5日目/書斎
1日目
妙なことがあった。何故かわからないけど、わたしは街の人たちに忘れられているみたいだった。
そんなに社交的じゃあないとは思うけど、でも、まったく話さないってわけでもなかった、はずなのに。
パン屋さんは、わたしの好きなパンのことだって知っていたのに。
南條くんの様子も、なんだか少し変だ。
胸がざわざわする。
2日目
やっぱり、南條くんもわたしのことを忘れ始めている気がする。
もう一度忘れられてしまったら、どうしよう。
忘れないでいてもらうために、あるいは、思い出してもらうために。
何かできることを考える。
3日目
わたしのことを覚えている人が誰もいなくなったら、どうなるんだろう。
それって、自分が世界から消えてしまうみたいな気持ちになるのかな。
そんなことを思っていたら、今日一瞬だけ、南條くんが赤の他人を見るような目でわたしを見ていた。
すぐに思い出してくれたみたいだったけど。
わたしは目の前に居たのに、きみの中からすっぽり抜け落ちちゃったみたいだった。
困ったな。
4日目
世界中のひとに忘れられるのと、南條くんに忘れられるの、どっちが悲しいんだろう。
そんなことまで考え出した。不安になるとろくなことを考えない。
誰に忘れられてしまっても、やっぱり南條くんだけでも、わたしのことを覚えててくれないかな。
忘れたままでもいいから傍に居てなんて、きっと言えない。
この家に住むようになってからの時間がかけがえなくて、捨て難くて、彼にとってもそうだったらいいのにって思う。
失くしたくない。覚えていてほしい。
わたしをわすれないで、
KP(梟)
いちばん新しいページの最後は、インクが跳ね上がって、滲んでいる。
慌てて閉じた時に、まだインクが乾いてなかったんだろうと思う。
KP(梟)
日記については以上です
南條 優斗(ミナカミ)
「…………」 日記を静かに閉じて元の場所に戻した
南條 優斗(ミナカミ)
「(……これ以上、こういうことを書かせたくねえし思わせたくねえな……)」
南條 優斗(ミナカミ)
あとは部屋全体かな……都合よく引き出しの鍵が落ちてたりしないだろうか
KP(梟)
では日記はそっと元に戻した。
部屋全体に対しては<目星>どうぞ
南條 優斗(ミナカミ)
ccb<=82 目星 Cthulhu:(1D100<=82) > 37 > 成功
KP(梟)
安定~
南條 優斗(ミナカミ)
(σ 'ω' )σヨシ!
KP(梟)
では鍵は見つからなかったものの、部屋の隅に空箱が積まれていることに気が付いた。
KP(梟)
さらに<目星/アイデア>好きなほうをどうぞ
南條 優斗(ミナカミ)
目星の方が高いんだよな! というわけで追い目星を
KP(梟)
GO!
南條 優斗(ミナカミ)
ccb<=82 目星 Cthulhu:(1D100<=82) > 80 > 成功
KP(梟)
成功
南條 優斗(ミナカミ)
セーフ!
KP(梟)
その空箱を眺めてみると、箱自体にラベルが貼られていることに気が付いた。亜紀の字で「硝子瓶」と書かれている。
KP(梟)
それを見て、確かこれは、亜紀が蒐集していた大小のガラス瓶が入っていた箱ではないだろうかと思い出す。
KP(梟)
しかしいずれも空箱になっていた。中身はどこへやったのだろう。
KP(梟)
箱については以上です
南條 優斗(ミナカミ)
不穏情報かな?(深読み勢)
南條 優斗(ミナカミ)
ガラス瓶に何か入れた飾り物が増えてるとかはないですよね?
KP(梟)
そうですね、部屋にそういう飾りが増えているということはなさそうです。
南條 優斗(ミナカミ)
「(亜紀が捨てるとは思えねえし……何に使ったんだ?)」
KP(梟)
部屋をぐるっと眺めても見当たらないし、捨てているのも見ていない。どこへ行ったのだろうか。
KP(梟)
というところで、書斎は以上になります
南條 優斗(ミナカミ)
はーい! 次……再度亜紀ちゃんに聞き込み……?(˘ω˘)
KP(梟)
では聞き込みするのに亜紀を探しにいきましょう。階下に降りていく。
5日目/リビング
KP(梟)
シークレットダイス
KP(梟)
では、庭仕事を終えて室内に戻ってきていたらしい。食卓のテーブルで本をぱらぱらと捲っているのを見つける。
KP(梟)
そんな彼女に声をかけようとして、貴方は違和感に気づいた。
KP(梟)
3:呼べない:そこに座っている彼女に呼びかけようと口を開く。しかし、その名前がでてこない。
KP(梟)
目の前の相手を呼びたいのに、どうしてもその名を思い出せない。
顔を知っているのに、それが誰であるのか知っている筈なのに。
KP(梟)
その名前だけが、ぽっかりと空白になっている。<SANチェック 0/1>
南條 優斗(ミナカミ)
ccb<=77 正気度 Cthulhu:(1D100<=77) > 99 > 致命的失敗
南條 優斗(ミナカミ)
めっちゃショック受けてる……
KP(梟)
そんな……
KP(梟)
では、自分の記憶の欠落に気づいてショックを受ける。SAN-2
南條 優斗(ミナカミ)
増えた!!
system
[ 南條 優斗 ] SAN:77 → 75
南條 優斗(ミナカミ)
亜紀ちゃんの姿を見つけて、声を掛けようとして開いた口からは何の言葉も出てこない。 「…………」
南條 優斗(ミナカミ)
「(……知ってる、知ってるはずなのに……何で名前が浮かばねえ……!?)」
KP(梟)
一瞬、すべての音が止んだような心地さえした。やがて音が戻っても、貴方はまだその名前が口にできない。
KP(梟)
自力で思い出そうとするなら、<アイデア/POW*5>が振れます。
南條 優斗(ミナカミ)
亜紀ちゃんに聞くのはダメでしょ POW*5チャレンジします
KP(梟)
どうぞ!
南條 優斗(ミナカミ)
ccb<=(12*5) POW*5 Cthulhu:(1D100<=60) > 86 > 失敗
南條 優斗(ミナカミ)
こらーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
KP(梟)
では、やっぱり思い出せない。喉元まででかかっているのに、声に載せることができない。
KP(梟)
そうしてリビングに入り損ねていると、ふと彼女が振り向いた。
白瀬 亜紀(梟)
「あれ、南條くん。いつの間に降りてきてたの?」
白瀬 亜紀(梟)
お茶でも飲む?と呑気に声をかけた。
南條 優斗(ミナカミ)
「……あ、ああ。ついさっき来たとこ」
南條 優斗(ミナカミ)
「……飲む」 お茶でも飲む? にはそう短く答えますね
白瀬 亜紀(梟)
「ん、じゃあ淹れるね。座って待ってて」
南條 優斗(ミナカミ)
「(何か……名前のヒントになるもの……)」 亜紀ちゃんに気付かれないように、そろっと辺りを見回したりした
KP(梟)
彼女は食卓に座るように促してから、代わりに席を立つ。
KP(梟)
あたりを見回しても、ヒントになるようなものは見つからない。
どうしたものかとキッチンに目をやれば、貴方と二人分のカップを出してお茶の準備をしている彼女が目に入った。
KP(梟)
先程かけられた声。キッチンで支度するその姿。それを眺めているうちに、貴方は彼女の名前をどうにか思い出す。
「彼女」は「白瀬亜紀」だ。
KP(梟)
やはり思い出すまでに時間がかかっている。あまり良い気持ちではない。
南條 優斗(ミナカミ)
よかった…… 「(……そうだ。亜紀。白瀬、亜紀)」 頭の中で何度も復唱しました
KP(梟)
その名前は、貴方の口によく馴染む。自然に呼んでいた名前なのだから尚更だった。
KP(梟)
そうして確かめていると、亜紀がカップを持って戻ってくる。貴方の前でとぽとぽと紅茶を満たして、どうぞと差し出した。
白瀬 亜紀(梟)
「はいどうぞ。お砂糖入れる気分ならこっちね」シュガーポットを示している
南條 優斗(ミナカミ)
「どうも」 受け取った 「亜紀」
白瀬 亜紀(梟)
「? なあに、南條くん」
南條 優斗(ミナカミ)
「…………」 じっと亜紀ちゃんの顔を見た 「……いや、別に。呼んでみただけ」
白瀬 亜紀(梟)
「ふふ、どうしたの。珍しいな」 くすぐったそうに笑った
KP(梟)
笑いながら自分のカップに角砂糖をひとつ溶かしこんでいる。目の前でティースプーンがくるくると回った。
KP(梟)
では、話があればどうぞ
南條 優斗(ミナカミ)
「たまにはいいだろ」 ム……
南條 優斗(ミナカミ)
「ああ、いや、用がねえことはねえんだった」
白瀬 亜紀(梟)
「用?なんだろう」 聞くよ、と顔を見ている
南條 優斗(ミナカミ)
「さっき書斎をちょっと見てたんだけどよ、あの地図は何なんだ? この辺りの海岸線を書いてるみたいな……」
白瀬 亜紀(梟)
「海岸線?海岸線…あ、」
白瀬 亜紀(梟)
「このあたりの潮流メモしたやつじゃないかな。矢印とか数字書いてあっただろう」
白瀬 亜紀(梟)
「家の前の海岸のあたりについて調べてたんだ。この時期にそこから何か流すと、すぐに同じ場所に戻ってきちゃうみたいだね」
南條 優斗(ミナカミ)
「何か流すと……あ」 「もしかして、その実験にガラス瓶を使った?」
白瀬 亜紀(梟)
「よく空の箱が硝子瓶だってわかったね」言いつつ
白瀬 亜紀(梟)
「…うん、そう。試しにね。コルクをつけて流してみたら戻ってきたよ。面白かったな」と答えている
南條 優斗(ミナカミ)
「よく分かったね、って……ラベルに思いっきり書いてたぞ」
白瀬 亜紀(梟)
「ああそっか、ラベル見たらわかっちゃうね」笑って居る
南條 優斗(ミナカミ)
「しかしガラス瓶を海に流すって、手紙を流すヤツみたいだな」
白瀬 亜紀(梟)
「…そうだね、ボトルメールだ」 頷いて
白瀬 亜紀(梟)
「あれ、結構ちゃんと遠くまで行くんだよ。浜に流れ着くかは潮の流れに関わるから、必ず拾ってもらえるかはわからないけど」
白瀬 亜紀(梟)
「わたしも外国から来たのを拾ったことがあるよ。でも英語じゃなくて、読めなかったな」
南條 優斗(ミナカミ)
「外国からここまで来んのか」 へえ、と素直に驚いた
南條 優斗(ミナカミ)
「亜紀もやったことあんのか、ボトルメール」
白瀬 亜紀(梟)
「そうだね、あるよ」「小さい頃に流したのは、結局どこに行ったのかわからなかったけど。」
白瀬 亜紀(梟)
「お返事くださいって書いてはみたけど、やっぱり返してくれるのって珍しいんだろうな」
南條 優斗(ミナカミ)
「どこの誰かも分かんねえ奴に手紙出すなんて、よっぽどの暇人じゃないとやんねえだろうしな」
白瀬 亜紀(梟)
「ふふ、そうだね。あとはわたしみたいに、字が読めなかったりするのかも」 笑いながら
白瀬 亜紀(梟)
「それでもわたしは結構、嫌いじゃないんだ。なんだか浪漫があるだろう」
南條 優斗(ミナカミ)
「…………」 少し黙って考えた 「……そうか?」
白瀬 亜紀(梟)
「南條くんも、拾ってみたらわかるかもしれないよ」
白瀬 亜紀(梟)
「瓶の中に水が入ってないことを祈って開けてみたらいいよ」 入ってると読むどころじゃないから、と笑った
南條 優斗(ミナカミ)
「最近は誰かさんのおかげで海に行くことも増えたしな。拾えることを祈っとく」
白瀬 亜紀(梟)
「うん、波打ち際をよく見て歩いてみたらいいよ。そうしたらきっと見つかるから」
KP(梟)
では書斎の地図についてはそれくらいでした。
南條 優斗(ミナカミ)
ガラス瓶の謎も同時に解けてしまったな……
KP(梟)
訊きたいことが他になければ、切り上げて別の行動してもOKです( 'ω' و)و "
南條 優斗(ミナカミ)
うーーーん今のところは大丈夫かな……! >聞きたいこと
KP(梟)
はーい了解です
KP(梟)
家もざっくり見終わったので、あとは海岸に出てみる、街に行って聞き込みをしてみる、とかもできます。
南條 優斗(ミナカミ)
丁度海の話も出てきたし、海岸に行ってみましょうかね 飲み終わったティーカップをざっと洗ってから行こう
KP(梟)
では慣れた様子でサッと洗って、カップは洗いものカゴに伏せた。
亜紀は連れていきますか?
南條 優斗(ミナカミ)
せっかくだし(?)一緒に行きましょう
南條 優斗(ミナカミ)
「じゃあ手始めに海見に行ってみるか」 行くぞ、と言外に一緒に行こうと示します
白瀬 亜紀(梟)
「ん、じゃあ行こう」 頷きました
KP(梟)
では、今度は亜紀を伴って、二人で海岸に降りる。
KP(梟)
玄関先であの見慣れた靴を履いて、外へと出て行った。
5日目/海岸
KP(梟)
波は穏やかに凪いでいて、海岸は静かだった。空はぽっかりとさみしくなるくらいに晴れている。
外には貴方や亜紀、ハクの足跡がぱらぱらと散らばっている。
KP(梟)
外の風景に対して<目星>、足跡について<目星-20/追跡>を振ることができます。
南條 優斗(ミナカミ)
目星と追跡で両方とも振っちゃって大丈夫ですか?
KP(梟)
はい、では続けてどうぞ!
南條 優斗(ミナカミ)
ヤッター!
南條 優斗(ミナカミ)
ccb<=82 目星 Cthulhu:(1D100<=82) > 67 > 成功
南條 優斗(ミナカミ)
ccb<=65 追跡 Cthulhu:(1D100<=65) > 3 > 決定的成功/スペシャル
KP(梟)
?
南條 優斗(ミナカミ)
?
KP(梟)
追跡が光った。成長チェックどうぞ!
南條 優斗(ミナカミ)
ハァイ!
KP(梟)
では追跡から出しましょう
KP(梟)
なんとなく足跡を視線で辿っていると、何度も波打ち際の一箇所と家とを往復している足跡があると気づく。これは亜紀の足跡だ。
KP(梟)
散歩でぶらぶら歩いているというよりは、波打ち際に用があるようだともわかります。
KP(梟)
続けて目星情報
KP(梟)
南條さんはまだ明るい昼間の空で、チカッとなにかが光ったことに気づきました。
KP(梟)
きらりと光ったそれは、流れ星のように見えた。しかしそれを眺めていると、急に妙な動きをする。
KP(梟)
すっと流れたかと思うと、急に鋭角に曲がって空を移動し、そしてパッと消えてしまった。
ちょうど海岸の上の空だった。
KP(梟)
あまりに一瞬のことだったので、亜紀は気づいていない。
KP(梟)
それぞれ以上です。
南條 優斗(ミナカミ)
「…………? UFOか……?」
白瀬 亜紀(梟)
「UFO?」えっ?と言いつつ貴方を振り返った
南條 優斗(ミナカミ)
「いや、あっちの空の方で何か光ってグイグイ動いていきなり消えたから」 海岸の上の空を指さした
南條 優斗(ミナカミ)
「UFOっぽいなって思ったけど……まあ、実際のところはドローンか何かだろうな」
白瀬 亜紀(梟)
「流れ星かな…と思ったらドローンか」なるほど…って顔してる
「わたしは見られなかったな。なんだか惜しいような気がする」
南條 優斗(ミナカミ)
「通い詰めてたらそのうち見れるんじゃねえか」
南條 優斗(ミナカミ)
「つーか、亜紀って何か用事でもあって最近この辺によく来てんのか?」
白瀬 亜紀(梟)
「…ん、まあ」
白瀬 亜紀(梟)
「ほら、さっき話しただろう。流したの拾えるか試してたんだよ」と返事がある
南條 優斗(ミナカミ)
ちょっと怪しい気がする……本当にそれだけなのか心理学振ってもらっても良いですか?
KP(梟)
はーい、ではKPが振ります
KP(梟)
シークレットダイス
KP(梟)
シークレットダイス
+ |
一方雑談窓では |
KP(梟) ごめん1d1000にしちゃったからもっかい振らせて…
南條 優斗(ミナカミ) wwwwww
南條 優斗(ミナカミ) 1d1000 心理学 Cthulhu:(1D1000) > 522
南條 優斗(ミナカミ) すごい出目だ
KP(梟) すまん…無言で二回振ったら驚かすと思って…
南條 優斗(ミナカミ) 一瞬警戒態勢に入ってからのこれで和んだ
KP(梟) ちなみにこうだ
s1d1000
Cthulhu:(1D1000) > 902
KP(梟) デカい!
南條 優斗(ミナカミ) デカぁぁぁぁいッ!!
|
KP(梟)
では気を取り直して。
KP(梟)
亜紀の返事や表情を見ていると、どうもそれだけではないような気がする。
KP(梟)
しかし、それについて話す気もあんまりなさそうだと感じました。
南條 優斗(ミナカミ)
「…………」 ジト……と亜紀ちゃんを見た
南條 優斗(ミナカミ)
「……もし、亜紀の周りで起きてる変なことに関係しそうなことなら、一人で抱え込まずに何でもすぐに言えよ」
白瀬 亜紀(梟)
「…南條くんは優しいね」眉を下げて
白瀬 亜紀(梟)
「でも…うん。これは、まだ内緒。」
白瀬 亜紀(梟)
「ちゃんと、後でわかるから」 そう曖昧に笑った。
南條 優斗(ミナカミ)
「あァ?」 優しいと言われてガチめにドスの効いた声になります
南條 優斗(ミナカミ)
「分かった時には全部終わってたとか、そういう後の祭り系だったら怒るぞ」
白瀬 亜紀(梟)
ドスの効いた声に少しだけ目を開いて。それからまた細める。
白瀬 亜紀(梟)
「きっと大丈夫。そうなる前に、きみがちゃんとわかると思うよ」
白瀬 亜紀(梟)
だから、ないしょ。
それだけ言って、じっと貴方を見つめた。
南條 優斗(ミナカミ)
「…………」 亜紀ちゃんの目をじっと見つめて、それから小さく舌打ちをした 「……正直言ってムカつくけど、そういうことにしといてやるよ」
白瀬 亜紀(梟)
「うん。そうしてくれると嬉しい」
「…お門違いって言われそうだけど、ありがとう」
白瀬 亜紀(梟)
言ってから目を逸らした。遠くの水平線を眺めているような横顔に、髪が掛かって表情はよく見えない。
南條 優斗(ミナカミ)
「お門違いだな」 表情の良く見えない横顔をじっと見て、それから一緒に遠くの水平線を眺めました
KP(梟)
そうしてしばらく海を眺めていた。凪いでいるが日が陰ってきた今になると少し寒い。
KP(梟)
そうしてお互い黙っていると、亜紀のほうが先に口を開いた。
白瀬 亜紀(梟)
「…そろそろ帰ろう。やっぱり、海岸は少し寒いね」
南條 優斗(ミナカミ)
「……そうだな。ボートとか流れ着いてなくてよかった」 前にあったことをなんとなく思い出しながら、亜紀ちゃんの提案に頷きます
白瀬 亜紀(梟)
「あれから、酔い止めをちゃんと買って置いてるんだよ。いつでも乗れるように」笑いながら
白瀬 亜紀(梟)
「ん、じゃあ戻ろう」 言いつつ片手を差し出した
南條 優斗(ミナカミ)
「乗るにしても暖かくなってからな」 片手を取った
白瀬 亜紀(梟)
「うん。そうしたら、また連れてってね」 ぎゅ、と握り返した
KP(梟)
ではそうして手を引きながら、海岸を戻っていく。
帰りがけに<目星>をどうぞ
南條 優斗(ミナカミ)
ccb<=82 目星 Cthulhu:(1D100<=82) > 23 > 成功
KP(梟)
安定している
南條 優斗(ミナカミ)
よしよし
KP(梟)
では海岸を歩いていると、岩地にある潮溜まりに、何か青い液体のようなものが付着しているのに気づいた。
KP(梟)
近くを通ったくらいだが、微かに異臭もする。もしかしたら何か海の生き物の毒かもしれない。
しかしまあ、満潮になれば、波に洗われてしまうだろう。
南條 優斗(ミナカミ)
えっあやしい……近づいて観察して分かることはありますか?
KP(梟)
では近づいてみると、青く粘性のある液体ということはわかりましたが、やっぱりなんだかよくわからないな…が極まるばかりでした。
KP(梟)
近づけば異臭は強くなる。これが服についたらちょっと……と思うかもしれない。
南條 優斗(ミナカミ)
亜紀先生に見せてもやっぱり分からない……? あといちおうスマホのカメラで写真撮っておきたいかな
KP(梟)
そうですね、亜紀に見せてもわからないようです。
触りたいけど触らないほうがいいだろうなって顔をしているので、おそらく貴方が止めるでしょう。
KP(梟)
スマホのカメラで写真を撮っておくことはできます。動かないので普通にぱしゃっと撮れました
南條 優斗(ミナカミ)
ステイステイッ(首根っこを掴む)
白瀬 亜紀(梟)
そのあたりに棒でも落ちてれば…って顔なのがバレる!
南條 優斗(ミナカミ)
こらっ! 危ないから我慢しなさい!
白瀬 亜紀(梟)
(きゅう……って顔して大人しく掴まれて連行される)
南條 優斗(ミナカミ)
かわいい(家まで連行の刑)
KP(梟)
では帰りに見つけたのはそれくらいでした。そのまま家まで連行したほうが安全でしょう。
南條 優斗(ミナカミ)
オーケー連行していきましょう
KP(梟)
亜紀は大人しく連行されていきました。おうちにかえろう
5日目/海辺の家
KP(梟)
では家に戻りました。今の時刻はざっくり夕方くらい。
KP(梟)
やりたいことがあればまだ動けますし、なかったらお夕飯の支度等々して今日一日が過ぎます。
南條 優斗(ミナカミ)
今から街に行くのもな……って感じだし、手帳に亜紀ちゃんの容姿と名前、自分との関係性とか書いておいてすぐに確認できるようにしておくくらいでターンエンドで。
KP(梟)
では、自分の手帳にメモを残す。亜紀の容姿、名前、貴方との関係性を書き残しておきました。
KP(梟)
あとは大丈夫かな?大丈夫だったら5日目探索終了で日にちを進めます( 'ω' و)و "
南條 優斗(ミナカミ)
あとは……大丈夫……!
KP(梟)
はーい!では、就寝前までざっくり時間を飛ばします。
KP(梟)
海岸から戻ったあとは、夕飯を食べたりお風呂に入ったり。のんびりと過ごして、就寝前になりました。
KP(梟)
いつもは夜更かししたがる亜紀が、今日は眠そうに目を擦っている。
白瀬 亜紀(梟)
「今日は眠くて本が進まないや…灯り消すけど、大丈夫?」と訊かれる
南條 優斗(ミナカミ)
「珍しいな。いつもは消そうとしたらぐずるくせに」 と言いつつ問いかけには頷きます
白瀬 亜紀(梟)
「そう、いつもきみが消してくれてるからさ…」 言いながら、ふあ、とあくびをした
白瀬 亜紀(梟)
「じゃあ消すよ。おやすみ、南條くん」
南條 優斗(ミナカミ)
「ああ。おやすみ、亜紀」
KP(梟)
貴方が返事をすると、穏やかに微笑んだ。
KP(梟)
目を閉じれば、すぐに静かに寝息を立て始めている。
貴方もつられるようにして、とろとろとやってきた眠気に身を任せる。
KP(梟)
寝入り端に<聞き耳>どうぞ
南條 優斗(ミナカミ)
ccb<=75 聞き耳 Cthulhu:(1D100<=75) > 59 > 成功
KP(梟)
成功
KP(梟)
では、外の潮騒や風の音に混じって、どこか遠くのほうから、何か聞き慣れない音を拾った。
KP(梟)
単調な信号音のように聞こえる。しかしそれは聞き間違いのように微かで、耳を澄ましてもやがて聞こえなくなった。
南條 優斗(ミナカミ)
「…………」 「(気のせい……か……?)」 聞きなれない音を拾ったけど、わざわざ起きて確かめにはいかないかな……そのままスヤァします
KP(梟)
気のせいだったかもしれないと思えば、眠気が心地よく貴方を包んだ。貴方はそのまま眠るだろう。
KP(梟)
夜半になる頃には、貴方も、亜紀も、眠りについた。穏やかな夜がやってくる。
KP(梟)
…
KP(梟)
…
5日目/深夜
KP(梟)
そうして眠った、深夜のこと。
KP(梟)
貴方は不意に、無遠慮な物音で目をさました。
KP(梟)
ゆるゆると瞼を開けてみれば、またも隣に亜紀の姿がない。
あたりを見回せば、寝室のドアが開いている。
KP(梟)
そして部屋の外…おそらく書斎だろうか。
何かしている物音や、ブツブツとした声が聞こえてくる。
南條 優斗(ミナカミ)
えっこわい そろっと静かに起きて、書斎の様子を見に行きたいですね
KP(梟)
では起き上がって廊下へ出る。
KP(梟)
寝床を抜け出して廊下を覗けば、書斎の扉が開いたままになっていた。
窓でも開いているのか、風の音がやたらと響いている。
KP(梟)
そして妙なことに、部屋の灯りとは異なる、強い光が廊下に漏れ出ている。
何かの物音と共に、亜紀の声が何かを呟いているのが聞こえる。
KP(梟)
<聞き耳>どうぞ
南條 優斗(ミナカミ)
ccb<=75 聞き耳 Cthulhu:(1D100<=75) > 73 > 成功
KP(梟)
成功
KP(梟)
では亜紀が、抑揚のない調子で繰り返し呟いているのが聴こえる。
KP(梟)
「写真はだめ。写真はだめ。……」
KP(梟)
そう、何度も繰り返しているとわかる。
南條 優斗(ミナカミ)
「写真……!?」
南條 優斗(ミナカミ)
これはもう……自分、書斎にカチ込み入れていいですか?
KP(梟)
いいですよ。
では、書斎に踏み入る?
南條 優斗(ミナカミ)
踏み入ります!
KP(梟)
では
KP(梟)
そうして踏み込んだ書斎の中は、奇妙そのものだった。
KP(梟)
開け放たれた窓からは直視できないほどの何かの光が差し込んで、室内を白々と染めている。
KP(梟)
室内には紙とカールしたフィルムが散らかっている。
亜紀はどこか虚ろな眼差しのまま、フィルムをケースから次々に引き出していた。
白瀬 亜紀(梟)
「写真はだめ、写真は、だめ…」
KP(梟)
この常軌を逸した光景に<SANチェック 1/1d5>
南條 優斗(ミナカミ)
ccb<=75 正気度 Cthulhu:(1D100<=75) > 88 > 失敗
KP(梟)
1d5どうぞ
南條 優斗(ミナカミ)
1d5 Cthulhu:(1D5) > 1
南條 優斗(ミナカミ)
つよさ
KP(梟)
つよさ。では-1で踏みとどまる
system
[ 南條 優斗 ] SAN:75 → 74
南條 優斗(ミナカミ)
「亜紀……!?」
KP(梟)
返事はなかった。
KP(梟)
しかしその声で貴方に気づいたのか、不意に亜紀が顔を上げた。
KP(梟)
見開いた瞳に光が戻ったように見え、それがこぼれそうに潤んだかと思うと、ぽろりと涙が頬に落ちた。
白瀬 亜紀(梟)
「─── 、」
南條 優斗(ミナカミ)
「何……何やってんだ? フィルム……?」
KP(梟)
彼女は答えようとしたのか、それとも貴方を呼ぼうとしたのか。
KP(梟)
声を出そうと口を開いた次の瞬間、窓から差し込む目映い光が、一層強く貴方の目を焼く。
KP(梟)
痛いほどの白光が、貴方の視界を塗り潰す。貴方は抗おうとしたかもしれない。
KP(梟)
亜紀が手を伸ばしたように見えた。何かを言おうとしたようだった。
KP(梟)
しかしいずれも、貴方には届かない。
KP(梟)
貴方は、見ていることしかできない。
KP(梟)
目映い一面の白の中で、ついには亜紀の姿までもが塗り潰されていった。
KP(梟)
…
KP(梟)
…
KP(梟)
…
KP(梟)
…
KP(梟)
…
KP(梟)
…
KP(梟)
───どれほどの時間が経っただろうか。
KP(梟)
気がつけば光は消え去り、貴方は少しずつ正常な視界を取り戻していった。
KP(梟)
瞬きひとつ。
目を開ければそこは、静かな夜の書斎だ。
KP(梟)
窓が開いて、夜の風が流れ込んできている。
KP(梟)
目の前には幾らかの紙と、何故か引き出されたぐしゃぐしゃになったフィルムが床に散らかっているものの、それ以外に特に異常はないと感じる。
KP(梟)
あの光はなんだったのだろう。部屋には、貴方のほかには何もいない。
KP(梟)
そう、何もいない。
KP(梟)
貴方はそのことに、何の疑問も抱かない。
KP(梟)
貴方に同居人が居たことも、何か言おうとして、しかし言えないままだったことも、光の中に消えたことも。
KP(梟)
すべて、すべて、貴方の記憶からは消え去ってしまっている。
KP(梟)
何だか胸の奥がひどくすかすかするけれど、貴方にはその理由はわからない。
KP(梟)
とにかく、窓を閉めて部屋を軽く片付けたら寝直そう。そう思うことだろう。
KP(梟)
貴方は“□□□□”の存在そのものを、すっかり忘れ去ってしまったのだから。
南條 優斗(ミナカミ)
「…………」 書斎をぐるりと見渡した。何故か窓が開いていて、何故か部屋は散らかっている。フィルムを引き出すようなことをした覚えもない。
南條 優斗(ミナカミ)
「……寝ぼけたにしては、盛大にやったな」 誰に宛てるでもない独り言を宙に放って、窓を閉めた。ぐしゃぐしゃになったフィルムを一か所にまとめた。
南條 優斗(ミナカミ)
明らかにゴミなのに、なんとなく、ごみ箱に捨てることは躊躇われた。
南條 優斗(ミナカミ)
散らかったものをとりあえず分類してまとめておいて、それから寝直します。
KP(梟)
では、なんだか捨てるのが躊躇われたそれらを端に寄せて、ひとまずまとめておいた。
KP(梟)
今日はもう遅いし、明日起きてから改めて見て、それからにしたほうがいいだろう。
KP(梟)
ともかくサッとまとめあげて、貴方はもう一度寝室に戻った。
KP(梟)
寝室に戻ると、やや大きめのベッドが貴方を出迎える。
KP(梟)
いつものようにそこへ寝転んだ。そうして眠ろうとしたとき、自分の横に一人分のスペースがあることに気づく。
KP(梟)
誰かいたのだろうか。いやしかし、自分は一人だ。
KP(梟)
だからと言って真ん中で眠るのは、なんだか落ち着かなかった。貴方は端に少し寄ったまま、瞼を閉じる。
KP(梟)
そうして静寂がやってきた。
KP(梟)
それは、穏やかな夜だっただろう。