ゾンビサバイバル 0日目
一人暮らしの娘の安否を確認する。それが今回請けた仕事の内容だ。ある時を境に連絡が取れなくなった街の事だから危険性は高く、報酬は命を賭けるに値する額だ。事態が悪化する前にと街へ赴いたが、時すでに遅く娘は生ける死者、ゾンビと化していた。仕方なく娘を殺し、遺品を回収する。
「早くこの町を出よう」と思った矢先、大量のゾンビに囲まれている事に気付く。脱出を阻むかのような猛攻から逃げおおせたのはそれから数時間後の事で、現在地も分からず荷物や武器は失ってしまった。手元にあるのは食料と娘の遺品のみ。食料が尽きる前に脱出しなければ――娘と同じ末路を辿る。
1日目
【戦闘】商店街を移動中、不気味な人影! ゾンビか・・・なんだ、マネキンじゃないか。と、安心したのも束の間、背後から本物のゾンビが! 6のダメージ! 食糧:-2
路地裏から人間が飛び出してきた。と思えば野良犬がマネキンを倒しただけの事だった。紛らわしい、とマネキンを道の端に追いやっていると背後から異臭がした。反射的に飛び退くとゾンビの腕が空を切る。全く、油断も隙もない。
HP94 食糧98
2日目
【探索】無数のカラスが舞う沼地で、銃を握った死体を発見。ライフル(【戦闘】で受けるダメージ常に-2。最低1点は受ける)を得た! 食糧:-3
があがあと烏が喚く沼地の中に、その死体はあった。死肉は食い散らかされ性別の判断すら難しいが、一丁のライフルを抱いている。懐には予備の銃弾もあり、十分に使えるレベルだ。「……活用させてもらう」
HP94 食糧95/ライフル(戦闘ダメージ-2)
3日目
【戦闘】「奴は何かいいものを持っているらしいぜぇ!」暴徒の群れがあなたを襲う! 「あなたの持つアイテムの数×5 +2」点のダメージ! 食糧:-2
(→基本ダメージ:1×5+2=7)
生きたヒト全てが味方ではない。このような極限状況では持てる者を襲うのは当然の事だろう。だが、こちらも貴重な武器をやすやすと手放すほど優しくない。数体の死体を見下ろして「ハイエナにかける慈悲はない」と呟いた。
HP89 食糧93/ライフル(戦闘ダメージ-2)
4日目
【探索】死体の転がる民家で偶然、地下室の入り口を発見。中には手つかずの保存食や包帯があった! HP:+3 食糧:+6
廃屋を探索して地下室を発見し、まだ新しい食料と包帯を失敬する。一階には人間とゾンビの骸があり、傍らには血がべったりと付着したコンクリート片があった。相討ちなのか第三者の手によるものなのか、判断はつかない。どちらでも良い。彼らはこちらに危害を加えない、その事実だけで十分だ。
HP92 食糧99/ライフル(戦闘ダメージ-2)
5日目
【アクシデント】親切そうな集団と遭遇。だが、起きると食糧の大半を持ち逃げされていた! 食糧が半分(端数切り捨て)になる。ただし、食糧50以下の場合は代わりに食糧:-7。
(→食糧99÷2=49)
食糧と情報の交換に応じたのが間違いだった。彼らが用意した食糧には睡眠薬が混ぜられていたらしく、気付けば朝になっていた上に食料の半分が持ち去られた。……しかし、被害がそれだけで済んだ事は幸運かもしれない。相手が相手なら死んでいた。その事実を肝に銘じ、改めて気を引き締めた。
HP92 食糧50/ライフル(戦闘ダメージ-2)
6日目
【同行者】人を勇気付ける歌をうたう元歌手(アイテム扱い。HP60以下の間、1日ごとにHP+2。その日の結果を計算後に適用)に出会った。連れて行くかは任意。食糧:-3
(→連れて行く+ユツキさん宅のマイメア支援)
彼は元々はこの街でそれなりに人気を博した歌手らしい。身にまとう服は良い仕立ての物だが、泥や埃にまみれている。彼はとても慌てた様子で「助けて下さい」とよく通る声で言った。彼の話は混乱していて要領を得ないが、どうやらこの近辺のビルで一組の男女がゾンビの群れに襲われているようだ。
放っておけばこちらにも火の粉がかかる恐れがある。ゾンビの目が件の男女に向いている間に数を減らしておいた方が良いだろう。また、二人を助けた暁には彼が旅に同行し、得意の歌で支援すると言う。保身目的もあるのだろうが、悪い話ではない。ライフルの残弾数を確認し、ビルへ向かう。
HP92 食糧47/ライフル(戦闘ダメージ-2)元歌手(HP60以下時毎日HP+2)
7日目
【探索】商店街を探索。安全靴(【探索】で減少する食糧が本来より1点少なくなる。最低1)を得た! こんな世界ではどれだけ歩け、走れるかは重要だ。食糧:-1
(→元歌手と別れて安全靴入手+二十日さん宅の八木さん支援)
商店街の一角、靴屋を探索した。空き箱が多く視界が悪い。危惧していた通りゾンビが物陰から現れるが、眉間を撃ち事なきを得た。……と、そこで元歌手の男が逃げた事に気付く。臆病な気質だとは思っていた。ゾンビが履いていた靴が新品同様だったため奪い取り、靴屋を後にする。彼を待つ義理は無い。
商店街を出て辺りを見回すと、崩れたビルの姿が目に入った。空は暗く小雨がぱらぱらと降っている。恐らく、もう少し経てば本降りになるだろう。あのビルは雨宿り兼今日の宿として丁度いい。……ゾンビがはびこっていなければ、の話だが。
HP92 食糧46/ライフル(戦闘ダメージ-2)安全靴(探索時の食糧消費を1軽減)
8日目
【探索】教会跡を探索。お守り(時刻で効果が変わる【アクシデント】で好きな効果を選べる。使い捨て)を得た! 近くの墓地には・・・近付かない方が賢明だろう。食糧:-3
(→持って行かない)
この状況下では信仰も脆いものだ。目ぼしい物は無いかと訪れた教会だが、食料や金目のものは見事に持ち去られていた。見つかったものといえば十字架のお守りぐらいだが、持ち歩いたところで何の意味もない。裏手に墓地がある事を考えるとこれ以上の滞在は危険だ。見切りをつけて教会を後にする。
HP92 食糧44/ライフル(戦闘ダメージ-2)安全靴(探索時の食糧消費を1軽減)
9日目
【戦闘】ゾンビの残骸の山で煙草をふかす重武装の軍人。「ん? お前はもしや・・・」もし君がクリアフラグを持っているなら問答無用で襲われ10のダメージ! 食糧:-2
(→戦闘回避+二十日さん宅八木さん診断結果に便乗して食糧+2)
その男が危険な事は一目見て分かった。屍の山の頂で腐臭に顔をしかめる事なく煙草をふかしている。軍服姿で手には重火器。関わり合いになりたくない人種だ。男はこちらの視線に気づいたが、暫くこちらを観察した後視線を宙に戻した。男がこちらに再度興味を持つ前に、足早にその場を後にする。
腐臭が消えた辺りで数日前にビルで助けた男女と再会する。彼らの話によるとこの近辺で食糧庫が見つかったらしい。早速向かうとヒロシゲと八木の二人組に再会する。今日は随分見知った顔と再会する、と思いながら僅かに残された食糧を頂戴する。今日一日分にしかならないが、節制できたのは幸いだった。
HP92 食糧44/ライフル(戦闘ダメージ-2)安全靴(探索時の食糧消費を1軽減)
10日目
【探索】高台から地獄と化した街並みを見下ろす・・・遠くに奇妙な広場のある施設を発見。何かの離着陸場か・・・!? クリアフラグB(アイテムではない)を得た! 食糧:-4
(+ササニシキさん宅江ノ原さん診断結果に便乗して食糧+2)
小高い丘の上に建っていた展望台に登る。使えそうな品は残されていなかったが、屋上から街の景色が一望できた。流石に全ての地理は把握できないが、不自然に開けた場を発見する。恐らく飛行場で、脱出ルートとなり得るものだ。大まかな距離と方角を覚え、今日はここで野宿をする。
本格的に野営の準備に入る前に、ここからさほど遠くない場所に建つ建物へ向かった。昨日訪れた食糧庫と酷似する作りの建物は、もしやと思ったが案の定同じタイプの食糧庫だった。神父の格好をした男と挨拶と軽い会話を交わし、僅かな食糧を得る。
HP92 食糧43/ライフル(戦闘ダメージ-2)安全靴(探索時の食糧消費を1軽減)/クリアフラグB