駅前
駅前にやってくると、賑やかな話し声と足音が耳に入る。
親に手を引かれる子供に、談笑する若い女の子たち。夫婦と思しき仲睦まじい男女。
休日らしく混雑している中で、待ち合わせ場所に向かう。
分かりやすく大きいオブジェが飾られているそこには、他にも待ち合わせ中らしき人々が何人もいた。
そんな中で、スマホを眺めながら少しソワソワしている今子を発見できる。 ▼
鞍馬 今子(ササニシキ)
「…………」
巻 慎之介(ミナカミ)
「お待たせしました」 テクテクと近づきましょう
鞍馬 今子(ササニシキ)
「!」 慎之介さんに気付いて、手をぱたぱた
鞍馬 今子(ササニシキ)
「いえいえ、待つ時間も楽しいので」
鞍馬 今子(ササニシキ)
「ちゃんと遅刻しませんでしたよ!」 きりり
KP(ササニシキ)
さて。目星や確認をするまでもなく。
KP(ササニシキ)
今子の身体には、もうすぐ全身を覆いそうな程に広がっている刺青がありました。
巻 慎之介(ミナカミ)
「…………」 ムム……と刺青を見た
KP(ササニシキ)
また、今子の様子に対して<アイデア>が振れます。
巻 慎之介(ミナカミ)
ccb<=(11*5) アイデア
Cthulhu : (1D100<=55) → 27 → 成功
KP(ササニシキ)
えらい。
巻 慎之介(ミナカミ)
ヨシ!
KP(ササニシキ)
えらえら……ではね
KP(ササニシキ)
慎之介さんはループをしっかりと覚えている。それなのに、今子は全く覚えていないというのは、どういうことなのだろう。
KP(ササニシキ)
嘘を吐いている様子もない。となれば……自分自身で無意識に、記憶に蓋をしているのではないか。
KP(ササニシキ)
事実を伝えなければ、永遠に蓋をし続けるのではないか。
巻 慎之介(ミナカミ)
「……もう、あまり時間がありませんね」
鞍馬 今子(ササニシキ)
「え」「電車が来るまで、まだ余裕があるはずですけど……」
巻 慎之介(ミナカミ)
「電車の話じゃないんです」
鞍馬 今子(ササニシキ)
「……どういうことですか?」
巻 慎之介(ミナカミ)
「ループ、あるいはタイムリープ。今子さんなら説明しなくても分かりますよね」
鞍馬 今子(ササニシキ)
「え……? はい、同じ時間を繰り返すことですよね」
巻 慎之介(ミナカミ)
「それが今、起きています」
鞍馬 今子(ササニシキ)
「…………今? 慎之介さんに?」
巻 慎之介(ミナカミ)
「……はっきり言いましょう。おそらくは、私が不慮の事故で死ぬことを契機に起きています」
鞍馬 今子(ササニシキ)
「えっ」
巻 慎之介(ミナカミ)
「そして、この状況でそれを知り、それを回避するためにこういうことを願いそうなのは、一人しかいません」
鞍馬 今子(ササニシキ)
「…………………不慮の事故、なんて、そんな縁起でもないこと言わないでください」
鞍馬 今子(ササニシキ)
「………私だって、言うんですか?だって私、なにも、しら、」
鞍馬 今子(ササニシキ)
「………………………」
鞍馬 今子(ササニシキ)
「………………違う……何も知らないわけ、ない……」
鞍馬 今子(ササニシキ)
「でも、……でも、思い出したく……なかった……」
KP(ササニシキ)
そう、震えて呟く今子の声を皮切りに、
KP(ササニシキ)
不意に、“世界が暗くなった”と感じます。
KP(ササニシキ)
それはまるで、黒いフィルター越しに世界を見ているかのように。
KP(ササニシキ)
……気付くと 街並みから人は消え去り、時が止まったかのように静まり返っている。
鞍馬 今子(ササニシキ)
「……だめ、だめ……!!」
鞍馬 今子(ササニシキ)
「…………ッ」 慎之介さんから離れるように数歩後ずさりしてから、弾かれたように走り出します。
巻 慎之介(ミナカミ)
「今子さん!」 世界の変わりように少し辺りを見渡しましたが、その後今子ちゃんを追いかけていきたいです
KP(ササニシキ)
追いかけると分かるのですが、なぜか追い付けない。今子はあんなに足が速かっただろうか?
KP(ササニシキ)
そして
KP(ササニシキ)
慎之介さんが走り、ある程度の距離を進んだ瞬間。景色ががらりと変わります。
KP(ササニシキ)
突如目に入った光景に、目を見張るかもしれません。そこは先ほどまでいた駅前ではない。
KP(ササニシキ)
紛れもなく、中華街でした。
巻 慎之介(ミナカミ)
「あのアホッ……! あんな脚速かったか!?」
KP(ササニシキ)
今子は相変わらず慎之介さんより先を走って逃げています。<目星>どうぞ。
巻 慎之介(ミナカミ)
ccb<=91 目星
Cthulhu : (1D100<=91) → 34 → 成功
KP(ササニシキ)
安定ありがとう
KP(ササニシキ)
では、逃げる今子の背中は見失わずに済みます。
KP(ササニシキ)
方向を見るに、目的地はあの寺院だろうと予測することもできる。
巻 慎之介(ミナカミ)
地図は何回も見たし実際に行ったこともあるから何とか迷わないだろう そのままダッシュで追いかけ続けます
KP(ササニシキ)
三回目ですし、目標は見失っていません。問題なく追いかけられるでしょう。
KP(ササニシキ)
まるで全てが凍り付いてしまったかのように静かになった中華街の中を、慎之介さんは走ります。
寺院
寺院の前には、今子が背中を向けるようにして立っていた。
寺院の奥にある扉が、開け放たれている。
そこにあったのは、銅像だった。ひなげしの冠を着けた美青年のように見える。
美しいことには違いないのに、その姿は見るだけで背筋が冷える。
像が浮かべた笑みは、どこか嘲るような冷酷なものに見えた。
その銅像を食い入るように見つめていた今子がゆっくりと振り返り、あなたを見た。 ▼
鞍馬 今子(ササニシキ)
「……………慎之介さん」
巻 慎之介(ミナカミ)
「今子さん」 一歩ずつ歩を進めて近づいていきます
鞍馬 今子(ササニシキ)
「いや……来ないで……」 動揺したように後ずさりします
巻 慎之介(ミナカミ)
「来られると困るものでも?」
鞍馬 今子(ササニシキ)
「困らない、けど、」
鞍馬 今子(ササニシキ)
「………怖くて仕方ないんです」「全部思い出して」
鞍馬 今子(ササニシキ)
「慎之介さん……車に撥ねられて、もう、……もう目を覚まさない、かも、って」
巻 慎之介(ミナカミ)
「だからって、これ以上続けられる余裕はないでしょう。タイムリミットですよ」
巻 慎之介(ミナカミ)
「その、車にはねられたというのが現実だと言うのなら、こっちの世界を変えたらそっちも変わる可能性があるんですよね?」
鞍馬 今子(ササニシキ)
「タイムリミットなんて……そんなのない、ここにずっと居ればいいんですよ!」
巻 慎之介(ミナカミ)
「そうですか」
巻 慎之介(ミナカミ)
「今子さんは、ずっとここに居て、何回でも私が死ねばいいと思っているんですね?」
KP(ササニシキ)
今子の持つバッグに付けられた水晶が、ゆらりと揺れて光りました。
鞍馬 今子(ササニシキ)
「……………」
鞍馬 今子(ササニシキ)
「……ちがう、ちがいます……」
鞍馬 今子(ササニシキ)
「助けようって毎回思いました、でも、全然、いつも間に合わなくて」
鞍馬 今子(ササニシキ)
「でも……でも今度はちゃんと、助けますから」
巻 慎之介(ミナカミ)
「あなた一人では間に合わないのなら、二人で協力するしかないでしょう」
巻 慎之介(ミナカミ)
「一人で問題を抱え込むのが一番悪いと習いませんでしたか。何かに取り組むのなら報告・連絡・相談は基本でしょう」
鞍馬 今子(ササニシキ)
「………………」
鞍馬 今子(ササニシキ)
「………、」「こんな時でも慎之介さんは、慎之介さんですね」
鞍馬 今子(ササニシキ)
そう言って、泣きながら笑いました
KP(ササニシキ)
じりじりと、凍った空気が、今度は焦げ付くようになり。今子の周囲に、黒い靄のような物が集まり始めます。
ずる、ずるずる、ずるずるずる……と。
黥刑が、意思を持った鎖のように、今子の体を覆っていく。
そしてそれに伴い、今子は人ならざるものへと、その姿を変え始める。
その瞳は人としての光を失い、代わりに燃えるように赤く色付く。
肌は到底人と思えない色になり、嗚咽を漏らす口には牙が見えた。
額の肉を突き破り現れたのは、禍々しい二本の角。
頑なに離そうとしなかった水晶もまた、禍々しく光っているのが見える。
完全ではない、だが。その姿は───紛れもなく、鬼、だった。 ▼
KP(ササニシキ)
★正気度喪失【1D3/1D8】
巻 慎之介(ミナカミ)
ccb<=68 SANチェック
Cthulhu : (1D100<=68) → 64 → 成功
巻 慎之介(ミナカミ)
1d3
Cthulhu : (1D3) → 2 → 2
KP(ササニシキ)
えらい。
巻 慎之介(ミナカミ)
巻 慎之介のSANを2減少 (68 → 66)
巻 慎之介(ミナカミ)
発狂回避ヨシッ
KP(ササニシキ)
イイゾ~~!
鞍馬 今子(ササニシキ)
「……………」
鞍馬 今子(ササニシキ)
「この中に居ればいいんです。ずっとずっと」
鞍馬 今子(ササニシキ)
「ずっと慎之介さんと一緒にいられるなら、それでいいです」
巻 慎之介(ミナカミ)
「……今子、さん……」
鞍馬 今子(ササニシキ)
「だから私……あなたのこと、殺します」
鞍馬 今子(ササニシキ)
「私が連れて行きます。私たちだけの明日に」
巻 慎之介(ミナカミ)
「…………!」
KP(ササニシキ)
さて。ここからは今子との戦闘になるのですが。その前に、<アイデア+25>でどうぞ。
巻 慎之介(ミナカミ)
ccb<=(55+25) アイデア
Cthulhu : (1D100<=80) → 72 → 成功
巻 慎之介(ミナカミ)
補正サンキューッ
KP(ササニシキ)
無限にえらい。
KP(ササニシキ)
あなたは、今子が異様なほどこの夢に執着していることに、会話を通して気付いていいでしょう。
KP(ササニシキ)
夢のクリスタライザーを手放さないかぎり、呪縛から逃れることはできないのかもしれない。
KP(ササニシキ)
現在、夢のクリスタライザーは衣服の装飾として、今子の胸部あたりに下げられています。(立ち絵参照)
巻 慎之介(ミナカミ)
これか~~~~~~!!
KP(ササニシキ)
特に質問が無ければラウンドを回していきます。いかがでしょう
巻 慎之介(ミナカミ)
「アホなこと言うてんちゃうぞ!!!!!」 盛大にブチ切れちゃうな
巻 慎之介(ミナカミ)
夢のクリスタライザーを奪うのってどういう判定になります?
KP(ササニシキ)
奪い取っても叩き落としても斬っても壊してもなんでもいいので……こちらから提示するのはですが、何か案があれば言ってください。
巻 慎之介(ミナカミ)
腕力も体力もないのでDEXが一番良いかな……
鞍馬 今子(ササニシキ)
「私は真面目に言ってるのに……」
KP(ササニシキ)
ラウンド始まってからの思いつきもドシドシどうぞ。他に質問無ければ開始します。
巻 慎之介(ミナカミ)
開始しておっけです!
KP(ササニシキ)
はい。ではご武運を。
巻 慎之介(ミナカミ)
「余計タチ悪いわ!!」
戦闘/Round1
KP(ササニシキ)
本来は慎之介さんが先手ですが……今子はDEXが上昇しておりまして。
KP(ササニシキ)
今回は先手を頂きます。
巻 慎之介(ミナカミ)
残像……だと!?
鞍馬 今子(ササニシキ)
今子の周囲には、禍々しい黒い霧が質量を伴いながら存在しています。
鞍馬 今子(ササニシキ)
それを利用し、攻撃を試みる。
鞍馬 今子(ササニシキ)
ccb<=25 黒い瘴気
Cthulhu : (1D100<=25) → 9 → 成功
鞍馬 今子(ササニシキ)
どうして?
巻 慎之介(ミナカミ)
KPあるある:戦闘で走る出目
KP(ササニシキ)
総辞職ビームしてんじゃねえぞ!!! 慎之介さん、回避どうぞ。
巻 慎之介(ミナカミ)
ccb<=52 回避
Cthulhu : (1D100<=52) → 58 → 失敗
巻 慎之介(ミナカミ)
サヨナラ!
KP(ササニシキ)
ちなみに今回【攻撃などの行動】と【回避行動】は1ラウンドにそれぞれ1回ずつできるようにしてありm ああーーーー!!
KP(ササニシキ)
では得体のしれない力が慎之介さんの身体に打ち付ける。ダメージ入ります。
鞍馬 今子(ササニシキ)
1d4
Cthulhu : (1D4) → 3 → 3
巻 慎之介(ミナカミ)
巻 慎之介のHPを3減少 (10 → 7)
巻 慎之介(ミナカミ)
セーフ!!
鞍馬 今子(ササニシキ)
「…………」
鞍馬 今子(ササニシキ)
「……出来るだけ苦しまないように……上手く……」 ぶつぶつ
巻 慎之介(ミナカミ)
「ゲホッ……キモいやりかたすなや!!」
鞍馬 今子(ササニシキ)
「苦しい……? ごめんなさい、次はもっとうまくやるから……」
KP(ササニシキ)
お次は慎之介さんの番。どうしますか。
巻 慎之介(ミナカミ)
DEX*5でクリスタライザーをもぎ取りとうございます
KP(ササニシキ)
よろしくてよ。のロールどうぞ!
巻 慎之介(ミナカミ)
ccb<=(14*5) DEX*5
Cthulhu : (1D100<=70) → 54 → 成功
巻 慎之介(ミナカミ)
フゥ……
KP(ササニシキ)
ふう……!ですが先ほど言った通りに今回は 攻撃も回避も振れる
KP(ササニシキ)
今子側の回避をロールします。
鞍馬 今子(ササニシキ)
ccb<=49 回避
Cthulhu : (1D100<=49) → 73 → 失敗
鞍馬 今子(ササニシキ)
あっ
巻 慎之介(ミナカミ)
おやおや
KP(ササニシキ)
これは文句なし。
巻 慎之介(ミナカミ)
「……前もそんな風に極端な結論に走ったことあったな」
巻 慎之介(ミナカミ)
「悪い癖やから変えた方がええで」 と言いつつ素早くね……もぎ取りたいね……
鞍馬 今子(ササニシキ)
「……!」
KP(ササニシキ)
では慎之介さんは、黒い霧による攻撃を受けた身体をものともせずに今子に肉薄。
KP(ササニシキ)
夢のクリスタライザーを今子から引き剥がし、そして弾き飛ばします。
KP(ササニシキ)
禍々しく光る卵型の水晶は宙に放られ、弧を描き……
KP(ササニシキ)
地面にあっけなく落下します。そのまま、ばりんと音を立てて砕け散る。
鞍馬 今子(ササニシキ)
「………………あ……」
鞍馬 今子(ササニシキ)
呆然とした顔の今子から、牙が、爪が、人ならざる要素が黒い霧となって溶け落ちていく。
鞍馬 今子(ササニシキ)
全身を覆う寸前だった刺青もまた、霧散していきます。
KP(ササニシキ)
おつかれさまでした。戦闘終了になります!
巻 慎之介(ミナカミ)
よっしゃ!!
寺院
鞍馬 今子(ササニシキ)
「……………」 腰が抜けたみたいにして座り込みました 自分の両手を見つめてます
巻 慎之介(ミナカミ)
「……大丈夫ですか」 そっと歩み寄りたいですね
鞍馬 今子(ササニシキ)
「…………」 歩み寄られたら慎之介さんの方を見上げよう 表情が呆然としている
巻 慎之介(ミナカミ)
「刺青も消えたようですね。よかった」
鞍馬 今子(ササニシキ)
「………う」
鞍馬 今子(ササニシキ)
「ううう……」 ぽろぽろ泣き出してしまう
巻 慎之介(ミナカミ)
「なんで泣くんですか」 ハンカチで涙を拭います
鞍馬 今子(ササニシキ)
「だって……」 ぐすぐす 涙拭われた
巻 慎之介(ミナカミ)
「だって?」
鞍馬 今子(ササニシキ)
「やっぱり、怖いです……帰りたくない……」 先ほどと比べて、憑き物が落ちたかのような顔をしていますが、やっぱり不安げに泣いてます ぽろろ
鞍馬 今子(ササニシキ)
「帰ったら、慎之介さんが死んじゃってるかもしれないじゃないですか……」
巻 慎之介(ミナカミ)
「だからと言って、ここに留まることはもうできないでしょう」
鞍馬 今子(ササニシキ)
「……………」 すんっ(鼻を啜る音)
巻 慎之介(ミナカミ)
KP、ひとつ質問なんですが
KP(ササニシキ)
はい。
巻 慎之介(ミナカミ)
呪文「門の創造」の移動先は固定とありますが、移動先は現時点で分かりますか?(PL目線で分かるがPC目線では分からない、あるいはPCも分かる、など)
KP(ササニシキ)
移動先は【この繰り返す夢の世界の外】 つまり現実世界へ帰ることができます。本を読んで習得した時点で、そういう感じのものだと慎之介さんは理解していてよいでしょう。
巻 慎之介(ミナカミ)
「……繰り返している間のことを、今子さんが鮮明に覚えているかどうかは分かりませんが」 「古本屋で怪しい本を読んで理解してしまったものがありまして」
鞍馬 今子(ササニシキ)
ccb<=60 アイデア
Cthulhu : (1D100<=60) → 6 → スペシャル
鞍馬 今子(ササニシキ)
メッチャ覚えてるじゃん。
巻 慎之介(ミナカミ)
出目がよい
鞍馬 今子(ササニシキ)
「ええと………」 すん 「読んじゃだめって言われた、あのオカルトっぽい本ですか」
巻 慎之介(ミナカミ)
「それです。そこにはまあ……なんというか、ワープゲートの作り方のようなものが載ってまして」
巻 慎之介(ミナカミ)
「恐らくですが、あれを使えばここから出ることができます」
鞍馬 今子(ササニシキ)
「ワープゲート……す、すごい……」
KP(ササニシキ)
門の創造は、【POW1ポイント】と【SAN1ポイント】を消費して行使することができます。
巻 慎之介(ミナカミ)
「本来なら『私が死ぬ』によってここが終わるなら、『私が生きる』状態でここを終わらせたら、そちらの結末が現実の方にも適用されるとは考えられませんか」
巻 慎之介(ミナカミ)
「……何言うてるんやろうな俺……」 自分のオカルト満載の言葉に正気に戻ってしまう
鞍馬 今子(ササニシキ)
「………」
鞍馬 今子(ササニシキ)
「………そう、ですね。そうなってくれたらいいな」
鞍馬 今子(ササニシキ)
正気に戻ったのを見てくすっと笑ってる 「……確証をもって言えることじゃないって、わかってます。でも」
鞍馬 今子(ササニシキ)
「外に戻ったら……ちゃんと、起きてくださいね」
巻 慎之介(ミナカミ)
「努力します」
鞍馬 今子(ササニシキ)
「『わかった』って言わないあたりが、慎之介さんですね……」 苦笑した
鞍馬 今子(ササニシキ)
「……その、ワープゲート?は、作るのに何が必要なんですか?」
巻 慎之介(ミナカミ)
「下手に請け負うと後で地獄を見たりしますから……」 積まれるタスク……終わらない仕事……逃す終電……
KP(ササニシキ)
☆言葉の重み───!
巻 慎之介(ミナカミ)
「道具は必要なくて、こう……精神力? 的なものが……」
鞍馬 今子(ササニシキ)
「……………」
鞍馬 今子(ササニシキ)
「オカルトっぽい……!」
巻 慎之介(ミナカミ)
「ちょっとテンション上げんな」 軽くチョップ
鞍馬 今子(ササニシキ)
「ひゃっ」 ぺちんっ
KP(ササニシキ)
すみませぇん……とおでこを押さえる今子を横目に、宣言さえ頂ければ呪文を使えます。
巻 慎之介(ミナカミ)
(門を)つくってあそぼうするか~~~~~ の前に、眠りの大帝の像の前に行って軽く頭を下げますね
KP(ササニシキ)
一連の騒動を目の前にしながらも、銅像は静かに鎮座したままです。でも問題なく頭は下げられる。
巻 慎之介(ミナカミ)
「色々ありましたが、もしこれで私が生きて帰ることができたら、それは恐らく夢のクリスタライザーのおかげです」
巻 慎之介(ミナカミ)
「ありがとうございました。そして、壊してしまい申し訳ありません」
鞍馬 今子(ササニシキ)
「…………」 恐る恐る一緒に頭を下げてました
KP(ササニシキ)
特に返事が来ることもなく、静かな時が過ぎていきます。
巻 慎之介(ミナカミ)
像から数歩下がって、開けた場所に向かいます 「……じゃあ、そろそろ帰りましょうか」
鞍馬 今子(ササニシキ)
「……」 まだちょっと不安げな顔をしてました が 「はい」と頷きます
巻 慎之介(ミナカミ)
よし……門の創造、使います
KP(ササニシキ)
分かりました。POWを1点、SANを1点消費となります。
巻 慎之介(ミナカミ)
巻 慎之介のSANを1減少 (66 → 65)
巻 慎之介(ミナカミ)
POW15→14
KP(ササニシキ)
慎之介さんは、あの書物を読んだ際に流れ込んできた呪文を一言一句違わず唱えることができます。
KP(ササニシキ)
……唱え終わると、二人の目の前には見上げるほどの大きさの扉が出現しました。
KP(ササニシキ)
呪文の行使者を前に、その扉はゆっくりと開くでしょう。
KP(ササニシキ)
その向こうには、真っ黒な闇が広がっているように見えました。
巻 慎之介(ミナカミ)
うわあ……マジか……という顔で門を見てます
鞍馬 今子(ササニシキ)
「す……すご……すごい……!! これを作る呪文を慎之介さんが……!!」 ふおおおおおお
巻 慎之介(ミナカミ)
「ほら、ほどほどにして行きますよ」 また軽くチョップして、それから手を差し出します
鞍馬 今子(ササニシキ)
「ひゃっっっ」 ぺちん
鞍馬 今子(ササニシキ)
「……!」「はい」 差し出された手を握りますね
巻 慎之介(ミナカミ)
よっしゃ行くぞ 手を握り返して、門の中にGOします
KP(ササニシキ)
分かりました。ではお互いの手を握り、門の中へ。
???
二人は門の中の闇を進む。闇はどこまでも、深く、暗く。
本当にこの闇に終わりがあるのかすらわからないまま、ひたすら歩き続ける。
やがて、前方に小さな光が見えた。あそこが門の出口なのだろうか。
そちらへ向かおうとした───その時。
ずるり、と。闇よりももっと昏い色の影が、あなた達に触手を伸ばしてきた。
思わず、振り返ってしまうだろう。そこにいたのは、巨大な影法師。
その姿は、半ば影像のような姿だった。
幽霊のごとく浮遊し、闇色をした蠢動する袋状の身体。
その下部から長く優美な触手を垂らし、地面の上を静かに そして雲のように上下に動いている。
その身体には、威嚇するかのように黄色く輝く、一対の眼が こちらをぎょろりと見つめていた。 ▼
KP(ササニシキ)
★正気度喪失【1/1D6】
鞍馬 今子(ササニシキ)
ccb<=74 SAN
Cthulhu : (1D100<=74) → 80 → 失敗
巻 慎之介(ミナカミ)
ccb<=65 SANチェック
Cthulhu : (1D100<=65) → 90 → 失敗
KP(ササニシキ)
二人とも……!
巻 慎之介(ミナカミ)
1d6
Cthulhu : (1D6) → 2 → 2
鞍馬 今子(ササニシキ)
1d6
Cthulhu : (1D6) → 6 → 6
巻 慎之介(ミナカミ)
今子ちゃん!!!!!!!!!!!
鞍馬 今子(ササニシキ)
いやいや……
巻 慎之介(ミナカミ)
巻 慎之介のSANを2減少 (65 → 63)
鞍馬 今子(ササニシキ)
ccb<=60 アイデア
Cthulhu : (1D100<=60) → 97 → 致命的失敗
鞍馬 今子(ササニシキ)
?
巻 慎之介(ミナカミ)
?
鞍馬 今子(ササニシキ)
そういうところあるよね
鞍馬 今子(ササニシキ)
「ええと……ええと、ええと……大きなクラゲとタコの合体した何か……!!!」 ぐるぐる目になっている
巻 慎之介(ミナカミ)
「……番人か!」
KP(ササニシキ)
番人はあなた方の後方に現れました。前方を見れば、出口と思しき光がある。
巻 慎之介(ミナカミ)
これは……ラストダッシュ……?
KP(ササニシキ)
うむ……
KP(ササニシキ)
choice[慎之介,今子]
Cthulhu : (CHOICE[慎之介,今子]) → 今子
KP(ササニシキ)
ふふ
巻 慎之介(ミナカミ)
コラッ
KP(ササニシキ)
では、禍々しい触手が今子に向かって伸びてくる。を使用した回避を行います。
鞍馬 今子(ササニシキ)
ccb<=(12*5) DEX*5
Cthulhu : (1D100<=60) → 86 → 失敗
鞍馬 今子(ササニシキ)
ふふ
巻 慎之介(ミナカミ)
コラーーーーッ
鞍馬 今子(ササニシキ)
「い……いやっ……!!」
KP(ササニシキ)
使者の触手は今子の身体に絡みつく。そのまま進めなくなってしまうでしょう。
KP(ササニシキ)
そこから、ずる、ずる……と引き摺られ始めます。
巻 慎之介(ミナカミ)
「! 今子さん!」
巻 慎之介(ミナカミ)
え、なんかこう引きはがしたりできます……?
KP(ササニシキ)
引き剥がす場合は、
KP(ササニシキ)
<使者のPOW【13】と、慎之介さんと今子のSTR合計値【21】の対抗ロール>になります。
巻 慎之介(ミナカミ)
共同作業ってわけね
KP(ササニシキ)
共同作業 ファイトッ……!ダイスは慎之介さんが振ってください。
巻 慎之介(ミナカミ)
resb(21-13)
Cthulhu : (1d100<=90) → 61 → 成功
巻 慎之介(ミナカミ)
ヨシ!
KP(ササニシキ)
えらい!!
KP(ササニシキ)
では二人の力を合わせた抵抗により、触手は一旦今子から離れます。
KP(ササニシキ)
今のこの隙に、光の方へ走ることが出来るでしょう。
巻 慎之介(ミナカミ)
「はよ逃げんで!!」 今子ちゃんの手を取って光の方へダッシュします
鞍馬 今子(ササニシキ)
「は」「……はい!」 取られた手をしっかり握って、一緒に走ります
KP(ササニシキ)
それでは二人は、改めて光の方へと駆け出します。
KP(ササニシキ)
触手が再び伸ばされ、それが背中に届く寸前に
KP(ササニシキ)
踏み出した足が……間違いなく、光を踏みしめました。
???
………。
… … ………。
pi… pi… pi… pi………。
目覚まし……否。もっと淡白で、規則的で、無機質な音が聞こえる。
あなたの意識は、ゆっくりと眠りから浮上する。
ぼやけた視界に映るのは、多くの医療関係者。
そして、報せを受けて駆け付けたであろう家族。
どこか遠く聞こえる音が、徐々に鮮明になっていく。
交通事故に遭ったあなたは、集中治療室にいた。
家族以外は入れないその空間に、今子の姿は無かった。
少しずつ明瞭になっていく意識と共に、自分が生きていることを実感する。
その後あなたは、精密検査を受け、集中治療室でそのまま様子を見ることになった。
そして、特に異常が見られないことから、数日後、通常の病室へ転床することができる。
事故があった日からは、一週間以上経過していたようだ。 ▼
KP(ササニシキ)
そんなこんなで色々と……本当に色々ありまして、通常の病室に移ってきた日の朝。
KP(ササニシキ)
寝たきりが数日続いたもので、いつもより起床時間が遅めかもしれませんね。
KP(ササニシキ)
ゆっくりと眠りの世界から浮上した慎之介さん。目を開けますか。
巻 慎之介(ミナカミ)
開けます!
KP(ササニシキ)
ぱちっ!
KP(ササニシキ)
では、ベッドの脇の椅子に腰かけた今子が、あなたの顔をずっと覗き込んでおりました。
鞍馬 今子(ササニシキ)
「………………!」
巻 慎之介(ミナカミ)
「……今子さん」
鞍馬 今子(ササニシキ)
「慎之介さん」
鞍馬 今子(ササニシキ)
「約束通り、起きてくれましたね」
巻 慎之介(ミナカミ)
「努力する、と言いましたから」
鞍馬 今子(ササニシキ)
「はい。……はい」 ほんのちょっぴり涙声
巻 慎之介(ミナカミ)
「今子さんって、わりと泣き虫ですよね」
鞍馬 今子(ササニシキ)
「え、」「ええっ」「だって……不安だったんですもん……」
鞍馬 今子(ササニシキ)
「安心したら、自然と、こう……」 わやわや
巻 慎之介(ミナカミ)
「まあ、これ以上泣かせることにならなくてよかったです」
鞍馬 今子(ササニシキ)
「……はい」「おかえりなさい、慎之介さん」
巻 慎之介(ミナカミ)
微笑む今子ちゃんの顔を見て、それから窓の外に広がる空を見て、自分の呼吸を意識して、安堵の息を漏らします。
巻 慎之介(ミナカミ)
「ただいま」
巻 慎之介(ミナカミ)
手を伸ばして今子ちゃんの頬を撫で、リラックスした様子で浮かべた笑みは、すぐにいつもの仏頂面に戻りました。
鞍馬 今子(ササニシキ)
「……」 頬を撫でられて、慎之介さんの笑顔を見て、目を細めて笑いました
鞍馬 今子(ササニシキ)
撫でてくれた手にそっと触れたりする
KP(ササニシキ)
……ご家族との会話などで分かるのですが、
KP(ササニシキ)
慎之介さんの身体は、医者が驚くほどに回復が早く、一週間ほどで退院できそうとのことです。
KP(ササニシキ)
ちょっと簡単なリハビリが必要になるけどもね。それが問題なければって感じですね。
病室から見える空は、いつも通りにとても青く、綺麗に見えた。
……こうしてあなたは、再び巻き込まれた怪異から帰還しました。
訪れた施設が裏でとんでもないことをしていたり
不可思議な異空間の建物に迷い込んでしまったり
沢山の並行世界を巡って、魔術師の仕掛けた遊戯に勝利したり
はたまた、殺人鬼と化した恋人を殺すことで終わりを迎えた異空間だったり
色んな怪異を乗り越えたあなたですが……今回は、
あなたを失うことを恐れた今子が作り出した、繰り返す夢からの帰還。
夢は終わりを迎え、あなたと今子は現実へと戻ってきました。
朝を迎えたあなたの枕元で、いつも通りに。今日もまた、目覚ましが鳴る。
◆◆◆ CoCシナリオ 『重鬼黥刑』 ◆◆◆
➡END:A「色即是空」
PC :巻 慎之介
PL :ミナカミ
KPC:鞍馬 今子
PL :ササニシキ
KP :ササニシキ
Thank you for Playing.
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
KP(ササニシキ)
慎之介さんと今子、両者生還で!シナリオ終了!
KP(ササニシキ)
おつかれさまでしたー!!
巻 慎之介(ミナカミ)
生還ヤッターーーーーーーー!! お疲れ様でした!!!!!!!!!!!!!!
KP(ササニシキ)
顔面に巻慎之介を浴びた二日間 ありがとう
KP(ササニシキ)
生還 ありがとう
巻 慎之介(ミナカミ)
今子ちゃん相変わらず表情ころころ変わって可愛かった……ありがとう……
KP(ササニシキ)
慎之介さんも 新規グラで毎秒ウッてなったし最後の笑顔 なに?
巻 慎之介(ミナカミ)
鬼の君もかわいかったよ……(イケボ)
KP(ササニシキ)
ありがとう
巻 慎之介(ミナカミ)
1pxどころではない顔面変化をしてしまったわね
KP(ササニシキ)
うーーーーーーーーーーーーーーーーん(たおれる)
KP(ササニシキ)
報酬タイムをやるぞォ!!!!
巻 慎之介(ミナカミ)
ハイ!!