忘却のゴミヶ原 (2018/08/04)

SCENARIO INFO

Writer/辿条(配布元

本作は、「株式会社アークライト」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。
Call of Cthulhu is copyright (C)1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc.
Call of Cthulhu is a registered trademark of Chaosium Inc.
PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION

PLAYER

KP/ササニシキ
PC1/鞍馬 今子(ササニシキ)
PC2/巻 慎之介(ミナカミ)

INDEX

1日目1日目-21日目-3アフタープレイ

決闘/Round1

KP(ササニシキ)
先手は慎之介さんです。どうぞ。
巻 慎之介(ミナカミ)
鉄パイプで攻撃します。言っても聞かないなら無理矢理帰すしかねえ。
KP(ササニシキ)
オトコマエ。
KP(ササニシキ)
どうぞ!
巻 慎之介(ミナカミ)
ccb<=70 杖
Cthulhu : (1D100<=70) → 29 → 成功
鞍馬 今子(ササニシキ)
鉄パイプで受け流しを試みます。
鞍馬 今子(ササニシキ)
ccb<=70 杖(受け流し)
Cthulhu : (1D100<=70) → 19 → 成功
巻 慎之介(ミナカミ)
いい出目~
KP(ササニシキ)
ダメージ分、今子の鉄パイプの耐久が減少します。ダメージどうぞ!
巻 慎之介(ミナカミ)
1d8+1
Cthulhu : (1D8+1) → 6[6]+1 → 7
KP(ササニシキ)
やはりヤンキーなのでは?
巻 慎之介(ミナカミ)
ちゃちゃちゃちゃうわ
KP(ササニシキ)
では今子、慎之介さんの振るった鉄パイプを、そのまま流しにかかります。
KP(ササニシキ)
ガギンッ!!という金属音が部屋に響きます。
鞍馬 今子(ササニシキ)
「…………!!」
巻 慎之介(ミナカミ)
「大人しく寝る気はあらへんか」 鍔迫り合いみたいになったのかな……
KP(ササニシキ)
一瞬鍔迫り合いのようになってから、すれ違うようになりましたね。
KP(ササニシキ)
今子の武器の耐久が20から13に減少します。
鞍馬 今子(ササニシキ)
得物をしっかり握り締めたあと、こちらからも殴りかかります。
鞍馬 今子(ササニシキ)
ccb<=70 杖
Cthulhu : (1D100<=70) → 81 → 失敗
鞍馬 今子(ササニシキ)
む。では慎之介さんの攻撃を流したあとに腕でも痺れたかな。
巻 慎之介(ミナカミ)
今子ちゃんが良心を取り戻してる
KP(ササニシキ)
殺意はあるんだけどなあ……横薙ぎに払われた得物が、慎之介さんの側頭部を掠めていきました。
鞍馬 今子(ササニシキ)
「頭、ちゃんと狙って……出来るだけ苦しまないように、苦しまないように……」 ブツブツ
KP(ササニシキ)
ラウンド経過します。

決闘/Round2

KP(ササニシキ)
ラウンド回りまして慎之介さん。どうぞ。
巻 慎之介(ミナカミ)
杖アタックします!
KP(ササニシキ)
ごー!
巻 慎之介(ミナカミ)
ccb<=70 杖
Cthulhu : (1D100<=70) → 99 → 致命的失敗
巻 慎之介(ミナカミ)
KP(ササニシキ)
……?
KP(ササニシキ)
じゃあ……振り下ろした鉄パイプがその辺のガラクタに引っかかってしまったし、ほんの一瞬ですが抜けなくなってしまいました。
KP(ササニシキ)
次の技能ロールに-10です。
巻 慎之介(ミナカミ)
「ッチ……!」
鞍馬 今子(ササニシキ)
「──」 杖いきます。
鞍馬 今子(ササニシキ)
ccb<=70 杖
Cthulhu : (1D100<=70) → 91 → 失敗
KP(ササニシキ)
出目がボドボドなんじゃが
巻 慎之介(ミナカミ)
やはり躊躇いがあるのでは
鞍馬 今子(ササニシキ)
これは躊躇いがある。絶対ある。 「…………!!」 横薙ぎに鉄パイプを振るいますが、再び慎之介さんの髪を風が撫でるだけでした。

決闘/Round3

KP(ササニシキ)
慎之介さんの手番です。ファンブルの影響で技能ロールの成功値が-10です。
巻 慎之介(ミナカミ)
「やる気ないんやったら大人しくやられとき」
巻 慎之介(ミナカミ)
杖!
巻 慎之介(ミナカミ)
ccb<=(70-10) 杖
Cthulhu : (1D100<=60) → 94 → 失敗
鞍馬 今子(ササニシキ)
「ちが、違う……そんなことない……」
巻 慎之介(ミナカミ)
FBじゃない!
KP(ササニシキ)
セーフ!!
KP(ササニシキ)
慎之介さんは慎之介さんで、得物が空を切る音はすごそうなんだけど……ふらふらと今子が避ける感じかな。当たらない……
鞍馬 今子(ササニシキ)
ccb<=70 杖
Cthulhu : (1D100<=70) → 76 → 失敗
鞍馬 今子(ササニシキ)
ふふ
鞍馬 今子(ササニシキ)
「ちゃんと、ちゃんと当てにいってるのに、なんで当たらないの……なんで」

決闘/Round4

KP(ササニシキ)
逆にダメージ0でここまで来てるのがすごい 慎之介さんどうぞ!
巻 慎之介(ミナカミ)
「今子が自覚してへん深いとこで、当てる気があらへんからや」
巻 慎之介(ミナカミ)
ccb<=70 杖
Cthulhu : (1D100<=70) → 53 → 成功
鞍馬 今子(ササニシキ)
「……………知らない、深いところなんて知らない、そんなのない」
鞍馬 今子(ササニシキ)
杖で受け流し。
鞍馬 今子(ササニシキ)
ccb<=70 杖(受け流し)
Cthulhu : (1D100<=70) → 66 → 成功
KP(ササニシキ)
ダメージどうぞ!
巻 慎之介(ミナカミ)
1d8+1 ダメージ
Cthulhu : (1D8+1) → 7[7]+1 → 8
巻 慎之介(ミナカミ)
使いこなしてるな?
KP(ササニシキ)
すごいな……?
KP(ササニシキ)
では慎之介さん、今子が鉄パイプを流そうとしている動きを読んだのか、叩き折る方向で思いっきり体重をかけました。
KP(ササニシキ)
みしり、という音がハッキリと聞こえますね。 今子の武器耐久、13→5。
巻 慎之介(ミナカミ)
「とりあえずその物騒なもん、捨てろ」
鞍馬 今子(ササニシキ)
「…………いや!!」
鞍馬 今子(ササニシキ)
ccb<=70 杖
Cthulhu : (1D100<=70) → 4 → 決定的成功/スペシャル
巻 慎之介(ミナカミ)
wwwwwwwwww
鞍馬 今子(ササニシキ)
何を……しているんだ……?
鞍馬 今子(ササニシキ)
( ˘ω˘ )
鞍馬 今子(ササニシキ)
choice[必中,ダメージ2倍]
Cthulhu : (CHOICE[必中,ダメージ2倍]) → 必中
巻 慎之介(ミナカミ)
もみ合った拍子の会心の一撃感ある。
鞍馬 今子(ササニシキ)
1d8 ダメージ
Cthulhu : (1D8) → 3
KP(ササニシキ)
えーと……防弾チョッキがあるから、入ったダメージは1ですね
巻 慎之介(ミナカミ)
ありがとう防弾チョッキ。
巻 慎之介(ミナカミ)
耐久/10→9
KP(ササニシキ)
ひときわ鬼気迫った表情で鉄パイプを振り上げた今子の会心の一撃が額に当たります。大きな衝撃がかかるほどではありませんが、額がちょっと切れました。痛い。
巻 慎之介(ミナカミ)
「……デコに当ててその程度。無理して当ててるやろ」 額から垂れた血は乱暴に拭います。
鞍馬 今子(ササニシキ)
「ち……違う……違う、そんなことない」

決闘/Round5

KP(ササニシキ)
あっという間に第5ラウンドでびっくりする。ここからは回避や受け流しなどの攻撃を避けるロールが累積で-10されていきますよ。
巻 慎之介(ミナカミ)
泥仕合回避システム! 来てくれたんだな!
泥仕合回避システム(ササニシキ)
よう!久しぶりだな!
KP(ササニシキ)
と言うことで頑張っていきましょう。慎之介さんどうぞ!
巻 慎之介(ミナカミ)
杖ッ
巻 慎之介(ミナカミ)
ccb<=70 杖
Cthulhu : (1D100<=70) → 27 → 成功
鞍馬 今子(ササニシキ)
今子はね……武器が無くなると、慎之介さんを殺してあげられなくなる、って思ってるから……
鞍馬 今子(ササニシキ)
回避を試みます。
鞍馬 今子(ササニシキ)
ccb<=(45-10) 回避(ラウンド経過補正付き
Cthulhu : (1D100<=35) → 57 → 失敗
KP(ササニシキ)
ダメージどうぞ。
巻 慎之介(ミナカミ)
1d8+1
Cthulhu : (1D8+1) → 8[8]+1 → 9
KP(ササニシキ)
あの
巻 慎之介(ミナカミ)
すごい覚悟だ。
KP(ササニシキ)
やはりヤンキーでは?
巻 慎之介(ミナカミ)
いいい一般人です
KP(ササニシキ)
では慎之介さん、横方向にフルスイングした鉄パイプを今子の側頭部にブチ当てます。
KP(ササニシキ)
ゴッ!と鈍い音がしますし、人を殴った感触が慎之介さんの手にしっかり伝わることでしょう。
巻 慎之介(ミナカミ)
「ッ……!」 その感触に露骨に顔を歪めます。
鞍馬 今子(ササニシキ)
「……ぁ……!!」 そのまま横方向に転がるようにして吹き飛びますが、すぐに手をついて、よろよろと起き上がります。
巻 慎之介(ミナカミ)
「……観念、しいや。なんべんも殴りたない」
鞍馬 今子(ササニシキ)
「…………だめ、だめ、私、ちゃんとしないと、帰してあげないと、だめなの」 頭からボタボタ血を流しながら、うわ言を言うようにして呟き続けます
巻 慎之介(ミナカミ)
「今度は今子が帰る番や」
鞍馬 今子(ササニシキ)
「う、うう、ううううう……!!」
鞍馬 今子(ササニシキ)
ccb<=70 杖
Cthulhu : (1D100<=70) → 39 → 成功
KP(ササニシキ)
回避または受け流しどうぞ。-10補正をお忘れずに。
巻 慎之介(ミナカミ)
受け流しで。
KP(ササニシキ)
どうぞ。
巻 慎之介(ミナカミ)
ccb<=(70-10) 受け流し(杖)
Cthulhu : (1D100<=60) → 17 → 成功
KP(ササニシキ)
成功お見事。ダメージ出しますね。
鞍馬 今子(ササニシキ)
1d8 ダメージ
Cthulhu : (1D8) → 6
鞍馬 今子(ササニシキ)
足元がおぼつかないまま、半ば自棄な様子で得物を振り下ろします。
KP(ササニシキ)
慎之介さんはそれを真正面から受けた後、後ろに流す。少し歪んだ気がしますがまだまだ使えそうです。慎之介さんの武器耐久20→14。
鞍馬 今子(ササニシキ)
「っうう、はぁ……はぁ、はあ……!!」 肩で息をしながらも鉄パイプは離さない

決闘/Round6

KP(ササニシキ)
慎之介さん、どうぞ。
巻 慎之介(ミナカミ)
杖~!
KP(ササニシキ)
ゴ~!
巻 慎之介(ミナカミ)
ccb<=70 杖
Cthulhu : (1D100<=70) → 58 → 成功
鞍馬 今子(ササニシキ)
ちょっと中の人は迷っていたけど……今子は回避なんだよな……そうだね……
鞍馬 今子(ササニシキ)
ccb<=(45-20) 回避(ラウンド経過補正
Cthulhu : (1D100<=25) → 100 → 致命的失敗
鞍馬 今子(ササニシキ)
ふふ
巻 慎之介(ミナカミ)
これは……心が折れたか……
KP(ササニシキ)
ダメージどうぞ。
巻 慎之介(ミナカミ)
1d8+1 ダメージ
Cthulhu : (1D8+1) → 7[7]+1 → 8
巻 慎之介(ミナカミ)
容赦ねぇな
KP(ササニシキ)
びっくりする
巻 慎之介(ミナカミ)
「今子、俺以上にこういうの慣れてへんやろ。せやのに、そんだけやれるようになった。よう頑張ったし、もうええやろ」
巻 慎之介(ミナカミ)
「おやすみ」
巻 慎之介(ミナカミ)
安心させるかのようにぎこちない笑顔を浮かべて、それから鉄パイプを全力で振り抜きます。
鞍馬 今子(ササニシキ)
「…………!」
KP(ササニシキ)
では……そうですね。慎之介さんは、今子が失血で目眩を起こして膝をついたところに話しかけ、その後再び頭を殴打。
鞍馬 今子(ササニシキ)
「──────」 慎之介さんの方を見てから、握っていた得物を取り落とし、ドサリと倒れます。
KP(ササニシキ)
戦闘終了です。お疲れさまでした。
巻 慎之介(ミナカミ)
お疲れ様でした。何だこの出目。

廃墟

鞍馬 今子(ササニシキ)
「……………………」 倒れ伏したあと、少しだけ目を開けています。まだ少しだけ息がある。
巻 慎之介(ミナカミ)
「……もし、これで俺が今子の代わりになるとしても、いつか誰かが俺を殺す。今回みたいに」
巻 慎之介(ミナカミ)
「そしたら戻れるんやろ。せやからいける。選手交代」 今子ちゃんの近くで膝をついて、軽く頭を撫でます。
鞍馬 今子(ササニシキ)
「…………慎、之介……さ、ん……」 ひゅう、と、細い呼吸をしながら、撫でてくれた慎之介さんを見ました。
鞍馬 今子(ササニシキ)
「……ごめん……なさい、……あぶない目に、 たくさん……あわせて……」
巻 慎之介(ミナカミ)
「俺が長いこと帰ってけえへんかったら、その時は新しく恋人とか作りや」
鞍馬 今子(ササニシキ)
「………………」
鞍馬 今子(ササニシキ)
「………………それは、それだけは…………絶対、しないから……」
巻 慎之介(ミナカミ)
「アホか。人生無駄にすんな」
鞍馬 今子(ササニシキ)
ふ、と微笑んで慎之介さんに返答をするのですが、 
鞍馬 今子(ササニシキ)
何かに気付いて、途端に怯えたような顔になります。
鞍馬 今子(ササニシキ)
「…………あ……あ、ああ…………」
鞍馬 今子(ササニシキ)
「……来る……」
巻 慎之介(ミナカミ)
「……来る?」
鞍馬 今子(ササニシキ)
「…………しんのすけ、さん……あれの……言う、こと……聞い……ちゃ……駄、」
KP(ササニシキ)
言い切る前に、がくりと力が抜けて事切れる今子のそばへ、
KP(ササニシキ)
コロコロ、カタン。と。どこにあったのか、ひび割れた鏡が転がってきました。
KP(ササニシキ)
それは今子の顔を写しますが、ぐったりと目を閉じたはずのその顔は……ニタリと笑みを浮かべ、鏡の中のみで喋り始めます。
鞍馬 今子(ササニシキ)
『──────』
鞍馬 今子(ササニシキ)
『いいぞいいぞ、うまい狂気だ。素晴らしい』
鞍馬 今子(ササニシキ)
『クク、お前のお蔭だ、お前のお蔭だ……もっと欲しい、もっと、もっと』
巻 慎之介(ミナカミ)
「…………」 警戒した面持ちで様子を伺っています。
鞍馬 今子(ササニシキ)
『次は、お前が———』
KP(ササニシキ)
鏡に映る今子が、嘲笑うようにして朗々と喋っているのを聞いていると、
KP(ササニシキ)
不意に、“世界が暗くなった”と感じます。
KP(ササニシキ)
元々太陽が無く暗かった空が、更に陰り、まるで黒いフィルター越しに世界を見ているかのよう。
KP(ササニシキ)
直後……背筋の凍るような、新たな声が頭に響きます。
???(ササニシキ)
『……なんて奴だ』
KP(ササニシキ)
新たな声は、ひどく憤慨しているように聞こえました。
KP(ササニシキ)
ですが、それは不思議と、慎之介さんや今子に向けられたものでは無い、と思うことができます。
???(ササニシキ)
『人の“おこぼれ”で好き勝手をしよって……許してやるものか、傲慢な奴め』
空からずるりずるりと、何かが零れ落ちてきた。
それは“暗闇”だ。
真っ黒な闇が落ちてきて、このゴミヶ原を侵食し、
焦ったような顔を映す鏡は、あっという間に飲み込まれていった。
そしてそれは、倒れる今子も、あなた自身も。

『ああ全く、捨てっ放しは良くない』
『…………ん。これはまだ使えそうだ』

声がそう呟くと、背中をぐい、と引っ張られる感触がした。
そのまま意識がフッと途切れていく。 ▼

病院

KP(ササニシキ)
気が付くと、そこは病院のベッドの上でした。
KP(ササニシキ)
慎之介さんが目を覚ましたことに気付き、部屋にいた看護婦さんが驚いています。
看護婦(ササニシキ)
「ああ、よかった……! 巻さん、こちらがわかりますか?」
巻 慎之介(ミナカミ)
「……はい。あの、ここはどの病院で?」
看護婦(ササニシキ)
今子が入院していた病院と、同じ名前を言われますね。
看護婦(ササニシキ)
「巻さんは、三日前に街中で倒れて、緊急搬送されてきたんですよ」
看護婦(ササニシキ)
「最近よくいらっしゃる患者さんたちと同じで、ずっと眠ったままうなされていて……」
巻 慎之介(ミナカミ)
「そうですか。……あの、他の患者さんはまだ眠ったままですか?」
看護婦(ササニシキ)
「それがですね」 ちょっと嬉しそうに手のひらをポンと合わせます。 「少しずつ、目が覚めた方が出てきているんですよ」
巻 慎之介(ミナカミ)
「では、鞍馬今子さんは?」
看護婦(ササニシキ)
「ええ、鞍馬さんも。……お知り合いですか? でも、会いに行くのは後ですよ。あなたも軽い検査をしますから(`・ω・´)」
巻 慎之介(ミナカミ)
「どうしても駄目、ですか?」 ベッドから起き上がって行きたそうにしています。
看護婦(ササニシキ)
「本当にすぐですから。……あなたも、数日間ずっと昏睡状態だったことは忘れないでくださいね」
KP(ササニシキ)
看護婦さんの計らいか、なるはやで検査を済ませてもらうことができますよ。
巻 慎之介(ミナカミ)
やったあ。
KP(ササニシキ)
検査を終えて病院の廊下を歩いているうち、今子のいる病室に辿り着くことができます。
鞍馬 今子(ササニシキ)
「……」 今子はベッドに腰掛けて、ぼんやりとした顔でテレビを見ていました。
巻 慎之介(ミナカミ)
「良かった。今子さんも目が覚めたんですね」
巻 慎之介(ミナカミ)
他のベッドとの間にあるカーテンをシャーッと閉じて、それからベッドの横の椅子に腰かけます。
鞍馬 今子(ササニシキ)
「あ……慎之介さん」 慎之介さんに気が付くと、ふわっと笑います。
鞍馬 今子(ササニシキ)
「びっくりしちゃいました。すごく長い間眠りっぱなしだったって聞いて」
巻 慎之介(ミナカミ)
「私がどれだけ心配したと思ってるんですか。あと店長と両親と親戚とかいう人達も、たくさんお見舞いに来ていましたよ」
鞍馬 今子(ササニシキ)
「ううっ、すみません……たくさん心配おかけしました……」
巻 慎之介(ミナカミ)
「まあ、こうして無事に連れ帰ることができたので良しとします。お疲れ様でした」
鞍馬 今子(ササニシキ)
「お疲れさまでした……? 連れ帰る……?」
鞍馬 今子(ササニシキ)
不思議そうに首を傾げますが、思い出したようにして呟きます。 「そういえば、すごく怖い夢を見てたんです、ずっと」
巻 慎之介(ミナカミ)
「……ああ、なるほど……怖い夢?」
鞍馬 今子(ササニシキ)
「そうです。もう本当、怖かったぁ……慎之介さんも出てきたんですよ? たくさん喧嘩してた気がします」
鞍馬 今子(ササニシキ)
「ものすごい喧嘩で……私、負けちゃったんですけど、なんだか清々しい気分でもありますね」
巻 慎之介(ミナカミ)
「ただの悪夢です。清々しい期分ならそれで良し、さっさと忘れましょう」
鞍馬 今子(ササニシキ)
「そうですね……」 こっくり頷き。 「あ、でも、これだけ聞いてください。あのですね」
鞍馬 今子(ササニシキ)
「夢の中で、慎之介さんが『今子』って呼び捨てにしてくれたんですよ! 思い返すとドキドキします」 えへへへぇって顔になります。ゆるゆる。
巻 慎之介(ミナカミ)
「今も名字呼びから名前呼びに変わってるんですけど、そっちのインパクトの方が強いですか」
鞍馬 今子(ササニシキ)
「えっ!?」 ここまでの会話を思い出すムーブ
巻 慎之介(ミナカミ)
「まあいいですけど」 今子ちゃんの幸せそうな顔を見て、
巻 慎之介(ミナカミ)
ぐいっと抱き寄せて軽く触れる程度のキスをします。
巻 慎之介(ミナカミ)
「上書きしていきますので、よろしくお願いします。今子さん」
鞍馬 今子(ササニシキ)
「……あ、あ、あ、ちょっと待ってくださいほんとd」 って言ったあたりでキスされました。 「あぁぁぁ!?」
鞍馬 今子(ササニシキ)
「た、た、たたたたた畳みかけないでくださいアアアッ、アアッ」
鞍馬 今子(ササニシキ)
「こちらこそよろしくお願いしますぅ……」 後半になるにつれて声がしりすぼみになっていきます。シュンシュン……
巻 慎之介(ミナカミ)
「今がチャンスだと思ったのでつい」 今子ちゃんの様子にほっこりしています(だが変わらない差分)
鞍馬 今子(ササニシキ)
「はわ……ああ……ううう」 恥ずかしくなって顔を覆ってますね。
巻 慎之介(ミナカミ)
「私の病室の方に見舞客が来るかもしれませんので、そろそろ戻ります。すぐに退院できるとは思いますけど、お見舞いグッズの消化頑張ってくださいね」
鞍馬 今子(ササニシキ)
「はっ、はひっ……がんばります……お菓子とか食べるの手伝ってください……」 (?)
KP(ササニシキ)
そうやって今子のことをハワワ……とさせつつ、今子のいる病室を出る慎之介さん。
KP(ササニシキ)
その時、今子のベッド脇にあるテレビでは、ちょうど行方不明者事件の特集が流されていました。
KP(ササニシキ)
全国各地で起きているその事件は、その後、ゆっくりと沈黙していきます。 
KP(ササニシキ)
あれは夢だったのだろうか……そう思ってしまうほど、静かに、ゆっくりと。
病室から見える空は、いつも通りにとても青く、綺麗に見えた。
街の喧騒がひどく遠くに聞こえる。

こうしてあなたは、再び巻き込まれた荒唐無稽な怪異から帰還した。
訪れた施設が、裏ではとんでもないことをやっていた?
目が覚めると、謎解きを強要される見知らぬ部屋だった?
今回は、殺人鬼と化した友人を殺すことで終わりを迎えた、なんだかおかしな異空間。

ゴミヶ原。
打ち捨てられた誰かの残骸が、積もり重なって要らなくなった場所。
恐ろしい出来事だった。恐ろしい場所だった。
それでも、自分たちが生きている事は確か。
そう思い直し、あなたは日常へ戻っていく。 ▼


◆◆◆ CoCシナリオ 『忘却のゴミヶ原』 ◆◆◆

   ED1「ゴミヶ原の戦い終結」
  ➡ED2「捨てる神ならば拾う神でもあり」

      PC :巻 慎之介
      PL :ミナカミ

      KPC:鞍馬 今子
      PL :ササニシキ

      KP :ササニシキ

     ED Theme:カミイロアワセ

     Thank you for Playing!

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
KP(ササニシキ)
シナリオ終了です! お疲れさまでした~!!
巻 慎之介(ミナカミ)
お疲れ様でした~!!
KP(ササニシキ)
そういうとこやぞ巻慎之介(総評)
巻 慎之介(ミナカミ)
今子ちゃんが色々つらみだったけど生還後めちゃくちゃ可愛かったのでKPに大感謝
巻 慎之介(ミナカミ)
今子ちゃんをいっぱい笑顔にしていっぱいハワハワさせたい
KP(ササニシキ)
本人のつらみが出目に露骨に出てて楽しかった……すごいな……
KP(ササニシキ)
報酬に行きますよ~!
巻 慎之介(ミナカミ)
は~い!