樹)
では、花ちゃんが気をひきつけているうちに、背後から黒金(偽)は忍び寄り、当馬にスタンガンを押し当てました。彼はすぐさま気を失い、ぐったりとそのまま膝から崩れ落ちます
春日 花(ミナカミ)
「ナイス!」 指をパチーンとするけど鳴らない。
KP(大樹)
お疲れ様です。戦闘終了です。まあイベントだからね!
アジト
黒金 乙夜(大樹)
「良し、とりあえずは黙らせた。が、何時起きるかわかったもんじゃねえな。おい花、そっちの隅に布と縄がある。取って来てくれ」って部屋のすみっこを指し示して言います。
春日 花(ミナカミ)
「合点承知」 ささっと布と縄を持ってきます。
KP(大樹)
指し示された場所には確かに、布やらガムテープやら縄やら、明らかに「人を捕まえます」といった用途に用いられそうなものがごそっとおいてありますね。それを手にして、当馬を縛りあげ、口に猿轡を噛ませます。
春日 花(ミナカミ)
「……しかしこう、物騒なラインナップ……」
黒金 乙夜(大樹)
「貧弱だが、良く理解らねぇ呪文だとかそういう類を使ってきやがるんだ。使われたらどうなるかわからねぇ。こうするしかねぇだろ」
春日 花(ミナカミ)
「ま、魔法使い……???」
KP(大樹)
と、そんな感じで当馬を拘束して、黒金(偽)は床にごろんと彼を蹴り転がしたりしつつ、これにて室内の探索が出来ますよ。
KP(大樹)
部屋は、三つ。右から1、2、3とそれぞれ扉に番号がふってありますね。
春日 花(ミナカミ)
「蹴るのはやめようよ」 たしなめつつ、この部屋には他に何かあるかな。3つの扉くらい?
黒金 乙夜(大樹)
「蹴るくらいで済んでるんだから優しいもんだと思って欲しいね」
KP(大樹)
扉以外にはめぼしいものはさっきの拘束用の道具くらいしかなさそうです。
春日 花(ミナカミ)
うーむ、じゃあ軽率に1の扉を開けて行こう。
KP(大樹)
では、1の扉を開けると
1の部屋
<<扉を開けると冷たい空気があなたたちを包むだろう。目に飛び込んできたのは人、人、人。
しかし驚いたのはそこではなく、寝かされている人たちすべての顔が「同じ」であるということだ。
その顔に、あなたたちは見覚えがある。まさに先ほど縄で縛った男のものだ。
その青白さから男たちが息をしていないということは分かるだろう。>>
KP(大樹)
その異様な光景を目にしたあなたたちはSANチェックです。(0/1D3+1)
春日 花(ミナカミ)
ccb<=70 SANチェック
Cthulhu : (1D100<=70) → 99 → 致命的失敗
春日 花(ミナカミ)
1d3+1
Cthulhu : (1D3+1) → 1[1]+1 → 2
黒金 乙夜(大樹)
ccb<=34 一応sanチェック
Cthulhu : (1D100<=34) → 36 → 失敗
黒金 乙夜(大樹)
1D3+1
Cthulhu : (1D3+1) → 2[2]+1 → 3
春日 花(ミナカミ)
70→68
春日 花(ミナカミ)
「ギャッ」 思わず後ずさりするわそんなん
黒金 乙夜(大樹)
「……全部くたばってやがるみてぇだな。」と眉をしかめつつ。一応、31です。
KP(大樹)
死体には、目星。もしくは医学が振れますよ。
春日 花(ミナカミ)
オッ医者の出番か。医学振る振る
KP(大樹)
じゃあ黒金は目星ふるか。花ちゃんは医学80どうぞ!
春日 花(ミナカミ)
ccb<=80 医学
Cthulhu : (1D100<=80) → 30 → 成功
黒金 乙夜(大樹)
ccb<=71 目星
Cthulhu : (1D100<=71) → 31 → 成功
KP(大樹)
うむ。では、花ちゃんは医学的な視点からその死体を観察して観ましたが…それらの死体は、死因が、まったくもってわかりませんでした。ただただ、死んでいる。としかいいようがないのです。
KP(大樹)
そして黒金の目星なんですが
黒金 乙夜(大樹)
「…こいつら、全員首元に何か痕みたいな物があるな」
KP(大樹)
いわれてみれば、死体達の首には、皆、小さな痣のようなものが浮かんでいます。
KP(大樹)
以上ですね。
春日 花(ミナカミ)
「首元に痕……?」 見に行くぞ。アレだ都市伝説のやつだろ分かる。
春日 花(ミナカミ)
「友達から聞いたんだけど、最近『呪いのキスマーク』っていうのが流行ってるんだって。原因不明の突然死が増えて、全員が首元に痣みたいなのがあるっていう都市伝説」
春日 花(ミナカミ)
「……この死体も死因がよく分からなかったし、それと同じ現象なのかな……」 うーんと考え込みます。
黒金 乙夜(大樹)
「………」花ちゃんの言葉に少し黙り込み「そうなんじゃねぇの?」と返します。
KP(大樹)
シークレットダイス
春日 花(ミナカミ)
「何か思い当たる節がおありですか」
KP(大樹)
ふむ。では、花ちゃんの言葉に、黒金(偽)は動揺しているようですね。
黒金 乙夜(大樹)
「……なんにもねぇよ」とうふぞきますが、顔色がやや悪いです。
春日 花(ミナカミ)
んん……黒金(偽)さんの首筋を確認できますか?
KP(大樹)
イイヨ!はっきりここを確認するって指定もしてくれたので、ロールなしの自動成功でいいでしょう。
KP(大樹)
黒金(偽)の首元には
KP(大樹)
あの死体と同じ 赤い 小さな痣が 白い肌の上に ぽつりと浮かんでいるのが 見えました
春日 花(ミナカミ)
やっぱり~~~~~~~~~~~~~
KP(大樹)
(ほほえみ)ここでわかるのはそれくらいのようですね。
KP(大樹)
次の部屋に移りますか?
春日 花(ミナカミ)
「…………」 たぶん何も言わずに襟をぐいっとして確認したんだろう。 「……なんにもないことはないでしょ」
春日 花(ミナカミ)
あ、ついでに縛られてる方の当馬さんの首筋も確認しときたい。
黒金 乙夜(大樹)
無言でぐいってされますが視線を合わさず。「この痣がどうしたってんだ。…何だ?…俺がもうじきこの死体みたいにくたばるとでも言うのか?…冗談じゃねえよ」と自嘲めいた笑みを浮かべつつ、花ちゃんの手を振り払います。
KP(大樹)
いいですよ!当馬の首筋を確認すると、そちらには特に何の痕もみられませんでした。
春日 花(ミナカミ)
そっちには何もないのか……
春日 花(ミナカミ)
では続いて2の部屋行きます。
KP(大樹)
はい、2の部屋に入りますと
2の部屋
<<部屋に入ると、まずあなたの目に飛び込んだのは、ベッドに横たわっている人。それはあなたの大切な人だ。
悪い夢でも見ているようでうなされており、寝汗もかいている。掛け布団などはかけられておらず、代わりに腕には包帯が巻かれている。すこし血も滲んでいるようだ。
狭い室内、ベッドの他にあるものといえば『本棚』程度だ。>>
春日 花(ミナカミ)
「乙夜君!」 ぱっと駆け寄って様子を見ます。なんかごめんな黒金(偽)。
KP(大樹)
そんなわけで、狭い部屋の真ん中に、黒金 乙夜……貴方の探していた、本物の黒金乙夜の姿が見つけられます。
KP(大樹)
近よって様子を見ても、名を読んで見ても、目を覚ます気配はありません。
黒金 乙夜(大樹)
「………」偽黒金は、そんな2人をただ見つめていますよ。
春日 花(ミナカミ)
「おーい、起きろー。寝坊だぞー。……バーカバーカ、悪趣味、サディスト、他人の不幸は蜜の味、服装タイムトリップ、グローバル化ガン無視野郎」 とかいろいろ言ってました。
春日 花(ミナカミ)
「……駄目か」
KP(大樹)
いろいろ言っても、うんともすんとも返事は返ってきません。ただ肩で息をして、苦しいのかうめき声めいた寝言が小さく聞こえるか聞こえないか、そのくらいです。
春日 花(ミナカミ)
ううん……では本棚の方を調べてみます。
KP(大樹)
本棚のほうを調べてみますと、そこにはファイルがずらりと並んでいます。
<<適当に手に取って中を見ると、そこにファイリングされていたのは一見すると履歴書に見えるものだった。
顔写真に、写真の人物のものと思われる名前、経歴、家族構成、恋人の有無や交友関係などが詳細に書かれている。
そして全てのものに「済」という判が押されている。>>
KP(大樹)
以上ですね。ほかにこの部屋でわかるものはなさそうです。
春日 花(ミナカミ)
ファイルの中に黒金さんのがあったりします?
KP(大樹)
あるかなあ、と思ってぺらぺらめくって探してみるのですが、どうも出てきませんね。
春日 花(ミナカミ)
なるほど……。では部屋を出ましょう。 「付き合わせてごめんね」 と偽金さんに言いつつ。
黒金 乙夜(大樹)
「嗚呼全くだ、その通りだ、申し訳ないっつう自覚は在るんだな。実に驚愕に値する新事実だ。」
春日 花(ミナカミ)
「じ、自覚はあるよ……」 うう、とほんとに申し訳なさそうにしてますね。
黒金 乙夜(大樹)
「……らしくねえ面してんじゃねえよ。其処は何時もの手前らしく大人しく噛み付いてくりゃあいいんだ。調子狂うだろう」と、言って花ちゃんの頭をぽん、と軽くなでて「で、次は何処に行く?」と促しますよ。
春日 花(ミナカミ)
「だって……」 偽金さんの立場を考えてちょっとしょんもりしている。 「えっと、もひとつ隣の部屋」
春日 花(ミナカミ)
てことで3の部屋行くぞ!
黒金 乙夜(大樹)
「何時も口を苦くして言ってるだろうが。余計な気ィ使ってんじゃねえ、手前は手前の事だけ考えてりゃあいいんだ、俺も俺の事しか考えねぇんだから」
3の部屋
KP(大樹)
3の扉を開きますと、そこはラボのようですね。
<<中には大人でも入れるほど大きな容器がいくつかならんでおり、その一つには実際に人間が胎児のような格好をして入っていた。
容器のそばには見たことのない機械が並んでいる。奥にはデスクがあり、ノートパソコンの他に紙が乱雑に置かれている。>>
KP(大樹)
場所を特定して調べればロールなしで出る情報が御座いますほか、<<目星>>を振ることが出来ます。
春日 花(ミナカミ)
目星振ります!
KP(大樹)
どうぞ!
春日 花(ミナカミ)
ccb<=70 目星
Cthulhu : (1D100<=70) → 1 → 決定的成功/スペシャル
春日 花(ミナカミ)
?
KP(大樹)
ヒュー!!!成長チェックどうぞ
KP(大樹)
それでは、花ちゃんは部屋の奥に、透明なケースに囲まれたなにかのスイッチがあることが分かります。クリティカルだったので、これがとても安易に触ってはいけない、危険なものであるという事がわかってもいいでしょう。
春日 花(ミナカミ)
「……これは……いかにも危なげなスイッチ……!!」
春日 花(ミナカミ)
あとは……デスクに置かれた紙とかノートパソコンとか気になるかな。
KP(大樹)
どっちも調べられますね!どっちから先に見る?
春日 花(ミナカミ)
じゃあ紙から。
KP(大樹)
無造作においてある紙をぺらっとめくってみると、それは何かの資料みたいですね。
KP(大樹)
こういった事が記されています。
■クローンについて
資料を見ると、当馬が記したと思われるクローンについての記述が見られますね。
<<「彼ら」との協力で生み出したこのクローン達は、およそ人間達の持ちうる現代の技術で開発する事は難しい、不可能といってもよいものだろう。実にすばらしい。
定期的に「彼ら」の助力に預かる事で、このクローンの生産を可能としたその恩恵に感謝せずにはいられない。
外見だけに終わらず、その記憶や性格、あらゆる全てを模倣しきったそれはスワンプマンの逸話を用いるのであれば、クローンといった呼称が持ちうる印象とは裏腹に、殆ど同一人物と定義してもよいだろう。
打ち込んだ注射痕を識別痕として用いなければ、本物と見分ける事はほぼ出来ない。
三日後に、事前投与した薬物の効果によってクローンは眠るように息をひきとる。
クローンの死亡をもって、オリジナルとなった人物は社会的に死んだものとされる。死んだ人間をその後どのように使用したとしても、すでに死人。私の行っている事が露見する事はないだろう>>
KP(大樹)
簡単に要約すると
・このクローンは今の地球の技術では作り得ないものである。
・同じ神を信仰する技術者と出会い、定期的にクローンを生成してもらっている。
・クローンにはオリジナルとの見分けがつくように、見える位置だが、不自然でない場所に注射を打ち、痣を作ること。
・この注射によってクローンは生まれてから、三日目に眠りにつくときにそのまま息を引き取ってしまう。
KP(大樹)
という事がわかりますね!
黒金 乙夜(大樹)
「何か目ぼしいもんは見付かったか?」と、黒金(偽)は花ちゃんが読んでる後ろから覗き込もうとしてきますよ。
春日 花(ミナカミ)
「…………」 ぱっと偽金さんに見えないよう抱え込んで、それから偽金さんの顔をじっと見ます。
春日 花(ミナカミ)
「……あなたについてのことが、書いてる。これまでのことと、これからのこと」
黒金 乙夜(大樹)
「………何だよ。何処から如何見ても御前さんの見知った顔でしかないぞ」とじっと見てくる花ちゃんをちゃかしつつ「……へえ」と細かく返事を返します。
KP(大樹)
あと、紙は実はもう一枚ありそうですね!
春日 花(ミナカミ)
え、そっちも見てみる~~~ 「……あ、ちょっと待って」
KP(大樹)
では花ちゃんが、もう一枚の紙に目を通してみると、そちらにはこのような事が書いてありました。
KP(大樹)
【チャウグナーフォーンの呪いについて】といった記述のようです。
<<この呪文の対象となったものは、最後にはチャウグナー・フォーンに貪り喰われてしまう。
この呪文のためには、呪文の焦点にするための対象の肉が本の少量と、1週間に12時間ずつの呪文の詠唱が必要である。また、呪文の使い手はチャウグナー・フォーンの崇拝者であるという誓をたてた者でなければならない。
対象になるものはどんなに遠く離れた所にいても、呪文の影響を受け、呪文は自動的に成功する。>>
KP(大樹)
そしてこれを読んだ花ちゃんは……アイデアをどうぞ。
春日 花(ミナカミ)
ccb<=65 アイデア
Cthulhu : (1D100<=65) → 60 → 成功
KP(大樹)
ふむ。成功。
KP(大樹)
それでは、花ちゃんは…この紙に記されている呪文は、今まさしく、本物の黒金乙夜が施術されているものでは?と察する事が出来ました。
そして、呪文をかけたのは、当馬太郎であろうということも、憶測がつきました。そして以上の事をふまえた上で文面から察するに………
KP(大樹)
この呪いは、施術者が死なない限り解けないものである。
KP(大樹)
呪文をかけた当人である当馬が生きている限り、本物の黒金は呪いから解き放たれることがないのではないか。
KP(大樹)
永遠に悪夢に魘され、二度と目を覚まさないのではないか?
KP(大樹)
といった事を、察してしまうでしょう。
春日 花(ミナカミ)
「…………」 少し顔色が悪くなりますね。
黒金 乙夜(大樹)
「どうした、…顔色が悪いじゃねえか」
春日 花(ミナカミ)
これ単純に1週間に12時間ずつの詠唱を中断させたらいいのでは? って考えてしまうけどそういうことじゃないんだろうな~~~
春日 花(ミナカミ)
「……これ」 と呪いについての紙を偽金さんに見せましょう。
KP(大樹)
(ほほえみ)
春日 花(ミナカミ)
すごいメタ推理めいた何かが空中戦してるけど、大人しくシナリオが求めているであろうアイデア情報を信じるよ
黒金 乙夜(大樹)
「ははあ、………成る程な。」呪いについての記述をさくさく読みます「……つまり、本物の黒金乙夜を助けたけりゃ、あの当馬を殺すしかねぇって事だな。」
春日 花(ミナカミ)
「…………」 不安げにしています。
春日 花(ミナカミ)
あとは……ノートパソコンも見ておきます。
黒金 乙夜(大樹)
「勿論人を殺せば重罪だな。殺人だ、どんな罪人だろうが法の元に裁かれるのが正しい在り方だ。然してこの状況。さあて、如何する?」ニヤニヤ面白そうに笑ってますね
KP(大樹)
ノートパソコンですね!
KP(大樹)
開くと、デスクトップに並んでいるアイコンは「メモ帳」のみです。そのメモ帳を開くと、このような内容が記載されています。
<<「私たちへ」
じきに、ここでの活動も終了する。次の拠点に移動するために、ここの施設は跡形もなくするように。
これはクローンである私にしか成し得ないことだ。念のために記しておくが、スイッチはこの部屋の奥にある。
押せば直ぐに爆弾が起動するだろう。>>
春日 花(ミナカミ)
証拠隠滅じゃん
KP(大樹)
せやな
春日 花(ミナカミ)
「……あのスイッチが、爆弾か……」 チラとさっき見つけたスイッチを見る。
春日 花(ミナカミ)
あとは……容器と見たことのない機械? かな?
黒金 乙夜(大樹)
花ちゃんが爆弾のほうをちらっと見ている間に、黒金(偽)はノートパソコンのデータのほうを覗き見ますね。 「…私たちへ、…ねえ。」
KP(大樹)
そのへんは特に出る情報はないですね!容器には、ぷかぷかと胎児のようなものが浮かんでいます。機械は難しくてよくわからないね。
春日 花(ミナカミ)
じゃあフレーバー程度に容器を見たり機械を調べようとしてたりした感じかな……! 「うーん、わからん……」
黒金 乙夜(大樹)
「わかったのはこれくらいか?俺についての事だとか、これまでの事、これからの事ってのは何の事だ?」
春日 花(ミナカミ)
「……クローンが将来どうなるか。知っておいた方が良いとは、思うけど……」
黒金 乙夜(大樹)
「けど?…何だよ。…煮え切らねぇな。」
春日 花(ミナカミ)
「……あなたなら、大丈夫かと思うけれど……覚悟して見てね」 と言って、クローンについての資料を見せましょう。
黒金 乙夜(大樹)
では、クローンの資料を見ました。無言でぱらぱらとめくり「………」読み終えました。「………」暫しだんまりをきめこんでいましたが
黒金 乙夜(大樹)
「はっ、そんな事ったろうと思ったぜ、こんなに施設の場所、暗号、黒幕の名前。そんな情報を持ったまま泳がしておく訳がねぇよなあ、当然。…常識的に考えれば。……」
黒金 乙夜(大樹)
ただ、彼も自分が三日後に死ぬ、という事実は、ずっと知らずにいたようです。
春日 花(ミナカミ)
「…………」 ちょっと背伸びして偽金さんの頭を撫でます。
黒金 乙夜(大樹)
「……昨日、今日。…明日で三日か。……余命一日たあ随分けったいな話だ。俺は何だ、蜉蝣か?」
黒金 乙夜(大樹)
「悪ィ冗談だな」と、なでられつつ。吐き捨てますよ
黒金 乙夜(大樹)
「………だが、まあ。これでお前さんがする事ぁ決まったんじゃねえのか」
春日 花(ミナカミ)
「……都市伝説、こういうことだったんだね……」
春日 花(ミナカミ)
「あの人を、殺さないといけないんだよね」
黒金 乙夜(大樹)
「放っておいても明日くたばる死に損ない、御前さんの大事な乙夜を助ける為には殺さねぇとならねぇ屑野郎。押せば跡形も無く何もかもふっとばしてくれる都合の良い爆弾。」
黒金 乙夜(大樹)
「俺が押せばいいんだろう?まあ、尤もお前さんがあの糞野郎を殺す気でいるのなら…っつう話だが。」
黒金 乙夜(大樹)
「この後におよんでも『助けたい』だなんだ抜かすんじゃねえかと踏んでるんだがね。」
春日 花(ミナカミ)
「……私は、乙夜君を助けたいと思うし、あの人を野放しにしてはいけないとも思う」
春日 花(ミナカミ)
「でも、あの人を殺したという事実を、あなたを利用してまで消してしまってはいけない。どんな人であっても、殺人は殺人だから」
黒金 乙夜(大樹)
「正常な判断なら、捕まえてしょっ引いてやるのが正しいだろうがな」
黒金 乙夜(大樹)
「御尤もだな。春日花が人を殺したとあっちゃあ、黒金乙夜はさぞや幻滅だろうからな」
春日 花(ミナカミ)
「…………」 また少し考えて、よしと小さく頷きます。
黒金 乙夜(大樹)
「どんな悪党であっても助けたいだなんだ抜かす、殺しちまえ、切捨てちまえと幾ら俺が喚いた所で聞く耳持たねぇ、馬鹿みてぇな真っ直ぐさが、愚かだと思っていたし、好いていたし」
黒金 乙夜(大樹)
「目が覚めたらそんなお前さんが自分のそしらぬ所で殺人鬼として投獄されるとあっちゃあ、さぞや悲しむだろうなあ」
春日 花(ミナカミ)
「ごめんね、絆結びのお守り、駄目になっちゃいそう」
黒金 乙夜(大樹)
「愉快だ、滑稽だ、嗚呼皮肉だ。人は人を殺す。その事を頭からつま先まで理解しきった黒金乙夜の、愛した女もまた人を殺すんだな」
黒金 乙夜(大樹)
「構いやしねぇよ。どうせ俺は直ぐにくたばるんだ。その事実に絶望し嘆き暮れるのは俺じゃねえ」
春日 花(ミナカミ)
「乙夜君に説明してから自首するけれど……私は乙夜君に嫌われても、悲しまれても、乙夜君を助けるために、あの人を殺します」
黒金 乙夜(大樹)
「止めとけよ、偽善者」
黒金 乙夜(大樹)
「人を殺して誰かが掬われると思うのか?大馬鹿者が」
春日 花(ミナカミ)
「でも、こうしないと乙夜君が死ぬじゃない。救われる前に死んだら駄目だよ」
黒金 乙夜(大樹)
「そうじゃねえ。殺すんなら誰かの為じゃなく、徹頭徹尾自分の殺意で殺せよ。」
黒金 乙夜(大樹)
「お前が死ぬほどあの糞野郎を殺してぇってならそれは見物だ。春日花という善人が、人を生かす事を生業とした人間が、殺意に溺れるんなら、それは俺が尤も見てぇ光景だよ」
黒金 乙夜(大樹)
「『乙夜を助ける為』に殺す、その動機が気に喰わないね。嗚呼、気にくわねぇ!全くもって気にくわねぇ。」
春日 花(ミナカミ)
「乙夜君のためというか、『乙夜君を助ける』っていう自分の意思でこうするよ。乙夜君がどうしたいかは考えてない、私のエゴだよ」
黒金 乙夜(大樹)
「御前さんのその言葉、本物の乙夜に、俺が届けてやるよ。見物だな。」
黒金 乙夜(大樹)
「覚悟は変わらねぇなら、さあ殺れよ!良いぜ、俺は止めねぇさ。寧ろ応援してやるね!」
春日 花(ミナカミ)
「好きな人に死んでほしくないからっていうのは、理由としてそんなにおかしいことなの?」
黒金 乙夜(大樹)
「人を殺す事がもう既に綺麗事から逸脱してんだよ。その上で、自分の罪だから自分で背負うだ何だのたまってるのが滑稽だっつってんだ。」
春日 花(ミナカミ)
「綺麗事を言ってるつもりはないんだけど。理由はどうあれ、殺すことに変わりはないでしょ」
黒金 乙夜(大樹)
「中途半端も甚だしい、殺すならもっと、悪意に染まれっつってんだよ。そんな半端な殺意で殺されるほうも悲惨だな。」
春日 花(ミナカミ)
「あなたの趣味に合わせるつもりはありません」 ちょっとムッとしてる。
黒金 乙夜(大樹)
「冷静な判断で二者択一されて、『お前は要らない、だから消えろ』。そう突きつける訳だろう?残酷だな。」
黒金 乙夜(大樹)
「殺したくて殺したくて殺したくて仕方が無い、そのくらいの憎悪で人は人を殺すもんだと思ってたが…」
黒金 乙夜(大樹)
「何だ、意外とあっけないもんだな」
黒金 乙夜(大樹)
「俺の兄貴も姉貴も、ただただ二者択一で、選ばれたにすぎねぇのかもな」
黒金 乙夜(大樹)
「『お前は不要だ』ってな」
春日 花(ミナカミ)
「だからといって、この状況であなたが望むくらいの悪意とか殺意を持てと言われても無理だよ」
黒金 乙夜(大樹)
「だから、俺がやってやろうっつってんのにな。」
黒金 乙夜(大樹)
「俺は殺したくて殺したくて仕方が無いね。嗚呼!今まで産まれてこの方感じた事のねえ感情だよ」
春日 花(ミナカミ)
「なんでそうなるかな。私はこうだっただけで、お兄さんやお姉さんの時は違うと思……え?」
春日 花(ミナカミ)
「ま、待って。なんであなたが?」
黒金 乙夜(大樹)
「あと三日。たったの三日しかねぇ命で俺を作り出しやがった。腹が立たねぇわけがねぇだろうが。さらに、そんな屑畜生を殺した所為でお前さんが殺人鬼として捕まるんだぜ?納得出来るか?出来る訳がねぇな!」
黒金 乙夜(大樹)
「こんな畜生、死んで当然だ」
黒金 乙夜(大樹)
「殺して罰があたるか?いいやあたらねぇな」
黒金 乙夜(大樹)
「それに未来のある俺なら兎角、この紛い物の俺が人を殺そうが、寝腐ってる黒金乙夜はその事を知る術はない。」
春日 花(ミナカミ)
「いや……え、そ、そこまで? というか私が捕まることも理由に入るの?」
黒金 乙夜(大樹)
「咎める奴も誰もいない。最高だね。最後に一度くらい、人を殺してみたかったんだ」
黒金 乙夜(大樹)
「どんな気持ちで人を殺すのか、試してみたくて仕方なかったんだよ」
春日 花(ミナカミ)
「殺してみたいとか試してみたいとか、そういうのって、あるの……?」 自分には想像もつかないことなので割と混乱してます。
黒金 乙夜(大樹)
「入るに決まってるだろうが。」当然だろうといわんばかりに鼻をならしますよ。「春日花っつう女は、全うであるべきだ。まあ勿論、零落れたらそれはそれでざまあないと笑う所だが」
黒金 乙夜(大樹)
「だって、理由もなく奪われたんだぜ。納得出来ねえだろ。どうして兄貴や姉貴は殺されなきゃいけなかったのか。殺した奴等は、どんな気持ちで殺したのか。」
春日 花(ミナカミ)
「……殺人って、犯人とか、被害者とか、状況とか、その経緯で全然違う風になると思うんだけど……それでも試してみたいって、思うものなの?」
黒金 乙夜(大樹)
「文章の中で何人殺そうと、そんなもんは想像でしかない。憶測でしかない。どういう理由で、夕貴が、朝日が、真昼が選ばれたのか。」
黒金 乙夜(大樹)
「少なくとも俺は思ったね。殺らなきゃ、何も理解らねぇだろう?まあ、勿論犯罪だ。親父やお袋の為を思って、俺は手出ししてなかったよ。俺『は』な。」
春日 花(ミナカミ)
「…………」 偽金さんを止めたいとは思うものの、上手く説得する言葉が出てきませんね。引き留めようと手を伸ばしかけたり引っ込めたりしてます。
黒金 乙夜(大樹)
「変わりに白沢の復讐心をかきたてて、あいつを殺人鬼にしてやろうと思っているし、其れはずっとそうだ。そうしたら憎悪に染まった殺人犯の感情が間近で聞けるだろう?」
春日 花(ミナカミ)
「さ、流石にそれはやめた方が……殺人教唆じゃん……」
黒金 乙夜(大樹)
「白沢は素質があるぜ。憎悪で頭が真っ白になりやがるんだ。俺を半殺しにした時は、そりゃあもう人間とは思えない形相だった。だから、お前さんの、その人間っぽい理屈っぽい感情での人殺しは…」
黒金 乙夜(大樹)
「正直萎えるし、それなら俺が殺ったほうが、色々すっきりしそうだ。」
黒金 乙夜(大樹)
「そうとも、何だ?露呈しなきゃいいのさ。隠したままにしときゃあ、誰も泣かない悲しまない」
春日 花(ミナカミ)
「萎えるかどうかで決めるのか……」 やっぱり手を汚してほしくなさそうですが、そこまで強く止めませんね。
黒金 乙夜(大樹)
「大事じゃねぇの?だって心の何処かで思ってるだろうが、『出来れば殺したくない』っつぅやつが」
春日 花(ミナカミ)
「まあ……うん、私は、出来れば殺したくないよ……あなたみたいな殺意は、持てない」
黒金 乙夜(大樹)
「だったら殺さなきゃ良いじゃねぇか。『殺さなきゃいけないから殺す』程陳腐なもんはねぇな。『殺す』、『殺したい』だったら、止めねぇよ。」
黒金 乙夜(大樹)
「殺さなきゃいけない理由が乙夜にあったと知れたらどうなる?お前さんの両親は?俺をどう思う。」
春日 花(ミナカミ)
「……乙夜君は絶対、良い感情は持たない」
黒金 乙夜(大樹)
「ちなみに俺は御前さんが殺すとなればその理由を本物に黙ってるなんてつもりは勿論無い。俺だけ、自分のせいでお前さんが渋々手を汚したっつう、気分の悪いもん見せられてくたばるんだ。だとすりゃ本物にも同じ苦痛を味わって貰わねえとな。」
黒金 乙夜(大樹)
「俺は勿論、お前の両親だって良い気はしねぇだろうよ。」
黒金 乙夜(大樹)
「手塩にかけて育てた子が殺人で、ましてや殺しの理由はどこぞの作家にあると聞けば、まあ二度と顔は拝ませて貰えやしねぇだろうな。」
春日 花(ミナカミ)
「…………」 偽金さんの畳みかけるような言葉に黙り込んでしまいます。
黒金 乙夜(大樹)
「さて、言いたい事は言い切った。ここまで言って、それでも御前さんが殺るっていうなら、止めねえよ。」
黒金 乙夜(大樹)
「三十分此処で待ってやる。その時間で殺してこなけりゃ、そいつは覚悟が出来てねぇって事だ。俺が此処で爆破装置を起動させる。お前さんや本物の黒金乙夜が残ってても知ったこっちゃないね。」
春日 花(ミナカミ)
「……う、うう……」
黒金 乙夜(大樹)
「もたもたしてる間にも、ほれ、もう一分。立つぜ」
春日 花(ミナカミ)
「出来れば殺したくない、けれど……でも……」
春日 花(ミナカミ)
当馬さんの首筋に手を添えてみたりするけれど、どうしても実行に移すことはできません。
黒金 乙夜(大樹)
「五分」と端的にさっくり偽金は告げますよ。
黒金 乙夜(大樹)
「もたもたしてるんじゃねぇ、ちんたらしている間にもこっちは押したくて押したくてうずうずしてるんだぜ!そら七分くらい立ったんじゃねぇか!あと二十三分だ!」
春日 花(ミナカミ)
「せ、急かさないでよ……」 ううう、と半泣きですね。
黒金 乙夜(大樹)
「三十分あれば十分だろうが。良いから、お前さんはとっとと本物の『黒金 乙夜』を連れてけっつってんだよ!」
黒金 乙夜(大樹)
「自分が甲斐性なしの所為で手前の惚れた女の手ェ汚しそうになってる事も露知らず、ぐうぐう寝てるそいつをとっとと連れ出せっつってんだよ。」
春日 花(ミナカミ)
「……で、でも……」
黒金 乙夜(大樹)
「それとも心中がお望みか?意外と過激な女だな。そんな趣味があるとは知らなかったね。さて、十分。あと二十分だぞ。爆破に巻き込まれないくらい遠くに逃げる時間も考えておけよ。」
春日 花(ミナカミ)
「…………」 でも、とかどうしよう、とか半泣きでぐずぐずしてますが、あと十分ってくらいになったら意を決しますね。
春日 花(ミナカミ)
偽金さんに近づいて、ぎゅっと強く抱きしめます。
黒金 乙夜(大樹)
ぎゅっとされます。
春日 花(ミナカミ)
「……ごめんなさい、ありがとう」
春日 花(ミナカミ)
「あなたは馬鹿にして笑うだろうけど、でも、そう言わなきゃいけない気がする」
黒金 乙夜(大樹)
「はっ…。誰が手前の為にやったっつった?俺の為だよ。目覚めの悪い想いはしたかねぇだろうが。」
黒金 乙夜(大樹)
「感謝の類は、嫌いなんだよ。慣れてねえんだ。前にも言ったろうが、安売りすんじゃねえ、お前さんはもっと、自分を省みるべきだと思うね」
春日 花(ミナカミ)
「安売りはしてないよ」
黒金 乙夜(大樹)
「いいや、してるね。大安売りだ。こんなたかだか作家1人の為に信念を曲げて人を殺そうってんだから、易い信念だ。大安売りだ。」
黒金 乙夜(大樹)
「俺は御前さんをもっと高く買ってるんだぜ。その値段に見合う生き方をして貰いてぇもんだ」
春日 花(ミナカミ)
「たかだかとか言わないでよ! 私は乙夜君に死んでほしくなくて、生きてほしくて、色々な話をしたくて……!」
春日 花(ミナカミ)
「私だって、乙夜君を、あなたのことを、高く買ってるよ」
黒金 乙夜(大樹)
「じゃあ、生きればいいだろう。……俺は『黒金 乙夜』じゃない。」
黒金 乙夜(大樹)
「『黒金 乙夜』の姿も、記憶もあるが、実際に姿形をとってお前の隣に居たのは、俺じゃない」
春日 花(ミナカミ)
「……ごめんなさい、本当に、ごめんなさい」
黒金 乙夜(大樹)
「謝るな、どう返事して良いかわかんねえだろうが。」
春日 花(ミナカミ)
最後に、首筋の痣に触れる程度のキスをして、それから黒金さんと一緒にここから出ます。
黒金 乙夜(大樹)
では、偽金は花ちゃんのキスを受けて、返すようにふっと、唇に、触れるだけの口付けを送ります。 そして、「こいつは持ってけ」と、お祭りで買った、お守りを渡します。
春日 花(ミナカミ)
ウッ口付けとお守り……受け取りましょう……
KP(大樹)
走り去る花ちゃんの後ろ姿を、黒金乙夜の姿をした黒金乙夜は、見守っています。
KP(大樹)
花ちゃんは、本物の黒金を抱えて、山を下ります。
KP(大樹)
花ちゃんが本物の黒金乙夜を連れて山を降りたとき、山の方からドンという大きく鈍い音が響き渡りました。
地震のようなものが起こり、黒金を支えながら立っていることに精一杯でしょう。
KP(大樹)
振り返れば、そこには大きな花火が上がり続けていました。
ドン、ドン。鮮やかな色の花を咲かせては、宙で消えていく。
それは、川辺で上がる花火ではなく、あの研究所から上がった爆破のカモフラージュである事を、あなたは確信するでしょう。
丁度、時間は三十分をすぎました。
KP(大樹)
黒金は、花ちゃんの身体に項垂れてまだ眠っていますが、先ほどと違って、魘されている様子はありません。また、身体には体温が戻っている事がわかります。
KP(大樹)
彼は、生きている。
KP(大樹)
かけがえのない色んなものを、犠牲にして。
KP(大樹)
貴方は、本物の彼と帰る道を、選びました。
KP(大樹)
長い長い帰路の末、辿り着いた黒金の家。時間はもう、朝を迎えていました。
KP(大樹)
布団に黒金を横たえ、暫し彼の様子を見守っていると、僅かな身動ぎと共に、彼が目を覚まします。
春日 花(ミナカミ)
「乙夜君!」
黒金 乙夜(大樹)
「………嗚呼……何だ………?……花じゃねえか」
春日 花(ミナカミ)
「よかった……」 黒金さんの無事を確認して、それからぽろぽろと泣きだします。
黒金 乙夜(大樹)
「俺は…何だ?……随分長い事眠ってた気がする。……寝すぎて、頭が痛ぇ……」
春日 花(ミナカミ)
「……ごめんなさい、ごめんなさい」
黒金 乙夜(大樹)
花ちゃんが泣いてるのにギョッとしてそれから、「………ああ、仕舞った。今日、何日だ?約束してた日は!?まさか過ぎちまったのか。………ああ……」
黒金 乙夜(大樹)
「何で謝るんだよ。すっぽかしちまったのはこっちだろうが。」何も知らない黒金は、約束をやぶられて花ちゃんが悲しんでると思っています。
KP(大樹)
そう、彼は知らない。
共に過ごしたこと、命をかけてくれたこと、あの日の出来事、事件の真相。
KP(大樹)
全てを知るのはあなたただひとりだけだ。
春日 花(ミナカミ)
「違うの、それじゃなくて……ひどいことを、しちゃったから……乙夜君に謝っても仕方ないんだけど、でも、ごめんなさい……」
黒金 乙夜(大樹)
「……それは、俺に謝れば気が済む事なのか?」と怪訝そうにしながら、乙夜は花ちゃんをなるだけ優しく、抱き寄せます。
黒金 乙夜(大樹)
「…良いから、気にすんな。」と、黒金は耳元で呟きます。それは、どこかの彼と、まるで変わらない声で。
春日 花(ミナカミ)
抱き寄せられればぎゅっと抱き着いて、わあわあ泣き始めます。嗚咽の中に何回もごめんなさいを紛れ込ませながら。
黒金 乙夜(大樹)
そしてたぶん、まるで同じ気持ちで。
KP(大樹)
黒金は、花ちゃんが泣き止むまで暫くずっとそうしているでしょうね。
KP(大樹)
それでは。
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【CoCシナリオ】 君におはようと言えたら
ED1.あなただけが知っている(ベストエンド)
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KP(大樹)
これにて!「君におはようと言えたら」
KP(大樹)
終了です!お疲れ様でしたーーーー!!!!ベストエンドです!やったね!!!!!
春日 花(ミナカミ)
お疲れ様でしたーーーーーーーーー!!!!!!!!!!
春日 花(ミナカミ)
ベストエンドか……(しばらく引きずるであろう花を見ながら)
KP(大樹)
お疲れ様でしたーーーーー!!!お付き合い頂き、誠に感謝。
春日 花(ミナカミ)
み、ミクさん! エンディングテーマ歌いに来てくれたんすね!
KP(大樹)
エンディングBGMは「桜花蕭々」 てにをはさんの女学生探偵シリーズより。ニシキさん曰く「黒花イメソン」「そうか(購入)」
春日 花(ミナカミ)
お疲れ様でした! 前半の茶番からの後半のつらみ展開ありがとう!!
KP(大樹)
ありがとう!!!ちゃんとぐずぐずになってくれてよかった。(よかった)
春日 花(ミナカミ)
だって実質黒金さん殺したようなもんだしな……
KP(大樹)
そして後日、偽金と一緒に撮った写真がぴょん吉からおくらてくるの鬼でしょ。(その為のぴょん吉) それでは報酬といきましょうか!
春日 花(ミナカミ)
茶番のための存在かと思いきやそういうことしてくる。
KP(大樹)
テヘペローーーーーちなみにSAN回復はこれ…ないんだよね…(スマナイ)そもチェック箇所が少ないし、どうやっても人が死ぬシナリオなんだよね。そら回復もないわ…
春日 花(ミナカミ)
ヒュウ……削れるだけとは……