ササメ(男/22歳/165cm/人称:僕、あなた、~さん)

ササメ

ABOUT

王都トップクラスの学院に通う学生。
民族・歴史関係を専攻しており、その成績は優秀。
非常に気が弱く優柔不断。少しでも危険を感じると逃げ腰になる。
泣き虫でとにかくいじめられやすいタイプ。
その一方で自身の生い立ちや学歴に自身があり、プライドは高い。
気弱な態度はそのままに意図せず人を見下すことがたまにある。

ABILITY

荒事はからきしで護身術も一切習得していない。腕力はなく足も決して速くない。
おまけにスタミナも人並み以下と、身体的にも精神的にも争いごとに向かない。
本人もそれをよく自覚しており、流刑街を訪れる際は護身用の銃を2丁持ち歩いていた。
両方とも1発撃つ度に再装填が必要になる単発銃であり、
争いごとに巻き込まれた際は2発の銃弾で危機を脱する必要がある。
射撃訓練は王都にて一通り受けてきたため、射撃の精度そのものは高い。
しかし本人の性格と実戦経験が皆無であることから、その実力が発揮される可能性は低い。

ナツギリ(男/23歳/185cm/人称:俺、てめえ、呼び捨て)

ナツギリ

ABOUT

流刑街を拠点とし、戦地の最前線で戦うことを生業とするフリーの傭兵。
強者との命を懸けた殺し合いに無上の快楽を見出しており、傭兵稼業を行っているのもそれが最大の目的。
己の欲求に忠実で教養もなく頭が悪い。細かいことを考えずに本能で生きている。
強者に対しては非常に好戦的だが、それ以外の相手は邪魔でさえなければ危害は加えない。
とはいえ殺人に対する抵抗感は全く持ち合わせておらず、
少しでも邪魔に感じればどのような弱者であってもあっさり手にかける。

ABILITY

武器は持たず、鍛え上げた己の肉体のみで戦う。
我流の体術で洗練されたものではないが相手を殺すことに特化しており、攻撃の一つ一つが非常に重い。
戦地での殺し合いの経験から、一対多の戦いに強い。
多対多は味方も構わず殺してしまい、一対一は受け流しを心得た相手の場合は分が悪くなる。
殺し合いにかけては高い実力を持ち、また己と同等あるいは格上の相手ならば、気分が高揚して実力がさらに向上する。

BACKGROUND

元々はとある貧民街の大家族の一員。
水や食料は貴重品で、兄弟であってもそれらを巡って争いになるような環境下で育つ。
十を少し過ぎたころ、些細なことから始まった長兄との喧嘩が殺し合いに発展し、
大怪我を負いながらも長兄を殺害する。
それが初めての「命を懸けた殺し合い」であり、その高揚感はナツギリにとって非常に魅力的なものだった。
以降、ナツギリは積極的に殺し合いを重ねていく。

武器を買う金がなければ師と呼べる存在もおらず、殺し合いの日々の中で我流の体術を築いていった。
貧民街では敵なしと称されるようになった頃には、殺し合いの充足感を得られる相手がいなくなった。
そのため貧民街を出て傭兵として働き始め、
最終的に流刑街を拠点に活動する傭兵という生活に落ち着き、現在に至る。

トウジ(女/25歳/170cm/人称:私、貴方、~さん)

トウジ

ABOUT

流刑街の廃教会に住まう僧侶。
穏やかで理知的な女性。神の教えを理解する一方で流刑街の在り方を容認しており、
治安を正すような真似はせず、僧侶としての行いは
死者の弔いや流刑街を過度に荒らす者の粛清程度にとどまっている。

血液嗜好症者。他人の生き血を啜ることに無上の快楽を覚え、定期的に人を襲っている。
その際は普段とは似ても似つかない粗野な口調で話し、血に異常なほどの関心を寄せる。
流刑街の在り方を容認するのも、自身のそういった嗜好を見せても白眼視されないことが大きい。

ABILITY

胸に下げた大きな十字架を縦に割り、それをトンファーとして使用する。
トンファーの扱いに習熟しており、受け流しやカウンターなど、技巧的な戦い方を得意とする。
力はそれほどでもないため一撃ではなく手数で攻める。
接近戦、とりわけ一対一の戦いに強い。力押しで攻めるタイプに負けることはまず無い。
一対多の戦いはやや苦手だが、一対多になり得る敵に戦いを仕掛けない、
なったとしても地形等を活かして一対一に持ち込むなどの慎重な立ち回りを見せる。
戦闘力の高さと慎重さから、人の入れ替わりが激しい流刑街において
大ベテランとも言える年数を生き抜いている。

BACKGROUND

生まれは王都とほど近い場所にある町の一般家庭。
物心ついた頃から血に強い興味を抱いており、両親はそれを異端視して矯正を図るが、
トウジの嗜好は変わらず最終的に教会に預けられた。

教会での生活を経てトウジは己の嗜好を隠すことを覚え、僧侶としての生活を送る。
しかし嗜好は隠しただけで変わらずあり続け、定期的に血を摂取する必要があった。
そのため周囲に気づかれないよう注意しながら上手く血を調達していたが、
ある時育ての親である神父に血を調達する現場を目撃される。
トウジは神父を撲殺し、そのまま教会を後にして流れの僧侶として放浪生活を開始。
やがて流刑街に辿りつき、自身の嗜好を受け入れるこの街に理想を見出した。

アキナガ(男/20歳/170cm/人称:俺、君、呼び捨て)

アキナガ

ABOUT

世界中を放浪し、現在は流刑街に逗留している自称「勇者」。
正義感が強く、困っている人を助けずにはいられない性分……なのだが、非常に思い込みが激しい。
他人の意見を聞かずに暴走することが多々ある。
基本的にお人好しだが、「魔物」と認めた相手とは躊躇なく敵対する。
ハルミに好意を抱いているものの「勇者は平等に人を愛すべき」と考えており、
彼女に対して何もアプローチできずにいる。

ABILITY

魔物と戦う際は勇者の剣「ベドラム」を用いる。
剣の腕前は人並みだが、確固たる殺意を持ち怯むことがない。
アキナガはベドラムを勇者の剣と捉えているが、その実態は妖剣に近い。
ベドラムに宿った力とアキナガの思念が共鳴し、相手に幻聴・幻覚を見せることもある。
アキナガはその現象を「魔法」と呼び、攻撃や治癒に用いているが、
あくまで幻聴・幻覚であるため肉体的には何の変化も起こさない。

BACKGROUND

生まれは田舎の貧しい農村。
十歳の誕生日に「勇者」として「僧侶」「戦士」「魔法使い」と共に村を出て魔王を倒す旅に出た。
旅の最中、仲間は魔物の手にかかって次々と命を落とす。
アキナガだけが生き残り流刑街に辿り着き、この付近に魔王が潜んでいると睨み今に至る。

……とアキナガは信じているが、「魔王を倒す旅」の実態は農村の口減らしに過ぎない。
「魔王を倒す旅」は不要な子供に疑問を持たせることなく農村から追い出すための方便。
アキナガ達の苦難に満ちた旅の転機は、妖剣ベドラムを偶然手に入れたことから始まる。

ベドラムはアキナガにも幻聴・幻覚を見せてその精神を次第に蝕んで行き、
自分は勇者であるという意思が強まり、魔物に対する確固たる殺意を抱くようになる。
旅の仲間はアキナガのそんな変化に気付き諭そうとしたが、アキナガはそれを受け入れず
「仲間に化けた魔物が勇者を辞めさせようとそそのかしている」と判断。仲間を全員斬殺した。

ハルミ(女/20歳/160cm/人称:私、貴方、~さん)

ハルミ

ABOUT

流刑街の治安を守る保安官。……とは言うものの、組織的なものではなく個人での活動。
「強い者が正義、弱い者が悪」を善悪の判断基準としており、捕えた人間は弱者=悪と見なしている。
人が悲鳴を上げて苦しむさまを見ることが大好きな拷問フェチ。
捕えた人間が痛みで狂い死ぬまで拷問を加え続ける。
アキナガの好意に気づいているが、それに応えることなく都合のいいように利用している。

ABILITY

腕力はなく殺傷力のある武器も携行しておらず、体術も牽制レベルにとどまっているため、
戦ったところで即座に死に至るような危険性は少ない。
その代わりに警棒や手錠、暗器類の扱いに長け非常に身軽。
素早い立ち回りで相手の動きを少しずつ、確実に封じていくスタイルを得意とする。
そうして捕えた相手を自分のテリトリーに引き込めば、後は得意の拷問でじわじわと責め殺すのみとなる。

BACKGROUND

紛争地帯にある診療所の一人娘。
幼い頃から負傷者を間近に見て育ち、人が苦しみ呻くさまに魅力を感じるようになる。
治療の手伝いと称して自らの手で負傷者をさらに苦しませることも行い、
ある時その性癖に気付いた軍の幹部から拷問吏になることを持ちかけられ、ハルミもこれを承諾。
捕虜を拷問して技術を磨く日々を送っていたが、所属している軍が負ける気配を感じると即座に脱走。
拷問の技術を活かせる小さな仕事をこなしつつ各地を放浪し、やがて流刑街に辿りついた。

アスク(男/15歳/185cm/人称:僕、君、呼び捨て)

アスク

ABOUT

流刑街の離れにある廃屋に住まう双子の兄弟。
色違いの服を着ており、赤い服を着ているのが兄のアスク、青い服を着ているのが弟のデスク。
罪悪感を持たない好奇心旺盛な子供。
あらゆる生物の構成要素(=遺伝子)に興味を持っており、後述する能力を活用して実験の日々を送っている。
常に兄弟揃って行動し、離れ離れになると途端に精神が不安定になる。
互いの存在だけがかけがえのない大切なものであり、それ以外は全て実験対象と見なしている。

ABILITY

アスクは自身の陰から「教鞭」を出す能力を持っている。
教鞭で生物に触れることで、対象の構成要素を可視化させる。
可視化された情報は膨大な数字の羅列であり、慣れた者(=アスクとデスク)にしかその内容は解析できない。
情報が見えるようになるだけで殺傷力はなく、単体では視界を遮る程度の効果しかない。

BACKGROUND

元々は王都に居を構える貴族の跡取り息子。
幼い頃から英才教育を施され、遊ぶことなど許されない束縛された生活を送ってきた。
そんな中で兄弟はわずかな隙を見つけては屋敷の探検に興じ、やがて魔術について記された古い本を見つける。
大人が見れば眉唾物の本だったが兄弟の目にはとても魅力的なものに映り、本に描かれた世界に傾倒していく。

そして本に記された黒魔術を実行した二人は生死の境を彷徨って能力を得、
それを用いることで一命を取り留めたが、現在の姿に変化してしまう。
二人は能力を知るために両親や使用人で実験を行い、
さらなる実験対象を求めて王都を後にし、やがて流刑街に辿りついた。

デスク(男/15歳/185cm/人称:僕、君、呼び捨て)

デスク

ABOUT

流刑街の離れにある廃屋に住まう双子の兄弟。
色違いの服を着ており、赤い服を着ているのが兄のアスク、青い服を着ているのが弟のデスク。
罪悪感を持たない好奇心旺盛な子供。
あらゆる生物の構成要素(=遺伝子)に興味を持っており、後述する能力を活用して実験の日々を送っている。
常に兄弟揃って行動し、離れ離れになると途端に精神が不安定になる。
互いの存在だけがかけがえのない大切なものであり、それ以外は全て実験対象と見なしている。

ABILITY

デスクは自身の影から「キーボード」を出す能力を持っている。
生物にコードをつなげ、入力を行うことで対象の構成要素を書き換える事が出来る。
普通に使った場合は入力箇所・入力内容の確認ができず、
書き換えを実行するまで対象の身に何が起こるかは予測不能。
ただし、アスクの能力で構成要素を可視化しておくと確認が可能となり、
対象の身体を意のままに改造することができるようになる。

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元々は王都に居を構える貴族の跡取り息子。
幼い頃から英才教育を施され、遊ぶことなど許されない束縛された生活を送ってきた。
そんな中で兄弟はわずかな隙を見つけては屋敷の探検に興じ、やがて魔術について記された古い本を見つける。
大人が見れば眉唾物の本だったが兄弟の目にはとても魅力的なものに映り、本に描かれた世界に傾倒していく。

そして本に記された黒魔術を実行した二人は生死の境を彷徨って能力を得、
それを用いることで一命を取り留めたが、現在の姿に変化してしまう。
二人は能力を知るために両親や使用人で実験を行い、
さらなる実験対象を求めて王都を後にし、やがて流刑街に辿りついた。