三号車
<あなた達はいつものように夜の眠りに就いて、身体が溶け出してしまったような夢うつつの最中にいました。
真っ暗な海で夜空を向いて浮かぶように、あなた達の意識はのたりのたりと夢中を漂っていました。
不意に遠くから、何か汽笛のような音が聞こえた気がしました。
そして直後に、辺りの暗闇を一掃して、瞬く間に世界に光が満ちて行きました。
それは、まるで億万のホタルイカの火を一遍に化石にして、そこら中に沈めたという具合、
もしくは、ダイヤモンド会社が隠していた沢山の金剛石を、誰かがいきなり引っくり返してばら撒いたという風に、
眼の前がさあっと明るくなって、あなた達は、思わず何度も眼を擦すってしまいました。
気が付いてみると、いつの間にか、ゴトゴトゴトゴト、あなた達を乗せた小さな列車が走り続けていました。
そんなはずはないのに、あなた達は軽便鉄道の、小さな黄色の電燈の並んだ車室に、窓から外を見ながら座っていたのです。
あなた達はその列車に、見覚えも、乗った覚えもなく、どうして自分がその場所にいるのか、全く分かりませんでした。>
KP(ミナカミ)
……そんなこんなで、くららさんとコロちゃんはお互いに同じ車室の、直ぐ傍の席で目を覚まします。
KP(ミナカミ)
お2人はどうして自分がこのような場所にいるのか分かりません。直近の記憶を掘り起こしても、夜、普段のように眠りについたことしか思い出せないようです。
KP(ミナカミ)
(というわけで自己紹介のターンです。お目覚めとご挨拶などどうぞ)
拝島 くらら(モニカ)
「…」 ぱちぱちと瞬きして 宝石箱をひっくり返したような 窓の外の光を見て
拝島 くらら(モニカ)
「…、」 同じ車窓にいる人に気付いて 視線をそちらへ向けました
二階堂 虎郎(みちを)
「…………はっ」 気が付いた時にはもうそこにいた。 「えっ……うん……?」 きょろきょろする
拝島 くらら(モニカ)
「おはようございます、見知らぬ方」
拝島 くらら(モニカ)
「綺麗な景色ですよ」
二階堂 虎郎(みちを)
「え、家……家どこ!?」 徐々にうろたえだしながら、くららさんの存在にも気付く。 「は、はいっ?!」
二階堂 虎郎(みちを)
「お、おはようございましゅっ?!」 噛んだ 「景色!? あ、ハイたしかに……奇麗です……!?」
KP(ミナカミ)
まだお互いに名乗ってもいませんが、窓の外を見たことですし軽くあたりの描写を流しますね。
拝島 くらら(モニカ)
「しゅ」「ふふ」 にこ
<車室の中は、青いビロードを張った腰掛が、まるでがら空きでした。
車窓の外には、どんな場所でも見た事がないほど、幾千幾万もの星が輝く、明るい夜空が広がっているばかりでした。
それは視線の先、何所まで行っても地平線がなく、
あなた達を乗せたこの列車は、いくつもの星屑を掻き分けるようにして、ずっと空の上を飛んでいました。>
KP(ミナカミ)
目が覚めてみればこの非現実な景色。目覚まし代わりの【0/1d2】のSANチェックどうぞ。
二階堂 虎郎(みちを)
ccb<=65 SAN
Cthulhu : (1D100<=65) → 66 → 失敗
拝島 くらら(モニカ)
妖怪イチタリナイさん!
二階堂 虎郎(みちを)
1d2 SAN
Cthulhu : (1D2) → 2
KP(ミナカミ)
ビビってる。かわいい。
二階堂 虎郎(みちを)
「奇麗奇麗ってなんじゃこりゃーーー!!??」
拝島 くらら(モニカ)
CCB<=79 【SANチェック】
Cthulhu : (1D100<=79) → 98 → 致命的失敗
拝島 くらら(モニカ)
???
KP(ミナカミ)
?
二階堂 虎郎(みちを)
二階堂 虎郎(みちを)の正気度を-2
拝島 くらら(モニカ)
出目なら任せてください
KP(ミナカミ)
あ、イニシアティブ変更はこっちでやるよー
二階堂 虎郎(みちを)
あ、そうですかわかりましたっ!
拝島 くらら(モニカ)
ハッ ありがとうございます!!!
拝島 くらら(モニカ)
1d2
Cthulhu : (1D2) → 2
KP(ミナカミ)
拝島 くらら(モニカ)の正気度-2(正気度:79->77)
KP(ミナカミ)
2人ともちょっとびっくりしてしまったみたいですね。
拝島 くらら(モニカ)
「うふふ」 くすくす 「吃驚ですよね」 こんなに余裕ぶってるのにめちゃくちゃ吃驚してるやつですよ
KP(ミナカミ)
あとは窓の外の景色に対して《天文学》が振れますし、景色とは関係のない事項ですが《アイデア》も振れますよ。
二階堂 虎郎(みちを)
「人は誰しも幸せ探す旅人のようなものー!?」 数字が3つ並んだ何かの銀河鉄道を思い出しながら!
二階堂 虎郎(みちを)
天文学はない…!!アイデアをやってみます!
KP(ミナカミ)
アイデアどうぞー。
二階堂 虎郎(みちを)
ccb<=65 アイデア
Cthulhu : (1D100<=65) → 47 → 成功
KP(ミナカミ)
良い出目だ。くららさんは天文学チャレンジしてみます?
拝島 くらら(モニカ)
では窓の外にまた視線を向けて ハイジは天文学をば!!!
拝島 くらら(モニカ)
します~~~!
KP(ミナカミ)
GO!
拝島 くらら(モニカ)
CCB<=42 【天文学】 さっき2ものびたんや!!!!!
Cthulhu : (1D100<=42) → 43 → 失敗
拝島 くらら(モニカ)
なんでや駆動!
拝島 くらら(モニカ)
四輪駆動!
KP(ミナカミ)
妖怪イチタリナイ「やあ」
二階堂 虎郎(みちを)
1たりない駆動!!
二階堂 虎郎(みちを)
「ぼぼ僕らはただで機械人間になれる星へ行くってことでしょうか……?? 今時は機械の方が寿命が短いみたいな話に回帰しているっていうのに……??」 はわわ…
KP(ミナカミ)
くららさんは窓の外を見ていましたが、雲や空の汚れがないとこんなに色々な星空がはっきり見えるのだなあと感じますね。
KP(ミナカミ)
コロちゃんのアイデア案件については、
KP(ミナカミ)
昨夜は妙に気を引いた人形を入手し、それを傍に置いて寝た事を思い出します。
KP(ミナカミ)
確かその彫像は羊の頭をして、ゆったりとしたローブを羽織った人型の、不思議な造形をしていました。
KP(ミナカミ)
あなたはその彫像を一目見て、その佇まいに何か強烈に惹かれてしまい、入手した後、眠りに就く際にも傍に置いていました。
KP(ミナカミ)
そんなことを思い出すでしょう。
二階堂 虎郎(みちを)
かわいい趣味かと思ったら彫像となるとなんか只事ではないし造形がもう!
拝島 くらら(モニカ)
「機械人間」「星へ行く」 こて こて 首を傾げてた そういうの疎そう
拝島 くらら(モニカ)
「面白い表現をなさるんですね」
二階堂 虎郎(みちを)
「はっ そういえばそうだ……像! 電池買いに行ったはずなのに電池を買わずにそんなものを買ってきて……なぜそんなもの枕元に置いた!? そりゃ夢見よくないよねぇ!?」
拝島 くらら(モニカ)
「像」 こてん
KP(ミナカミ)
コロちゃんのその発言を聞いて、くららさんも「そういえば自分も妙な像を買って枕元に置いて寝たな?」と思い出せますよ。
二階堂 虎郎(みちを)
「ウッ ごめんなさい変なこと言ってハイ普通に喋ります普通に」 機械人間云々のことは
拝島 くらら(モニカ)
そういえばそんなものを買ったような気がする ほんわほんわ思い出してました
KP(ミナカミ)
像のビジュアル出しときますね
拝島 くらら(モニカ)
うわぁ!!!!!(大変なビジュアルがみえた)
拝島 くらら(モニカ)
俺が犯人って顔してる
二階堂 虎郎(みちを)
造形がもうなんかアレでアレ!全身黒タイツなみの確定あやしさ
二階堂 虎郎(みちを)
「ええっと……二階堂です。二階堂 虎郎……名前」 なんかふしぎな佇まいでなかなかまっすぐ見つめられないながら、自分から名乗ってみる
拝島 くらら(モニカ)
「にかいどうころう」
拝島 くらら(モニカ)
「どういう字を書くんですか?」
二階堂 虎郎(みちを)
「漢字は…漢数字の二、階段の階、威風堂々の堂、虎、朗らかじゃない方の郎」 じゅんばんに説明
二階堂 虎郎(みちを)
「虎はしましまの……よ、要するに普通の虎。龍虎の虎で、郎が続いて虎郎ころう」
拝島 くらら(モニカ)
窓に息を吐いて 手袋をした指で その名前を書いた きゅっきゅ
拝島 くらら(モニカ)
「こう?」
拝島 くらら(モニカ)
「素敵な名前」
二階堂 虎郎(みちを)
「あーそうそう、そうです……」 正解正解
拝島 くらら(モニカ)
「僕は、こう」 その隣に 拝島くらら と書いた 「はいじま、くらら」
二階堂 虎郎(みちを)
「……名前素敵っ!!?? うわわああとああありがとうございますっ!?」 時間差で赤くなったりしながら
二階堂 虎郎(みちを)
「拝島くららさん!! 覚えましたっ……!!」 すーふー呼吸
拝島 くらら(モニカ)
表情がころころ変わるなあと思った
二階堂 虎郎(みちを)
「拝島さんも……素敵だと思いますっ 名前っ……!」 流れもあってそんなふうに言いながら
二階堂 虎郎(みちを)
(僕っこ? 僕っこなのか???) どっちか判断をつけられずにいながら
拝島 くらら(モニカ)
「ふふ、ありがとう、ころちゃん」 !? いきなり心的距離を一気に詰めました
KP(ミナカミ)
そうしてお互いに名乗りあった頃……お2人から1つ2つほど前方の席にて、真っ黒な上着を着た背の高い子供が、窓から頭を出して外を見ていました。
KP(ミナカミ)
その子供は景色を見飽きたのか頭を引っ込めて、そしてあなた方をちらと見ます。
KP(ミナカミ)
攻めの姿勢を感じる
拝島 くらら(モニカ)
窓の文字が薄くなってきて また星を眺めようとしたところで その子供に気付いた
拝島 くらら(モニカ)
手を振りました
二階堂 虎郎(みちを)
「いきなりころちゃん!!??」 ってなったけど子供にも気付こう
KP(ミナカミ)
子供――飾り気のない眼鏡を掛けた、肌の白い少年は、席を立ってあなた方のところへ歩いてきます。
少年(ミナカミ)
「こんばんは。君達は、どちらまで行くんだい?」
拝島 くらら(モニカ)
「どこまでかしら」 こて 首を傾げた
拝島 くらら(モニカ)
「この列車は、どこまで行けるの?」
二階堂 虎郎(みちを)
「……はっ。ごめんなさい騒がしくて……」
二階堂 虎郎(みちを)
「どこまで行くか? それは僕らにもてんでわからず……」
少年(ミナカミ)
「分からない?」 同じく首をかしげる
少年(ミナカミ)
「この列車は何年も走り続けているよ。同じ場所を通ったこともあるから、決まったルートをぐるぐると回っているんだと思う」
二階堂 虎郎(みちを)
「気付いたらここにいたので……ですよね? たぶん事情一緒ですよね?」 くららさんに確認を取りつつ
二階堂 虎郎(みちを)
「プラレールかな?」
少年(ミナカミ)
「星屑の川に立つ彗星よりも大きな十字架だったり、途方もなく長いシルクのような純白のオーロラだったり、沢山の停留所を繋いでいるよ」
二階堂 虎郎(みちを)
「環状線って言えばいいのか……」 ハッ…
拝島 くらら(モニカ)
「うん」 ころちゃんに答えた 「僕も、君に言われて思い出したけれど、像を買ったところも一緒」
少年(ミナカミ)
「そうだね、僕も気付いたらここに。何年も前からこの列車に乗っているんだ」
拝島 くらら(モニカ)
まさかの年単位で目をしぱしぱさせた
拝島 くらら(モニカ)
「随分と長い間、ぐるぐる回っているのね」
二階堂 虎郎(みちを)
「ね、年!? 生活を…!? ここで…?!」
少年(ミナカミ)
「不思議な景色が見られるし、君達みたいな乗客と色々な話もできるし、案外飽きないものだよ」
二階堂 虎郎(みちを)
「食堂車とかお風呂車とかあるってことで……?」 ヒョエ……
拝島 くらら(モニカ)
「けれど、お腹が空いてしまうんじゃ?」 こて 「……僕達以外にも、同じような乗客がいるんだね」 BGMぱいせん!!!
二階堂 虎郎(みちを)
「ヤギ頭の像が切符的な……??」
少年(ミナカミ)
「いや? 不思議とお腹はすかないし、汗をかいたりすることもないよ」
少年(ミナカミ)
「ヤギ頭の像……?」
二階堂 虎郎(みちを)
「……羊。羊」 言い直した
KP(ミナカミ)
そうそう、そのヤギ頭の像ですが、寝る時は枕元に置いていましたが、今お2人の手元にはそれらしいものはありませんね。
拝島 くらら(モニカ)
「僕も、ころちゃんも、不思議な像を買ったらここに来てしまったみたい」
拝島 くらら(モニカ)
「君は、そうじゃないんだね」
少年(ミナカミ)
「うん、僕は気が付いたらここに」
少年(ミナカミ)
ハッ 「あ、僕、天野 航(あまの わたる)って言います。よろしく」
二階堂 虎郎(みちを)
「天野航さん」 くりかえし 「二階堂 虎郎です……名前」
拝島 くらら(モニカ)
「あまのわたる」「あまのは、天の野原?わたるは?」
拝島 くらら(モニカ)
もうほとんど消えかかってる窓にまた息を吐いて文字を浮かばせた
拝島 くらら(モニカ)
「僕は拝島くらら」
天野 航(ミナカミ)
「天地無用の天に、野原の野、わたるは航海の航。船で行く航海だね」
天野 航(ミナカミ)
「二階堂さんと拝島さんだね」 ふむふむ
二階堂 虎郎(みちを)
「あ、僕は~」 くららさんと同じように窓にきゅっきゅ
二階堂 虎郎(みちを)
自分の字書いた
天野 航(ミナカミ)
2人に倣って窓にきゅっきゅと自分の名前を書いた。
拝島 くらら(モニカ)
「素敵。旅する人の名前みたい」
拝島 くらら(モニカ)
「よろしく、わたるちゃん」
天野 航(ミナカミ)
「わたるちゃん……」 ちょっと複雑な顔
拝島 くらら(モニカ)
「……わたる……」「くん」 こて
二階堂 虎郎(みちを)
「わたるちゃん……」 同じものを見た
天野 航(ミナカミ)
「二階堂さんまで……(´・ω・`)」
二階堂 虎郎(みちを)
「あ、いや。はい。天野さんで……」
天野 航(ミナカミ)
「ああいや、好きに呼んでいいよ。ちゃん付けはちょっと、複雑だけど」
拝島 くらら(モニカ)
「そう?」
拝島 くらら(モニカ)
「ちゃん付け、似合うよ」 フォローになってない
拝島 くらら(モニカ)
「よろしく、わたるちゃん」 二度目しました
天野 航(ミナカミ)
「……そうかな……」 やはり複雑な顔をしている。
拝島 くらら(モニカ)
「わたるちゃん、この列車には僕ところちゃんと君以外にも、乗客はいるのかしら」
二階堂 虎郎(みちを)
「すべからくちゃん付け」 ヒン…
天野 航(ミナカミ)
「うん。何人かいるよ。例えば……」
KP(ミナカミ)
……と、辺りを見渡すと、ふいに他の車両とつながる扉が開き、赤い帽子と制服に身を包んだ者が現れます。
???(ミナカミ)
「こんばんは。切符を拝見いたします」
KP(ミナカミ)
目元はつばに隠れて見えず、性別も定かではないその人物は、切符を求めて手を差し出して来ます。
天野 航(ミナカミ)
「ああ、はい。どうぞ」
拝島 くらら(モニカ)
「…」 こて 「車掌さん?」 赤い人を見上げた
天野 航(ミナカミ)
天野は自分のポケットに手を入れ、灰色の切符を取り出して車掌にそれを見せました。
車掌(ミナカミ)
「どうも」 車掌はそれを見ると直ぐに眼を逸らして、あなた方もと言うように、指を動かしながらお2人に手を差し出します。
拝島 くらら(モニカ)
「…ええと…」 切符を求めるように自分の身なりをぱたぱたした
拝島 くらら(モニカ)
切符とか あと他の持ち物とか 何かあるんだろうか
二階堂 虎郎(みちを)
「き、切符!?」 ごそごそポケット探して
KP(ミナカミ)
良いアクションだ。
二階堂 虎郎(みちを)
スマホとか、財布とか、ストレスボール(肉球型)が入っている…!?
KP(ミナカミ)
お2人が自分の衣服や身の回りを調べると、そこに自分の切符があった事に気が付きます。
KP(ミナカミ)
それ以外にも、所持品で普段ポケットに入れてるようなものは持ち込めていますよ。
二階堂 虎郎(みちを)
「あ、あった?! これ……?!」 切符出してみましょう。何か書いてあるのでは切符なら
KP(ミナカミ)
その切符は緑色で四つに折った葉書ほどの大きさ。探索者の名前と、「ハリ湖ゆき」と言う文字が印字されています。
二階堂 虎郎(みちを)
「ハリ湖……? 行き先かな……拝島さんのは」 ちら…
車掌(ミナカミ)
「ほほう、これはこれは……」
車掌(ミナカミ)
あなた方の差し出した切符を見るや否や、真っ直ぐに立ち直って丁寧にそれを見ました。
KP(ミナカミ)
くららさんの切符も行き先は同じですね。
拝島 くらら(モニカ)
同じように切符を取り出して手渡しました おんなじだ!!!
車掌(ミナカミ)
「よろしゅうございます。『ハリ湖』は次の駅で、そこへ着きますのは、次の三時頃になります」
車掌(ミナカミ)
車掌は切符をあなた方に渡すと、すたすたと歩いて行きました。
拝島 くらら(モニカ)
「ありがとう」 切符を帰してもらいました
二階堂 虎郎(みちを)
「あ、あの。ハリ湖って……?」
拝島 くらら(モニカ)
「……不思議。こんな切符、手に入れた記憶はないのだけれど」
拝島 くらら(モニカ)
ころちゃんをみて わたるちゃんをみる こて
天野 航(ミナカミ)
「なんだ、君には行く場所があるんじゃないか」 ひょいと2人の切符を覗き込んだ
二階堂 虎郎(みちを)
「どのあたり……でしたっけ。地理的に」
拝島 くらら(モニカ)
「どんな湖なのかしら」
二階堂 虎郎(みちを)
(……女性……だよな? うん……) くららさんの話し方や立ち振る舞いからひとまずそのように思った虎郎
車掌(ミナカミ)
「ご存じないのですか。まあ、あの停車場で降りられるお客様は珍しいですからね」
車掌(ミナカミ)
振り向いてそう答えると、車両をつなぐドアを開けて今度こそ立ち去っていきました。
二階堂 虎郎(みちを)
「あっ……」 待っ……って感じ。わからないことだらけ虎郎。
天野 航(ミナカミ)
「でも何だってあんな停車場に……。あそこは、僕が知る限りでも飛び抜けて邪悪で、恐ろしい場所だよ」 切符を見ながら首傾げ
天野 航(ミナカミ)
何か恐ろしい物を思い出したように、少し顔を青ざめさせました。
拝島 くらら(モニカ)
「邪悪で恐ろしい場所」 こて
二階堂 虎郎(みちを)
「邪悪で恐ろしい場所……!?」 ひぇ
二階堂 虎郎(みちを)
ちぢみあがる。(179cm)
天野 航(ミナカミ)
「うん……。僕が乗っている間、一度だけハリ湖に停まったことがあるんだ」
天野 航(ミナカミ)
「墨のように真っ黒な水が溜まった広い湖で、鮮やかな血のように赤い星が2つ、燃えるように輝いていて……」
天野 航(ミナカミ)
「それ以外何もないような空っぽの湖の中に、怪物がいて、品定めをするみたいに列車を見ていて……」
天野 航(ミナカミ)
「……ねえ。本当に、何も知らないのかい?」
二階堂 虎郎(みちを)
青くなる顔。 知らないのかと聞かれて、ふるふる首を振る。
拝島 くらら(モニカ)
「………」 右にこて… 「………」 左にこて…
二階堂 虎郎(みちを)
「どうしよう」
拝島 くらら(モニカ)
ちなみにオカルトならあったりするのですがこの技能でわかることはありますか
二階堂 虎郎(みちを)
「どうしよう……」 ひぃ…
天野 航(ミナカミ)
少しの間、黙って考えた素振りを見せます。
KP(ミナカミ)
オカルトしても特にわかることはないかなあ。
天野 航(ミナカミ)
「それなら、ハリ湖に行くのは止した方がいい。きっと、君は何かの間違いでここに来てしまったんだ」
天野 航(ミナカミ)
「君達のそんな様子じゃあ、降りた途端に気を狂わせてしまうか、化け物に食べられて死んでしまうか、とにかく普通ではいられないよ」
拝島 くらら(モニカ)
ふむふむ 了解です 自分の知識にはない場所だけど恐ろしい場所だということはなんとなく理解した
拝島 くらら(モニカ)
「わたるちゃんの話を聞いていたら、僕も次の駅で降りる気持ちは、なくなってしまったなあ」
二階堂 虎郎(みちを)
「途中下車とか……折り返し運転とか……こう……要するに帰りたいです、家に……」 ろくろ
天野 航(ミナカミ)
「うん、そうした方が良い。でも、このままだととてもマズいね」 天野は困った顔で、深いため息を吐きました。
天野 航(ミナカミ)
「この列車は、いずれハリ湖に着いてしまう。切符を持ってないとこの列車には乗っていられないから、君達の意思と関係なく、どうしてもハリ湖で降ろされてしまう」
天野 航(ミナカミ)
「君達が無事に現実の世界に帰る為には、ハリ湖に列車が着いてしまう前に、何か特別な手段を見つけなくてはならないんだけど……」
天野 航(ミナカミ)
うーん、と少し考えてハッと顔を上げます。
天野 航(ミナカミ)
「そうだ、ちょっと来てくれないか」
天野 航(ミナカミ)
そして、そう言うと、後ろの車両へと歩き出しました。
二階堂 虎郎(みちを)
青い顔のままでついていこう!
拝島 くらら(モニカ)
「うん」 座席を立った
拝島 くらら(モニカ)
後ろの車両へ着いて行きます!
KP(ミナカミ)
天野は後ろの車両へと続く木製の扉を開き、その向こうにあった貨車の厳つい鉄扉も、重たそうに開けました。
貨車
KP(ミナカミ)
灯りがなく、小さい窓しか付いていない貨車の中は、薄暗がりでした。
KP(ミナカミ)
貨車の左右には金属製の大きな箱や、古めかしい本が積まれていましたが、車両の奥まで歩いて行けるように、真ん中は道のように開かれていました。
KP(ミナカミ)
天野はそこを歩いて貨車の奥へと向かいます。
KP(ミナカミ)
ついていきますか?(σ 'ω' )σ
拝島 くらら(モニカ)
「凄い数の本だね」 言いつつ 着いて行きます!
二階堂 虎郎(みちを)
ついていきまーす!
KP(ミナカミ)
それでは天野を追って貨車のさらに奥の方へ進んでみると……
二階堂 虎郎(みちを)
「入っていい場所なのかな……入っていい場所なんですよね……」 気持ち静かについていく
<貨車の奥は部屋のように、一角が開けていました。
そこに、見慣れぬ物がありました。
それは、分厚くて大きな、石造りの門扉でした。
その扉は固く閉ざされていて、表面には見た事もない歪な記号が、ぎっしりと刻み込まれていました。
門の背後には直ぐに壁があって、扉を開けて通ったとしても、それにぶつかってしまう事は明らかでした。
あなた達には、その門が何の為に立っている物なのか、からっきし分かりませんでした。>
天野 航(ミナカミ)
「この門なんだけど、どうやら元の世界に戻る為の物のようなんだ」
天野 航(ミナカミ)
門の傍の壁に貼られた古めかしい紙を指で示しながら、そう言いました。
二階堂 虎郎(みちを)
「どこでも門……!?」
拝島 くらら(モニカ)
門を見上げてから 古めかしい紙を見る
KP(ミナカミ)
古めかしい紙を見ると、以下のような文言が書かれています。
<遥か遠く、外より来たりし異邦人よ
地を過ぎ、霊を過ぎ、在るべき座標に帰るため
君が為に門は開かれん
王たる星に火を灯し
光る刻印に魔女の血を注げ
さすれば帰還の願いは叶えられん>
KP(ミナカミ)
あとは……なんと《オカルト》が振れる。
二階堂 虎郎(みちを)
オカルト!やってみたい…!
拝島 くらら(モニカ)
…!!!
KP(ミナカミ)
どうぞどうぞ
拝島 くらら(モニカ)
ふりたーい!
拝島 くらら(モニカ)
わーい!
拝島 くらら(モニカ)
CCB<=80 【オカルト】
Cthulhu : (1D100<=80) → 97 → 致命的失敗
KP(ミナカミ)
うん?
二階堂 虎郎(みちを)
ccb<=70 オカルト
Cthulhu : (1D100<=70) → 54 → 成功
拝島 くらら(モニカ)
?
二階堂 虎郎(みちを)
くららさ
拝島 くらら(モニカ)
出目は任せてください
拝島 くらら(モニカ)
得意なんですよ(F)
KP(ミナカミ)
とりあえずオカルト成功結果出しますね……。
KP(ミナカミ)
コロちゃんは門の表面に刻んだ記号を観察して、それが人と人との意思疎通の為の文字ではなく、魔術的な「回路」の一種である事が分かります。
KP(ミナカミ)
そしてくららさんは、魔術的な「回路」であると理解したと同時に、これを作り上げたのは誰なのか? 人間なのか? そうではない何かなのか? と得体の知れない恐怖を感じるでしょう。
KP(ミナカミ)
正気度-1で。
KP(ミナカミ)
拝島 くらら(モニカ)の正気度-1(正気度:77->76)
二階堂 虎郎(みちを)
「こういうのってきっと……意味のあるやつ……魔術的に。回路というのか、こう……」
二階堂 虎郎(みちを)
「もっと詳しいこと聞いとくんだった……姉ちゃんには……」 あんまり詳細にはお話されてないやつ
拝島 くらら(モニカ)
「………」 ほわぁ… ぐるぐると考え込んでしまった
二階堂 虎郎(みちを)
「拝島さん? 大丈夫?」 ぐるぐるしてるので、話しかけておきつつ
拝島 くらら(モニカ)
「……大丈夫。少し、考え込んでしまっただけ」 ころちゃんにはそう答えました
KP(ミナカミ)
唯一の手がかりともいえる門の前に立ち尽くす3人……というところで、いったん休憩にしましょう。お疲れさまでした!
KP(ミナカミ)
それでは再開していきましょう。
KP(ミナカミ)
門を少し調べ終えて、あとは天野が指さした紙の内容に対して《天文学》が、門に対して《考古学または地質学》を振ることができますね。
拝島 くらら(モニカ)
まことか~~~!!! 天文学と地質学がある 天文学ふってみようかな…
KP(ミナカミ)
まことだ~~~! 天文学どぞ!
二階堂 虎郎(みちを)
いずれも初期っ…!
拝島 くらら(モニカ)
紙に天文学をば!はい!
拝島 くらら(モニカ)
初期値は1もある!
拝島 くらら(モニカ)
CCB<=40 【天文学】
Cthulhu : (1D100<=40) → 76 → 失敗
KP(ミナカミ)
ピンとこない。
拝島 くらら(モニカ)
ほわぁ……ってしてました
二階堂 虎郎(みちを)
「考え……込みもしますよねぇ……」 うーん。この門はいったい… 見上げてほわぁ
二階堂 虎郎(みちを)
門に初期値チャレンジやってみます
二階堂 虎郎(みちを)
考古学!
KP(ミナカミ)
考古学! どうぞだ!
二階堂 虎郎(みちを)
ccb<=1 考古学
Cthulhu : (1D100<=1) → 28 → 失敗
二階堂 虎郎(みちを)
いい出目ではあった
拝島 くらら(モニカ)
出目はいい~!
KP(ミナカミ)
なんかめっちゃ古そうだなってことくらいしか分からなかった。
拝島 くらら(モニカ)
紙を見てほわぁ…… していたけどまた門に視線を戻す形で 地質学を振ってみたいです
二階堂 虎郎(みちを)
「なにかきっと意味がある……意味があるけど……どんな意味かは……」
KP(ミナカミ)
地質学イイヨッ
二階堂 虎郎(みちを)
「ワカラナイ……」 ほわぁ…
拝島 くらら(モニカ)
ウレシイッ
拝島 くらら(モニカ)
CCB<=76 【地質学】
Cthulhu : (1D100<=76) → 10 → スペシャル
KP(ミナカミ)
出目が良いぞ。
二階堂 虎郎(みちを)
やったー!!
拝島 くらら(モニカ)
振り戻しの気配
KP(ミナカミ)
ではくららさんは門をよく観察してみて、これは遥か昔、恐らくは2000年以上前に作られた物である事が推測出来ました。
拝島 くらら(モニカ)
「…」 しげしげ 「この門、随分と昔に作られたものみたい」
二階堂 虎郎(みちを)
「昔っていうと……?」
天野 航(ミナカミ)
「ああ、やっぱり相当古いものなんだね」
拝島 くらら(モニカ)
「2000年以上は前じゃないかしら」 こて
二階堂 虎郎(みちを)
「ミレニアム……!!!」
拝島 くらら(モニカ)
門に触ってみてしまいそうなんだけど…何か起こるかな…
KP(ミナカミ)
門を触ってみても、ざらざらとした手触りがするだけで特に何も起きません。
二階堂 虎郎(みちを)
「なんでそんなものが置いてあるのかな……荷物……? 個展用の展示品……?」
拝島 くらら(モニカ)
手袋が引っかかるような感触がした ざり ざり
天野 航(ミナカミ)
「僕がこの列車の中で目を覚ましたばかりの頃、訳知り顏のご老人が乗ってきてね。この門の事を教えてくれたんだ」 門を見上げて
天野 航(ミナカミ)
「これは『帰還の門』と言って、僕のようにこの世界に迷い込んでしまった者を、元の世界に帰してくれる物らしい」
拝島 くらら(モニカ)
「帰還の門」「…?」
天野 航(ミナカミ)
「僕は帰りたいとは思わなかったから、使おうとは思わなかったんだけど。『王たる星』や『魔女の血』が何の事を指しているのか、さっぱり分からないしね」
二階堂 虎郎(みちを)
「ほんとにどこでもドアだー!?」
拝島 くらら(モニカ)
「…そう」 どうして帰らなかったんだろうって ちょっと思ってた
天野 航(ミナカミ)
「君達が元の世界に戻る為には、この門を使うしかないと思う」 胸元から懐中時計を取り出して、時間を確認します。
二階堂 虎郎(みちを)
「帰りたくない……どうして……」 無意識につぶやくように口にしておこう
拝島 くらら(モニカ)
「確かに、条件付きのどこでもドア、だね」「王たる星…魔女の血…」
天野 航(ミナカミ)
「どうしてと言われても……どういう生活を送っていたのか分からないし……」 少し困ったように眉尻を下げた
天野 航(ミナカミ)
「それはともかく。車掌さんが、ハリ湖に着くのは3時頃と言っていたね。今はもう1時になってしまった。後、残された時間は2時間しかない」
天野 航(ミナカミ)
「手がかりは壁に貼られた紙切れ一枚しかないのだけど、どうにかしてこの門を開こう。僕も手伝うよ」
拝島 くらら(モニカ)
「ありがとう」
二階堂 虎郎(みちを)
「あ、ありがとうございますっ」
拝島 くらら(モニカ)
「ここには本がたくさんあるけれど、王たる星、魔女の血について記されているものはないかしら」
天野 航(ミナカミ)
「いいんだ。僕の方は時間はたくさんあるから」