デュース(男/16歳/165cm/人称:俺、お前、呼び捨て)

デュース

ABOUT

狭間の世界にある喫茶店で働く少年。ジョーカーの弟。
口は悪いが根は真面目で努力家。元々はサーカス団の一員であり、ジャグリングを得意とする。
大抵の物事はそつなくこなすが、それらの技能は基本的に努力で習得したもの。
秀才ではあるが天才ではなく、天才型であるジョーカーに対しては時折嫉妬心を抱いてしまう。

BACKGROUND

元々の生まれはとあるサーカス団の前に捨てられた孤児。
団長の養子としてサーカス団で育ち、立場を同じくするジョーカーからよく可愛がられていた。
寝る間も惜しんで身につけた技でサーカス団員として働いていたが、
大した努力もせず自分より多くの演目を高いクオリティでこなすジョーカーに対し、この頃から劣等感を抱き始める。

16歳の頃、ジョーカーと共に出かけた森の中で重傷を負うところだったのを彼に庇われた。
自分の代わりに瀕死の重傷を負ったジョーカーを背負ってさ迷い歩くうちに狭間の世界に入り込み、そして不死鳥と出会う。
ジョーカーは不死鳥の血を飲むことで一命を取り留め、
不老不死となる(なおデュース達がその事実に気付くのは数年後)。

その後狭間の世界から元の世界に帰る道を探すが見つからず、なし崩しで不死鳥の家に住み込むことに。
不死鳥の気まぐれで始めた喫茶店で働きつつも帰る手段を探し続けるが、
結局狭間の世界からの脱出は叶わず、天寿を全うした。

エフディ(無性/外見18歳/160cm/人称:アタシ、アンタ、~さん)

エフディ

ABOUT

狭間の世界に溢れている霧を固めて作った人形に魂を入れて作られた存在。
体つきや精神性は女性寄りだが、本質的には無性。
製作者であるカイゼルに非常に従順であり、研究の足として酷使されている。

誰に対しても友好的で対人関係における距離感が近い。
ノリが体育会系に近く、考えるよりまず行動するタイプ。
なおこの性格は、カイゼルの
「出来るだけ敵を作らず、自分の命令に盲目的に従う存在であれ」という方針で設計されたもの。

眼球そのものが存在しておらず、視覚情報を得ることはできない。
その代わりに他の感覚が発達しており、視覚は録画機器や同行者を調達することで工面しているため、
活動に支障をきたすことはない。

ABILITY

自身の影から「自転車」を出す能力を持っている。
普通の自転車として利用するほか、ライトを点けて走行することで過去を見ることができる。
自転車を漕げば漕ぐほど過去に遡り、走行を止めると現在に戻る。
過去に干渉できない、その場から移動できない、
逆再生の音声・映像を見ているようなもので状況把握には慣れが必要など欠点は多いが、それでも得られる情報は多い。
また過去視ではなくタイムトラベルに近く、過去に遡っている間は「現在」から姿を消している。
そのため「現在」で直面した危険からの緊急回避手段としても利用される。

情報収集に特化した能力で武器も携帯しておらず、戦闘力は皆無。
本人も非好戦的で争いになった時は逃げに徹する。
霧を固めて作った人形であるだけに耐久性は高く、痛覚もない。
例え首をはねられても活動を続け、体内の霧が全て流出しない限り死ぬことはない。

不死鳥(性別不詳/外見15歳/160cm/人称:ボク、キミ、呼び捨て)

不死鳥

ABOUT

狭間の世界に住まう正体不明の存在。
名前は持たず、不死鳥という呼称もジョーカーが勝手に名付けたもの。
その外見や口調は定まっておらず、人間どころかあらゆる動植物に姿を変える。
上記の姿はジョーカーとデュースが出会った頃のもの。
姿を変える間隔は人間の一生を超える年数であり、不死鳥の様々な姿を知るのはジョーカーただ一人。

どのような姿であっても、基本的に自由奔放で人の話を聞かない性格。
思ったことをそのまま口に出し、人間の感情の機微に対する理解は乏しい。
暇潰しの為に様々な趣味に手を出しており、上記の姿の時は喫茶店を開いて菓子作りに励んでいた。

ABILITY

不老不死であり、その体質はジョーカーなど他の不死者とはやや異なる。
傷つけられれば血を流し痛みも感じるが、本人の意思で即座に傷を修復できる。
修復する間もなく即死した場合も傷は修復し、記憶の喪失もなく蘇生する。
血を飲ませた相手に不老不死体質を付与することもできるが、不老不死としての性質はやや劣ったものになる。

狭間の世界、および数多の平行世界の根源とも言える存在。
寿命を迎えた世界を食べ、若い世界を複製して平行世界を作り出すことができる。
なお、姿の変化も世界を食べる度に行われる。
最近は平行世界を作る能力の燃費が悪化しており、数多の平行世界は少しずつその数を減らしている。