駅前
KP(みちを)
時湖と駅前で待ち合わせたということで、陸くんは「いってらっしゃ~い」ってな感じでママンに見送られつつ家を出発することでしょう。
雪城 陸(ミナカミ)
晩御飯のメニューも既に分かってるんだなあ……家を出発して、周りはいつも通りかな?
KP(みちを)
そうですね。玄関から出てすぐ視界に入る電線には雀が二羽。
互いに羽繕いをしていた雀たちは、陸くんが出てきたことに気付くと、慌てた様子で同時に飛び立ち逃げていきます。
家の前の通りでは、ご近所さんが散歩させていたチワワが、向かいの屋根の上のカラスに向かって憎々しげに吠えている。天気は快晴。そんなさわやかな朝です。
雪城 陸(ミナカミ)
既視感がすごい。
KP(みちを)
道中も特に変わったことはなく。目新しいこともなく。
KP(みちを)
そして待ち合わせ先の駅前。日曜の朝だけに、流石に人でにぎわっています。カップル、友人、親子、はたまた関係性不明の取り合わせまで、さまざま。
KP(みちを)
時湖はすぐに見つかります。噴水の前のベンチに座って……足元のハトを見ています。
ハトは3羽ほどでうろうろしながら、時湖のいる近くの地面に落ちているなんらかの餌をつつきまわっています。
雪城 陸(ミナカミ)
「……おっす」 ハトの邪魔にならないよう位置取りは配慮した。
亀岸 時湖(みちを)
「おう、陸」 ハトから視線を上げて短く応えました。
亀岸 時湖(みちを)
「……やっぱ久し振りちゃうな。めっちゃ記憶に新しいわお前の顔」
雪城 陸(ミナカミ)
「昨日見たばっかって感じだよな」
亀岸 時湖(みちを)
「今日ここに来るまでもそんなんやったわ。陸は?」 まわりを軽く見たりして。
雪城 陸(ミナカミ)
「雀がいて、チワワがカラスに吠えてて、足元にはハトが三羽」 ハトを指差します。 「まるっきり同じ」
亀岸 時湖(みちを)
「せやんな。こいつらめっちゃ見た事あるわ」 てくてくじわじわ餌づたいに離れていくハトリオを見送りながら。
亀岸 時湖(みちを)
「昨日別れた後……どうしとった?」
雪城 陸(ミナカミ)
「家に帰って、晩御飯食べて、明日の準備して……いつも通りの時間に、寝た。でも……」 その後のことを思い出して少し言葉を濁します。
亀岸 時湖(みちを)
「寝て……何?」
雪城 陸(ミナカミ)
「……夜中、俺の部屋に化け物が出た」
亀岸 時湖(みちを)
「それって、爪のついてる黒いやつか?」
雪城 陸(ミナカミ)
「人型っぽくて獣っぽい爪先立ちで、目が赤いやつ。……まさか、トッキーも会った?」
亀岸 時湖(みちを)
「バスん中でな。狭いし武器もないし、向こうもそこそこ強くて、どうしようもなく」
雪城 陸(ミナカミ)
「応戦したのかよ。俺、様子見してる間にやられたぞ」
亀岸 時湖(みちを)
「俺も勝てへんかったよ。んで、腹にザクッとやられて、気付いたら朝やった」
雪城 陸(ミナカミ)
「まるっきり同じだな……」
亀岸 時湖(みちを)
「そんで起きてみたらこっち来る夜行の中やし、5月13日やろ。訳わかれへん。どう思う陸?」 頭がりがり掻いて
雪城 陸(ミナカミ)
「俺もわけわかんねーよ。ループものって話として見る分には面白いけど、実際体験するとロクでもないな」
亀岸 時湖(みちを)
「違いないわ。気持ち悪いしな」
亀岸 時湖(みちを)
「大抵こういうの、何回やってもロクなことにならんって相場が決まっとるしな。お話でもそうやし、アレやって……」
雪城 陸(ミナカミ)
「違う行動をしたらいいとして、化け物退治……」 うーんと唸っていた。 「アレって?」
亀岸 時湖(みちを)
「アレは……説明しにくいな。知らん間に誰かの落とし物か何か拾ってたんか……とにかく、そういうことが書いてあるもんがな。家にあるんよ。しょうもないし、なんもおもろない……的なもん……」
亀岸 時湖(みちを)
「まぁそれはええわ、今は。とにかく思い当たる原因的なやつをなんとかするってことなら、まぁ化け物退治になるんかな」
雪城 陸(ミナカミ)
「いつの間にか手元にある落とし物、しかも妙なことが書かれてる……姉貴が好きそうな話題だな……」
雪城 陸(ミナカミ)
「少なくとも遊んでどうにかなるやつじゃないだろうし、化け物退治に一票。俺、蹴りくらいしかできないけど」
亀岸 時湖(みちを)
「妙なだけで、おもろくはないんやって」 そのへんをなにやら強調はしつつ
亀岸 時湖(みちを)
「俺は刀の形したもんがあればなんとか。殴ったら生き物っぽかったし、ちゃんとしたもんがあればいけるんちゃうかな」
亀岸 時湖(みちを)
「木刀とかで十分やな、多分。売ってる場所ない?」
雪城 陸(ミナカミ)
「木刀……」 少し考えた。 「確か、剣道部が良く使う店があったから、そこに行けば多分あると思う」
雪城 陸(ミナカミ)
「俺の方はゴツめの安全靴とかあった方が良いかなってくらいだ」 ただしバイト代は飛ぶ。
亀岸 時湖(みちを)
「よっしゃ。ほしたら、そこらへんの調達やな」 ベンチから立ち上がる。
KP(みちを)
なお街中で手に入りそうなものなら入手できますし、なんならどこへ行ってみてもOKです
雪城 陸(ミナカミ)
わあい。じゃあ木刀と安全靴買って、安全靴はホームセンター的なところだろうし……こう、丈夫なベストとか装甲が付きそうなやつってあります?
KP(みちを)
ありますよありますよ。なんといってもホームセンターです。
ゾンビハザードが起きてもサメが降ってもまずはホームセンター。装甲1付きのベストくらいならお手軽な価格でどうぞ。
雪城 陸(ミナカミ)
流石ホームセンターだぜ。ベスト買います。トッキーも買お。
亀岸 時湖(みちを)
買う買う。 「これで一発はないやろ。知らんけど」
雪城 陸(ミナカミ)
「知らんけどってよく言うよな」
亀岸 時湖(みちを)
「自分の発言に責任もたんで喋りたい時につける呪文」
亀岸 時湖(みちを)
「こっちでは皆言うで」
雪城 陸(ミナカミ)
「無責任と言うか何と言うか……東西の文化……」
雪城 陸(ミナカミ)
あとは懐中電灯と軍手と……囮になるかもだし防犯ブザーも買えそう?
KP(みちを)
どれも買えますよ!
雪城 陸(ミナカミ)
KPだいすき。かう。
KP(みちを)
なお木刀は1d8+db、安全靴はキックのダメージ幅をダイス目1個分上げる扱いで1d7+dbとなります。
KP(みちを)
キックつぇぇな?(見返して)
雪城 陸(ミナカミ)
やったあ
これで武道も取ってたらさらに倍になるからキックも侮れないんだよな……
KP(みちを)
装備関連はこんなところかな?
雪城 陸(ミナカミ)
こんなところですかねー。やせ細った財布を見てちょっとテンションが下がりました。
亀岸 時湖(みちを)
陸くんの肩をぽんと。 「俺もやわ」
雪城 陸(ミナカミ)
「新しいプラモが遠のいた……」 肩ぽんありがとう
KP(みちを)
さて、ホームセンターから外に出ますと、まぁまだ全然明るい時間帯かと思いますが
KP(みちを)
ここで《アイデア》をどうぞ
雪城 陸(ミナカミ)
ccb<=65 アイデア
DiceBot: (1D100<=65) > 35 > 成功
雪城 陸(ミナカミ)
オッ蟹さんだ
KP(みちを)
蟹さんの数字だ!ではなるべく情報には色をつけて…
KP(みちを)
何の変哲もない街の様子を見て陸くんはまず、「あの化け物は夜にならないと姿を現さないのでは?」と確信的に。
雪城 陸(ミナカミ)
「……今のところ何ともないし、もしかしてあいつ、夜しか出てこないんじゃないか?」
KP(みちを)
追加の情報というか補足を手厚めに時湖から
亀岸 時湖(みちを)
「ほんまやな。平和そのものやし……そういや、陸は部屋で寝てたんなら1人でアレにやられたんやんな」
亀岸 時湖(みちを)
「俺はバスやったやろ。車内に急にあんなん出て、結構な騒ぎになったんよ」
雪城 陸(ミナカミ)
「俺らだけに見えるってわけじゃないんだな」
亀岸 時湖(みちを)
「うん。せやけどな陸。夜になればどこにでもウロウロしてるって言うんやったら、もっといろんな所でパニックになる思わへんか?」
雪城 陸(ミナカミ)
「……俺らのとこに、ピンポイントで来てる?」
亀岸 時湖(みちを)
「他のお客さんも大勢いはったけど、狙われたんは俺だけやった」 頷き
亀岸 時湖(みちを)
「お前だけお前だけ言うて…… あ、あの化け物喋ってた話してへんな?」
雪城 陸(ミナカミ)
「そっちも喋ったのか。内容も同じだ」
亀岸 時湖(みちを)
「喋るもんなんやな。まぁ、まったく身に覚えないけど。お前だけって何が?って話やん?」
雪城 陸(ミナカミ)
「心当たりないもんなあ。俺とトッキーで共通すること……」 少し考えてあっさり諦めます。 「分からん」
亀岸 時湖(みちを)
「考えてもしゃあないわ。問い質すか……まぁあの様子じゃそんなん聞かへんやろうから、応戦あるのみやな」 ニッ。と笑った
雪城 陸(ミナカミ)
「倒したらどうにかなるって思いたいな」 ニッとまではいかないけど微笑み返そう。
KP(みちを)
補足情報は以上となります。特にしないことがなければ、夜の時間帯まで飛ばすことができます。
雪城 陸(ミナカミ)
うーん……なんかするにしても図書館とかネカフェで似たようなオカルトネタがないかググるくらい……
KP(みちを)
では一応調べてみた陸くんは…
KP(みちを)
お腹がすくかな……(なにもない)
雪城 陸(ミナカミ)
「…………」 ぐぅと腹の音が鳴った。
亀岸 時湖(みちを)
「暗くなる前に何か食うか。金大丈夫か?」
雪城 陸(ミナカミ)
「まだ大丈夫」 財布の中をチラ見した。
雪城 陸(ミナカミ)
家族には「晩飯は食べて帰る」って連絡しとこ。
KP(みちを)
えらい。「了解(`・ω・´)」ってママンから返信くる。
KP(みちを)
ハンバーガーでも食べて備えましょう。
雪城 陸(ミナカミ)
Lサイズのポテトとかも食べて備えた。コーラおいしい。
KP(みちを)
時湖も似たようなもん+100円バーガー1個追加で食ってる。男子高校生には余裕の量
KP(みちを)
さぁ、腹ごしらえも済みました。
KP(みちを)
夜に進みますか? あと、場所とかも何か希望があれば。
雪城 陸(ミナカミ)
人を巻き込むのもアレだし、人気のない公園辺りに行きたいかな……。そんで夜に進んでオッケーです。
KP(みちを)
公園ですね。わかりました。
公園
KP(みちを)
その日の夕方の空も、鮮やかなオレンジ。見た事のある色。
やがて日が傾き、カラスは寝床へ帰り、犬の散歩をする人々が往来し…
KP(みちを)
公園は、街灯と月明かりに照らされるのみとなります。
訪れた静かな夜。陸くんと時湖が、そんな中で待ち受けていると……
KP(みちを)
遮蔽物の少ない場所だからか、物陰に隠れるようなこともなく。それは正面からどこからともなく現れました。
KP(みちを)
2人が昨夜、目にした怪物。それが────2体。
雪城 陸(ミナカミ)
ですよね~……
KP(みちを)
それぞれ体躯がやや異なり、片方は少し大きい。
KP(みちを)
「オマエダケ オマエダケ オマエダケ オマエダケ オマエダケ オマエダケ オマエダケ オマエダケ」
KP(みちを)
「オマエダケ オマエダケ オマエダケ オマエダケ オマエダケ オマエダケ オマエダケ オマエダケ」
KP(みちを)
低く囁きながら、化け物たちは向かってきます。
雪城 陸(ミナカミ)
「……来たな」 軽く身構えよう。
KP(みちを)
《聞き耳》をどうぞ。
雪城 陸(ミナカミ)
ccb<=39 聞き耳
DiceBot: (1D100<=39) > 58 > 失敗
KP(みちを)
ccb<=48 聞き耳
DiceBot: (1D100<=48) > 7 > スペシャル
KP(みちを)
おわぁ
雪城 陸(ミナカミ)
イケメン!
KP(みちを)
では、聞き耳に成功した時湖は……
亀岸 時湖(みちを)
「……? 陸……?」 と。化け物と陸くんをなぜか交互に見ました。
雪城 陸(ミナカミ)
「……なんだよ。俺とアレが似てるとか言うのか?」
亀岸 時湖(みちを)
「あ、いや……声が。陸に……」 少し動揺したというかぞわぞわきたというか。そういうリアクションで返します。
KP(みちを)
こう共有したらもういいな。陸くんもよくよく聞いてみたならば、
KP(みちを)
化け物のうち片方……大きい方の声は、低くてわかりにくくはありますが確かに……時湖のそれに似ているような。とわかります。
雪城 陸(ミナカミ)
ヒュ~~~~~!(深読み沼の中から)
雪城 陸(ミナカミ)
「……それを言うなら、でかい方の声、トッキーとちょっと似てるぞ」
亀岸 時湖(みちを)
「はぁ? 何言って……」
亀岸 時湖(みちを)
「……自分の声って、自分で聞くとわからん……ってことか……録音した時みたいな……?」
KP(みちを)
そして、化け物ですが
KP(みちを)
2体いた後ろから、更に2体。
KP(みちを)
その後ろにも、その後ろにも、そのまた後ろにも。
KP(みちを)
見回せば、2人の横や背後からも。近隣は、影の化け物によって埋め尽くされている。
KP(みちを)
「オマエダケ オマエダケ オマエダケ オマエダケ オマエダケ オマエダケ オマエダケ オマエダケ」
KP(みちを)
「オマエダケ オマエダケ オマエダケ オマエダケ オマエダケ オマエダケ オマエダケ オマエダケ」
KP(みちを)
「オマエダケ オマエダケ オマエダケ オマエダケ オマエダケ オマエダケ オマエダケ オマエダケ」
KP(みちを)
「オマエダケ オマエダケ オマエダケ オマエダケ オマエダケ オマエダケ オマエダケ オマエダケ」
KP(みちを)
「オマエダケ オマエダケ オマエダケ オマエダケ オマエダケ オマエダケ オマエダケ オマエダケ」
KP(みちを)
「オマエダケ オマエダケ オマエダケ オマエダケ オマエダケ オマエダケ オマエダケ オマエダケ」
KP(みちを)
陸くんも時湖も、もはや逃げ場がないことに気が付く。
自分たちは待ち受けていたのではなく、はじめから追い込まれていたのだと。
亀岸 時湖(みちを)
「多……いな?」 時湖は、乾いた笑みを浮かべています。
雪城 陸(ミナカミ)
「……公園じゃなくて、細い路地で1体ずつ作戦の方が……いや、それにしてもこの数は無理だな……?」
亀岸 時湖(みちを)
「退治とかそういう次元ちゃうな? 昆虫レベルやん、こんな数……ズルいわ」
亀岸 時湖(みちを)
さすがに時湖も声ちょっと震えました。なにしろ殺されたことも、その痛みも、2人はしっかりと覚えているのですから。
雪城 陸(ミナカミ)
「たぶん……この後、また『今日』の朝に目が覚めるんだろうけど……この寝方は嫌だな」 物量作戦にもほどがある。戦意はたぶんもう失われています。
KP(みちを)
戦意を失った2人に向かって、化け物たちは大挙して押し寄せてきます。
KP(みちを)
2人は全身を突き刺され、引き裂かれ、嬲られ、千切られ──
KP(みちを)
2人にとってそれはまるで、この世全ての苦痛を一身に受けるかのような一瞬で。
KP(みちを)
凄惨な嬲り殺しに遭うことで、SANチェック【1d3/1d6】となります。
雪城 陸(ミナカミ)
ccb<=56 SANチェック
DiceBot: (1D100<=56) > 69 > 失敗
雪城 陸(ミナカミ)
1d6
DiceBot: (1D6) > 1
雪城 陸(ミナカミ)
強いな?
雪城 陸(ミナカミ)
56→55 でーす
KP(みちを)
折れないハート…!!
KP(みちを)
陸くんと時湖は化け物の大群に殺されました。
KP(みちを)
しかし、2人の物語はまだ続く…… というところで、今宵はここまで。