八月の硝子の森 (2021/03/21 - 2021/03/27)

SCENARIO INFO

Writer/ハッカあめ(配布元 ※有料配布)

本作は、「株式会社アークライト」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。
Call of Cthulhu is copyright (C)1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc.
Call of Cthulhu is a registered trademark of Chaosium Inc.
PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION

PLAYER

KP/ミナカミ
PC1/雅楽川 マツリ(梟)

INDEX

1日目1日目-21日目-32日目2日目-2アフタープレイ

【前回のあらすじ】
恩師である小森の依頼を請け、定期健診のため孤児院「こもれび園」を訪ねた探索者。
その道中で出会った少女こと天月 瑠璃は、一対の角を頭に生やし、奇妙な力を持つ子供だった。
園では扱いきれないと瑠璃を手放す口実を求める孤児院の職員、芳住。
瑠璃を特別視し引き取りたいと願う資産家の紳士、白村。
大人の思惑が絡み合う中、探索者は仕事をこなし、瑠璃との交流を重ねて行く。
……少女の人生を左右する決断の時は、少しずつ、だが着実に近づいていた。
駅から離れ、森を抜けた先には大きな湖がある。
夏でも涼しさを感じる、穏やかな場所だ。
水色は澄んでいるが、奥底まで見通すことは難しい。
水面近くを泳ぐ魚の鱗が時折銀色にきらめいている。
湖の畔には案内所があり、ボートの受付やバーベキュー用品の貸し出しを行っている。
KP(ミナカミ)
諸々の描写をして……改めまして2日目開始となります。よろしくお願いします。
雅楽川 マツリ(梟)
よろしくお願いします!ご飯はBBQ!
KP(ミナカミ)
時間は2日目のお昼時。バーベキューをしようと瑠璃の先導で湖までやって来たところからですね。
雅楽川 マツリ(梟)
「とりあえず食べてからにするか。道具はあっちで借りればいいのか?」 面白いくらい自然が似合わなそうだなおまえ
天月 瑠璃(ミナカミ)
「私もここでバーベキューするのは初めてだけど……たぶん、そうじゃない?」
KP(ミナカミ)
湖畔に設けられた小規模なバーベキュー場に向かってみると、そこではバーベキューの道具の他に食材も観光地価格でセット売りされています。
雅楽川 マツリ(梟)
便利だ!じゃあ道具借りるのと一緒に食材も買ってしまおう
雅楽川 マツリ(梟)
「一通り揃うんだな」便利だな…みたいな顔しつつ揃えるどん
KP(ミナカミ)
毎度あり! 地元の食材がたっぷりで見るからにおいしそうだ。
雅楽川 マツリ(梟)
やったぜ!頑張って焼こう
KP(ミナカミ)
ではガチャガチャと器具を用意して焼き始めますが……上手く焼けるかどうかは〈DEXまたは料理に関する技能〉での判定になります。
雅楽川 マツリ(梟)
DEXでがんばります!
KP(ミナカミ)
ファイト!
雅楽川 マツリ(梟)
CC(0)<=70 DEX (1D100<=70) ボーナス・ペナルティダイス[0] > 98 > 98 > 失敗
雅楽川 マツリ(梟)
フッフ
KP(ミナカミ)
まあ見るからに不慣れですからね
雅楽川 マツリ(梟)
うーん?とか言いながらやってたら加減を間違えて玉ねぎを消し炭にしました。自分でたべます
雅楽川 マツリ(梟)
「? 加減がわからん」 試行錯誤
KP(ミナカミ)
肉はへばりつき、野菜は網からこぼれ落ちる。
KP(ミナカミ)
そんな悪戦苦闘をよそに、瑠璃は明後日の方向を眺めています。
雅楽川 マツリ(梟)
すまない…すまない…
雅楽川 マツリ(梟)
まだ無事そうなのをどうにか寄せてあげよう…
KP(ミナカミ)
そのうち異様なにおいを感じ取ったのか、網の上の惨状に気付きます。
天月 瑠璃(ミナカミ)
「…………」
雅楽川 マツリ(梟)
惨状(ほんとうにごめん)
天月 瑠璃(ミナカミ)
「……まあ、こういうこと慣れてなさそうとは思ってたわ」
雅楽川 マツリ(梟)
「……すまない」 ンヌ…
雅楽川 マツリ(梟)
「ちょっとでもマシなほうから食べてくれ」 
天月 瑠璃(ミナカミ)
「あら。そんなこと言っていいの? 食べれそうなのを食べつくしちゃうわよ」
雅楽川 マツリ(梟)
「……もう少し慣れればマシなのも増える。多分」 ンギュ……って眉間に皺寄せて悪戦苦闘しつつ
雅楽川 マツリ(梟)
「待たせるのもなんだろう。食べていて良い」
天月 瑠璃(ミナカミ)
「…………」 寄せてもらったのをモシャモシャと食べてから、雅楽川さんが持っていたトングをぱっと奪い取ります。
雅楽川 マツリ(梟)
ハッ……(とられた顔)
KP(ミナカミ)
cc(0) 1D100 > 6
雅楽川 マツリ(梟)
出目が良い
KP(ミナカミ)
出目良
雅楽川 マツリ(梟)
上手!すごい!!
KP(ミナカミ)
瑠璃は炭の位置を調整し、野菜と肉を並べて焼き、良いタイミングでひっくり返す。
KP(ミナカミ)
丁度いい焦げ目がついた肉と野菜を皿に盛り、雅楽川さんに渡します。
天月 瑠璃(ミナカミ)
「この分野だと私が先生みたいね?」
雅楽川 マツリ(梟)
「本当だな。上手いものだ」 おお…と感心しつつお皿受け取った
天月 瑠璃(ミナカミ)
自分の分もじうじうと焼いて口に運ぶ。瑠璃の皿は99%肉な気がしなくもない。
雅楽川 マツリ(梟)
「肉のほうが好きか」 じ……と眺めた 咎めるわけでもないけど肉だな…って顔してる
雅楽川 マツリ(梟)
言いながら自分は野菜モッモッって食べてる
天月 瑠璃(ミナカミ)
「だって、バーベキューと言えば肉でしょ?」 ソーセージをぱりっと言わせながら頬張る
雅楽川 マツリ(梟)
「まあ醍醐味だな」
雅楽川 マツリ(梟)
自分だと炭にした手前お野菜食べなさいが言いにくいので、自分で食べながら頷いてました パリムシャ…
KP(ミナカミ)
雅楽川さんが多くの野菜と少しの肉、瑠璃が多くの肉と少しの野菜を口にして……やがて食材のトレーが空になります。
天月 瑠璃(ミナカミ)
「先生、ちゃんと食べれた?」
雅楽川 マツリ(梟)
「食べた」 お腹いっぱいです
雅楽川 マツリ(梟)
「途中で代わってもらったしな。片付けはやろう」
天月 瑠璃(ミナカミ)
「そう? じゃあよろしくね」 あっさり片づけを押し付けましょう
雅楽川 マツリ(梟)
「ん」 頷いて片付けものする サササ
天月 瑠璃(ミナカミ)
片付けている間、切り株型の椅子に座ってバーベキュー会場やボート乗り場の方をぼんやりと眺めていた
KP(ミナカミ)
ごみを捨てて、汚れた器具は返却口に置いておく。それだけで片付けはすんなりと終わります。福利厚生。
雅楽川 マツリ(梟)
福利厚生~!サッと済ませてこよう ごちそうさまでしたとありがとうございました!
KP(ミナカミ)
なあにいいってことよ(観光地価格)
雅楽川 マツリ(梟)
片付け終わったら「ボートも乗ってみるか。不慣れでも流石に転覆はしないと思うが…」 とか声掛けてみようかな
天月 瑠璃(ミナカミ)
「……ん。そうね。そこまで言うならしょうがないな」
雅楽川 マツリ(梟)
「……ちょっと行って帰ってくるくらいなら多分…」なんとかなる…
天月 瑠璃(ミナカミ)
「……明日筋肉痛になってそうね……」
雅楽川 マツリ(梟)
ちょっと思った
雅楽川 マツリ(梟)
「……あとは帰るだけだしなんとかなるだろう。」 大丈夫だ、って言ってる
天月 瑠璃(ミナカミ)
「どうしても無理になったら代わりに漕いであげる」
KP(ミナカミ)
ボートの貸し出しは湖の一角、桟橋で行われています。
KP(ミナカミ)
手漕ぎボートの他にスワンボートもあり、湖上にはちらほらとボートを漕ぐ恋人や家族の姿が見えます。
雅楽川 マツリ(梟)
「そこそこ人が居るな」 眺めてた
雅楽川 マツリ(梟)
「……普通のボートでいいか?」 一応訊いた
天月 瑠璃(ミナカミ)
「ぶつかったりするほど密集してないし、大丈夫じゃない?」
天月 瑠璃(ミナカミ)
「うん。……まさか、スワンボートに乗りたかった?」
雅楽川 マツリ(梟)
「目についてしまったので…一応…」 訊いただけ…と答えました。まだあるんだなあんなのとか思ってた
雅楽川 マツリ(梟)
じゃあ普通のでいきましょう
KP(ミナカミ)
はーい。係のお姉さんがちょうどいいサイズのボートを用意してくれるでしょう。
KP(ミナカミ)
瑠璃はぴょんと飛び乗った。ボートがぐらりと揺れるが転覆はせず浮いている。
雅楽川 マツリ(梟)
マツリが乗る時ギ………って一回下がると思う
雅楽川 マツリ(梟)
ちょっとバランスとってから ストン………って座った
天月 瑠璃(ミナカミ)
「船底を踏み抜かないでね」
雅楽川 マツリ(梟)
「……気を付ける」 
雅楽川 マツリ(梟)
乗船したらとりあえずマツリが漕ごう 
KP(ミナカミ)
雅楽川さんがオールを漕ぐと、ボートはおずおずと言った様子で動き出し、やがて勢いに乗ってスイスイと進みます。
KP(ミナカミ)
翡翠のような湖面に小さな白波を作りながら、雅楽川さんが操るボートが進んで行きます。
KP(ミナカミ)
夏の暑さが遠ざかり、爽やかな風が水を渡り、髪を揺らします。
天月 瑠璃(ミナカミ)
「…………」 水面をじっと見つめた
天月 瑠璃(ミナカミ)
「見てて」
雅楽川 マツリ(梟)
「? ああ」 頷いた
瑠璃が後方の水面に視線を遣った。
ボートの後ろには、緩やかな波の跡が続いている。
……と、足下が冷えていくのを感じる。
見ればあなた達のボートを中心に、薄玻璃のような淡い氷が水面を覆っていく。
虹色に陽の光をきらめかせ、
息を吐く程の間に夏の気温に融かされ、
氷は波とともに溶け消えた。
KP(ミナカミ)
美しくも奇妙な現象を目の当たりにした探索者は、【0/1】の正気度ポイントを喪失します。
雅楽川 マツリ(梟)
CC(0)<=77 SANチェック (1D100<=77) ボーナス・ペナルティダイス[0] > 39 > 39 > レギュラー成功
KP(ミナカミ)
あっ成功した!!
雅楽川 マツリ(梟)
やっと成功した!
雅楽川 マツリ(梟)
ちょっと驚いて目を開いてから
雅楽川 マツリ(梟)
「今のは意図的にやったのか…コントロールできるんだな」 って感心したように言いました
天月 瑠璃(ミナカミ)
「綺麗でしょう」
天月 瑠璃(ミナカミ)
「ただ綺麗なだけの力なら、良かったのにね」
雅楽川 マツリ(梟)
「確かに綺麗だな」 うん、とこたえつつ
雅楽川 マツリ(梟)
「そうやって操れるのなら、いつかもっと制御できるようになるだろう。案外なんとかなるんじゃないか」 とも言ってました
天月 瑠璃(ミナカミ)
ぱちくりと瞬きをして雅楽川さんを見た
天月 瑠璃(ミナカミ)
「……あきれた。意外と大雑把で楽天的なのね」
天月 瑠璃(ミナカミ)
「いや、でもお肉と野菜の扱いは大雑把だったわね……」 自分で言って自分で納得した
雅楽川 マツリ(梟)
「………」 ぐうの音も出ない顔
雅楽川 マツリ(梟)
「……まったく制御が効かないのと、少しでも意図的に操作することが出来るのとは違うだろう」
雅楽川 マツリ(梟)
「だから多分なんとかなる。時間が解決することもあるしな」
雅楽川 マツリ(梟)
「今日は少し気晴らしになればいい」 言ってまたギ、とオール動かした
天月 瑠璃(ミナカミ)
「…………」 雅楽川さんの言葉に少しの間うつむいた
天月 瑠璃(ミナカミ)
「……逆よ、逆」
天月 瑠璃(ミナカミ)
「今日は先生の夏休みでしょう? 先生が気晴らしをして、私がそれに付き合ってあげてるの」
KP(ミナカミ)
憎まれ口こそ叩いているが、その声音は弾んでいるように聞こえるでしょう。
雅楽川 マツリ(梟)
「………」「そういえばそうだった」 ついいつもの癖で
雅楽川 マツリ(梟)
「ならもう少し付き合ってもらおう。…今日は空き時間だから」
雅楽川 マツリ(梟)
声色聞いてちょっとほっとしつつ 付き合わせるていで合わせました
KP(ミナカミ)
ボートはスイスイと湖面を泳ぎ、小さな湖をぐるりと一周して桟橋まで戻ってきます。
雅楽川 マツリ(梟)
「なんとかなったな」 明日の筋肉痛を覚悟しています
天月 瑠璃(ミナカミ)
「涼しくて気持ちよかったわね」 ボートから桟橋にぴょんと飛び移る
雅楽川 マツリ(梟)
「ああ。水面は案外涼しかったな」 頷いて桟橋に戻る
KP(ミナカミ)
お姉さんの「ありがとうございましたー!」という元気のいい言葉を背に、2人は湖を後にする。
KP(ミナカミ)
残り2か所観光できますが、次はどこに行きますか?
雅楽川 マツリ(梟)
そしたら今度は図書館に行きたいです!
雅楽川 マツリ(梟)
あと一個はまだ迷ってるので最後に遊んで帰ろうとおもっています
KP(ミナカミ)
はーい。ではまず図書館へ。

図書館

KP(ミナカミ)
駅からほど近い、大きな図書館だ。
KP(ミナカミ)
地元の子供達の姿も見られ、時折本棚の向こうから控えめな笑い声が響いてくる。
KP(ミナカミ)
図書館で調べ物をする場合、何を調べたいのか宣言した上で〈図書館〉で判定します。
KP(ミナカミ)
何を調べたいとかありますか?
雅楽川 マツリ(梟)
八月昔話について掘り下げられたらなと思ったので、八月地方の民話とかで調べてみたいです
雅楽川 マツリ(梟)
つのにゅうどうとか雪怪物とか具体的なワードでも引っかかるといいんだけど
KP(ミナカミ)
OK。では〈図書館〉どうぞ。
雅楽川 マツリ(梟)
CC(0)<=20 図書館 (1D100<=20) ボーナス・ペナルティダイス[0] > 2 > 2 > イクストリーム成功
KP(ミナカミ)
雅楽川 マツリ(梟)
あれ?と思ったらあれ??
KP(ミナカミ)
出目つよ
雅楽川 マツリ(梟)
やったぜ…
KP(ミナカミ)
雅楽川さんは在庫検索のPCで「角入道」や「雪怪物」といったワードで検索し、「八月民俗研究」という一冊の本を見つけます。
KP(ミナカミ)
ぱらぱらと目を通してみると、その中には「雪怪物と角入道の類似」という一節がありました。
「雪怪物は自然の異変や脅威が神格視されたものである。
 夏には冷たい山風を里に吹き下ろし、冬には大雪や雪崩の脅威を齎す。
 そういった人間の手に余るものを神の意志だとする考えは、世界各地にある。
 一部の土地では雪怪物は『風と共に歩む者』とも呼ばれ、古くは畏怖や自然信仰の対象とされた。
 雪怪物は巨人とされるが、口伝えでできていったバリエーションの中には『獣のような爪・牙・角を持つ』姿で登場することも多い。
 角の生えた男は同じく八月地方の民話『角入道』を連想させ、しばしば両者は同一視される。
 里を追われ山に入った角入道が雪怪物となった、或いは雪怪物が里に残した子供が角入道であると見ることができる」
KP(ミナカミ)
以上です。
雅楽川 マツリ(梟)
ふんふん…と読み進めつつ、風と共に歩む…そんな会があったな…って思い出していた。
天月 瑠璃(ミナカミ)
「…………」 雅楽川さんが調べ物をしている間、瑠璃はふかふかの椅子に座ってスヤ……としていた
雅楽川 マツリ(梟)
アアッお昼寝してる…可愛いね…
KP(ミナカミ)
ご飯を食べてボートで気持ちのいい風を浴びてからの図書館はだめでしょ
雅楽川 マツリ(梟)
ちょうどクーラーも効いてて涼しいからね…
雅楽川 マツリ(梟)
調べもの済んだら棚に本戻して それから三回くらい迷って起こそうかしら
KP(ミナカミ)
三回くらい(かわいい)
雅楽川 マツリ(梟)
寝かせておきたいけど遊ばせてもやりたくてまよった…
雅楽川 マツリ(梟)
控えめに「天月」「起きられるか」とか言ってた
天月 瑠璃(ミナカミ)
「……んぅ……」
KP(ミナカミ)
クーラーにしては効きすぎているくらい、辺りの空気がスンッと冷えた気がした。
天月 瑠璃(ミナカミ)
「…………」
天月 瑠璃(ミナカミ)
「……寝ちゃってた?」
雅楽川 マツリ(梟)
「ああ。少しだけだが」
天月 瑠璃(ミナカミ)
「そ。調べ物は終わった?」
雅楽川 マツリ(梟)
「ん、とりあえず」 頷いて
雅楽川 マツリ(梟)
「これで用も済んだ。あとはどこへ行くんでもいい」
天月 瑠璃(ミナカミ)
「雅楽川先生は趣味とかないの?」
雅楽川 マツリ(梟)
「趣味………………………」 長考した
雅楽川 マツリ(梟)
「無い……かもしれない。気にしたことがない」 と情緒の無い返事がありました
天月 瑠璃(ミナカミ)
「つまらない人」 容赦なく切り捨てました
雅楽川 マツリ(梟)
「………」 ヴって顔した
雅楽川 マツリ(梟)
「学生の頃はそれでも何か…してたような気がするんだが」
「最近はずっと仕事だな。合間に論文読んだりもしてるが」
雅楽川 マツリ(梟)
「多分それは“趣味”とは言わないんだろう」 求められてる概念と多分ちがう、というのはわかった
天月 瑠璃(ミナカミ)
「……仕事が趣味の仕事人間?」
雅楽川 マツリ(梟)
「そうなのかもな」
「同僚もそんな感じだから、気にしたことがなかった」
雅楽川 マツリ(梟)
「……俺に訊くのはいいが。何かあるのか、趣味」 と訊き返してもみる
天月 瑠璃(ミナカミ)
「ふうん。家族もみんな仕事人間なの?」
雅楽川 マツリ(梟)
では 「…いや、そうでもない。医者になったのも俺だけだ」 とこたえました
天月 瑠璃(ミナカミ)
「私は……」 オロ……
天月 瑠璃(ミナカミ)
「……秘密」
雅楽川 マツリ(梟)
「秘密」 復唱した
天月 瑠璃(ミナカミ)
「レディには秘密がつきものって言うでしょ」
雅楽川 マツリ(梟)
「そうか。ならしょうがないな」 ふ、とまた少し笑ってた
天月 瑠璃(ミナカミ)
「なによ、今の笑い」 ムッ
雅楽川 マツリ(梟)
「なんでもない」
雅楽川 マツリ(梟)
あしらって済ませないところは可愛げがあると思ったけど言わない
KP(ミナカミ)
言っちゃうとプンプンしちゃう
雅楽川 マツリ(梟)
かわいい 
天月 瑠璃(ミナカミ)
「……それにしても、行きたいところがないなら、いっそ適当に目についたところに行っちゃうとか?」
雅楽川 マツリ(梟)
「そうだな。それくらいでもいいかもしれない」 頷いた 
天月 瑠璃(ミナカミ)
「意外とそれがきっかけで目覚めちゃったりね」
雅楽川 マツリ(梟)
「まあ…そうなったらようやく趣味が出来るな」
雅楽川 マツリ(梟)
ガラス工房か美術館でまよまよしてるのでチョイスで行こうかな 最後にソフトクリーム買って帰る
KP(ミナカミ)
チョイスどぞどぞ
雅楽川 マツリ(梟)
choice[硝子工房,美術館] (choice[硝子工房,美術館]) > 美術館
雅楽川 マツリ(梟)
じゃあ美術館!案内板かなんか目についたとかかもしれない
KP(ミナカミ)
案内板があったり図書館で割引券が置いてたかもしれませんね。ではでは美術館へ。
雅楽川 マツリ(梟)
レッツゴー!

美術館

静かな雰囲気の美術館だ。
白くねじれて地を這うような前衛的な外壁デザインの建物で、有名な建築家によるものらしい。
今は地元出身の画家の企画展を行っているようだ。
KP(ミナカミ)
美術館は大まかに分けて企画展と常設展があるようですね。両方見ていくことが出来ます。
雅楽川 マツリ(梟)
えっすごい!じゃあ企画展から先に見ようかなと思います
KP(ミナカミ)
オッケーでは企画展から。
KP(ミナカミ)
企画展で特集されている画家は聞いたこともない名前でしたが、色彩豊かな美しい風景画を描くようでした。
KP(ミナカミ)
八月地方の山野を瑞々しく表現した作品から始まり、様々な地域の自然を描いた作品が並べられています。
天月 瑠璃(ミナカミ)
「…………」
KP(ミナカミ)
美しい風景画を眺めながら歩いていると、瑠璃がふと足を止めます。
雅楽川 マツリ(梟)
おや 一緒に立ち止まって眺めましょう
KP(ミナカミ)
瑠璃が眺めているのは、どこか外国の海を描いた一枚でした。
KP(ミナカミ)
海は一つの色だけではなく、白から淡い白藍、水色、青から紺碧へ。
KP(ミナカミ)
青色以外の色も混ぜられて複雑なグラデーションが描かれています。
天月 瑠璃(ミナカミ)
「……本物の海も、こんな感じ?」
雅楽川 マツリ(梟)
やっぱり海が気になるんだな、と思いつつ
雅楽川 マツリ(梟)
「ああ、まあこんな感じだ。地方によって水色も違うだろうが」
雅楽川 マツリ(梟)
「光の加減や深さで色も変わるだろう。見てて飽きないと思う」 とこたえました
天月 瑠璃(ミナカミ)
「ふうん。雅楽川先生、海の観察を趣味にしたら?」 などと言いつつ歩き始めた
雅楽川 マツリ(梟)
その絵好きなら企画展グッズでポストカードとかないのかな…買ってあげたいなと思ったけど
雅楽川 マツリ(梟)
「………海が近くにないな…」 普段の自分の住んでるあたりを思い浮かべた
雅楽川 マツリ(梟)
とりあえずまた一緒に歩こう トコトコ
KP(ミナカミ)
企画展は華やかではあるもののそれほど広いスペースを取っておらず、トコトコ歩いているうちに常設展の方へと入って行きます。
KP(ミナカミ)
常設展は地味ではあるものの、八月地方に関わりのある作品を展示しているようでした。
KP(ミナカミ)
山野を描いた作品と並び、地元伝承や自然の脅威を表現した作品が多く見られます。
KP(ミナカミ)
大雪に見舞われる農村、山を滑り落ちる雪崩、殊更に美しく描かれる春の雪解け。
KP(ミナカミ)
今は観光地として賑わっている土地ですが、古くは雪の猛威を耐え抜く生活をしていたようでした。
KP(ミナカミ)
〈目星〉どうぞ。
雅楽川 マツリ(梟)
CC(0)<=83 目星 (1D100<=83) ボーナス・ペナルティダイス[0] > 14 > 14 > イクストリーム成功
雅楽川 マツリ(梟)
よしよし!
KP(ミナカミ)
よしよし。飾られている絵画に「雪怪物」と題されたものを見つけることができますよ。
KP(ミナカミ)
それは雪山をまたぐ巨人を描いたものでした。
KP(ミナカミ)
シルエットは人間離れしており、獣のような爪と牙、頭には大きな二つの角が生えていた。その顔は冬雲に隠れ、眼だけがぎらぎらと輝いている。
KP(ミナカミ)
【0/1】の正気度ポイントを喪失します。
雅楽川 マツリ(梟)
CC(0)<=77 SANチェック (1D100<=77) ボーナス・ペナルティダイス[0] > 21 > 21 > ハード成功
雅楽川 マツリ(梟)
いいじゃん
KP(ミナカミ)
今日はメンタルが強いですね
雅楽川 マツリ(梟)
日光浴びてパワもらったかもしれん
雅楽川 マツリ(梟)
さっき図書館でも読んだし、これが…と思って眺めてました。あんまり絵の前で長居すると瑠璃ちゃんに悪い…ような気がするので、サッと見たら離れます
天月 瑠璃(ミナカミ)
「雅楽川先生、何見てたの?」 サッと離れた辺りでトコトコ歩み寄ってくる
雅楽川 マツリ(梟)
「雪山の絵だ。このあたり、昔は随分雪が降るような土地だったみたいだな」
天月 瑠璃(ミナカミ)
「ふうん。地球温暖化ってやつかしら」
天月 瑠璃(ミナカミ)
「…………」 雅楽川さんをジッと見て、それから静かに首を横に振った 「……スキーもスノボも似合わなさそう……」
雅楽川 マツリ(梟)
「………」 ヌ………しつつ
雅楽川 マツリ(梟)
「まあやったことはないな…雪で遊んだ記憶もない。あんまり降るような地域でもなかったしな」
KP(ミナカミ)
そんなことを言いながら常設展を見て回り……〈目星または美術に関する技能〉どうぞ。
雅楽川 マツリ(梟)
CC(0)<=83 目星 (1D100<=83) ボーナス・ペナルティダイス[0] > 49 > 49 > レギュラー成功
雅楽川 マツリ(梟)
よーしよし
KP(ミナカミ)
よしよし。
KP(ミナカミ)
常設展の最後の方、美術館の建物を映した写真と建物についての解説プレートを見つけます。
KP(ミナカミ)
あの前衛的な外壁デザインも、地元伝承「角入道」の雪崩を表現したものだそうな。
天月 瑠璃(ミナカミ)
「……言われても分かるか分からないか微妙ね」 解説プレートを読んだ
雅楽川 マツリ(梟)
「……外に出たらもう一回眺めてみるか…」 美術は難しい…って顔をした
雅楽川 マツリ(梟)
「このあたりは随分民話が根付いてるみたいだな。図書館にもあったし」
天月 瑠璃(ミナカミ)
「こもれび園でも小さい子向けの民話の読み聞かせをしょちゅうしてるわ」
KP(ミナカミ)
民話に想いを馳せつつ常設展を出ると、そこには高まった物欲を逃さないかのようにミュージアムショップが待ち構えていました。
KP(ミナカミ)
企画展の絵画のポストカードやトートバッグ、マグカップなど美術館定番のお土産品が並んでいます。
KP(ミナカミ)
少し値が張りますが、複製画まで置いている。
雅楽川 マツリ(梟)
「色々あるんだな」 眺めつつ さっきの海の絵のポストカードありませんか?!
KP(ミナカミ)
海の絵のポストカードは……なんと……ある!!
雅楽川 マツリ(梟)
ある!!!!
雅楽川 マツリ(梟)
じゃあふむ……って眺めてたらみっけたのでぺらっと手に取って買います。あげよう
天月 瑠璃(ミナカミ)
「商魂たくましい……」 豊かな品揃えをおお……と見上げていた
KP(ミナカミ)
お買い上げありがとうございます。瑠璃は雅楽川さんが何を買ったかはさほど気にせずついていきますね。
雅楽川 マツリ(梟)
台詞……と思いながらサッと買っておきました。あとであげよう
雅楽川 マツリ(梟)
あと買い物したら外に出て美術館の外観眺めて首傾げたりもする。
KP(ミナカミ)
美術館を一通り見て回り、外に出ると眩しいくらいの日光が探索者達を容赦なく突き刺します。
KP(ミナカミ)
外観はやはり……よく分からない……
天月 瑠璃(ミナカミ)
雅楽川さんの隣で同じように首を傾げた
雅楽川 マツリ(梟)
「雪崩というか…怒れるカタツムリのほうがまだわかる」 雑な感想言ってた
雅楽川 マツリ(梟)
「全部が全部わかるわけでもないが…まあなかなか楽しかった」 
天月 瑠璃(ミナカミ)
「怒れるカタツムリ」 復唱してふふっと小さく笑った
雅楽川 マツリ(梟)
ア゛ッかわいい
天月 瑠璃(ミナカミ)
「そ。次はどこ行く?」
雅楽川 マツリ(梟)
「…そろそろ戻り始めないといけないな。最後にどこか…」
雅楽川 マツリ(梟)
「何か買って、買い食いしながら帰るか。」そういうのあんまりしなそう、と思って言ってみる
天月 瑠璃(ミナカミ)
「え」
天月 瑠璃(ミナカミ)
「…………」
天月 瑠璃(ミナカミ)
「……他の先生には内緒にしてね」
雅楽川 マツリ(梟)
「ん」 わかったと返事しました
雅楽川 マツリ(梟)
じゃあ〆にソフトクリーム買って帰ろうね…
KP(ミナカミ)
では2人はソフトクリームの屋台に向かう……というところで、いったん休憩にしましょう。

ソフトクリームワゴン

KP(ミナカミ)
それでは再開。
KP(ミナカミ)
ふと気が付けば夕暮れが近づいており、2人はソフトクリーム屋の屋台に向かいました。
KP(ミナカミ)
昨日ぶりのお姉さんは雅楽川さんの姿を見ると嬉しそうな笑顔を浮かべ、瑠璃はお高いソフトクリームにお高いトッピングを追加します。容赦がない。
雅楽川 マツリ(梟)
顔覚えてくれてる!ぺこ…って頭下げてたら容赦がない!
雅楽川 マツリ(梟)
「トッピングとかもあるんだな…」眺めつつ自分のはごくごく普通のを買った 奢るぜ
KP(ミナカミ)
お姉さんに「兄妹で夏休みですか?」などと言われつつ、綺麗に渦を巻いたソフトクリームを渡される
雅楽川 マツリ(梟)
「ああ…知り合いのところの子供です」 ギリギリ嘘でもないところで誤魔化しつつ受け取った
KP(ミナカミ)
ありがとうございましたー、という声を背に、あなた達は遊歩道に足を踏み入れる。
雅楽川 マツリ(梟)
「手慣れてるな」 綺麗につくってもらったの眺めつついただきます 歩いてこう
KP(ミナカミ)
ソフトクリームは地元の牧場の新鮮なジャージー乳使用とうたわれていただけあって、一口食べるとミルクのコクと爽やかな甘さが口いっぱいに広がります。
天月 瑠璃(ミナカミ)
「ギリギリのラインを言ったわね」 お姉さんに行ってたことを思い出しながら、ソフトクリームを一口食べた
雅楽川 マツリ(梟)
「…大っぴらに連れ出してるというのもな…」 しつつぐわ、と口を開けてばくっと一口食べた 
雅楽川 マツリ(梟)
「美味いな」 もぐ…
天月 瑠璃(ミナカミ)
「……あっという間に食べ終わっちゃいそうね」
雅楽川 マツリ(梟)
「……溶けそうでな」 もごもご
天月 瑠璃(ミナカミ)
自分のソフトクリームをスス……とちょっとだけ雅楽川さんから守るようにした
雅楽川 マツリ(梟)
「…そんなに警戒しなくてもとらん。安心してゆっくり食べろ」
天月 瑠璃(ミナカミ)
「……ん」 あむあむとソフトクリームを食べる。このペースならこもれび園に着く前に完食できそうだ。
雅楽川 マツリ(梟)
自分の分はコーンまでとんとんと口に押し込んで食べ切りました。ごちそうさま
雅楽川 マツリ(梟)
あとは歩調合せたりしながら、ゆっくり園まで戻りましょう

こもれび園

KP(ミナカミ)
夏の西日があなた達の影を伸ばす。時間が経つのは早いもので、すっかり遅くなってしまった。
KP(ミナカミ)
夕日の暖色で照らされたこもれび園があなた達を出迎える。
KP(ミナカミ)
玄関に入ると、瑠璃の姿を見つけた芳住が奥からやってきます。
芳住(ミナカミ)
「瑠璃ちゃん、どこへ行ってたの! 白村さんがさっきまで来てくださっていて……」
芳住(ミナカミ)
「あら、雅楽川先生とご一緒だったんですか」
天月 瑠璃(ミナカミ)
「白村が? へえ、そうだったの、知らなかった。雅楽川先生を案内して回ってたから」
KP(ミナカミ)
瑠璃はしれっとそんなことを言って、スタスタと自分の部屋へと戻っていきます。
雅楽川 マツリ(梟)
「案内してくれるというので、甘えてしまいました」 すみません、と頭下げておきます
芳住(ミナカミ)
「ああ、いえいえ。それならまあ、仕方がありませんから……」
芳住(ミナカミ)
「そろそろ夕食の時間ですから、お部屋に荷物を置かれたら食堂まで来てくださいね」
雅楽川 マツリ(梟)
「はい」 わかりました、とこたえて自分も引き上げよう
雅楽川 マツリ(梟)
そういえばどっかでスマホかパソコンで「風と共に歩む会」をぐぐろうとしてたの今思い出したんですが、それは夕飯前に出来そうですか?夜のほうがよければそちらでやります!
KP(ミナカミ)
夕飯前にやっちゃっていいですよ。自習室のPCを借りても自前のスマホでやってもヨシ。
雅楽川 マツリ(梟)
はーい!じゃあ荷物置きに行ったついでにお部屋でスマホ検索します
KP(ミナカミ)
〈図書館またはオカルト〉どうぞ。
雅楽川 マツリ(梟)
CC(0)<=20 図書館 (1D100<=20) ボーナス・ペナルティダイス[0] > 8 > 8 > ハード成功
雅楽川 マツリ(梟)
うそ…
KP(ミナカミ)
図書館の出目がずっといい
雅楽川 マツリ(梟)
ありがたいことだ…どうした…
KP(ミナカミ)
では雅楽川さんは、風と共に歩む会の公式サイトの他に、それについて一般人が何かを言っているブログやSNSなどを見つけます。
KP(ミナカミ)
その情報を大まかにまとめると以下の通り。
隣の市を拠点に活動している環境活動団体。温暖化対策に重点を置いているそうだ。会長は白村である。
活動の実績は不明瞭で、地元伝承の「雪怪物」になぞらえた自然信仰めいた声掛けをしている会員もいるようだ。
人間が環境を破壊し自然を支配するのは理に反している。抗い難い自然の力こそが尊ぶべきもの、とのことだ。
実態は新興宗教なのではないかとも噂されている。
KP(ミナカミ)
以上です。
雅楽川 マツリ(梟)
子供に様つけるのロクなものじゃないな、と思ってたので 新興宗教と見てそれなら合点がいくと思いました。
雅楽川 マツリ(梟)
ため息つきつつ、荷物置いてお夕飯にいきます!

食堂

KP(ミナカミ)
雅楽川さんが食堂に着くと、丁度配膳が終わって食べ始めるあたりでした。
KP(ミナカミ)
今日のメニューは冷しゃぶにきんぴらごぼう、豆腐とわかめの味噌汁と和風のメニューが並んでいました。
雅楽川 マツリ(梟)
和食だ~!いただきましょう
雅楽川 マツリ(梟)
瑠璃ちゃんはまたさくさく食べて帰っちゃうかな ちょっときょろ…ってした
KP(ミナカミ)
きょろ……とすると、瑠璃はやはり隅の席の方でもくもくとご飯を食べています。
天月 瑠璃(ミナカミ)
そして食べ終えると他の子どもと言葉を交わすことなく、食堂を後にするでしょう。
雅楽川 マツリ(梟)
あんなに喋るのにな、と思いつつ特に介入もしないでおきました。自分もいただきましょう
KP(ミナカミ)
子供うちで交わされる嫌いな食べ物と宿題の交渉などをBGMに、夕食は美味しくいただくことが出来ます。
KP(ミナカミ)
夕食を食べ終えて席を立つと、それを見計らったかのように芳住がスス……と雅楽川さんに近づいてきます。
芳住(ミナカミ)
「雅楽川先生、この後お時間よろしいですか?」
芳住(ミナカミ)
「その……瑠璃ちゃんの件、いかがかと思いまして。よろしかったら職員室へおいでください」
雅楽川 マツリ(梟)
なるほどトークタイム 「はい、大丈夫です」と応えました
雅楽川 マツリ(梟)
ごちそうさまして片付けたらついてこうかな
KP(ミナカミ)
はい。では職員室へ。

職員室

KP(ミナカミ)
職員室へ入ると、既に他の職員は帰ってしまっているようでした。今夜は芳住が宿直らしい。
芳住(ミナカミ)
「どうぞ、こちらへお掛けください」
KP(ミナカミ)
芳住は空いている椅子をあなたに勧め、芳住も同じように椅子に腰かけます。
雅楽川 マツリ(梟)
では同じように腰かけました。
芳住(ミナカミ)
「それで……先生、今日は瑠璃ちゃんの検診もされましたが、結果はいかがでしょうか」
雅楽川 マツリ(梟)
「そうですね。検診で見る限りでは、今のところ大きな問題はないように思えますが」→
雅楽川 マツリ(梟)
「時折頭痛や眩暈がすることがあるようです。本人は大したことはないと思っているようですが…。角が脳に影響している可能性も考えられますが、この検診だけでは判断しかねます。」→
雅楽川 マツリ(梟)
「まして成長期ですから、今後成長に伴って角が骨や脳の発達に影響を及ぼす可能性もあります。よって」→
雅楽川 マツリ(梟)
「一旦きちんとしたところで診てもらうことをおすすめします。検査入院で済めばいいですが…もし経過観察となれば、定期的にも通院する必要があると思いますね」
雅楽川 マツリ(梟)
というわけで一旦どっかで診てもらったほうが~という話をしました。
KP(ミナカミ)
芳住は雅楽川さんの話を聞きながら、うんうんと頷きます。
芳住(ミナカミ)
「やっぱりそうでしたか。おかしいと思っていたんです」
芳住(ミナカミ)
「瑠璃ちゃんのことは、きちんと調べてあげた方がいいと思っていたんですよ。何しろ私どもも、あんな子は初めてなものですから」
芳住(ミナカミ)
「あの……先生? 図々しいかもしれませんが……病院のご紹介も、お願いしてよろしいんでしょうか」
雅楽川 マツリ(梟)
「はい、そちらについてもお手伝いします」 頷きました
雅楽川 マツリ(梟)
「白村さんには申し訳ないですが…心配だということで一旦白紙にしていただくことになりますね」 申し訳なくなさそうな顔で言うな
芳住(ミナカミ)
「よろしくお願いしますね」 病院についてはほっとした顔をした
芳住(ミナカミ)
「ああ、白村さんの方は……」 「ちょっと、雅楽川先生にお願いしたいことがあるんです」
雅楽川 マツリ(梟)
「? なんでしょうか」 なんだ…
芳住(ミナカミ)
「これ、瑠璃ちゃんに渡していただけませんか?」
KP(ミナカミ)
そう言って差し出されたのは、濃紺のビロード張りの小さな小箱でした。どうやらアクセサリーケースのようです。
芳住(ミナカミ)
「白村さんが今日もお見えになって、瑠璃ちゃんにって持ってきてくださったんです。丁度明日はあの子の誕生日ですし、いい贈り物になると思うんですよ」
芳住(ミナカミ)
「養子のお話は一旦白紙になっちゃいますけど、縁は残しておいた方が良いと思うんですよ」
芳住(ミナカミ)
「先生は瑠璃ちゃんと仲良くなってくださったみたいですから、よかったら先生から渡してあげてください」
雅楽川 マツリ(梟)
「なるほど…じゃあ渡してはみます」 どうかなって顔しつつ受け取りました
芳住(ミナカミ)
「よろしくお願いします」 ふかぶかと頭を下げた
芳住(ミナカミ)
「今回は定期健診を引き受けてくださり、ありがとうございました。また来る機会があれば、是非顔を見せてください。子供たちも喜ぶと思います」
雅楽川 マツリ(梟)
「…はい。今度は小森先生のアシスタントででも来ます」
芳住(ミナカミ)
「あら。では2人分のお部屋を用意しないといけませんね」
KP(ミナカミ)
時計を見ると消灯時間が近づいていました。そろそろ部屋に戻って寝る時間でしょう。
雅楽川 マツリ(梟)
ではこれで、とぺこ…しつつ 小箱持って戻りましょう。