ルピナス(男/15歳/165cm/人称:俺、お前or君、呼び捨てor~ちゃん)
ABOUT
クバサで盗賊として暮らしている少年。
直情的な性格で、ひとたび熱くなればその場の勢いで今後の方針を決めてしまう。
長期的な見通しを立てることは苦手だが、状況を見極めてその場でどう行動するのが良いかを判断する能力には優れる。
女の子が大好き。可愛い子には非情に甘く、最優先で尽くす傾向にある。
可愛い子の笑顔のためなら踏まれるのもやぶさかではないマゾヒスト。
両親は既に他界しており、父に対しては複雑な感情を抱いている。
ABILITY
仕事用のロープや短剣は持ち歩いているが、殺傷力はあまりない。
そのため非常時はその場にあるものを武器として利用することが多い。
盗賊だけあって身軽で手先が器用。力のなさを素早さと機転で補うタイプ。
魔法の才能はそよ風を起こす程度しかなく、活用する気はない。
ベリス(女/15歳/160cm/人称:私、君、呼び捨て)
ABOUT
世界中を巡回する飛行船の中で暮らしていた少女。
人間に近い見た目だが、背から白い羽が生えている。
幼少時から飛行船の中、外界から隔離された状態で育っており、ある程度の教養はあるが基本的に世間知らず。
好奇心は強く、知らない物事にも積極的。
愛想が悪く思ったことはストレートに言葉に出し、口調も硬い。
しかし性格そのものは素直で純粋。嫌悪も好意も全てそのまま口にする。
異性関連の知識は悲惨。恋愛感情も理解できていない。
ABILITY
室内育ちで経験に乏しく、どの武器も使いこなせない。
しかし魔法の才能はトップクラスで、修行もしていないのに一流の魔術師に匹敵する力を持っている。
火球や雷撃で広範囲を殲滅することや魔法陣を用いたサポートに長けるが、
威力の調整は下手で手加減や精密な狙撃は苦手。
ビオラ(男/25歳/200cm/人称:私、貴方or貴様、~さん)
ABOUT
世界中を巡回する飛行船でベリスの世話をしてきた執事。犬の獣人。
生真面目で頭が固い。社会的地位を重んじ、
犯罪者や浮浪者など自分より明らかに社会的地位が低い相手には尊大な物言いをし、侮る傾向にある。
頭の固さゆえに不測の事態に直面すると混乱し、身の危険を感じると途端に腰が引けてしまう。
幼い頃から世話をしてきたベリスを家族のように大事にしている。過保護。
ABILITY
レイピアの扱いに習熟しており、恵まれた体格と力の強さから繰り出される刺突は強力。
しかしそれほど機敏ではない上に動揺しやすいため隙は多い。
魔法は簡単なものであれば扱えるが、有事の際に活用できたためしがない。
BACKGROUND
代々王家に仕えてきた家系の長男。
物心ついた頃から王家に尽くすために勉学と自己鍛錬に励み、
当時優秀な執事として有名だったサシアムに憧れ、彼を目標としていた。
10歳の頃に魔物発生事件を経験。支援活動に努めるが、
その際に魔物と相対して生命の危機を感じた結果、魔物に対して強い恐怖を抱くようになる。
魔物発生事件の終息後は、サシアムの指名によりベリスの保護任務を請けて今に至る。
ラジ(男/約40歳/180cm/人称:俺様、お前、適当なあだ名)
ABOUT
神出鬼没の猫の獣人。重度のヘビースモーカー兼アルコール中毒。
何事に対しても適当で大人らしい責任感や頼りがいは全くなく、
耐え難い悪臭と共にふらっと現れてはふらっと消える。
何故か猫には好かれ、よくまとわりつかれ、時には猫を利用することも。
NETABARE▼
その正体は国家に仕える部隊「特別任務隊」の隊長。
本名はハイドレイジアであり、ラジは仮名に過ぎない。
袖の中に針と糸を隠し持っており、それを用いて攻撃・捕縛を行う。
ラジ自身の魔法の才は乏しいが、表面積の少ない糸に魔法を纏わせて強化、挙動を操ることができる。
その器用さとコストパフォーマンスは折り紙付き。隊長の名に恥じない実力を持つ。
BACKGROUND
男の三毛猫は非常に珍しい存在であり、ラジの故郷では「破滅を招く不吉な存在」として恐れられていた。
ラジもまた恐れられ、殺されはしなかったものの社会から隔離されて育つ。
そして十代半ば頃、野盗の襲撃により故郷は滅び、放浪生活の末にリヒダ・ナミトに流れ着く。
そこで王子(現国王)と出会い、紆余曲折を経て特別任務隊の隊長となる。
王子の言動の端々から自分は捨て駒として扱われていることは察していたが、
誰かに必要とされることは初めてで、隊長となることを断る理由はなかった。
15年前の魔物発生事件の際は犯人の捜索にあたり、サルビアを発見。
長い逃走劇の過程で彼に親近感を抱くが、最終的に捕らえて死刑台に送った。
死刑前にサルビアから息子の人生を支えるよう頼まれ、ラジもこれを承諾。
それ以降、彼の息子であるルピナスの生活を要所要所で影から支えてきた。
最近は男の三毛猫に対する迷信も薄れてラジに対する風当たりも弱くなり、
ラジが生きやすい世の中に変化しつつある。
しかし今度はラジがその変化についていけない……というより、信じることが出来ず、
誰からも距離を置いたまま自堕落に過ごし、時折特別任務隊の隊長として働く生活を続けている。