リッカ(男/15歳/165cm/人称:僕、あんた、呼び捨て)
ABOUT
世界各地を放浪する勇者。
正義感が強く後先を考えない、直情径行のお人好し。
困っている人がいれば声をかけ、法に抵触しない限り大抵の頼みごとも二つ返事で引き受ける。
勇者としての意識は高く真面目ではあるが、思考は柔軟。賭博をはじめとした娯楽も好み堅苦しさはない。
魔族に対する敵意は強いが、その理由は「魔族は人間に危害を加え、文化の発展を妨げるから」という実利的な考えが大きい。
アルマース教に対する信仰心は薄く、信仰を理由に敵視することはない。
ABILITY
剣術と魔法を習得しており、戦闘の際はそれらを織り交ぜる魔法剣士に近い戦法を取る。
父から受け継いだ聖剣ベドラムと呼ばれる剣を愛用しており、剣術も父仕込み。
魔法は母から基礎を教わり、様々な魔法を広く浅く扱うことができる。
あらゆる状況に対応できるバランスの取れた戦闘スタイルだが、剣術も魔法も発展途上。
未だ勇者として完成しておらず、成長の余地が残されている。
カルネリアン(男/外見25歳/190cm/人称:我輩、貴様、呼び捨て)
ABOUT
ガルハヤ帝国の第十三代目魔王。フルネームはカルネリアン・ヤルダバオート十三世。
非常に高慢で奔放な性格。行動力に富み思いついたことは即実行。
嘘をつくのが下手で考えていることがすぐ顔に出る。
政治的な駆け引きも苦手で、自身の要求を上から目線で押し付けがち。
一見するとわがままなでかい子供だが、魔王としての矜持はあり、魔族の繁栄については確固たる信念を持つ。
可能な限り多くの民を生かすことを重視し、弱者を救済するための法を多く考案してきた。
人間に近い価値観を持ち、人間との共存が繁栄の最適解と考えている。
カルネリアンの政策で魔族全体の生活水準が引き上げられているため人気は高いが、
元来の魔族的な価値観を持つ者からの好感度は低い。
ABILITY
体術と魔法を織り交ぜた戦いを得意とし、その実力は魔王を名乗るに十分。
どちらかと言えば体術が得意で、魔法はあくまで防御や補助目的に使うことが多い。
人間、山羊、竜の血を持つキマイラであり、
自身の中に眠るそれぞれの血を呼び覚まし絶大な力を得る「流転」という特技を持つ。
山羊の血を用いて魔法の才を増幅し、竜の血を用いて巨躯の竜に変身することで非常に強力な力を発揮するが、
魔力の消費が激しく濫用はできない。また、人間の血は戦闘に適さないためこれを流転で用いることはない。
シリダリーク(男/外見25歳/175cm/人称:俺、お前、呼び捨て)
ABOUT
カルネリアンに仕える執事。フルネームはシリダリーク・エスパーダ。
代々魔王に仕える従者の家系の者であり、カルネリアンとは幼い頃から共に過ごしてきた。
客人には真面目に礼儀正しく振る舞い、執事としての仕事は完璧にこなす。
しかしその一方で身内に対しては非常に口が悪い。
カルネリアンといる時は調子が子供の頃に戻りがちで、幼稚な内容で喧嘩を繰り返している。
客人と身内で態度が180度違うが、根は真面目で几帳面。
他者に悪意を持つことが少なく何かと気にかけてしまう世話焼き。
カルネリアンとは喧嘩も多いが忠誠心は高い。
彼の命令は確実にこなし、彼の目的を理解して的確に補佐をする。
ABILITY
魔法を得意とし、カルネリアンには劣るものの十分な戦闘力を持つ。
幅広いジャンルの魔法を覚えており、状況に合わせて的確に使い分ける。回復や補助も得意。
本来の姿は巨大な白い蛇であり、大蛇に戻ることで魔力量や魔法の規模、精度が格段に跳ね上がる。
その一方で蛇としての弱点(冷気など)もより顕著に受けてしまうため一長一短。
また幅広いジャンルの魔法をきちんと理論立てて理解していることから、教師としての適性が高い。
暇な時は兵士に魔法の手ほどきをすることもある。
コルニオラ(女/外見23歳/160cm/人称:私、貴方、呼び捨て or ~ちゃん)
ABOUT
ガルハヤ帝国の城に住まう魔族。カルネリアンの妹でフルネームはコルニオラ・ヤルダバオート。
自分の思うままに振る舞うことを良しとする自由人。
性的な事柄を好み、あちこちに出かけては魔族や人間をひっかけることが趣味。時にはそれで金を稼ぐこともある。
シリダリークに好意を抱いているが、
当の本人からは「自分も他の男と同様のひっかけて遊ぶ対象」と見なされ本気にされていない。
好きと言いつつ他の異性と遊びまわっていることが原因ではあるが、行動を改めるつもりはない。
ABILITY
カルネリアンやシリダリークには及ばないものの、かなりの実力を誇る。
魔法、とりわけ相手を惑わせる類のものを得意とし、相手を倒すより籠絡することを好む。
その気になれば異性だけでなく同性すら落とす。
基本的に戦うことを嫌い、戦いの気配があればか弱い女を演じて実力を隠し
時には他者を矢面に立たせて逃げ出してしまう。
そのため実力を発揮する機会は滅多にないが、
いざとなれば周囲の状況や相手のパーソナリティをフル活用して籠絡にかかる。
人心掌握術にかけてはカルネリアン以上。
アイン(男/外見28歳/195cm/人称:私、お前、呼び捨て)
ABOUT
ガルハヤ帝国を拠点に世界中を巡る処刑人。カルネリアンの兄でフルネームはアイン・ヤルダバオート。
非常に無口で無愛想。話したとしても淡々とした口調で言葉数が少なく、
体格の良さも相まって取っ付き辛い雰囲気を持つ。
性格そのものは良識ある善人。
処刑人として法的な観点から善悪を判断し、善と判断した者には自分ができる範囲で最大限の配慮・手助けをする。
しかし感情表現が凄まじく下手。
友好的な意思表現をしてみても相手からは誤った意味で捉えられ、生来の取っ付き辛さも相まって
本来の意図とは全く異なる風に受け取られてしまう。
処刑人という職業もマイナスイメージの助長を手伝い、彼と関わった人の多くは「無口な冷血漢」と感じてしまう。
ABILITY
断頭斧(だんとうふ)と呼ばれるギロチンに似た刃先の斧槍を用いて戦う。
魔法も会得しているが物理攻撃を得意とし、単純な膂力や攻め手はカルネリアンに勝る。
その一方で機転や敏捷性に欠ける部分もあり、総合的な戦闘センスはカルネリアンにわずかに劣ってしまう。