夕暮れ時の公園
あなたは夕暮れの空の広がる先に足を踏み入れる。
その先には草に覆われた遊具とプレハブ小屋のある公園がひろがっていた。
カラスの鳴き声と学校のチャイムが聞こえる。
あちらこちらの家から食事の香りが漂っていた。
振りかえれば、奇妙なことに開け放たれた襖がぽっかりとうかび、畳の部屋が向こうに見える。
しかし、鼻につく懐かしい香りは、それがまぎれもない現実だとあなたに告げている。
KP(マテ)
あなたはノスタルジーと共に強烈な違和感を感じる SANC(0/1d3)
朝生 直純(ミナカミ)
ccb<=47 SANチェック
Cthulhu : (1D100<=47) → 77 → 失敗
朝生 直純(ミナカミ)
1d3
Cthulhu : (1D3) → 3
朝生 直純(ミナカミ)
いつもの。
KP(マテ)
最大値持っていきますねえ…
朝生 直純(ミナカミ)
47→44
KP(マテ)
続けてアイデアをどうぞ
朝生 直純(ミナカミ)
ccb<=70 アイデア
Cthulhu : (1D100<=70) → 28 → 成功
KP(マテ)
あなたはこの公園が【小学生の時に遊んでいた公園】だということを思い出す。
KP(マテ)
昔遊んだ公園にきたよ!
朝生 直純(ミナカミ)
「……なるほど。懐かしいと思ったらそういうことか。……しかし、ますますわけがわからなくなるね……」
KP(マテ)
ノスタルジーでいっぱいだ…。
朝生 直純(ミナカミ)
BGMすらノスタルジー満点ですからね。
KP(マテ)
へっへっへ!
KP(マテ)
では、「現の盃」再開です!
KP(マテ)
襖甲に足を踏み入れた朝生さん。夕暮れの空の下、そこにはかつて遊んだ公園が目の前に広がっていた。
KP(マテ)
公園には遊具やプレハブ小屋があります。
朝生 直純(ミナカミ)
辺りを見渡しても誰の姿もありませんか?
KP(マテ)
誰の姿もないですね。ポツンと一人だけです。
KP(マテ)
ですが、遊具のそばにはいくつものランドセルが置かれているのがわかります。
朝生 直純(ミナカミ)
集団失踪事件……か…… #アイデア大暴投
KP(マテ)
アイデアFBしてるよ!しっかり!
朝生 直純(ミナカミ)
しっかりする! プレハブ小屋が怪しいので調べたいですKP!
KP(マテ)
オケーです!ではプレハブ小屋に!
■プレハブ小屋
プレハブはぱっと見ぼろぼろで、自治会の倉庫として使われているものだとわかる。
鍵はかかっていないようだ。
朝生 直純(ミナカミ)
「大らかな時代だったものだ」 プレハブ小屋の中から物音はしますか?
KP(マテ)
聞き耳をどうぞ
朝生 直純(ミナカミ)
ccb<=70 聞き耳
Cthulhu : (1D100<=70) → 20 → 成功
KP(マテ)
成功ですね~!中に誰かがいる気配がわかります。
朝生 直純(ミナカミ)
ほほう。では扉をノックしてみます。
KP(マテ)
ノックをする。
KP(マテ)
朝生さんは軽く小屋の扉をノックした。
KP(マテ)
すると中から小さな声で「…誰…?もう見つかっちゃった…?」という声がします。
朝生 直純(ミナカミ)
子供の声ですか?
KP(マテ)
子供の声です。
朝生 直純(ミナカミ)
「おや。もしかしてかくれんぼ中だったかな」
KP(マテ)
小屋の扉が静かに開き、鬼の面をかぶった少年が少し顔を出します。
KP(マテ)
そしてあたりをキョロキョロ見渡し、あなたに手招きをします。
朝生 直純(ミナカミ)
「こんにちは」 挨拶したら手招きされた。大人しくホイホイされましょう。
少年(マテ)
「シーッ!今かくれんぼ中なんだ。そこにいられると見つかっちゃう。早くはいって!」
朝生 直純(ミナカミ)
「ああ、邪魔をしてすまないね」 ひそひそしながら入りますよ!
少年(マテ)
「ふう、見つかったかと思っちゃった…。」
KP(マテ)
鬼の仮面をつけた少年は一息つくと窓の外を覗いてみたり耳を澄ませてみたりしています。
朝生 直純(ミナカミ)
KP、ちなみにこの子オレンジの着物を着ていますか?
KP(マテ)
着てないですね
KP(マテ)
鬼の面はつけています。
朝生 直純(ミナカミ)
着てないのか……鬼の仮面をつけておいて……
KP(マテ)
着物着てかくれんぼしたらすごいことに…
朝生 直純(ミナカミ)
「遊具の前にランドセルが置いていたけど、あれは君達のものかな」
少年(マテ)
「うん、そうだよ!」
KP(マテ)
ひとしきり窓の外を確認すると少年は床にちょこんと座ります。
少年(マテ)
「いまね、直純くんとかくれんぼをしてるんだよ」
少年(マテ)
「鬼をやってる直純くんは見つけるの上手だから、ちゃんと隠れてないと…。」
朝生 直純(ミナカミ)
「へえ。君は鬼の面をつけているけれど、今はその直純君が鬼なんだね」
少年(マテ)
「うん!鬼は順番なんだよ!…この、お面はね、つけていないといけないんだって。お父さんが言ってた。」お面をちょっと触る。
少年(マテ)
「僕、どうしてもこのかくれんぼで勝ちたいんだ。だからお兄さん、静かにしててね。」
朝生 直純(ミナカミ)
「どうしてつけていないといけないのか、その理由は教えてもらったのかな。理由を知ってるのと知らないのとでは気の持ちようが違うだろう」
朝生 直純(ミナカミ)
「……ああ、そうだね。静かにしていよう」 声を潜めます。
少年(マテ)
少年は「うーん?理由は教えてもらってないからわからないや!」と首をかしげていますね。
少年(マテ)
「ありがとうお兄さん…あのね」
少年(マテ)
「僕…今日で遠いところに行かなければならなくなっちゃったんだ。だから最後にみんなと賭けをしてるんだ。」
朝生 直純(ミナカミ)
「賭博行為は違法だ。悪い子だな君は」 冗談めかして小さく笑います。
少年(マテ)
「だ、大丈夫だもん!悪い賭けじゃないもん…!」ちょっとわたわた
朝生 直純(ミナカミ)
「ふふ、じゃあ、どんな賭けをしたのかな」
少年(マテ)
グイッと朝生さんに顔を近づけて小声で「…最後まで鬼に見つからなかったら、みんなの宝物がもらえるんだよ。全然悪い賭けじゃないでしょ!」
朝生 直純(ミナカミ)
「なるほど。だからどうしても勝ちたい、と」
少年(マテ)
「うん。でも鬼をやってる直純くんは見つけるの上手だからな~…」その場で伸びをする
少年(マテ)
「もう会えないかもしれないからね…、だからね、どうしても最後にね、みんなの思い出がほしいんだ」
朝生 直純(ミナカミ)
「……多分、勝てるよ。君はみんなの宝物を手に入れる」 クッキー缶の中身を思い出しながら、そう話しかけます。
少年(マテ)
「…え、本当?」少年はすごくうれしそうな声をあげますね
KP(マテ)
(何か少年に聞くことはありませんか?)
朝生 直純(ミナカミ)
うーん…… 「ここで会ったのも何かの縁だ。君はなんて言う名前なのかな」 ……と、名前を聞いておくかな……
少年(マテ)
「……僕?」
少年(マテ)
「僕の名前は"りょういち"」
KP(マテ)
ここで外から声がしますね
KP(マテ)
外から「もういいかい?」という声がきこえ、少年は慌てて屈んで静かにするよう促します。
KP(マテ)
聞き覚えがあるが違和感のある声、つまりは子供の頃のあなたの声がする。
朝生 直純(ミナカミ)
「りょういち君、ね……(差出人の名前と同じか……)」 同じように屈んで静かにします。
KP(マテ)
しばらくじっとしているとその声は遠ざかっていきます。
KP(マテ)
少年は身を乗り出して窓から外を確認する。
少年(マテ)
「あーっびっくりした…。見つかるかと思ったぁ…。」
朝生 直純(ミナカミ)
「多分勝てるって言っただろう?」
少年(マテ)
「お兄さんすごいや!…あっ、そうだ。」少年はゴソゴソとポケットを探る。
少年(マテ)
「これあげる。静かにしてくれたお礼!」と言ってハンカチにつつまれたものを渡してきます。
朝生 直純(ミナカミ)
「うん?」 素直に受け取ってハンカチを開きます。
KP(マテ)
ハンカチをソッとあけると陶器のかけらが入っていた。
KP(マテ)
貴方が玄関先で受け取った桐箱に入っていた陶器の片割れのようだ。
少年(マテ)
「おとうさんに渡された大切なものだけど、もう必要ない。使いたくないし」
少年(マテ)
「そんなものがなくても、ぼくたちはともだちになれたから」
朝生 直純(ミナカミ)
「ふぅん……。ありがたく貰っておくよ」
少年(マテ)
「うん!」嬉しそうに膝を抱える
KP(マテ)
ふとあなたの懐から玄関先で受け取った陶器の欠片が転がり落ちてくる。
KP(マテ)
いつのまにか持ってきていたようだ。
朝生 直純(ミナカミ)
いつのまに……合わせてみるとぴったりくっつくんでしょうね……
KP(マテ)
くっけますか?
KP(マテ)
くっつけ、ますか!
朝生 直純(ミナカミ)
KPがすごい前のめりで聞いてくる!!
朝生 直純(ミナカミ)
えっじゃあ……くっつけてみる……
KP(マテ)
ヘヘ
KP(マテ)
はーい!
KP(マテ)
送られてきたかけらとあわせればぴったりとかみ合い、そしてすっとつなぎ目がくっつく。
KP(マテ)
亀裂もなくなり、ひとつの盃としてできあがる。
KP(マテ)
そして完成した陶器から目を離し、顔を上げると
少年(マテ)
少年がいつの間にか消えている。
朝生 直純(ミナカミ)
「おや」 辺りをきょろきょろ見渡してみるけどいないんだろう。知ってる。
KP(マテ)
プレハブ小屋には朝生さん一人がポツンと佇んでますね
朝生 直純(ミナカミ)
「不思議なことばかりだね……」 完成した盃を懐に入れて、プレハブ小屋を出ましょう。
KP(マテ)
では朝生さんはプレハブ小屋を一人出ていく。
KP(マテ)
プレハブ小屋からでると、遠くから声が響く。
KP(マテ)
「もーいーかい?」
KP(マテ)
それは幼い頃の自分の声だ。
KP(マテ)
「もーいーよ」
KP(マテ)
幼い誰かの声も響く。プレハブ小屋の中からも。
KP(マテ)
そして
KP(マテ)
そこにもう一つの声が重なった。
KP(マテ)
「もういいよ」
KP(マテ)
あなたがその声に気がづきハッとして振り返れば、プレハブ小屋の上に何かがいる。
KP(マテ)
鬼の面をかぶり、かぎづめのような手足を持つ四つん這いになった異形が、だらだらと血を流しながら見下ろしている。
KP(マテ)
身にまとう着物はぼろくずのようになっていた。まるで誰かと争ったあとかのように。
KP(マテ)
ぽたり、ぽたりと血が滴っている。
異形(マテ)
「あな、くやしや、くやしや。」
異形(マテ)
「御曹司にしてやられるとは、御曹司に、裏切られるとは」
異形(マテ)
「だが見つけた」
異形(マテ)
「まだ間に合う。ぬしが仲間になればこちらのものよ。御曹司も正気を取り戻すであろう。」
KP(マテ)
血を流し明らかに鬼としか思えない異形のものを前にしたあなたはSANC(1/1d6)
朝生 直純(ミナカミ)
日本刀1CL補正使っていいすか!
KP(マテ)
いいっすよ!
朝生 直純(ミナカミ)
ccb<=(44+20) SANチェック
Cthulhu : (1D100<=64) → 6 → スペシャル
朝生 直純(ミナカミ)
?
KP(マテ)
?
KP(マテ)
減少-1です
朝生 直純(ミナカミ)
44→43
KP(マテ)
戦闘になります。逃走するならばDEX8との対抗ロールです
朝生 直純(ミナカミ)
DEXそんなに高くないんだよな……!
KP(マテ)
逃走を試みますか?
朝生 直純(ミナカミ)
とりあえず逃げてみよう。幸運のSP補正も使ってOKなら使います!
KP(マテ)
使ってもかまいませんよ!
朝生 直純(ミナカミ)
わぁいKPだいすき
KP(マテ)
成功率65%ですね
朝生 直純(ミナカミ)
ccb<=(60+5) DEX対抗
Cthulhu : (1D100<=65) → 46 → 成功
朝生 直純(ミナカミ)
よしよし
KP(マテ)
お!成功ですじゃわい!
KP(マテ)
ではあなたは踵を返して走り出す。
KP(マテ)
背後からはすさまじい勢いで駆けてくる足音と咆哮が聞こえる。
KP(マテ)
手を後ろ髪に伸ばされると同時にあなたは襖へと滑り込む。
KP(マテ)
襖に滑り込んだ瞬間、背後でひとりでに襖がバンッと音を立てしまる。
KP(マテ)
そして襖の奥から、何者かの絶叫が聞こえしばらくすると静かになる。
朝生 直純(ミナカミ)
「……やれやれ。鬼退治は勘弁願いたいね」
畳の部屋
KP(マテ)
というわけで最初のお部屋です。
朝生 直純(ミナカミ)
部屋に何か変化はありますか?
KP(マテ)
お膳の上にはいつのまにか徳利がおかれています。また、今しがた滑り込んだ襖ですが、鬼の役をしていた子供の絵だけが消え去っているのに気が付きます。
朝生 直純(ミナカミ)
わあ……ふしぎ……
KP(マテ)
ふしぎだな~
KP(マテ)
それ以外に変化はとくにないですね
朝生 直純(ミナカミ)
ふしぎふしぎ~。完成した盃で飲んでみたさあるけどその前に雪見障子の方を見てみるかな……。
KP(マテ)
ちなみに徳利は空っぽだ!では雪見障子の方へ
朝生 直純(ミナカミ)
中身がなかった! 着席!
■雪見障子
雪見窓の向こうには庭園が広がっている。枯山水の庭園、廊下はどこまでも続いているように見える。
庭園には松の木、飾り石、小さな池がある。
また枯山水の向こうには塀がある。人が乗り越えられるほどの高さではない。
KP(マテ)
こんな感じです。
朝生 直純(ミナカミ)
枯山水の庭園とはまた歩き回るのに良心がとがめるものを……
KP(マテ)
フフどうしますか…?
朝生 直純(ミナカミ)
飾り石見に行ってみますかね……生きて帰るためには良心を捨てねばなるまい。
KP(マテ)
では庭に降りる。
KP(マテ)
朝生さんなにか芸術技能もってましたっけ
朝生 直純(ミナカミ)
えーと文学が……7…… #7
KP(マテ)
>>7<<
KP(マテ)
ではアイデアをどうぞ
朝生 直純(ミナカミ)
ccb<=70 アイデア
Cthulhu : (1D100<=70) → 72 → 失敗
朝生 直純(ミナカミ)
惜しい。
KP(マテ)
オウマイガ!何も閃きませんでした。
KP(マテ)
飾り石を見に行くんでしたね。飾り石は特に何の変哲もない飾り石です。
KP(マテ)
ちなみに松の木もただの松の木です。
朝生 直純(ミナカミ)
ええ~じゃあ後は池……?
KP(マテ)
池覗きます?
朝生 直純(ミナカミ)
覗きます~
池には数匹の金魚がのんびりと泳いでいる。
あなたが池を覗き込むと、池をのぞきこめば、そこには子供の頃の自分が映っている。
その後ろには鬼の面をかぶった子供がいる。
急いで振り返る。
が、誰もいない。
ただ、振り返った先、足元には血だまりがある。
嫌な予感が駆け抜ける。まるで自身の死を予見するかのような血だまりだ。
KP(マテ)
SANCです。(0/1d3)
朝生 直純(ミナカミ)
ヒェッ……
KP(マテ)
ヒエッ…
朝生 直純(ミナカミ)
ccb<=43 SANチェック
Cthulhu : (1D100<=43) → 1 → 決定的成功/スペシャル
KP(マテ)
?
朝生 直純(ミナカミ)
何なんだお前は
KP(マテ)
ええ~…せっかくの1CTか~…
KP(マテ)
うーん…
朝生 直純(ミナカミ)
(きらきらとした眼差し)
KP(マテ)
1CTなので任意のSANチェックを失敗から成功に覆していいです。1CTなので。
KP(マテ)
1CTなので…
朝生 直純(ミナカミ)
KPありがとう!! 好き!!!!!
KP(マテ)
ありがとう!ありがとう!でも忘れないようにね!
KP(マテ)
減少なしです。ただただ気味が悪いだけでした。
朝生 直純(ミナカミ)
メモった!!!!!
KP(マテ)
OKだ!
朝生 直純(ミナカミ)
「……気味が悪いものだ。もし死ぬとしても、理想の死に方が出来るといいなあ」
KP(マテ)
(諦めないで…)
KP(マテ)
池はこのくらいです。トラップだった。
朝生 直純(ミナカミ)
おのれぇ!
KP(マテ)
ではどうしましょうか
朝生 直純(ミナカミ)
うーん廊下の方は……どこまでも続いてそうで怖い……
KP(マテ)
あえていかないのも手だと思うのです
朝生 直純(ミナカミ)
SAN削れそうだしな。やめとこう。
KP(マテ)
引き返しますか?
朝生 直純(ミナカミ)
そうですね、引き返します。
KP(マテ)
では再び中央の部屋に戻ってきました。徳利がある以外は変化はありません。
KP(マテ)
残る襖は丙だなあ
朝生 直純(ミナカミ)
あとは丙か……様子を伺ってみると相変わらず風の音がしますか?
KP(マテ)
風の音は相変わらずします。
朝生 直純(ミナカミ)
物騒だけど行くしかあるまい。襖をちょっとだけ開けて様子を伺います。
KP(マテ)
はーい!では様子を伺います。
■襖・丙
ふすまの向こうでは嵐が吹き荒れていた。
重苦しい分厚い雲から激しい雨が降り注ぎ、風がごうごうと音を立てて襲い掛かってくる。
足元には膝の丈ほどの灰色の枯草が生い茂り、それは遠くまで広がっていた。
枯草の中、小高い丘が一つある。
丘の上には黒く枯れた木が一本たち、大風に右へ左へ揺れている。
KP(マテ)
覗いた限りではこんな感じですね。
朝生 直純(ミナカミ)
即死ではなさそう。入ろう。
KP(マテ)
そんなに殺意高くないよお…
朝生 直純(ミナカミ)
「眼鏡が濡れてしまうけれど、仕方ないか……」
嵐の丘
KP(マテ)
朝生さんは嵐の中に足を踏み入れる。激しい雨と風が自身を襲う。
KP(マテ)
少し歩みを進めると小高い丘の木の根元に誰かがいるようだ。
KP(マテ)
振り返ればふすまがぽっかりと浮かんでいる。
KP(マテ)
先に進みますか?
朝生 直純(ミナカミ)
念押ししてくるぅ……進みます……!
KP(マテ)
もうメガネがびちゃびちゃだ
朝生 直純(ミナカミ)
なんてことだ。
KP(マテ)
大雨の中、全身ずぶぬれになりながら進んでいく。
KP(マテ)
木の下には、面をかぶった着物姿の男が二人、それぞれ背中合わせになるように座っているのに気付く。
KP(マテ)
男たちのかぶっている面に【歴史】が振れます
朝生 直純(ミナカミ)
振ります!
KP(マテ)
どぞ!
朝生 直純(ミナカミ)
ccb<=80 歴史
Cthulhu : (1D100<=80) → 20 → 成功
KP(マテ)
よしよし!
KP(マテ)
一人がかぶっている面は能面の「翁」の面、もう一人がかぶっている面は「顰(しかみ)」の面である。
KP(マテ)
「翁」とは翁面の特に白色尉(はくしきじょう)と呼ばれるもの。神に近い面とされる。
KP(マテ)
「顰(しかみ)」とは悪鬼・妖怪の役柄でかぶるもの。主な演目は「羅生門」「大江山」「土蜘蛛」などです。
KP(マテ)
また、この悪天候にもかかわらず二人の男は全く濡れていないことに気付きます。
朝生 直純(ミナカミ)
「……こんにちは」 見るからに怪しいけど声をかけよう。
KP(マテ)
男たちは無反応ですね
KP(マテ)
こう、どちらかに回り込んで話しかけなければいけない、そんな気がします。
朝生 直純(ミナカミ)
無視はよくないぞ!
KP(マテ)
無反応というよりは気が付いてないような印象ですね
朝生 直純(ミナカミ)
ええ……じゃあ、翁の面の方に回り込んでもう一度挨拶します……。
KP(マテ)
は~い!話しかけてどうぞ!
朝生 直純(ミナカミ)
「こんにちは」 さっきより気持ち大きめの声で。
KP(マテ)
朝生さんは翁面の男に話しかけた。割と大きめの声で。
KP(マテ)
すると男は顔を持ち上げ朝生さんを見る。
翁の面の男(マテ)
「おお、これはこれは。こんにちは。」
朝生 直純(ミナカミ)
友好的だ……
KP(マテ)
穏やかな初老の男性のような声ですね。
朝生 直純(ミナカミ)
「こんにちは。ここで何をしているのですか?」
翁の面の男(マテ)
「わしはここで花を売っているんだが、どうだろうか、おひとつ花はいらんかね?」
翁の面の男(マテ)
「どのような物事にも花は必要であろう?」
朝生 直純(ミナカミ)
「花、ですか」
KP(マテ)
男性は腰に刀を差しており、服装は直垂のようです。
KP(マテ)
おや、そういえば朝生さん童子切所持してましたね
朝生 直純(ミナカミ)
所持してますね……。
KP(マテ)
では翁面の男はその刀を見て嬉しそうに朝生さんに声を掛けてきます。
翁の面の男(マテ)
「やあ、これはずいぶんと久しい友をお連れになられている。」
翁の面の男(マテ)
「共に名を連ねられて幾星霜、最近は主殿のもとをなかなか離れておらんでな、顔を突き合わせるのは久しぶりである。」
朝生 直純(ミナカミ)
「これのことかい?」 童子切をちょっと持ち上げましょう。
翁の面の男(マテ)
「ああ、ああ。そうだとも。我がここにきてしまったのは友(それ)に誘われたせいか」」
KP(マテ)
男はしわがれた声で快活に笑う。
朝生 直純(ミナカミ)
「……あまり事情が呑み込めないのだけれど、あなたは一体……?」
翁の面の男(マテ)
「やや、申し遅れた。自分は太刀・鬼丸国綱と申す。しがない刀剣である」
KP(マテ)
判定 日本刀が振れます
朝生 直純(ミナカミ)
ccb<=85 日本刀
Cthulhu : (1D100<=85) → 37 → 成功
KP(マテ)
OK!
■鬼丸国綱
天下五剣の一つ。鎌倉幕府執権の北条家に伝わる太刀で、「太平記」に記載がある。
北条時政(北条政子の父)は、夢の中に現れる小鬼に苦しめられていた。ある夜、夢に老人が現れ、こう告げる。
「自分は国綱と称する太刀である。ところが汚れた人に扱われ、錆びついてしまっている。もし、自分を清めてくれたなら、あなたを苦しめる鬼を退治してさしあげよう」
時政が言われたとおりに錆びをぬぐい、枕元に抜き身の刀を置くと、火鉢の飾りである鬼を切り落とした。
それから夢に鬼はでなくなり、鬼を切った由来から鬼丸と称されるようになった。
現在は宮内庁に所蔵されている御物である。
KP(マテ)
情報は以上です!