ゾンビサバイバル 31日目
【同行者】人を勇気付ける歌をうたう元歌手(アイテム扱い。HP60以下の間、1日ごとにHP+2。その日の結果を計算後に適用)に出会った。連れて行くかは任意。食糧:-3
(→連れて行かない)
随分前に見知った元歌手と再会した。以前はぐれた時に探す事もせず置いて行った事を非難するかと思いきや、当時の己の臆病さを恥じて詫びてきた。今度は足手まといにならないからと同行を申し出てきたが、断った。多少改善したとはいえ、彼と行動を共にするメリットは未だ無い。
HP58 食糧25/ショットガン(戦闘ダメージ-3)安全靴(探索時の食糧消費を1軽減)/クリアフラグA・B/館発見済
32日目
【同行者】歴戦の老軍人(アイテム扱い。4点以上のダメージを受けるような【戦闘】でも最終的に受けるダメージが最大3点になる)が同行を申し出た。連れて行くかは好きにせよ。
(→phimaさん宅辿助さんにショットガン譲渡、歴戦の老軍人同行)
脱出方法を探す老軍人と出会う。話をしてみると、好戦的な性格だが敵意は無い事は察せられた。脱出の手掛かりをいくつか掴んでいると言うと、彼はゾンビから守ってやるから同行させてくれと提案してきた。老兵でしかも片足が義足という出で立ちだが、返り血の多さが彼の強さを物語っている。
足手まといにならない、それどころか共に行動する価値がある人物と見て取引を呑んだ。その後探索中に藤橋辿助と再会し、ショットガンを譲った。老軍人が盾となるならば不要なものだ。彼を完全に信頼したわけではないが、こうして彼に対する信頼を示しておいた方がよりよく働いてくれるだろう。
HP58 食糧25/歴戦の老軍人(戦闘ダメージ最大3)安全靴(探索時の食糧消費を1軽減)/クリアフラグA・B/館発見済
33日目
【探索】親切な技術者たちと出会う。あなたかフォロワー1人の持つ、【戦闘】ダメージを軽減するアイテム1つの効果を1強化(-1なら-2に。最大-5)できる。食糧:-3
(→しおんさん宅ツィガロさんに強化権譲渡+phimaさんより食糧10頂きました)
屈強な男達が広場にたむろしていた。自らを技術者と名乗る彼らは見慣れない工具を手にし、手持ちの武器を強化しようかと提案してきた。何か裏があるのではないかと疑ったが、老軍人は彼らと面識があるらしく、手持ちの銃器を彼らに渡して親しげに話し込んでいる。どうやら杞憂だったようだ。
技術者の男達は通りがかる人々に武器の強化を申し出ているらしく、老軍人の武器の強化を行っている最中にやって来たサングラスをかけた男にも同様の提案をしていた。男は笑顔を浮かべながらも武器を渡す事に躊躇していたが、老軍人の武器を強化する様を見て気が変わったのか武器を手渡した。
老軍人の武器の強化が終わったが、今日は彼らと夜を過ごした方が安全と見てこの場に留まり、長身の狙撃手とも出会う。油断ならない雰囲気の男だが、こちらの食糧が少ないと知ると「持って行け」といくらかの食糧を渡してきた。意図が見えないが、貰える物は貰っておく。
HP58 食糧33/歴戦の老軍人(戦闘ダメージ最大3)安全靴(探索時の食糧消費を1軽減)/クリアフラグA・B/館発見済
34日目
【探索】アウトドア用品店を捜索。平和だった頃が早くも遠い昔の夢のように思える・・・安全靴(【探索】で減少する食糧が本来より1点少なくなる。最低1)を発見! 食糧:-2
(→持って行かない)
探索に役立つ道具を探してアウトドア用品店を物色したが、主だった商品はあらかた持ち去られていた。比較的汚損の少ない安全靴を発見したため、今まで履いていた靴を捨てて履き替える事にする。店内にいたゾンビは老軍人があっさり狙撃で始末したが、歯ごたえが無いと不満げにしていた。
HP58 食糧32/歴戦の老軍人(戦闘ダメージ最大3)安全靴(探索時の食糧消費を1軽減)/クリアフラグA・B/館発見済
35日目
【戦闘】廃棄されたコンビニを探索、収穫はなく出ようとするがなぜか外が暗い・・・? いや違う、窓にべったりとゾンビたちが密着しているのだ! 9のダメージ! 食糧:-2
(+ユツキさん宅マイメア診断結果に便乗して食糧+2)
狭いコンビニの店内で、窓を埋め尽くすほどのゾンビの群れが相手。ラウル一人であればショットガンを持っていてもそれなりの傷を負っただろう。しかし老軍人が高揚した様子で銃火器を振るい、無駄のない動きでゾンビを殲滅していった。結果的に軽傷で済み、老軍人が正に歴戦の勇士であると知る。
コンビニを出て辺りを探索すると地盤が緩い地域を発見し、案の定食糧庫が建っていた。先客はマインドとメアの二人で、軽く挨拶をして食糧を得る。メアは相変わらず愛想がよく、マインドは相変わらず高圧的な態度だ。老軍人を見て「そっちの趣味だったんだねェ」と納得していたが、とりあえず否定した。
HP55 食糧32/歴戦の老軍人(戦闘ダメージ最大3)安全靴(探索時の食糧消費を1軽減)/クリアフラグA・B/館発見済
36日目
【探索】廃材の山に塞がれた通路の奥に、妙な携帯端末が落ちている。「火炎瓶」か「手榴弾」1つを消費すれば「クリアフラグA」(アイテムではない)を得る。食糧:-4
(→何もしない)
デジャヴとはこの事だろう。似たような廃材の山があり、その奥には似たような通信端末が見える。老軍人にも確認してもらうと、やはりラウルが持つ通信端末と同じ型番のものだった。恐らく、あの中に入っている情報も似たようなものだ。無理して手に入れる価値は無い。廃材の山はそのままに通路を後にした。
HP55 食糧29/歴戦の老軍人(戦闘ダメージ最大3)安全靴(探索時の食糧消費を1軽減)/クリアフラグA・B/館発見済
37日目
【探索】廃墟となった駅前アーケード街を探索。とっておきのお菓子(食糧が0以下になった時、食糧を10に変更する。使い捨て)を得た! 食糧:-2
(→安全靴を破棄してとっておきのお菓子入手+しおんさん宅ツィガロさん支援)
駅前という立地からして有用なものは残されていないと見当をつけていた。武器も食糧も無く、見つけた物と言えば保存が効く菓子ぐらいだ。しかしこの状況下では貴重な糖分の塊だ。菓子を荷物に加え、探索を続行……しようとした所で、足元に違和感を感じた。見ると安全靴の靴底が剥がれかかっていた。
先日コンビニでゾンビの群れと一線を交えた際、蹴りで応戦していた。その時の負荷に耐えられなかったのだろう。もともと粗悪品だった可能性も高い。探索がてら手近な靴屋で適当な靴を見繕い、アーケード街を後にして橋へ向かった。橋の下を流れる川が綺麗であれば、久々に洗濯がしたい。
HP55 食糧28/歴戦の老軍人(戦闘ダメージ最大3)とっておきのお菓子(食糧が尽きた際+10)/クリアフラグA・B/館発見済
38日目
【戦闘】口から酸を吐くゾンビたちに遭遇! 戦おうにもなかなか近寄れない! 7のダメージ!(この戦闘ではバット、日本刀、チェーンソーの効果を受けられない) 食糧:-2
かつて愛用していたライフルをお釈迦にしたゾンビと同種の者だろう。彼らは非常に好戦的で、こちらに駆け寄り積極的に酸を吐く。老軍人がショットガンで掃討するが、最後の一匹の接近を許してしまった。噛まれる事は無かったが、撃たれて飛び散った酸が両袖とその下の皮膚をわずかに溶かす。痛い。
HP52 食糧26/歴戦の老軍人(戦闘ダメージ最大3)とっておきのお菓子(食糧が尽きた際+10)/クリアフラグA・B/館発見済
39日目
【アクシデント】原因不明の高熱に苦しむ。10のダメージ! だが免疫の作用なのか、もしゾンビ化しつつある状態かハーフゾンビ状態なら両方が完治する。食糧:-2
地震かと思ったら、老軍人がラウルの肩を掴んで揺さぶっていた。重い瞼を無理やりこじ開けると老軍人の顔が目に入ったが、ピントが合わず輪郭がぼんやりとしている。
「大丈夫か」
「……何が」
状況が把握できないラウルに対し、老軍人はとっくに日は昇っている事、ひどい高熱が出ている事を告げた。言われてみれば、確かに体が熱くて重い。
昨日ゾンビから浴びた酸が原因だろうか、と思ったが同程度の酸を浴びた老軍人には何の異常もない。単なる疲労によるものだろうか。原因を考えようとすると頭痛がした。
「今日はゆっくり休め。ゾンビが来たら殺しておく」
老軍人はショットガンを揺らしてにやりと笑う。ゾンビ殲滅を生きがいにしているとも感じ取れる笑顔は、この状況ではありがたいものかもしれない。ラウルは頷いて毛布代わりの外套に包まって目を閉じた。
脱出手段を求めて街を探索しておよそ四十日。食べるものは味気ない保存食ばかりで深く睡眠を取れたためしがない。疲労がたまり免疫力が落ちるのも仕方のない事だ。老軍人というそれなりに信頼の置ける同行者がいる状態で熱が出たのは運が良かった。
脱出に関する手がかりは揃っている、と思う。かつて展望台から確認したヘリポートまでの大まかな距離と方角。ヘリポート内部の情報が記された携帯端末。後はヘリポートに辿りつきさえすれば、そこにヘリが残ってさえすれば、この街から脱出できるはずだ。
だが、そのヘリポートが見つからない。恐らく平地からは見えないよう巧妙に隠されているのだろう。この近辺で見晴らしのいい場所を探すか、地道に探索をして隠された入り口を探さなければならない。どちらにしろ地味で、いつ終わるとも知れない作業だ。
いつ終わるとも知れない。
「…………」
生還できるのか?
今回請けた仕事の報酬は命を賭けるに値する額だ。そう。死んでもおかしくない。
「水を」
ラウルがそう呟くと、老軍人がラウルの荷物からペットボトルを取り出す。それを受け取って一口飲み、衣類を丸めて作った枕の傍に置く。頭も視界もぼんやりとして、言葉が勝手に漏れる。
「……謝る」
「謝る?」
「こんな状態になって、貴重な時間を浪費させる事に」
「何を言っているんだ」
老軍人はからからと笑いラウルの頭を乱暴に撫でた。
「折角の機会だから、私も今日はゆっくり休ませてもらう。お前も休め。明日からまた探索の日々だ」
「……すまない」
陽気で好戦的な老軍人の言葉が染みる。どうやら自分で思っている以上に疲れているらしい。缶詰を一つ胃袋に詰め込んだ後は、老軍人に見張りを任せて横になる。
もしここに彼女がいたならば、今食べた缶詰も手元にある調味料を使ってアレンジを加えていただろう。レシピも見ずに本能で料理をして、しかも失敗をしないという才能が彼女にはあった。栄養価の高い食糧を優先的に使い「早く元気になってください」と料理を押し付ける様子が簡単に想像できる。
「…………」
体調不良で寝込むしかないという状況では、精神的にも脆くなるようだ。胎児のように丸まって外套を頭から被った。
「……フォルテ」
彼女の馬鹿みたいな笑顔が、妙に懐かしい。
HP42 食糧24/歴戦の老軍人(戦闘ダメージ最大3)とっておきのお菓子(食糧が尽きた際+10)/クリアフラグA・B/館発見済
40日目
【戦闘】以前、老人から食糧を奪おうとしていたチンピラがゾンビに襲われている! 自業自得だが助けるか? 助けるなら5のダメージ、お礼に泣きながら食糧3をくれる。
(→助ける)
「この街からの脱出ルートを確保し、一般人を街から逃がしつつゾンビを殲滅する事」が老軍人の目標らしい。チンピラを襲っていたゾンビを処分したのもその一環だろう。老軍人の勝手な行動だったが、命を助けた謝礼として食糧をせしめる事が出来たのだから、人助けも悪い事ばかりではない。
HP39 食糧27/歴戦の老軍人(戦闘ダメージ最大3)とっておきのお菓子(食糧が尽きた際+10)/クリアフラグA・B/館発見済