藤波に消ゆ(ふじなみにきゆ)
このシナリオは「魔道書大戦RPG マギカロギア」に対応したシナリオです。
推奨人数 | 3~4人 |
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推奨階梯 | 第3階梯 |
リミット | PL3名の場合は4、PL4名の場合は3(合計12シーン) |
適用ルール | 旧ルールブック3巻まで(基本ルールブック使用の場合、要調整の可能性あり) |
記法
シナリオの見方をご確認ください。
Copyright
本作は、「河嶋陶一朗/冒険企画局」「新紀元社」が権利を有する『魔道書大戦RPG マギカロギア』の二次創作物です。
(C)河嶋陶一朗/冒険企画局/新紀元社
01.あらすじ
むかしむかし、あるところに綾之姫(あやのひめ)と呼ばれるお姫様がおりました。
綾之姫はたいそう綺麗なお姫様で、蝶よ花よと大切にされていました。
しかしそれは、お出かけも許されない暮らしでもあったのです。
ある日、綾之姫は周りの目を盗んで村の祭りに出かけました。
お面をかぶって顔を隠し、祭りを楽しむ綾之姫は、一人の殿方に一目惚れしてしまいます。
顔を隠し、身分を偽っての逢瀬は、綾之姫の心を大いにときめかせました。
綾之姫と殿方が結ばれてからも、二人はお面をかぶって祭を楽しんでいたそうです。
やがて村の人達もお面をかぶるようになり、それが当然になってゆきました。
マギカロギアシナリオ「藤波に消ゆ」
藤の花には気を付けた方が良い。
その美しさに見とれていると、いつの間にかその蔦に囚われてしまうから。
02.索引
概要
01.あらすじ
02.索引
03.背景
04.PCハンドアウト及び導入フェイズ
05.ハンドアウト
06.マスターシーン
07.クライマックスフェイズ
08.敵データ
09.エンディング
10.功績点
11.補足
12.利用規約・更新履歴
03.背景
シナリオ概要
関東地方の架空都市「綾藤(あやふじ)市」で開催されている「綾藤祭」を舞台としたシナリオ。
祭に魔法災厄をもたらす禁書を回収するため、PC達は綾藤祭に潜入する。
断章の回収中に書籍卿と接触するが、彼は今回の禁書にゆかりのある人物であり、PC達の行動によっては書籍卿からの協力を得ることも可能だろう。
背景情報
今回回収することになる禁書〈狂気に歪みし追憶〉は、元々は綾藤神社に奉られている「綾之姫」のモデルとなった女性。
彼女は魔法使いでありながら、愚者の男と恋仲にあった。
やがて想いは実り、幸せな生活を送っていたものの……とある禁書によって魔法災厄が発生し、それに巻き込まれて男は死んだ。
彼女は他の魔法使いと〈分科会〉を結成して禁書の〈編纂〉にあたった。
禁書との闘いは熾烈を極め、彼女は消滅し、他の分科会のメンバーも瀕死の重傷を負った。
禁書の回収は成ったが、彼女の強靭な意志は新たなる禁書〈狂気に歪みし追憶〉を生み出してしまう。
禁書〈狂気に歪みし追憶〉を回収する余力のなかった分科会メンバーは、残りの力を全て賭して〈狂気に歪みし追憶〉を封印し、消滅した。
猛威を振るっていた禁書は無事回収されたが、分科会のメンバーが全滅したことにより禁書〈狂気に歪みし追憶〉の存在は誰にも気付かれることなく忘れ去られていった……ただ一人を除いては。
書籍卿〈九の理(くのことわり)〉は彼女の弟子だった。
未熟ゆえに〈分科会〉に加わることもできず、彼女が禁書と化し、封印される様を見守ることしかできなかった。
幻惑館を利用して彼女にまつわる記憶を保持し、禁書と化した彼女の存在に気付くものがいれば口封じを行った。
そして大破壊で〈大法典〉が弱体化したのを契機に〈九の理〉は禁書〈狂気に歪みし追憶〉の解放を企てる。
頃合いを見計らい、彼女が愛した祭に合わせて禁書〈狂気に歪みし追憶〉を解放した結果、今回の魔法災厄が発生した。
彼は禁書となった師匠の手助けをすることが償いと考えているが、「この禁書は師匠と言っていいのだろうか?」という疑問もわずかながらに抱いている。
PC達の行動によっては彼は師匠に対する未練を断ち切り、禁書回収に協力するかもしれない。
禁書〈狂気に歪みし追憶〉
魔法災厄の内容は「綾藤祭の出店を利用した者は祭に囚われ、舞台である綾藤神社から出ることが出来なくなる」。
どれだけ歩いても出口は見つからず、外部の誰かに助けを求めてもその人に見つけてもらうことは出来ない。
出店を利用するために必要な小銭はポケットからいくらでも出てくるようになり、飢えることはない。
しかし、出店を利用すれば利用するほど祭への執着心は強まり、帰りたいと思う気持ちすら奪われる。
そうして長い時を過ごすにつれて精神の均衡は失われ、栄養の偏りも相まって体調を崩し、ゆるやかに死に向かう。
この禁書は回収されたことがなく、大法典も魔法災厄の内容を完全に把握していない。
綾藤祭(あやふじさい)
綾藤神社に祭られている「綾之姫」の故事に基づいて行われる祭り。
出店の店主や祭をよく知る者は面や薄布で顔を隠し、一種の仮面舞踏会のような様相を呈している。
そのため、NPCは全員が何らかの道具で顔を隠している。
04.PCハンドアウト及び導入フェイズ
本シナリオにPC用ハンドアウトはない。
位階の高い者から順にPC1~PC4を割り当て、PC3・4(合同)→PC2→PC1の順に導入フェイズを行う。
PC1
推奨経歴 | なし |
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シナリオアンカー | 綾藤神社 |
導入シーン
綾藤神社の本殿にて禁書回収の担当者から今回の任務内容について聞くシーン。
・現在この「綾藤神社」で「綾藤祭から出られない」という魔法災厄が発生している
・禁書の詳細は不明。〈大法典〉が存在を知ったこともない未知の禁書
・未知の禁書故に、魔法災厄が「綾藤祭から出られない」だけではない可能性もある
・祭に来ている愚者全員が既に魔法災厄の影響下であると考えられ、被害が拡大する前に禁書を回収してほしい
担当者自身も既に魔法災厄の影響下にあり、PC達ももしかしたらそうかもしれないと告げる。
GMは「綾藤神社」のハンドアウトを提示。PCは1点の【運命】を獲得する。属性は任意。
PC2
推奨経歴 | なし |
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シナリオアンカー | 綾藤 遥 |
導入シーン
PC3・4と同様に召集を受けたPCが綾藤祭に赴き、「綾藤 遥(あやふじ はるか)」から綾藤祭の成り立ちや綾之姫の話について聞くシーン。
・綾藤神社は「綾之姫」と呼ばれる縁結びの神様を祀っている
・綾藤祭は彼女が面で顔と身分を隠して男と逢瀬を重ねたことに由来している
・祭をよく知る人は面で顔を隠し、大切な人と祭のひと時を過ごすと良い
GMは「綾藤 遥」のハンドアウトを提示。PCは1点の【運命】を獲得する。属性は任意。
PC3
推奨経歴 | なし |
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シナリオアンカー | 羽倉崎 和泉 |
導入シーン
〈大法典〉から召集を受けたPCが関東の地方都市、綾藤市の綾藤神社に向かうシーン。
誰もが面をつける少し異様な祭りの中で1組の若いカップルに話しかけられ、祭りの概要を聞く。
・綾藤祭は顔を隠して参加するのが通の楽しみ方
・昔の偉い人が身分を偽って恋人とデートしていたことに基づいたこと
・もし恋人がいるのなら来年は一緒に仮面をかぶってデートをしたらいい
GMは「中津 新」「羽倉崎 和泉」のハンドアウトを提示。
PC3は「羽倉崎 和泉」に対して、PC4は「中津 新」に対して1点の【運命】を獲得する。属性は任意。
導入での会話の具合やPCのキャラクターに合わせてシナリオアンカーの割り振りは変えてもよい。
また、PC3のみの場合は2人のハンドアウトを提示し、どちらをシナリオアンカーにするかPLに選んでもらうこと。
PC4
推奨経歴 | なし |
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シナリオアンカー | 中津 新 |
導入シーン
PC3の導入を参照。
05.ハンドアウト
シナリオアンカーのハンドアウトは導入フェイズの【運命】獲得時に開示。
それ以外の人物は条件を満たすか「未公開のハンドアウトに対する調査」で開示。
なお、PLが3名の場合は、シナリオアンカーいずれか1人の【秘密】に削除されたシナリオアンカーのハンドアウトを開示する内容を追加すること。
〈断章〉や〈書籍卿〉のデータは【09.敵データ】参照。
【秘密】開示による敵データの開示の程度はGM裁量。
綾藤神社(あやふじじんじゃ)
【概要】
綾藤市内に存在する神社で、綾藤祭の会場。
「綾之姫」と呼ばれた女性を奉っており、縁結びのご利益があるとされている。
綾藤祭は「綾之姫」にまつわる故事を元にして始まった祭のようだ。
【秘密】
「綾之姫」は歴史に名を残すような偉業を成した者ではない。
それでもこうして神格化され、祭が開かれている。
何かを成し、人々に認められたことは間違いないだろう。
GMはハンドアウト【綾之姫】を開示すること。
綾藤 遥(あやふじ はるか)
【概要】
綾藤神社の宮司の一人娘。能面で顔を隠している。
綾之姫にまつわる物語を伝え、祭りの最後に神輿に乗って神社を一周して参加者の厄を集めて神社に奉納する役目を持つ。
【秘密】
かなりの時間が経過しているはずなのに神輿の巡行が始まろうともしていないことに違和感を感じている。
そしてPC達がただの参加者ではないことも薄々察しており、この【秘密】を調査したPCにプライズ【綾藤の御幣】を託す。
綾藤の御幣(あやふじのごへい)
【概要】
プライズ。
綾藤神社で用いられている御幣。
2本の紙垂を木の幣串に挟んだごく一般的なもの。
このプライズを所持しているPCは、1回だけ魔素のチャージなしに呪文【浄化】の使用が可能となる(指定特技の判定は必要)。
【秘密】
なし
(※ブランクではなく「秘密が存在しない」ため、このプライズの情報を開示した時点でこれに対する調査は不可能と告げること)
羽倉崎 和泉(はぐらざき いずみ)
【概要】
綾藤祭に参加している少女。狐のお面で顔を隠している。
祭には毎年参加しており、今年は恋人と共に参加した。
【秘密】
つい先ほど酔漢に絡まれ、通りすがりの青年に助けられた。
何もしなかった中津への好意は冷めつつあり、その代わりに青年に対して興味を抱いている。
GMはハンドアウト【淀屋 四朗】【三国 米蔵】を開示すること。
中津 新(なかつ あらた)
【概要】
綾藤祭に参加している少年。般若のお面で顔を隠している。
祭には毎年参加しており、今年は恋人と共に参加した。
【秘密】
ブランク。
このハンドアウトの【秘密】はGMがブランク秘密表を振って決定する。
淀屋 四朗(よどや しろう)
【概要】
綾藤祭に参加している青年。薄布で顔を隠している。
羽倉崎を酔漢から助け、名乗ることなく彼女の元から離れた。
【秘密】
〈理想郷〉に属する書籍卿。魔法名は〈九の理(くのことわり)〉。
禁書〈狂気に歪みし追憶〉を封印から解き放った張本人であり、断章〈追憶〉を所持している。
このハンドアウトの【秘密】が開示された際、調査を行ったPCは夢の分野からランダムに選んだ特技で追加判定を行う。
判定に成功した場合、GMは以下の内容を伝える。
・〈九の理〉の【攻撃力・防御力・根源力】および【魔力】の値
・蔵書に【不滅】が存在する
・PC達と敵対する意思はなく、功績点「使命」の対象外
判定に失敗した場合、GMは以下の内容を伝える。
・〈九の理〉は第4階梯相当の力を持つ
・PC達と敵対する意思はない
また、〈九の理〉が所持する断章〈追憶〉については、PCとの相性やセッションの時間の余裕に応じて取り扱いを変える。
PCに〈猟鬼〉がいるなど、魔法戦が避けられない場合はプライズとして断章〈追憶〉を所持し、PCが〈九の理〉と魔法戦を行うつもりがない場合は【06.マスターシーン/藤の世界】時に「綾藤 遥」に憑依させたり、【綾藤の御幣】と交換するなど、〈九の理〉と戦わずに断章〈追憶〉を入手できるようにすること。
三国 米蔵(みくに よねぞう)
【概要】
綾藤祭に参加している中年男性。天狗のお面で顔を隠している。
ひどく酔っ払っており、綾藤祭の異常にも気付いていない。
【秘密】
彼に自覚はないが、絶えず魔素を引き寄せ吸収する「生きた力場」である。
この【秘密】を調査したシーンに登場しているPCは《重力》で行為判定を行う。
判定に成功したPCは任意の魔素を2点獲得し、判定に失敗したPCは魔素をチャージした蔵書の中からランダムに1つ選び、その蔵書の魔素を全て失う。
なお、全ての蔵書に魔素をチャージしていない場合は、特に何も起こらない。
綾之姫(あやのひめ)
【概要】
歴史上の人物。
綾藤神社にて奉られている女性。
【秘密】
綾之姫はこの地域を災厄から守り、発展に貢献した人物のようだ。
他には綾藤祭で語られている逸話、そして彼女が男と逢瀬を重ねたという丘がこの神社に存在することしか判明せず、彼女が実在したという痕跡は存在しない。
GMはハンドアウト【誓いの丘】を開示すること。
誓いの丘
【概要】
綾藤神社の一角に存在する、藤棚が設けられた小さな丘。
【秘密】
私にとって世界は灰色でした。
その世界に色をくれたのはあなたでした。
鮮やかな世界の中、薄紫の藤の下、
あなたと過ごしたひとときは
何物にも代えがたい宝でした。
この祭りのひと時が
永遠に続けばいい。
断章〈狂気〉に憑依されている。
06.マスターシーン
以下の条件を満たした際、マスターシーンを挿入する。
歪む想い
条件:第1サイクルが終了する
このシーンは予知夢シーンとして扱う。
「中津 新」が「羽倉崎 和泉」に謝りながらも以下の内容を話す。
・神社を出ようとしても出られない
・ポケット(あるいは財布)を探ればいくらでも小銭が出てくる
・明らかにおかしいのに、神社を出たいと思う気持ちがなく、ずっとここにいたいとすら思える
話し終えた辺りで和泉は中津から離れ、中津の背後に何かが現れる。
「何か」が中津に触れると彼は呻き声をあげてうずくまり、その声を聴いて振り向いた和泉に「何か」が襲い掛かる。
ここで予知判定を行い、成功すると断章〈歪み〉が中津を眷属化する直前にシーンに登場できる。
断章〈歪み〉と魔法戦を行い、勝利すると眷属化を阻止し断章〈歪み〉を回収する。
予知判定に失敗した場合、中津は眷属化し、断章〈歪み〉は「羽倉崎 和泉」に憑依する。
藤の世界
条件:断章を2つ回収し淀屋四朗の【秘密】を調査する、または最終サイクル開始時
魔法災厄が進行し、空が藤の花で覆われる。
愚者はそれに驚く様子もなく、ただ綺麗だと喜ぶばかり。
(それだけ魔法災厄の影響を受け、判断力を失っている状態)
そしてPC達の元に「淀屋 四朗」が現れ、自分が書籍卿〈九の理〉と明かす。
ただし、これより前に淀屋の【秘密】を調査していた場合、最初から書籍卿として現れる。
〈九の理〉は以下の内容を話し、自分に敵意はないことを強調する。
・自分はとある魔法使いの弟子だった
・師匠は唐突に姿を消し、また会いたいという気持ちが募っていった
・PC達の禁書回収を妨害するつもりはなく、どうすべきか迷っている
〈九の理〉は今回の背景情報を全て把握しているが、幻惑館のルールによりそれを口外すれば背景情報に関する記憶がすべて失われてしまう。
そのため背景情報に抵触しない程度に経緯を述べることになる。
また、このマスターシーン開始時までにプライズ【綾藤の御幣】を入手している場合、〈九の理〉は【綾藤の御幣】をこちらに渡すよう要求する。
要求に従い【綾藤の御幣】を渡すと、〈九の理〉は御幣からかつての師の匂いを嗅ぎ取り、禁書〈狂気に歪みし追憶〉はもはや師匠ではない別のものだと察する。
〈九の理〉は禁書に対する執着を捨て、〈編纂〉時にPC達に協力するようになる。
07.クライマックスフェイズ
規定サイクル終了後、〈大法典〉による〈編纂〉が行われる。
禁書〈狂気に歪みし追憶〉のステータスは【08.敵データ】参照。
師との決別
条件:マスターシーン「藤の世界」で〈九の理〉にプライズ【綾藤の紙幣】を譲渡する
〈編纂〉開始時に発生。
〈九の理〉が呪圏に乱入し、真の姿に変化してPC達に協力する。
真の姿の効果は「元型変化」。〈別離〉の騎士として魔法戦に参加する。
08.敵データ
断章〈歪み〉
ランク | 3 | 魔力 | 6 | 初期憑依深度 | 0 |
---|---|---|---|---|---|
攻撃力 | 4 | 防御力 | 2 | 根源力 | 3 |
領域 | 闇 | ||||
特技 | |||||
《歪み》 | |||||
魔法 | |||||
【動揺】【呪砲】 |
断章〈狂気〉
ランク | 3 | 魔力 | 6 | 初期憑依深度 | 1 |
---|---|---|---|---|---|
攻撃力 | 3 | 防御力 | 3 | 根源力 | 3 |
領域 | 夢 | ||||
特技 | |||||
《狂気》 | |||||
魔法 | |||||
【乙女召喚《狂気》】【屍型】 (※禁書魔法1種所持のため魔力-1) |
断章〈追憶〉
ランク | 3 | 魔力 | 6 | 初期憑依深度 | 0 |
---|---|---|---|---|---|
攻撃力 | 2 | 防御力 | 4 | 根源力 | 3 |
領域 | 夢 | ||||
特技 | |||||
《追憶》 | |||||
魔法 | |||||
【騎士召喚《追憶》】【虚身】 (※禁書魔法1種所持のため魔力-1) |
禁書〈狂気に歪みし追憶〉
ランク | 3 | 魔力 | 18 | ||
---|---|---|---|---|---|
攻撃力 | 4 | 防御力 | 4 | 根源力 | 4 |
領域 | 夢 | ||||
特技 | |||||
《歪み》《狂気》《追憶》 | |||||
魔法 | |||||
プライズとして獲得されていない魔法全て (※禁書魔法所持数に応じて魔力が変動することに注意) |
淀屋 四朗(魔法名:九の理)
経歴 | 異端者 | 学派 | 理想郷 | ||
---|---|---|---|---|---|
ランク | 4 | 魔力 | 10 | ||
攻撃力 | 4 | 防御力 | 4 | 根源力 | 4 |
領域 | 獣 | 真の姿 | 九尾の狐 | 効果 | 元型変化 |
特技 | |||||
《花》《牙》《別れ》《追憶》《絶望》 魂の特技:《別離》 | |||||
魔法 | |||||
【緊急召喚】【騎士召喚《牙》】【武勇】【鉤爪】【吸魔】【不滅】 |
09.エンディング
〈編纂〉に成功した場合、魔法使いたちによる隠蔽工作が行われる中で綾藤祭はつつがなく進行し、終わりを迎える。
〈愚者〉の中には疲労感を覚えたり、記憶に違和感があったり、藤の花の話をしたり、小さな違和感を抱える者もいるが、魔法災厄に気付かれることはなく事件は収束する。
〈編纂〉に失敗した場合、〈大法典〉は強引な手段で禁書〈狂気に歪みし追憶〉を回収する。
無理な回収による歪みで綾藤祭に参加していた者の大半は精神に生涯消えない傷を負い、死んだも同然な状態に陥ってしまう。
10.功績点
功績点の計算方法はルールブック準拠。
11.補足
綾藤祭シーン表
本シナリオ用シーン表。使用は任意。
2 | 祭囃子が得体の知れないノイズに歪む。〈断章〉による妨害のようで、思うように魔法が使えない。このシーンの間、全ての行為判定に-1の補正が入る。 |
---|---|
3 | 祭りの人ごみにまぎれて、遠く過ぎ去った日々の出来事が、あなたの前に現れる。 |
4 | 出店が並ぶ通り。呼び込みの声や遊びに興じる子供の声が辺りに活気をもたらしている。 |
5 | 強く風が吹き、どこからか花弁が飛んでくる。どうやら、通り雨が来るようだ。 |
6 | 神社の裏手。ここならば、邪魔が入ることもないだろう。 |
7 | 周囲で〈断章〉が引き起こした魔法災厄が発生する。ランダムに特技一つを選び、判定を行うこと。成功すると、好きな魔素が一個発生する。失敗すると、「運命変転表」を使用する。 |
8 | 神社の入り口付近を歩く。物陰には仲睦まじい様子の恋人達の姿が見える。 |
9 | 奉納された絵馬の数々を見る。そこには、あなたが知りたかったことにつながるヒントが書かれていた。 |
10 | 神社前の広場では人々が踊りを踊っている。あなたを気にかける者は誰もいない。 |
11 | 神社のはるか上空。あなたは重力から解き放たれ、自由に空を飛ぶ。しかし、神社から出ることは叶わないようだ。 |
12 | 清涼な風が吹き、あなたの感覚はこれ以上ないほどに研ぎ澄まされる。このシーンの間、全ての行為判定に+1の補正が入る。 |
12.利用規約・更新履歴
利用規約
こちらをご確認ください。
参考書籍
河嶋陶一朗/冒険企画局(2011).『魔道書大戦RPG マギカロギア』.新紀元社.
河嶋陶一朗/冒険企画局(2011).『マギカロギア リプレイ 幻惑のノスタルジア』.新紀元社.
河嶋陶一朗/冒険企画局(2012).『マギカロギア リプレイ 大夢消滅』.新紀元社.
連絡先
製作 | ミナカミ |
---|---|
HP | https://dara.sakura.ne.jp/ |
minakamiryu■infoseek.jp |
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更新履歴
2023/10/16 | 他シナリオとレイアウト統一 |
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2021/10/16 | 著作権表記、参考書籍を記載 |
2020/07/12 | 利用規約を修正 |
2017/08/17 | HTML版に差し替え |
2016/10/27 | 公開 |