渚に届くラブレター (2021/01/30 - 2021/01/31)

SCENARIO INFO

Writer/ハッカあめ(配布元 ※有料配布)

本作は、「株式会社アークライト」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。
Call of Cthulhu is copyright (C)1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc.
Call of Cthulhu is a registered trademark of Chaosium Inc.
PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION

PLAYER

KP/梟
PC1/白瀬 亜紀(梟)
PC2/南條 優斗(ミナカミ)

INDEX

1日目1日目-22日目2日目-2アフタープレイ

導入

いつか忘れるもの
いつか消えるもの

記憶というものは曖昧で
いつの間にか色褪せ 失くしたことにも気づかない

波打ち際の砂の城のように ほろほろと崩れていく

忘れたくないものはなんだった?


CoC《 渚に届くラブレター 》
KP(梟)
季節は巡り、また冬がやってきた。
KP(梟)
潮風は冷たく肌を撫でるけれど、海辺の家での暮らしは穏やかそのものだった。
KP(梟)
貴方がここへやってきてからは、一人分の食事が二人分に増え、少し広い食卓に買い替えた。
KP(梟)
毎日海辺を歩いたり、写真を撮ったり、家事をしたり。
KP(梟)
そんな長閑な時間を、亜紀は愛しているらしかった。
KP(梟)
月日が流れ、貴方はすっかりこの家と海辺、そして近くの街にも馴染んでいる。
KP(梟)
今では買い物に出れば、街の人々に気さくに声をかけられることも多くなっていた。
KP(梟)
さてそんな折、今日は休日、時間はざっくりと午前中。
KP(梟)
貴方と亜紀は、二人で連れ立って街へ買い物に出かけています。
KP(梟)
一通り日用品の買い物を終え、最後に焼き立てのパンを買ってから帰ってお昼にしよう。そんな話をしていました。
KP(梟)
馴染みのパン屋さんに向かうと、ちょうど焼き立てだと店員の女性がベルを鳴らしていた。
人混みの中の貴方と目が合うと、にこにこと快活に声をかける。
店員(梟)
「南條さん、おはようございます。パンがちょうど焼けたところですよ」
南條 優斗(ミナカミ)
「どうも。そりゃ丁度良かった」 ウッス……とヤンキーみのある挨拶をしてパンを物色しますね
KP(梟)
では軽く挨拶を返しつつ商品が並ぶ棚を物色している。どれも良い焼き色でパリッと焼き上がっていた。
店員(梟)
「はーい、ごゆっくりどうぞ」と言いつつカウンターに引っ込もうとした彼女は、ふと貴方の隣を見るとあら?と声を上げる。
店員(梟)
「あら?そちらの方はお友達?」
店員(梟)
「はじめまして、いらっしゃいませ。」そう言ってにこやかに笑った。
南條 優斗(ミナカミ)
「あ? んだよそれ、新しいボケですか」 亜紀ちゃんと店員さんを交互に見た
KP(梟)
彼女がにこやかに挨拶した、その視線の先にいるのはもちろん亜紀だった。
KP(梟)
はじめまして、と言われた亜紀はきょとんとした顔をしている。
KP(梟)
無理もない。このパン屋では何度も買い物をしているし、確か好きなパンまで憶えられていたんじゃなかったか。貴方はそう思う。
白瀬 亜紀(梟)
「えっ」
「あの、わたし…。白瀬ですよ、」
白瀬 亜紀(梟)
「ほ、ほら、海辺の家に住んでる…」
南條 優斗(ミナカミ)
「アンタ、オレより亜紀との方が付き合い長いでしょうが」
店員(梟)
「あら?そうだったかしら…やだごめんなさい、物忘れみたいになってしまって」
KP(梟)
亜紀はまばたきを繰り返しつつ、なんとか自分のことを説明しようとする。しかし、相手は一向に思い出す気配がない。
KP(梟)
相手に対して<心理学>、<アイデア>がそれぞれ振れます。心理学は自振りでOKです
南條 優斗(ミナカミ)
それぞれか……! 振っていきますね
KP(梟)
どうぞ!
南條 優斗(ミナカミ)
ccb<=70 心理学 Cthulhu:(1D100<=70) > 9 > スペシャル
南條 優斗(ミナカミ)
ccb<=(10*5) アイデア Cthulhu:(1D100<=50) > 29 > 成功
南條 優斗(ミナカミ)
出目ヨシ!
KP(梟)
出目が良い!
KP(梟)
ではまず心理学
KP(梟)
彼女が嘘でも冗談でもなく、本気で「亜紀のことを知らない」と思っていることがわかる。
物忘れにしてはいくらなんでも早いのではないかと思う。
KP(梟)
またアイデアも成功したので、そういえば、今日は妙に、亜紀が街の人から声をかけられていなかったような…と思った。
KP(梟)
人見知りがちなところがあり、歩いているときは貴方に隠れていることも多いので、気のせいかもしれないが。
KP(梟)
以上です
南條 優斗(ミナカミ)
「……本気で言ってんですか」 本気で知らなそうな様子に眉をひそめた
南條 優斗(ミナカミ)
「一回病院行った方がいいと思いますよ」 と言いつつ、他の店員や常連客も妙によそよそしいんだろうな……
KP(梟)
そうねえ、と申し訳なさそうに眉を下げている。彼女は客ひとりひとりの顔をよく覚えているタイプで、だからこそ貴方のこともすぐに覚えていたのに、とさえ思ったかもしれない。
KP(梟)
また彼女以外の人間を観察してみるなら、いつもと変わらずに挨拶してくる人も居る。いつもと異なり挨拶してくれない人も居る。程度に差があるようだと感じます。
南條 優斗(ミナカミ)
「悪趣味なドッキリか? ……ほっといてさっさとパン買うか」 はあ、とため息をついてトングをカチカチ鳴らしてパンを取っていきましょうか
白瀬 亜紀(梟)
「う、うん…」 まばたきをぱちぱちしながら頷いた
白瀬 亜紀(梟)
ではとりあえず買い物を済ませる。トングをカチカチしながらパンを選んでお会計だ。亜紀はフランスパンを買おうとしているし、貴方もなにか好きなパンを買ってもいい
南條 優斗(ミナカミ)
活きのいいパンを捕獲してやる……(カチカチ)
南條 優斗(ミナカミ)
好きなパン なんだろうな……なんとなく目についたエピとか買おう
KP(梟)
ではエピをチョイス これもカリッと香ばしく焼き上がっていて美味しそうだ。捕獲する
KP(梟)
そうしてパンを選び、お会計を済ませる。亜紀がちょっと気まずそうにもたもたしていたが、それでもなんとか済ませて貴方たちはパン屋を出ました。
KP(梟)
パン屋を出ると、亜紀がふう、とため息をついている。
白瀬 亜紀(梟)
「……びっくりしたな。わたしそんなに影薄かっただろうか」 目をぱちぱち
南條 優斗(ミナカミ)
「元はと言えば街はずれの一軒家に住む変人様だろ。影が薄くないわけがねえ」
白瀬 亜紀(梟)
「そりゃあそうだけど…」 否定しない
「それにしたってボケるには早すぎるよ…どうしたんだろうね」
南條 優斗(ミナカミ)
「アイツだけじゃなくて他の奴らも何人かよそよそしかったろ。タチの悪い悪戯じゃねえの」
白瀬 亜紀(梟)
「言われてみればそうだね…」 他の人も
「そんなことしないと思…いたいけど、でもすごく仲が良いってわけでもないからなあ」
白瀬 亜紀(梟)
「……まあいいや。とりあえず帰ろう」
南條 優斗(ミナカミ)
「アイツら何考えてるか知らねえけど、理由によってはぶっ飛ばす」 軽く指を鳴らした
南條 優斗(ミナカミ)
「ん」 亜紀ちゃんの提案には素直に頷きます。パンが冷める前に帰ろう
白瀬 亜紀(梟)
「あっだめだめ、きみにそんなことさせられないよ」 鳴らした手を咄嗟におさえた
白瀬 亜紀(梟)
「…まあほら、ドッキリなら今日だけかもしれないし。大丈夫だよ」
KP(梟)
だから帰ろう、と貴方の手を引いた。少し俯いているが、それでもとことこと歩き出す。
南條 優斗(ミナカミ)
「ならいいけど」 手をしっかり握り返して一緒に歩きますね
KP(梟)
うん、と答えてから手をぎゅっと握った。
二人で街を抜けて、海辺の家へと戻っていく。

海辺の家

KP(梟)
何はともあれ、買い物袋を下げながら二人で家に戻ってきました。
KP(梟)
玄関を開けるとハクが二人を出迎えてくれる。
KP(梟)
ただいま、と言ってひと撫でしてから亜紀が先に家に上がる。貴方も追いかけて靴を脱ごうとしたところで、ふと気づくことがあった。
KP(梟)
玄関に見覚えのない、海岸の砂で汚れた靴が一足置かれている。
南條 優斗(ミナカミ)
えっ……なに……(警戒) とりあえずハクさんの頭を雑にわしゃっと撫でました
南條 優斗(ミナカミ)
男性用か女性用かとか靴の特徴は分かります?
KP(梟)
では貴方にも撫でてもらって、満足そうににゃんと鳴いている。気が済んだのか、ハクはとっとこリビングへ引っ込んでいった。
KP(梟)
ではその靴は女性用でした。お洒落な靴というよりは、歩き回りやすいスニーカーのようなイメージです
南條 優斗(ミナカミ)
「…………?(亜紀の靴か? いつの間に買ったんだ)」 ひょいとつまみ上げて砂をぱたぱたと払い落としたりした
南條 優斗(ミナカミ)
そっと元の位置に戻してリビングに行こうかな 靴について亜紀ちゃんにも聞こう
KP(梟)
では、その靴の砂をはたいてから元の位置に戻す。それから貴方も上がっていくと、入れ違いに亜紀がぱたぱたと出てきた。
白瀬 亜紀(梟)
「ポスト確認するの忘れちゃった。見てくるね」
KP(梟)
そのまま玄関に行く亜紀を目で追えば、先程貴方が砂を払った靴を引っ掻けて外へ出ていった。
KP(梟)
それを見て、貴方は思い出す。
KP(梟)
あれは亜紀が庭いじりや海辺の散歩の時に、よく履いている靴である。履きやすいらしく、貴方が来る前から使っていると聞いたことがあった。
KP(梟)
当然、貴方も今までよく見ていた筈だ。今はもうそうだとわかる。しかし先程は確かに、「見覚えのない靴」と思ったのだから、自分でも違和感があるだろう。
南條 優斗(ミナカミ)
「(あれは……そうだ。いつも履いてる靴じゃねえか。なんで……)」
南條 優斗(ミナカミ)
街の人達の様子を思い返して、それから首を横に振った 「(……まさかな)」
KP(梟)
そうしていると、すぐに亜紀が戻ってきた。ポスト何もなかったよ、と言いつつ貴方を見上げてきょとんとしている。
白瀬 亜紀(梟)
「どうしたの?何か買い忘れでもあったかな」
南條 優斗(ミナカミ)
「……いや。オレも病院行った方がいいかなって」
南條 優斗(ミナカミ)
「一瞬、亜紀のその靴が見たことねえ靴に見えた」
白瀬 亜紀(梟)
「えっ、どこか具合でも…」と言いかけて、続く言葉で狼狽えたような表情を浮かべた。
白瀬 亜紀(梟)
「……本当に?きみも?」
白瀬 亜紀(梟)
「……きみはわざわざそんなこと言わないね」 本当?と訊きながらも 嘘はつかないだろうと思って首を振った
南條 優斗(ミナカミ)
「冗談でからかうにしてももっとマシなネタにするぞ」
南條 優斗(ミナカミ)
「今はその靴も見慣れた靴だって思えるし、亜紀は亜紀だって分かるからよ」 亜紀ちゃんの頭を雑にわしゃわしゃしますね
白瀬 亜紀(梟)
「そうだよね……っわ、」俯いてたらワシャられたので少しびっくりした
白瀬 亜紀(梟)
「ハクさんと一緒かい」扱い方が そう言いつつ満更でもなさそうだった
南條 優斗(ミナカミ)
「お姫様抱っこでもご所望ですか」 真顔ジョークを飛ばしつつリビングに戻りましょうかね
白瀬 亜紀(梟)
「そ、そこまでしなくて大丈夫だよ」 ピャッてしてる
KP(梟)
ではそんな話をしつつ、二人でリビングに戻っていった。買い物をしまったり昼食の支度をしたりして、午後が過ぎていく。
KP(梟)
ここで特にやりたいことがなければ時間を進めます。大丈夫そうですか?
南條 優斗(ミナカミ)
やりたいこと……ウーンなんだろう……家の中をウロウロして、見覚えのない現象がまた起きるか確認してるくらいですかね
KP(梟)
では気にしながら歩き回ってみると、玄関の靴で起こったような現象はなさそうでした。意識して眺めていたからかもしれない。
KP(梟)
亜紀は亜紀で、庭いじりや小物の整理等を始めてしまえば、そんなに先程のことは気にしていないようだった。いつも通りに見えます。
南條 優斗(ミナカミ)
そんな様子をそっと眺めてちょっとだけ安心しますね
KP(梟)
ふと目が合うとへへと笑っている。まあ大丈夫そうだろうと思う。
KP(梟)
ではそんな風にして、休日を過ごしていく。普段と変わりの無い、穏やかな一日だった。
KP(梟)
その後数日、いつもの長閑な日々が続いた。
KP(梟)
けれど貴方はその中で、度々奇妙な感覚を味わうことになる。貴方が気にしていたように、やはり欠けのようなものを感じるようになる。
KP(梟)
亜紀のマグカップが見つけられなくなったり、さっき話したことが思い出せなかったり。
KP(梟)
理由はわからないが、貴方も街の人たちと同じように、亜紀のことを少しずつ忘れ始めているらしかった。
KP(梟)
貴方は何を忘れてしまっただろう。
1d4を振ってどうぞ
南條 優斗(ミナカミ)
振りたくねえ……………………
南條 優斗(ミナカミ)
1d4 Cthulhu:(1D4) > 1
KP(梟)
1:要らない:このガラクタは何だっけ?何でこんなものが家にあるのだろう。
KP(梟)
ある日貴方は、食卓の隅に置かれた貝殻に気づいた。しかしそんなものを拾ってきた覚えはない。
KP(梟)
いくつかの貝殻が並んでいる。ひとつ手に取ってみれば、いずれも砂は払われ綺麗になっている。どうしてこんなものがあるのだろう。
KP(梟)
棄ててしまっても良いか、そう思ったところで亜紀が声をかけた。
白瀬 亜紀(梟)
「あ、ごめんね。あとで書斎に持っていこうと思って、そのままにしてたな」
白瀬 亜紀(梟)
「砂を落とすのに洗ったところだったんだけど、乾いてた?」
KP(梟)
言われて思い出す。これは、亜紀が拾っていた貝殻だ。砂を丁寧に洗い流して、これから図鑑で調べるんだと笑っていた顔を思い出す。
KP(梟)
どうしてこれを棄てようなんて思ったのだろう。また、忘れていたのか。貴方はそう思う。<SANチェック 0/1>
南條 優斗(ミナカミ)
「? あ、ああ……」 貝殻を1つつまんで眺めた
南條 優斗(ミナカミ)
ccb<=78 正気度 Cthulhu:(1D100<=78) > 28 > 成功
KP(梟)
では減少なし
KP(梟)
眺めてみれば、確かに亜紀が拾っていたうちのひとつだとわかる。他の貝殻にしてもそうだった。
KP(梟)
一緒に拾いに行って、集めているところを見ている筈だった。亜紀に言われて、ようやくそこまで思い出す。
南條 優斗(ミナカミ)
「……なあ、亜紀」
白瀬 亜紀(梟)
「? なんだい」 見上げた
南條 優斗(ミナカミ)
「何日か前、パン屋で悪趣味なドッキリがあったろ」 「……あれ、ドッキリでも何でもないかもしれねえ」
白瀬 亜紀(梟)
「…………」 それを聞いて俯いた
白瀬 亜紀(梟)
「……あのね、きみが居ない時に買い物に行ったら、また同じことがあったんだ。今日も、昨日も。…変だなって思ってた」
白瀬 亜紀(梟)
「……きみも、なの?」
南條 優斗(ミナカミ)
「理屈は全然分かんねえけど、オレも"そう"なるかもしれねえ」
南條 優斗(ミナカミ)
「だからもしそうなった時は殴ってでも思い出させ……いや殴るのはダメだな。知らん女に殴られたら殴り返しそうだ……」
白瀬 亜紀(梟)
「流石にそんなことはしないよ…というか実行する前にきみが腕掴むほうが早いよ、きっと」 そういう問題じゃないが 
白瀬 亜紀(梟)
「………一緒に居てもだめなんだね。街の人はそうじゃないから、と思ってたんだけど」
南條 優斗(ミナカミ)
「流行り病……にしても亜紀のことだけ忘れてくとか意味分かんねえよな」
白瀬 亜紀(梟)
「……困ったな。不便だなとは思ったんだけど」
「きみに忘れられてしまったら、不便どころじゃ済まないや」 ぽつりとつぶやいた
南條 優斗(ミナカミ)
「…………」 ジ……と亜紀ちゃんを見た 「……まあ、忘れないように努力はする」
白瀬 亜紀(梟)
「…うん」 唇をきゅ、と噛んでから頷いた
南條 優斗(ミナカミ)
「原因を探って解決出来りゃいいんだけど、全然見当もつかねえな」 はあ、とため息をついた
白瀬 亜紀(梟)
「そうだね…心当たりもないし」うーん
白瀬 亜紀(梟)
「……早くなおるといいのにな」
南條 優斗(ミナカミ)
「変なもん拾い食いしてねえだろうな」
白瀬 亜紀(梟)
「してな…してないと思うよ…?家に居る間はだけど」
南條 優斗(ミナカミ)
「何で言いよどんだ上に『家に居る間は』なんだよ」
白瀬 亜紀(梟)
「わざわざ言われると自信がなくなるってものじゃないか。でも変なことはしてない筈なんだけどなあ…」 首を傾げる
南條 優斗(ミナカミ)
「流れ着いてきたヘンなものを拾ったりは?」
白瀬 亜紀(梟)
「してないと思う…きみが止めてくれるし」
南條 優斗(ミナカミ)
「だよな」
南條 優斗(ミナカミ)
「パン屋でヘンなことを言われた日の少し前に何かがあった……にしても、どうしたもんか……地道に聞き込みでもするか?」
白瀬 亜紀(梟)
「そうだね、そうしたら何かわかるかな…」
「…わたしが訊いても、また誰?って言われちゃうかもしれないけど」
南條 優斗(ミナカミ)
「それはもうしょうがねえな。嫌なこと言われたら殴ってやるから言えよ」
白瀬 亜紀(梟)
「それはだめ。きみにそんなのさせないよ」
白瀬 亜紀(梟)
「また言われてしまったら…なんとかうまくやり過ごしてみるよ。うん」
南條 優斗(ミナカミ)
「お優しいことで」 肩をすくめた
KP(梟)
ではそんな話をしつつ。
KP(梟)
貴方はパン屋の一件から数日、度々同じような現象に遭遇する。その度に自力でなんとか思い出したり、亜紀の顔を見たり、声をトリガーにして思い出したりしている。頻度が上がっているようにも感じるだろう。
KP(梟)
しかし街の人は別であるらしい。
二人で街で買い物をしている時、街の住人たちはまるでよそ者に向けるような視線で亜紀を見ていた。
KP(梟)
自分を含め、また奇妙な状況になっていることを思い知らされるようだった。原因がわからないというのは、まったくもって気味が悪い。
<SANチェック 1/1d3>
南條 優斗(ミナカミ)
ccb<=78 正気度 Cthulhu:(1D100<=78) > 15 > スペシャル
白瀬 亜紀(梟)
CCB<=55 SANチェック Cthulhu:(1D100<=55) > 48 > 成功
南條 優斗(ミナカミ)
ヨシ!
KP(梟)
ではそれぞれ-1
動かすのはKPがやりますね!
南條 優斗(ミナカミ)
はーい!
system
[ 白瀬亜紀 ] SAN:55 → 54
system
[ 南條 優斗 ] SAN:78 → 77
KP(梟)
亜紀はと言えば、忘れられていることについて口に出さなくなった。街では適当に誤魔化して、買い物が済めばすぐに家に戻ってしまう。
KP(梟)
いつもならぶらぶらと寄り道をして、必需品以外のものをあれこれと楽しそうに買っていたのに。
今では貴方の手をぎゅ、と不安げに握ってそのまま帰るようになっていた。

4日目/真夜中

KP(梟)
そうして数日過ぎて、パン屋の件から数えて4日目の真夜中のこと。
KP(梟)
貴方はふと、ベッドで目を覚ました。
KP(梟)
ごろりと横を向けば、貴方の隣には一人分の空きがある。シーツはまだ温かかった。
KP(梟)
ここに眠っていたのは、誰だったっけ。
KP(梟)
……ああ、そうだ。やや間があって思い出す。そこで眠っていたのは亜紀だった。
KP(梟)
だんだんと彼女のことを思い出すのに、時間がかかるようになってきている。
KP(梟)
このまま本当に忘れていってしまうのではないか。少なからず恐怖を覚えるかもしれない。
KP(梟)
亜紀を探すなら、<目星>か<聞き耳>をどうぞ
南條 優斗(ミナカミ)
では目星で!
KP(梟)
どうぞ!
南條 優斗(ミナカミ)
ccb<=82 目星 Cthulhu:(1D100<=82) > 79 > 成功
KP(梟)
成功
KP(梟)
では起き上がってぼんやりとあたりを見回すと、寝室の扉が薄く開いていることに気が付きます。
KP(梟)
探しにいってみますか 寝直しますか
南條 優斗(ミナカミ)
寝れるわけがねえ 探しに行きます
KP(梟)
では探しに行く。ベッドを出ると肌寒い。
KP(梟)
寝室を出れば、すぐ傍の書斎の扉の隙間から、ほんのりと明かりがもれていることにも気づきます。
南條 優斗(ミナカミ)
"いる"じゃん……そっと覗いて様子を伺いますね
KP(梟)
ではそっと覗くと、亜紀が書き物机でなにかやっているのが見える。部屋の灯りは点けず、机上のスタンドだけで何か書いているようだった。
廊下にもれていた控えめな灯りはこれだろうと思う。
南條 優斗(ミナカミ)
また切なさ大爆発な日記を書いているのでは……?(いぶかしみ)
KP(梟)
いぶかしみ!
KP(梟)
ドアバンして書斎に乗り込んでも良いし、そっとしておいてもいい。
南條 優斗(ミナカミ)
「おい、亜紀」 せっかくなのでドアバンして声を掛けちゃおう \バーン/
KP(梟)
では開けて声をかけた。
白瀬 亜紀(梟)
「わ゛っ」
KP(梟)
控えめに驚いたような声を上げて、机に向かっていた亜紀が勢い良く立ち上がる。
がしゃんと何かを引き出しにしまってから、慌てて振り向いた。
白瀬 亜紀(梟)
「な、南條くん…びっくりしたな…」
「どうしたの、起こしちゃった?」
白瀬 亜紀(梟)
ぱちぱちと何度かまばたきを繰り返しながら出迎える
南條 優斗(ミナカミ)
「なんとなく目が覚めた。また夜更かししてんのかよ」
南條 優斗(ミナカミ)
「何か書くにしても明日でいいだろ」
白瀬 亜紀(梟)
「………なんだか眠れなくて」 起こしてしまったわけではないとわかりつつ、気まずそうにしている
白瀬 亜紀(梟)
「でも…うん、そうだね。明日にするよ」
南條 優斗(ミナカミ)
「そうしとけ」 亜紀ちゃんの腕を引いて連行します
白瀬 亜紀(梟)
「あっ ちょっと待って片付けてな…」 言ってるうちに連行された。おとなしくついていく
KP(梟)
そのまま寝かしつける?
南條 優斗(ミナカミ)
寝かしつけようかな ベッドに突っ込んでポフポフします
KP(梟)
問いただされることもなく、ポフポフと寝かしつけられている亜紀はなんだか落ち着かなそうだった。寝にくそうにも見える。
白瀬 亜紀(梟)
「…きみも寝なよ。大丈夫だから」 掛布団を口元まで引き上げてもそもそ言っている
南條 優斗(ミナカミ)
「ご心配なく。ちゃんと寝る」 言った傍から大きいあくびをしました
白瀬 亜紀(梟)
「…ならいいんだけど」
白瀬 亜紀(梟)
言ってから少し近寄って、貴方にくっつく。胸のあたりに収まったので顔が見えない
南條 優斗(ミナカミ)
「(亜紀、口には出さねえけど、やっぱり思うところはあるよな……)」 くっついてきたのを抱きよせて、そのまま眠ります
KP(梟)
そうして抱き寄せると、少し冷えていた体に貴方の体温が移っていく。
その温かさに微睡みながら、亜紀が目を閉じる。やがて静かに寝息を立て始めた。
KP(梟)
その様子を見てから、貴方もまた眠りに落ちていくだろう。

5日目

KP(梟)
ではそうして眠って、5日目になった。
貴方はまだベッドで眠っている。
KP(梟)
<聞き耳>どうぞ
南條 優斗(ミナカミ)
ccb<=75 聞き耳 Cthulhu:(1D100<=75) > 94 > 失敗
南條 優斗(ミナカミ)
よく眠っている
KP(梟)
スヤヤカ!
KP(梟)
では眠りの淵にいる貴方は、亜紀が寝床を抜け出す気配を感じる。
KP(梟)
だが、瞼は重たく、目をさますことが難しい。
南條 優斗(ミナカミ)
スヤ……(˘ω˘)
KP(梟)
そのまま眠っていてもいいし、起きるなら<CON*5>を振ることもできる。
南條 優斗(ミナカミ)
CONチャレンジ! しよう
KP(梟)
では振ってどうぞ!
南條 優斗(ミナカミ)
ccb<=(12*5) CON*5 Cthulhu:(1D100<=60) > 73 > 失敗
南條 優斗(ミナカミ)
スヤァ!!!!!!!!!!
KP(梟)
スヤヤカ!!!!
KP(梟)
では睡魔のほうが強かった。冬の朝、温かなベッドからは抜け出すことも難しい。
貴方はそのまま、もう一度眠りに落ちる。
南條 優斗(ミナカミ)
冬の朝とベッドのタッグは仕方ないな……
KP(梟)
どこへ行ったのだろうか。あとで訊けばわかるかもしれない。なんにせよ、今動くことは難しそうだ。
KP(梟)
そのまま眠った貴方は、朝にはいつも通りの時間に目を覚ます。横を見れば、亜紀はちゃんと隣で眠っていた。
KP(梟)
いつもの静かな朝だ。けれどここ数日の出来事で、貴方の心中は表の海のように穏やかとはいかないだろう。
KP(梟)
このままだと、いつか本当に亜紀のことを忘れてしまいかねない。
KP(梟)
そんな焦燥をかかえつつ、卓内時間5日目の日中に入ります。
KP(梟)
本日については探索に充てることができます。
家の中を見ることもできますし、街へ聞き込みにいくことも、海岸に降りることもできます。
およそぎこ同の時と似たような感じですね。
KP(梟)
特に用がなければ、亜紀は家では同行せずに何かしら自分の用事をしています。
外に出たり、用があれば呼ばれますので、いつでもどうぞ
南條 優斗(ミナカミ)
了解しました! まず朝方何してたか亜紀ちゃんに聞きたいですね(˘ω˘)
KP(梟)
はい、では朝食の席で話を振ることができます。南條さんは朝ご飯どうしてるかな
南條 優斗(ミナカミ)
choice[食べない,コーヒーだけ,ちょっと食べる] Cthulhu:(CHOICE[食べない,コーヒーだけ,ちょっと食べる]) > コーヒーだけ
南條 優斗(ミナカミ)
コーヒーだけ頂きます!
KP(梟)
ではいつものように、貴方にはコーヒーが用意される。亜紀はカフェオレと自分の分の朝食を用意してもぐもぐと食べている。
KP(梟)
コーヒー飲みつつ、話しかけてどうぞ
南條 優斗(ミナカミ)
はーい とりあえず朝ごはんはもぐもぐ食べれているようでよかった。コーヒーをズズ……と飲んであったまります
南條 優斗(ミナカミ)
「亜紀、今日はすげえ早い時間に起きてなかったか?」
白瀬 亜紀(梟)
「ん…」「ごめん、また起こしちゃったかな」
白瀬 亜紀(梟)
「なんだか早く目が覚めたから、ちょっと散歩に行ってたんだ」
南條 優斗(ミナカミ)
「また海辺でも行ってたのか? 良さそうなのはあったか」
白瀬 亜紀(梟)
「うん、そう。少し海岸を歩いてたんだけど、やっぱりこの時期は寒いな…探し物する前に戻ってきちゃった」
南條 優斗(ミナカミ)
「そりゃそうだろうな」 冬の海は……寒い…… 「風邪ひかねえように気を付けとけよ」
白瀬 亜紀(梟)
「うん。……気を付けるよ。ありがとう」 少し目をぱちぱちやってから答えた
南條 優斗(ミナカミ)
「……散歩以外に寄り道してねえだろうな」 ジト……
南條 優斗(ミナカミ)
んー……本当にただの散歩だったのかどうか、心理学で分かりますか?
KP(梟)
では心理学やってみましょう KPが振ります
KP(梟)
シークレットダイス
KP(梟)
では亜紀の様子を見つつ、「ただぶらぶらと散歩しにいった」というよりは、「何か目的があって起きて出て行った」のではないかと思う。
KP(梟)
ただし何をしていたかについては、今は話す気は無さそうだともわかります
南條 優斗(ミナカミ)
「…………」 ジ……
南條 優斗(ミナカミ)
「……不安なこととか困ってることがあったらオレに言えよ。手伝えるモンは手伝うから」
白瀬 亜紀(梟)
ではきょと…と手を止めてから
白瀬 亜紀(梟)
「…うん、ありがとう。…心配させてごめんね」
白瀬 亜紀(梟)
「…ちゃんときみを頼るから。だから大丈夫」 今は大丈夫、と囁いた
南條 優斗(ミナカミ)
「ここ最近のことなら……早くどうにかなると良いな」
南條 優斗(ミナカミ)
「今は大丈夫なんだったらそれでいい」
白瀬 亜紀(梟)
「うん、そうだね。…なんとかなるといいな」
KP(梟)
貴方の言葉に、亜紀が頷いて笑う。
KP(梟)
まだ訊きたいことがあれば続けてどうぞ。他の行動に移ってもらっても大丈夫です
南條 優斗(ミナカミ)
今のところはこれ以上聞きたいことはない……かな……!
KP(梟)
はーい!ではまたなにかあったら都度どうぞ
南條 優斗(ミナカミ)
そして他の行動となると……書斎に入ってガサ入れ……?
KP(梟)
はーい、では書斎を見てみましょうか。その間、亜紀は庭に出たりキッチンに居たりします
南條 優斗(ミナカミ)
なんて空気が読める行動なんだ……
KP(梟)
用があって呼んだらひょっこり来ます。では一旦別行動で、貴方は二階の書斎に上がる。

5日目/書斎

KP(梟)
書斎に入ると、机の上は片付けられていつものように整頓されている。
南條 優斗(ミナカミ)
何かを入れたのは……引き出し! というわけで引き出しを漁ってみたく候
KP(梟)
机、本棚、部屋全体を見ることができます。しつつまずは引き出しからチェックしましょう
KP(梟)
ではまず書き物机から。机の上にはお気に入りの写真を留めたボードがあり、貴方と亜紀が並んで収まった写真が飾られている。
KP(梟)
また、机の端にはなんらかの紙類がまとめて置かれていました。
KP(梟)
机の引き出しを確認すると、一番上の引き出しだけ鍵がかけられていることがわかります
南條 優斗(ミナカミ)
オオウ……じゃああからさまに怪しい机の端の紙類をチェックしますね
KP(梟)
では紙類をチェックしてみましょう。<目星>どうぞ
南條 優斗(ミナカミ)
ccb<=82 目星 Cthulhu:(1D100<=82) > 20 > 成功
KP(梟)
良い出目
南條 優斗(ミナカミ)
よしよし
KP(梟)
では紙類を捲ってみると、メモやらラフやらに混ざっていた一枚の紙が目に留まる。
この家付近の海岸線の地図のようなものに、矢印や数字が書き込まれているとわかります。
KP(梟)
紙に対して、<地質学/ナビゲート/知識の半分>が振れます
南條 優斗(ミナカミ)
どっちもないんだよなあ! 知識の半分で!
KP(梟)
どうぞ!
南條 優斗(ミナカミ)
ccb<=(65/2) 知識 Cthulhu:(1D100<=32) > 94 > 失敗
南條 優斗(ミナカミ)
FBじゃない! ヨシ!
KP(梟)
セーフ!
KP(梟)
ではちょっとピンとこなかった。あとで亜紀に訊けばなにかわかるかもしれない。
南條 優斗(ミナカミ)
「(宝の地図か……?)」 じゃあ遠慮なくあとで聞こう
KP(梟)
では、机周辺は以上です
南條 優斗(ミナカミ)
はーい。写真に映る亜紀ちゃんを指でソ……と撫でてから他のところも見よう というわけで本棚をチェックしたいです
KP(梟)
そっと撫でたその写真は、亜紀が貴方を引き寄せるようにして二人で収まったものだった。
貴方の表情はいつもと変わらないように見えるが、亜紀は楽しそうに笑って居る。
KP(梟)
では移動して本棚をチェックしましょう。
<目星/図書館>が振れます
南條 優斗(ミナカミ)
オッケーでは目星で!
KP(梟)
どうぞ!
南條 優斗(ミナカミ)
ccb<=82 目星 Cthulhu:(1D100<=82) > 76 > 成功
南條 優斗(ミナカミ)
出目が微妙に高いわよ
KP(梟)
だが成功だ!
KP(梟)
では本棚に並ぶ書籍の中に、見たことのある日記帳を見つけた。亜紀の日記だとわかる。
南條 優斗(ミナカミ)
ええっ人の日記を見るなんてそんな! 見ます!
KP(梟)
思い切りよく行こう。では日記をぱらぱらと捲ってみる
KP(梟)
夜中に書いていたなと思いつつ捲ってみると、ここ数日続けて日記が書かれているとわかった。