カイゼル(男/自称25歳/175cm/人称:僕、君、~君(男女問わず))

カイゼル

ABOUT

オーロ、ネーロ、ジョーカーと共に旅をしている研究者。
落ち着いた物腰で口調は丁寧だが、根っからのサディスト。慇懃無礼な態度で他者を見下しこき使う。
暴力を振るうよりも言葉で追い詰める方が好み。
恩義がある者、気に入った者、優秀な者に対してはそういった嗜好は鳴りを潜め、誠実に対応する。

ABILITY

自身の影から1.5m程の巨大な盾を左右に一つずつ出現させる能力を持つ。
防御性能が非常に高く、カイゼルに対する攻撃を自動的に防ぐ。カイゼルの意志で制御して他者を守ることも可能。
また、盾の一部を分解し、弾丸として射出することも可能。弾丸には麻酔効果があり、当たった者を無力化する。
対象が巨大であるほど必要な弾丸は大きくなり、消費量に比例して盾としての防御性能は落ちる。

NETABARE▼

北方の学術都市出身。
ずば抜けて優秀な頭脳を持っていたカイゼルは幼い頃より神童ともてはやされ、大人と肩を並べて学業を修めていた。
その中でカイゼルは「愛されているのは自分ではなく自分の頭脳」と理解し、情が薄く利己的な性格に育つ。
成人後も知識の蓄積と研究を重ね、ある時町全体を巻き込んだ心理学の実験を行う。
その結果、町全体が恐慌状態に陥り住民が殺しあう事態にまで発展、町としての機能が壊滅する。
そうなることを予見した上での実験であり、完璧な結果に満足したカイゼルは「町だった場所」を捨てて放浪生活を開始する。
その後、縁あってラクリマ達の家に家庭教師として住み込むこととなった。

「霧の涙」終了後、狭間の世界に住み着いてこの世界の仕組みや成り立ちの研究を始める。
作中で受けた怪我の影響で膝を悪くしており、走ることは出来ない。
また毒の後遺症で自己治癒力が低下しており、傷病の治りが非常に遅い。
歩行補助用に杖を携行するようになっており、杖には刃が仕込まれているが、武器として使うことは滅多にない。
これらの後遺症を鑑みて、フィールドワーク用の駒としてエフディを製作。
彼女が収集した情報を元に研究に励み、やがて天寿を全うした。

リタ(女/14歳/140cm/人称:私、あなた、呼び捨て)

リタ

ABOUT

辺境の村に一人で暮らしていた少女。
内気な性格で自分の意見を伝えることが苦手。
やや思い込みが激しいところがあり、状況によっては突っ走ってしまうことも。
村で暮らすより以前の記憶を無くしており、そのことをほんの少しだけ気にしている。

ABILITY

自身の影から黒い霧を生み出す能力を持っている。
黒い霧はリタの意志に従って動き、リタが敵と見なしたものを包み込んで生命を奪う。
生物に対しては一撃必殺に近い殺傷力を持つが、生命を持たない無機物に対しては何の効果も表れない。
また、基本的に霧は地面を這って動くので、宙に浮く手段があれば生きている者でも回避は可能。

NETABARE▼

黒い霧の能力は、正確に言えば「触れた者の生命力を吸収して体内に蓄積する」である。
体内に蓄積した生命力は、本人が怪我を負った際にそれを消費することで瞬時に怪我を癒すといった使い方ができる。
しかしリタは「霧」の能力に目覚めた際に亡霊と化したため、
今まで吸収した生命力は、亡霊として食らった魂と共に肉体の構成に充てられた。
作中で「霧」を用いて亡霊を倒した際も、吸収したものは肉体の維持に充てられたため、
生命力の蓄積が発生することはなかった。

オーロ(男/17歳/165cm/人称:俺、お前、呼び捨て、~さん(目上))

オーロ

ABOUT

カイゼルと行動を共にしている双子の兄妹の兄の方。
人を驚かせること、からかうことが生きがいの悪ガキ。
隙あらば悪戯や嫌がらせに励むが、根は善人なので冗談で済むレベルで終わる。
ネーロと比べてやや押しに弱く、都合の悪いことを押し付けられがち。
帽子マニアで好物はカレー。でも甘党。

ABILITY

自身の影から一振りの「大鎌」を取り出す能力を持っている。
見た目に反して殺傷力は無く、代わりに斬った生物の記憶を刈り取ることが出来る。
刈り取る記憶の範囲はオーロの意思で決められるが、
範囲が広いほど切れ味は鈍くなり、限界量を超えると刃が弾かれてしまう。
刈った記憶は覗き見ることも出来るが、何らかの対処を行わなければ1時間程度で刈り取った生物の元に戻ってしまう。
また、「大鎌」をネーロの「鎖」と結合して「大鎖鎌」にすると殺傷力が生まれるが、記憶を刈ることは出来なくなる。

NETABARE▼

母は魔女と呼ばれる一族の末裔であり、父は遥か遠い場所から来た旅人。
魔女狩りを生業とする者から逃げ続ける生活を生まれた時より送っている。
逃亡生活を送りながらも「魔女」という概念そのものが事実無根の冤罪であることを証明する手がかりを探していたが、
その旅の途中で「亡霊」の襲撃を受ける。
その際偶然ジョーカーと出会い、紆余曲折を経てカイゼルと行動を共にするようになった。

ネーロ(女/17歳/165cm/人称:僕、お前、呼び捨て、~さん(目上))

ネーロ

ABOUT

カイゼルと行動を共にしている双子の兄妹の妹の方。
人を驚かせること、からかうことが生きがいの悪ガキ。
隙あらば悪戯や嫌がらせに励むが、根は善人なので冗談で済むレベルで終わる。
オーロと比べて押しが強く、都合の悪いことは相手の意見を無視して押し付ける。押しつけ先は主にオーロ。
帽子マニアで好物はカレー。でも甘党。

ABILITY

自身の影から複数の「鎖」を取り出す能力を持っている。
鎖で縛ったものの動きを封じ、力を抑えることが出来る。
封じられるものは幅広く、「オーロが刈った記憶」のような実体を持たないものも対象となる。
しかし封じるものの力が強い程大量の鎖を要し、場合によっては封じることが出来ない場合もある。
封じたものを自身の影の中に収めることで半永久的な封印が可能だが、
収める程にそちらに力が割かれて鎖の本数・精度が落ちる。
また、「鎖」をオーロの「大鎌」と結合して「大鎖鎌」にすると殺傷力が生まれるが、封印する能力は失われる。

NETABARE▼

母は魔女と呼ばれる一族の末裔であり、父は遥か遠い場所から来た旅人。
魔女狩りを生業とする者から逃げ続ける生活を生まれた時より送っている。
逃亡生活を送りながらも「魔女」という概念そのものが事実無根の冤罪であることを証明する手がかりを探していたが、
その旅の途中で「亡霊」の襲撃を受ける。
その際偶然ジョーカーと出会い、紆余曲折を経てカイゼルと行動を共にするようになった。

ジョーカー(男/外見17歳/170cm/人称:僕、君、呼び捨て、~さん(目上))

ジョーカー

ABOUT

神出鬼没の手品師。常に笑顔でテンションが高く、ずかずかと距離を詰めて口を開けばマシンガントーク。
他人の迷惑などお構いなしで自由に振る舞い、発言の多くはその場のノリ。場にいるだけでうるさい。
しかし根本の思考回路は非常にドライ。まともな倫理観を持ち合わせておらず、人に対して情を抱くことがない。
自分が面白おかしく過ごすためならばどのような悪事も平気で行う。

ABILITY

自身の影から長剣に近いサイズの巨大な「鍵」を出す能力を持っている。
鍵自体の殺傷力は低いが、先端を刺して回すことで「開閉」ができる。
何に刺して何を開閉するかはジョーカーの意志によって決まり、抽象的な物事ですら開閉できる。
その使い道は戦闘に限らず、汎用性の高さは随一。
様々な世界を行き来するのも、この鍵で「世界を隔てる壁を開く」からこそ。

また、不老不死でもある。生きてきた年数は非常に長く、人が生まれて死ぬまでの時間など一瞬に近い感覚。
彼にとって不死鳥だけが友であり、完全に依存している。

BACKGROUND

元々の生まれはとあるサーカス団の前に捨てられた孤児。
団長の養子として育ち、立場を同じくするデュースを実弟のように可愛がっていた。
17歳の頃、デュースと共に出かけた森の中で彼を庇って重傷を負い、
さ迷い歩くうちに狭間の世界に入り込み、不死鳥と出会う。
死の淵に立っていたジョーカーは不死鳥の血を飲むことで一命を取り留め、
不老不死となる(なおジョーカー達がその事実に気付くのは数年後)。
その後狭間の世界から元の世界に帰る道を探すが見つからず、なし崩しで不死鳥の家に住み込むことに。

それから数十年後、デュースの死と死ぬことができない自分に深い絶望を覚え「鍵」の能力に目覚める。
自分を不老不死にした不死鳥に恨みを抱き、
何度も殺すが不老不死ゆえに完全に殺しきることができず、激情をぶつけるだけに終わった。
やがて気持ちが落ち着いてくると、自分以上に長い時を生きてきた不死鳥に仲間意識を抱き始め、
不死鳥と共にいることを決意。
それ以来、暇潰しに様々な世界を訪ねては不死鳥に土産話をするようになった。

ラクリマ(女/24歳/160cm/人称:私、あなた、呼び捨て)

ラクリマ

ABOUT

カイゼルのことを慕っている女性。
落ち着いた物腰で話し、微笑を絶やさない温厚な性格だが、
その一方で人の話を聞かない傾向があり、自分が良いと信じたことは絶対。
好意を持った相手への依存心が強く、相手に嫌われることを極端に恐れる。
その結果、時には自傷行為に走り、感情が昂ると言動が常軌を逸することもしばしば。

ABILITY

自身の影から複数の「糸」を生み出す能力を持っている。
糸を巻きつけることで相手を繋ぎ止めて操り、締め上げる事で攻撃する。
一本一本はもろく切れやすいが、大量に束ねる、多方面から攻めることである程度はカバーできる。
実体を持たないものに対しても有効であり、糸という特性も相まって
単純な攻撃だけでなく捕縛、操作、罠、縫合などその用途は多岐に渡る。

アピーナ(女/外見14歳/145cm/人称:私、貴方、~さん、~様(目上))

アピーナ

ABOUT

ラクリマに忠誠を誓う「亡霊」。
令嬢を思わせる口調で話し、所作は礼儀正しく丁寧。
黒い日傘を持ち歩いており、それを差していることが多い。
一見すると育ちのいい令嬢そのものだが、感情が表情に出やすくポーカーフェイスが苦手。
ラクリマの害となり得る者には敵意を、仲間であるヴェキアに対しては嫌悪感をあらわにする。

ABILITY

毒に関する深い知識を持っており、毒を仕込んだ短剣を多数隠し持つ。
毒の性質や強さはまちまちで、時と場合に応じて臨機応変に使い分ける。
日傘も暗器の一種であり、石突が刃に入れ替わる機構を持つ。
仕込まれた刃には特に貴重で強力な毒が塗られていることが多い。

亡霊であるからか身が軽く、跳躍力が並外れて高い。
投擲技術にも優れ、毒を仕込んだ短剣を投げて戦うことが多い。

BACKGROUND

亡霊になる前はリタやラクリマの故郷で暮らしていた。
両親は暗殺を生業としており、アピーナは跡継ぎとして両親の下で
毒に関する知識、短剣を扱う術を学び、日々暗殺者として修練を積んでいた。

しかしリタとラクリマが亡霊化した日、アピーナもまた黒い霧に呑まれて亡霊と化す。
暗殺者として磨いた技術のおかげか、はたまた偶然か、
亡霊と化したアピーナは数多の同胞を食らい、現在の姿にまで変化を遂げる。
その後ラクリマと出会い、彼女を主人として生きることを選択。ラクリマの懐刀として暗躍を始める。

ヴェキア(男/25歳/170cm/人称:俺、お前、呼び捨て、~さん(目上))

ヴェキア

ABOUT

ラクリマに従い働く男。フルネームはセガ・ヴェキア。
掴み所のない性格。自分の感情を表に出すことが少なく、常に笑顔で煙管を吸っている。
基本的に情に薄く他者を思いやる心にかけ、人命を軽視する。自分の欲求を満たすためならば殺人すら厭わない。

ABILITY

自身の影から「泡」を生み出す能力を持っている。
煙管から泡を出しているように見せているが、それはミスリードを誘うためのフェイク。

泡は包み込んだものを閉じ込める力があり、
どれほど大きなものでも包み込むことさえできれば手の平に乗る大きさまで圧縮できる。
空気を極限まで圧縮して破裂させることで攻撃を行うことも可能。
多数の泡を一斉に破裂させれば強力な攻撃となる。

大きな泡を作るには時間がかかる他、空気を圧縮しての攻撃は泡を多数生成する必要があり、
これらの行動は消耗が激しくなってしまう。
全体的に長期戦には不向きな能力。