ゾンビサバイバル 71日目

【探索】ドラッグストアで大量の睡眠薬を発見。安らかにこの地獄を脱してもよい。だがそれに背を向け、もがき、あがき、1日でも生きるというなら、ゲームを続けたまえ。食糧:-2

 怪我の手当てに使える薬が無いかとドラッグストアを探索したが、それらしい薬はあらかた持ち去られていた。目につくのはうず高く積まれた睡眠薬ぐらいだが、こんなものに用は無い。……まだ、自ら死を選ぶほど絶望していない。

HP13 食糧5/歴戦の老軍人(戦闘ダメージ最大3)/クリアフラグA・B/館発見済

72日目

【探索】わしの食糧は誰にも渡さんぞ! とわめきちらす元金持ちらしき中年男を発見。もし襲って奪うことにするなら、3のダメージを受け、食糧9を得る。いずれにせよ食糧:-3
(→襲って奪う)

「さっきは取り乱してすまなかったな」そう言って弱弱しく微笑むのは、身なり良い中年男だ。出会うなり食糧は渡さないとわめいて暴れたため少し負傷したが、説得を重ねると落ち着きを取り戻した。「折角だから一緒に昼食でも」と持ちかけると二つ返事で承諾したから、根は善人なのだろう。
 隙を見て中年男の飲み物に睡眠薬を入れる。昨日の探索で手に入れたものだが、早速出番があるとは思わなかった。人を騙して食糧を奪うのはやや気が引けるが、余裕のある相手から少量拝借する程度なら可愛いものだ。出来る事ならば穏便に食糧を得たいものだが、取引に使える物は無かった。

HP10 食糧11/歴戦の老軍人(戦闘ダメージ最大3)/クリアフラグA・B/館発見済

73日目

【アクシデント】ゾンビを恐れるあまり、立て籠もって食糧を独り占めする男を説得できるか? 今が17時~深夜1時なら成功、食糧+5。それ以外なら銃で撃たれ7のダメージ!
(→0時に診断、食糧+5)

 昨日に続いて恐慌状態に陥った男と出会った。こちらに敵意は無い事を何度も説き、老軍人も銃を地面に置いて両手を挙げた。そうした説得が功を奏したのか、落ち着きを取り戻した男が礼代わりに食糧をくれた。出会ったばかりの男に貴重な食糧を分け与えるとは、随分と人が良い。

HP10 食糧16/歴戦の老軍人(戦闘ダメージ最大3)/クリアフラグA・B/館発見済

74日目

【戦闘】ゾンビに襲われた人間を助けるが、今度はそいつが食糧目当てで襲ってきた! 殺伐! 6のダメージ!(食糧8を渡すならノーダメージ) いずれにせよ食糧:-2
(→食糧を渡す)

 恩を仇で返すとはこの事か。ゾンビから助けた男が今度は食糧目当てでラウルを襲う。余裕があれば返り討ちに遭わせたものだが、今は無駄な争いは避けるに越した事は無い。手持ちの食糧の半分を渡すと、男は満足げにその場を去った。強盗に遭ったようなもので、気分が悪い。

HP10 食糧6/歴戦の老軍人(戦闘ダメージ最大3)/クリアフラグA・B/館発見済

75日目

【同行者】歴戦の老軍人(アイテム扱い。4点以上のダメージを受けるような【戦闘】でも最終的に受けるダメージが最大3点になる)が同行を申し出た。連れて行くかは好きにせよ。
(→連れて行かない)

 老軍人と似た雰囲気の男だ、と思ったら案の定彼の同僚だった。やはり一般人の手助けをすべく動いているようだが、ラウルは既に老軍人の世話になっている。「見ての通り、もう間に合っている」と告げると男は「そうだな」と納得して立ち去った。

HP10 食糧6/歴戦の老軍人(戦闘ダメージ最大3)/クリアフラグA・B/館発見済

76日目

【戦闘】不気味な地響きが・・・信じられないほど巨大なゾンビがビルの間から顔を出した! 12のダメージ! もし食糧10を捨てればそれに興味を示し、その隙に逃げてノーダメージ。
(→戦闘+ユツキさん宅ミラさんよりまだ動かせるバイク頂きました)

 非現実的にも程がある。
 ラウルの前に現れたゾンビはそう思わせるに値する大きさだった。一歩歩く度に大地が震え、ビルが少し大きめの精巧な玩具に見える。一応人の形をとっているが、この大きさだ。本当に元は人間なのか怪しい。
「まずいな」
 ラウルの隣で老軍人が呟き、それを肯定するようにラウルも頷いた。ゾンビは既にこちらの姿を認めている。いくら愚鈍なゾンビとはいえ、あの体躯に比例した広い歩幅ではこちらが全力疾走したところで逃げおおせられるか怪しい。そもそもラウルの怪我の状態からして走る事も危うい。
 それではゾンビを倒すか? それこそ無謀というものだ。
「……ラウル、俺があいつの気を引いておいてやるからその間に逃げとけ」
「…………」
 二人生き残る事が目標ならば、無難な策だ。しかし強いとはいえ彼は老人だ。ゾンビの気を引いた後、全力疾走で逃げ切れるかどうか怪しいものがある。
 それ以外の手段――例えば、食糧をばら撒いてゾンビがそれを食ってる隙に逃げる、という策もある。手持ちの食糧のほぼ全てを捨てなければならないが、確実性は高い。
 どちらの策を採るべきか、と考えているとゾンビがいる方角の反対側からエンジンの稼働音が聞こえてきた。音はどんどん近くなり、ラウルがちらりと音のする方に目をやると、一人の青年がバイクにまたがってこちらに向かって来ていた。

 青年が駆るバイクは大きく後輪を滑らせてラウルと老軍人の目の前に停まり、余り気味の大きな座席を軽く叩いた。
「乗れ!」
 青年の言葉にいち早く反応したのは老軍人で、ひらりと座席に飛び乗った。続いてラウルも座席に乗る。バイクに三人で乗るのは流石に無理があるが、我儘は言っていられない。老軍人の体にしっかりとしがみついた。
「よーっし、振り落とされんなよ!」
 青年がハンドルを捻るとひときわ大きなエンジン音が鳴り、猛スピードで来た道を戻り始めた。巨大なゾンビが咆哮をあげ、コンクリート片を投げつけてくるが老軍人がそれを撃ち落とす。破砕されたコンクリート片が時折ラウルの頭上に降って来るが、それほど大きなダメージにはならない。
 見る見るうちにゾンビの姿が遠くなっていった。

「あんなでかいゾンビもいるんだな」
 ゾンビの気配が無い場所でバイクを停めた青年は、ミラと名乗った。軽い雰囲気を感じさせる男だが使い込まれたショットガンを背負い、腰には見た事のない奇妙な銃を提げている。服の汚れ具合も考えると、かなりの日数をこの街で過ごしてきた手練れと見ていいだろう。
「さっきは助かった」
「礼とかいいって。つーかお前だいぶ死にかけっぽいな」
「……否定はしない」
 ミラは暫くの間ラウルと老軍人を見比べ、「よし」と呟いてポケットから鍵を取り出して老軍人に渡した。
「このバイクやるよ」
「いいのか?」
 走ることも出来ない現状からすると、バイクという乗り物は非常に魅力的だ。しかし、ラウルにはバイクの代わりに差し出せる物が無い。ミラにもそれは分かっているはずなのに、バイクを差し出すとはどういう事だ。
「俺は武器もあるしまだまだ元気だしさ、お前らが使った方が良いって」
「……恩に着る」
 ラウルが頭を下げると、ミラは「大袈裟だなー」と苦笑した。
「そんじゃな」
 ミラがひらひらと手を振ってその場を後にしてから、ラウルと老軍人はその場で野営をする準備を始めた。
 知り合ったばかりの他人に、何の見返りも求めず、バイクのような便利な品を差し出す。貰う側からすると有難い事この上ない話だが、差し出す側は何を考えているのか。理解し難く、考えるだけで頭痛がひどくなる。
 頭を働かせる事すら、億劫になっていた。

HP7 食糧6/歴戦の老軍人(戦闘ダメージ最大3)まだ動かせるバイク(2回行動可)/クリアフラグA・B/館発見済

77日目

【拠点】金持ちらしき死体の上着から、無人のシェルターの鍵(アイテム扱い。以降【休息】が出るたび、その内容を「HP:+1 食糧:-2」に変更してもよい)を発見! 食糧:-2
(→持って行かない)

 悪趣味な装飾が施された鍵は、どうやらこの近辺にあったシェルターの鍵らしい。念のため中を探索してみたが食糧は無く、ただの休息場所のようだった。ゾンビを警戒せずに済むのは有難いが、ラウルが探しているのはヘリポートであって休息場所ではない。鍵を金持ちの死体の懐に戻して探索を再開した。

HP7 食糧4/歴戦の老軍人(戦闘ダメージ最大3)まだ動かせるバイク(2回行動可)/クリアフラグA・B/館発見済

78日目

【アクシデント】棚の上に逃れたあなたに下から伸びる、無数のゾンビの手、手、手! 今が13~深夜1時ならかすり傷ですみ2(それ以外なら8)のダメージ! 食糧:-2
(→0時に診断、2のダメージ)

 傷口が開いてきたのだろうか。体を動かすのがひどく億劫だ。ゾンビの大群から逃れるように登った棚の天板でじっと身を横たえた。ふっと気を抜けば、がたがたと棚を揺らし手を伸ばすゾンビに捕まりそうになる。じわりとぶれる視界の中、ゾンビの大群を処理していく老軍人の銃声だけが頼りだった。
 すっかり老軍人に依存してしまっている現状を申し訳ないと思わない事は無い。ここ最近の体調の悪さを考えると「後始末」を頼む可能性も高くなってきた。老軍人にこの事を言うと「そんな事は考えるな」と叱られるのだろうが、事実は事実だ。今晩にでも「後始末」について書いたメモをもう一度確認しておこう。

HP5 食糧2/歴戦の老軍人(戦闘ダメージ最大3)まだ動かせるバイク(2回行動可)/クリアフラグA・B/館発見済

79日目

【変異】突然変異したゾンビに噛まれ、君は自我持つハーフゾンビ人となった! 以後永久にゾンビ化しなくなるが【同行者】をすべて失い、新たに得ることもできない。食糧:-12

 人語を解し、ヒトのように振る舞うゾンビがいるとは思わなかった。完全に油断していた。
 ホームレスの様な格好をしていたが、いつでもギターを演奏できるように引っ掛けているのが特徴的な男だった。彼は「病院はどこにあるか」と尋ね、大まかな方角とここからは少し距離がある事を伝えると感謝もした。
 そして彼がお礼にとギターの演奏を始めた途端、どこからともなくゾンビの群れが湧いて出た。老軍人がゾンビの群れを迎え撃ち、ラウルは男と共に安全圏へ避難する。
 彼が人間であれば、それでよかった。
 首筋に生臭さと痛み、そして熱さが感じられる瞬間まで彼が高い知性を持つゾンビだと言う事に気付かなかった。視界の端に紅が飛び、急速に世界が暗転していく。老軍人が放つ銃声に紛れて、彼の声が聞こえた。
「ようこそ」

 * * *

 重いまぶたをこじ開けると、視界が妙に濁っていた。黄土色の膜がうっすらとかかったような世界で、老軍人の後姿が見える。視界の角度からして、どうやら地面に寝かされているようだ。地面に手をついて上半身を起こす。不思議な事に、先程まで絶えず全身を襲っていた痛みや疲労感は綺麗に消え失せていた。ふと手元を見ると生気が失せたような肌の色をしている。
 何かがおかしい。
「……生きている、のか?」
 誰にともなく呟くと、老軍人が獣のような反応速度でこちらを向いた。その手にはショットガンが握られている。こちらの姿を認めた老軍人は、ひどく驚いた顔をしていた。
「……ラウルか?」
「何だ、その質問は」
 生きているのが信じられない。老軍人の表情がそう物語っている。そう、まるで――
「――死者が蘇った、とでも思っているのか?」
 平和な世の中であれば一種の冗談にもなり得ただろう。しかし、この状況下ではその言葉が意味する所はまるで違う。
「俺は一度死んだのか?」
 一度死んで、ヒトとは異なる者として蘇ったのか?
 ラウルの問いかけに対して、老軍人はたっぷりと沈黙を守った後で、静かに頷いた。

「あのギター弾きの男はゾンビだった」
 日は暮れて、ラウルは老軍人と焚き火を挟んで向かい合った。荷物から各自の食糧を取り出し、封を切る。疲労はすっかり消え失せたが、飢えは未だに残っている。むしろ、加速している。
「首筋を噛まれた事は俺自身も覚えている」
 ラウルは首筋に手をやる。歯形のような窪みができていたが、出血はしていない。傷口は完全に塞がっており、つい先程噛まれたとは思えない。
「湧いたゾンビは始末したが、あの男は取り逃がした。その後お前の手当てをしようとしたが……」
 老軍人は言葉を濁すので、ラウルは続きを言った。
「その時には俺の脈は無かった」
「そういう事だ」
 辺りがしんと静まる。ラウルは無言で乾パンの袋を空にし、牛肉の缶詰を開けた。飢餓感が強く、何かを食べていないと考えがまとまらない。
「……人間としての意識を保つゾンビもいる、という話は聞いたことがある」
 老軍人が独白のように呟き、ラウルはそれを聞きながら牛肉を口に運ぶ。味付けが濃い。もっとシンプルで、何も手を加えていない新鮮な肉が食べたい。
 新鮮な肉。
「治療法もあるようだが、優秀な医師と設備が必要だと」
「治療薬では直せない、という事か?」
「あれは『ゾンビになりかけの者』にしか効かないからな」
 既にゾンビと化してしまったラウルには害悪でしかないと言う。
 優秀な医師と設備が必要となると、病院に向かう必要がある。しかし、ここから病院までかなりの距離があった。それはあのギター弾きの男に説明したばかりだからよく知っている。病院は遠いと知ったからこそ、あの男はラウルを襲ったのだろうか。
 考えているうちに牛肉の缶詰が空になった。蜜柑の缶詰を開けて食べ始める。これが最後の缶詰だ。一気に喉の奥へ流し込み、空になった缶詰を後ろに放り投げる。
「病院に向かおう」
 老軍人の提案は当然のものだが、ラウルは首を振った。「駄目だ」
「駄目だ?」
「それまで持たない」
 治療を受ければ元の状態に戻る。それは「人間としての意識を保ったゾンビ」に限る話だろう。ただのゾンビが人間に戻れるのならば、これほどまでに事態は悪化していない。
 そして、この状態に堕してなお人間としての意識を保てるのは、生命力に余裕がある者だけだろう。生命の維持が困難になれば、人間としての意識もプライドも消え失せ、ただただ生に執着して他者を襲う害悪と成り果てる。
 体力は病院まで持つ。問題は、異常なまでの飢餓感だ。あと二、三日分はあった食糧を平らげてなお腹が減って仕方がない。食事の量を最低限に絞った反動と言うには異常すぎる。
「腹が減って、肉が喰いたくて仕方がない」
 それだけ言って老軍人をちらりと見る。それだけで、何を意味するかは分かるだろう。
「私の食糧を分けてやる」
「お前の手持ちの食糧も少ないだろう。仮にそれを食って病院で治療を受けたとして、その後はどうなる?」
 あの病院は善意で成り立っているとはいえ、訪れる人々に食糧を分け与えるほどの余裕はない。結果は目に見えている。共倒れだ。
 この街はどこに行っても食糧問題は深刻だ。街を訪れて間もない頃、薬を盛られて多くの食糧を奪われた事を思い出す。ラウル自身もまた、つい先日人の良さそうな男に薬を盛って食糧を奪った。
 誰も彼もが、生きる事に飢えている。

「俺が人間でいる間に、俺を殺せ」

 それが最も現実的な進路だ。
 まだ生きたい。フォルテと会いたい。
 けれども、これ以上生きる道筋が見つからない。飢えのあまり腹が鳴っているのかと思いきや、ゾンビのような唸り声が喉から漏れだしていた。腹が減った。焚き火を挟んで座る老人が、約五十日間行動を共にした信頼できる相棒なのか、筋が張っていそうだが食えない事は無い食糧なのか、境界が揺らぐ。
「…………」
 老軍人は暫く黙っていたが、ショットガンを手にして立ち上がった。
「……メモは、鞄の中に」
 何度か老軍人に伝えた事だが、最期にもう一度だけ念を押す。老軍人は「任せろ」と呟いて安全装置を解除した。
 ずっと頭に巻いていたバンダナを解き、老軍人に渡した。
「これは、メモの最後に書いておいた住所に」
「了解した」
 老軍人はショットガンの銃口をラウルの額に押し当てる。金属の冷たさが否が応にも死を連想させる。
「最期まで、手間をかけてすまない」
「謝るのは私の方だ」
 老軍人が唇を強く噛む。ラウルは静かに目を閉じ、その時を待った。
 いたずらに長引く痛みに苦しむ事も無く、ゾンビと化して人を襲う事も無く、一瞬で命が終わる。
 この状況下では、幸せな死に方を迎えた部類なのかもしれない。悪い結末ではあるが、最悪ではなかった。

 * * *

 何が歴戦の老軍人だ。
 たった一人の一般人を守ることも出来なかった。自分の行動次第では、彼が生き延びる道もあったのではないだろうか。津波のように押し寄せる後悔に耐えながら、彼の埋葬を終えた。
 彼の鞄を開け、鞄の奥底に隠されたメモを読む。彼はとある人物の依頼でこの街を訪ね、そして依頼を達成して町から出る手段を探していた。メモに記されていたのは、依頼主の住所と連絡先。そして依頼主に渡すための報告書類が別紙にまとめられていた。証拠として女物のネックレスもあった。
 彼が請けた依頼についての書類に一通り目を通し、最後に書かれていた別の人物の住所も確認する。「恋人」と短い補足があるだけで、それ以上の説明は無かった。しかし、このバンダナを届けてほしいと願った相手だ。彼にとってどれほど重要な位置にある人物かよく分かる。「恋人」の二文字が重い。

 彼の埋葬やメモの確認をしている間に夜が明けつつあった。
 老軍人は焚き火の始末をし、バイクの調子を確認する。まだ燃料は残っている。
 バイクが動くうちに近辺の探索を進めてヘリポートを見つけたい。そして、まずはこの街を脱出して彼の依頼主に事の顛末を報告し、彼の恋人にバンダナを届けたい。
 一般人を守ると言う務めが果たせなかった今、老軍人に出来る償いはそれぐらいだ。その後は、あの町からの脱出路を確保した上で彼と同じような犠牲者を出さないよう尽力する。自分自身に残されたわずかな寿命の全てを注ぎ込むことになるだろうが、ためらいはない。
「行くか」
 自身の鞄と彼の鞄を肩にかけてバイクに乗ってその場を出発した。
 老軍人の姿が見えなくなった頃、地平線から朝日が昇り、墓標代わりに突き立てられたショットガンを艶やかに照らした。

(+この後、phimaさん宅辿助さんにクリアフラグA譲渡)
HP5 食糧0/まだ動かせるバイク(2回行動可)/ハーフゾンビ(ゾンビ化無効・同行者不可)/クリアフラグB/館発見済
【DEAD END】

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