謎のオレサマン (2018/07/22 - 2018/07/25)

SCENARIO INFO

Writer/ホリ(配布元

本作は、「株式会社アークライト」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。
Call of Cthulhu is copyright (C)1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc.
Call of Cthulhu is a registered trademark of Chaosium Inc.
PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION

PLAYER

KP/ミナカミ
PC1/剣塚 小森(ササニシキ)
PC2/驫木 正和(大樹)
PC3/亀岸 和泉(みちを)
PC4/館花 鏡乃(柳ゆらん)

INDEX

1日目1日目-21日目-31日目-42日目2日目-23日目アフタープレイ

マーマレイド社

<耶奈江市の郊外、建物も疎らになったのどかな土地に、広大な敷地を持ったマーマレイド社の支社が見える。
 高さがあるというよりは横に広いビルで、世界的な企業としての威風が感じられる。>
KP(ミナカミ)
というわけでやってきましたマーマレイド社。
KP(ミナカミ)
ビルに入ろうとすると警備員に止められますが、綾香の失踪について話を聞きに来たと言えば応接室まで案内されるでしょう。
亀岸 和泉(みちを)
親切~!
館花 鏡乃(柳ゆらん)
親切すぎて怪しい
剣塚 小森(ササニシキ)
ありがてえありがてえ
驫木 正和(大樹)
あれがてえ。失礼にならないように帽子は手に持っておこう。
剣塚 小森(ササニシキ)
帽子なし差分もあるとは恐れ入った
KP(ミナカミ)
こまやかな気配り。差分沼の住民は違うな。
KP(ミナカミ)
応接室で暫く待っていると、スーツ姿の初老の男性がやってきます。
NPC(ミナカミ)
「お疲れ様です。マーマレイド社日本支社考古学部門部長の本田と申します」
KP(ミナカミ)
そういって皆さんに名刺を渡していきますよ。
剣塚 小森(ササニシキ)
「ご丁寧に ありがとうございます」 しずしずと礼します
館花 鏡乃(柳ゆらん)
「ありがとうございます」名刺を受け取る
亀岸 和泉(みちを)
おっ じゃあ和泉も名刺返す返す 「亀岸 和泉いいます。よろしゅうお願いします」
亀岸 和泉(みちを)
実家の不動産業+個人の古物商のあわさったやつ
本田(ミナカミ)
「はいどうも、ありがとうございます」 和泉さんの名刺を受け取りますが、見るからに興味がなさそうですね。
亀岸 和泉(みちを)
笑顔は崩さねぇ
驫木 正和(大樹)
名刺を受け取りつつ「ありがとうございます。驫木正和です、接客業をしています」と、挨拶がてら表向きの名刺を一応渡すぞ。
本田(ミナカミ)
「……それで、姫路さんの失踪について話を聞きに来た、ということですが。何の話がお望みでしょうか」
本田(ミナカミ)
驫木さんの名刺も受け取りますがやっぱり興味はなさげです。
驫木 正和(大樹)
「それで…綾香さんの失踪の件を伺いに来たというのは伝わっているかと思いますが、職場に恋人がいらっしゃったと聞いていて、彼ならば何か知っているのではと思っているのですが、タツヤという名前の社員に、心当たりなどは?」
本田(ミナカミ)
「姫路さんに恋人……? それに、名前がタツヤ……!?」
館花 鏡乃(柳ゆらん)
「—なにかご存知で?」
亀岸 和泉(みちを)
(秘密の社内恋愛ってあったなぁ)
本田(ミナカミ)
「……確かに、支社にタツヤという名の社員はいました。ですが、それ以上のことはお伝え出来かねます」
本田(ミナカミ)
「個人情報保護のためです。ご理解ください」
亀岸 和泉(みちを)
「さよですか。しゃあないですねぇ」 隠したいんだなと思いつつ
館花 鏡乃(柳ゆらん)
「(いました、か・・・)」
剣塚 小森(ササニシキ)
「……んん、と。じゃあ、姫路さんが失踪される前に、何か気になるようなことを言っていたりはしませんでしたか?」
亀岸 和泉(みちを)
「そうそう。それと姫路さん、行方不明になる前に出張に行ってはった言う話でしたけれど。ぐりーんらんどへ。どんなことしてはったんですか?」
剣塚 小森(ササニシキ)
「何か思いつめてるようなこととか。 発言じゃなくて、変な行動をしてたとかでも」
本田(ミナカミ)
「……いいえ。特に変な行動はしていませんでした。それは綾香さんの同僚からも確認済みです」
本田(ミナカミ)
「会社が原因で失踪したわけではないと、私は認識しています」
剣塚 小森(ササニシキ)
「そうですか」
亀岸 和泉(みちを)
(認めはせぇへんやろなぁ)
本田(ミナカミ)
「グリーンランドへは遺跡調査という話は伺っていますが、詳しいことは私にも知らされておりません」
本田(ミナカミ)
「社内でも極秘のプロジェクトであり、その詳細を知っている者は日本支社にはいないでしょう」
剣塚 小森(ササニシキ)
「本田さんは知らされてないんですか? 遺跡の名前とか」
本田(ミナカミ)
「ただ……『人類の常識を覆すような世紀の大発見に繋がるかもしれないもの』と噂されているようですがね」 ふう、とため息をついて肩をすくめます。
本田(ミナカミ)
「まさか」 剣塚さんの問いかけには首を横に振ります。
館花 鏡乃(柳ゆらん)
「世紀の大発見…?」首を傾げる
剣塚 小森(ササニシキ)
「考古学部門の部長さんでも教えてもらえないなんて、ほんとに重要機密だったんですね」
亀岸 和泉(みちを)
「大発見ですかぁ」
亀岸 和泉(みちを)
「まぁ、あれですねぇ。直前にやってたことをよく知らへん言うんやったら、会社が原因やないなんて断言できるなんておかしな話ですねぇ」
剣塚 小森(ササニシキ)
「ド正論ですけど ズバズバ行きますね亀岸さんは」
本田(ミナカミ)
「……何が言いたいんですか?」 和泉さんの言葉に眉を顰めます。
驫木 正和(大樹)
「まあ、調査にじきじきに向かった綾香さん自体にも、遺跡の詳細は知らされていないようだったしねえ。ただ、グリーンランドから戻った彼女が、『殺されるかもしれない』と訴えていたものなので。何かそこに原因があるんじゃないかと我々は考えただけです。」
亀岸 和泉(みちを)
「ほんまに知ってはらへんのやったら、しゃあないですけどねぇ」
亀岸 和泉(みちを)
「こう時期が近いとどうしても、遺跡で何かあったんかとか、繋げてしまうやないですか」
本田(ミナカミ)
「弊社の方でも調査は進めております。いたずらに疑いの目を向けるのは止めて頂きたい」
剣塚 小森(ササニシキ)
「こちらもなるべく多く情報が欲しくて、つい根掘り葉掘りしてしまって。すみませんね。姫路さんのお父様からのご依頼で捜索をしているものですから」
亀岸 和泉(みちを)
「…すみませんねぇ、本田さん。姫路さんは僕も、知らん人やないもんですから。ちょっとでもわかることがないか、つい必死になってまいましたわ。堪忍です」
剣塚 小森(ササニシキ)
「最近、この辺では変な怪人とか、オレサマンを名乗る不審者とか、そういうのがひっきりなしに出ているでしょう。お父様も心配なんだと思います。こちらものんびりしてはいられない、というのはご理解頂きたいです」
亀岸 和泉(みちを)
「せめてタツヤさんのことだけでもわかればと思うとったんですけど、ほんまに教えられへんことやったら、しゃあないですねぇ」
本田(ミナカミ)
「ああ、怪人とかオレサマンが暴れているみたいですね。全く、いい迷惑です」 片眉を吊り上げてそう返事をします。
本田(ミナカミ)
「……そろそろよろしいですか? この後、会議が詰まっておりますので」
剣塚 小森(ササニシキ)
交渉技能とかでも教えてもらえなさそうなやつ~~~~!!
驫木 正和(大樹)
「ああ、長々と引き止めてしまってすみませんでしたね。」これは引き下がるしかあるまい
亀岸 和泉(みちを)
うーん無理っぽいね……!
館花 鏡乃(柳ゆらん)
心理学~~~~~ないわ
亀岸 和泉(みちを)
「はい。お忙しい中、おおきにありがとうございました」 にこにこご挨拶を
剣塚 小森(ササニシキ)
「(だめだな。てこで引いても動かなそうな感じ)」 引き下がろう引き下がろう
館花 鏡乃(柳ゆらん)
「貴重なお時間を割いてしまいすみません…」
本田(ミナカミ)
「いえ。最近は暑くなってきましたし、お体にはどうぞお気を付けください」
剣塚 小森(ササニシキ)
「ありがとうございました」
KP(ミナカミ)
そう言って一礼をして、皆さんをぽいぽいと会社から追い出していきますね。
驫木 正和(大樹)
「そちらも。」と返しつつ「それでは、失礼いたします。ありがとうございました」とかいいのこしつつポイポイ追い出された~
亀岸 和泉(みちを)
追い出された~!
館花 鏡乃(柳ゆらん)
ぽいぽーい
亀岸 和泉(みちを)
「かなんな。お話にならへん」
剣塚 小森(ササニシキ)
「(あーーーーーーーもう極力この会社の薬買わねーーーーーーーーー)」 イライラ顔がみんなにばれる
驫木 正和(大樹)
「ふう……」とため息ひとつ。「駄目だねあれは。タツヤ君について何か聞ければ行幸だとは思ったのだけれど、あそこまで念入りだと逆に何か裏がありそうだねえ」
館花 鏡乃(柳ゆらん)
「居た、と言っていましたし、もうここには働いていないのでしょうね…振り出しに戻された気分です」
亀岸 和泉(みちを)
「頭くるなぁ、せやなぁ」 剣塚さんの顔見てふふふって
驫木 正和(大樹)
「始末されちゃったかな?」と不穏な事をしれっと抜かす
剣塚 小森(ササニシキ)
「頭きますよ、そうですよ」
剣塚 小森(ササニシキ)
「分かったことと言ったら、遺跡調査は世紀の大発見につながるかもしれないものだった、くらいですか? あとオーナーは軽率にヤバい可能性を言わないでください」
館花 鏡乃(柳ゆらん)
「しま、つ…そんな事が、…」
亀岸 和泉(みちを)
「せやけど後ろめたいことはありそうやなぁ。驫木さんの言う通りのことももしかして、あながち間違いでもないんかもしれへんよ」
剣塚 小森(ササニシキ)
「あのキナ臭さを思うとあり得ない!って言えないのが困りものです」
驫木 正和(大樹)
「口封じの為にキュッとね。…まあ、兎も角、進展は特になかったし、ほとんど振り出しだねえ。これからどうしようか。」
KP(ミナカミ)
さて、これからどうしようか……いろいろなことを考えていると、皆さんはふと背後の方から視線を感じます。
剣塚 小森(ササニシキ)
「?」 そっちの方を振り返ります
驫木 正和(大樹)
なんだろう。振り返ろう。
館花 鏡乃(柳ゆらん)
「……」視線の方を向いてみます
KP(ミナカミ)
振り向いてみると、
NPC(ミナカミ)
「…………」
KP(ミナカミ)
筋骨隆々の外国人が電柱の影からあなた達を見つめていました。
KP(ミナカミ)
電柱の影と言っても隠れる気があまりにもなさそうなポジショニング。 ('ω'|柱| こんな感じ。
剣塚 小森(ササニシキ)
「(オーナー……あんなパンチのある見た目の知り合いには覚えあります?)」 小声で思わずオーナーに聞いちゃうじゃん……
驫木 正和(大樹)
可愛いかよ。
亀岸 和泉(みちを)
「何か御用です?」 もう話しかけちゃう
館花 鏡乃(柳ゆらん)
「(…え、なにあれ)」
NPC(ミナカミ)
「!?」
剣塚 小森(ササニシキ)
「怪しすぎてなんかもう……頭痛してきた……」
NPC(ミナカミ)
「なっ……完璧な尾行だったはず、どうしてわかったんだ……!?」 非常に流暢な日本語で話します。もうすごいペラッペラ。
剣塚 小森(ササニシキ)
「アホか バレバレですよ」
驫木 正和(大樹)
「多分知らないと思うなあ。というか、本当にその筋の人物だったらあれはないよね。」隠れれてない
館花 鏡乃(柳ゆらん)
「エッ日本語…」
館花 鏡乃(柳ゆらん)
「というか、尾行していたんですか…」
亀岸 和泉(みちを)
「体大きいですからねぇ。日本語は流暢やけど、日本のサイズに慣れてへんのとちゃいますか」 にこっと
NPC(ミナカミ)
「こうなっては仕方ない。私はモロニ。モロニ=バレンティンだ。私立探偵をしている」
KP(ミナカミ)
モロニはそう言って皆さんにどうぞよろしく、よろしくと頭を下げていますね。
館花 鏡乃(柳ゆらん)
名前
驫木 正和(大樹)
「尾行してた事を素直に口に出す時点で全然完璧じゃないんだよねえ…」 ていうか名前
剣塚 小森(ササニシキ)
「それでよく探偵としてやってこられましたね」
亀岸 和泉(みちを)
「もろに、もろに。モロニさんですね。よろしゅうお願いします。亀岸 和泉です~」
館花 鏡乃(柳ゆらん)
「探偵…ですか。それで、どうして尾行を?」
モロニ(ミナカミ)
「私としては全力を注いでいるのだがね、どうも評判が芳しくなくて依頼もあまり……」
驫木 正和(大樹)
「偽名かな?えっ本名?」
モロニ(ミナカミ)
「あなた方、マーマレイド社から出て来たでしょう? もしや小田原達也について探っているのかと思って」
モロニ(ミナカミ)
「本名だ」
館花 鏡乃(柳ゆらん)
「(理由も素直に言ってる…)」
剣塚 小森(ササニシキ)
「タツヤさんのことを知ってるんですか、モロバレさん」
モロニ(ミナカミ)
「モロバレじゃない。モロニだ」
亀岸 和泉(みちを)
「確かに。せやけど話のわからんアh……人に追い出されて、大したこともわかってへんのですわ」
剣塚 小森(ササニシキ)
「はいはいモロニさんモロニさん。 で、マーマレイド社のタツヤさんをご存じなんですね」
驫木 正和(大樹)
「名前も言動も頓狂だけど、そこは見抜くんだねえ…というか、小田原達也くんというのだね。うん、たぶんその人だと思うよ。」
剣塚 小森(ササニシキ)
「苗字が小田原なら、鍵のイニシャルにも合います」
モロニ(ミナカミ)
「そうか……(´・ω・`)」 大した成果がないと知ると肩を落とします
館花 鏡乃(柳ゆらん)
「小田原達也…T.O…」
亀岸 和泉(みちを)
「せめてお宅でもわかるとええんですけどねぇ」
モロニ(ミナカミ)
「君達も小田原達也の行方について調べている、ということでいいのかな?」
館花 鏡乃(柳ゆらん)
「いいえ、姫路綾香さんを探しているんです。その過程でタツヤさんという名前が挙がったので手掛かりとしてここに…」
館花 鏡乃(柳ゆらん)
「タツヤさんの行方も分るとありがたいですけれど」
モロニ(ミナカミ)
「なるほど。そちらもなかなか難航しているようだ」
驫木 正和(大樹)
「結論から言うと達也君の行方も捜しているようなものだね。綾香君の事を知っているかもしれないし。」
剣塚 小森(ササニシキ)
「そちらもってことは、モロニさんも手がかりほぼゼロ状態ですか」
モロニ(ミナカミ)
「小田原達也は3週間前から会社に出勤しておらず、一人暮らしの自宅にも帰っていない。心配した両親が私に依頼したのだが……」
モロニ(ミナカミ)
「小田原達也の鍵はなく、大家を説得しようとしたところ警察を呼ばれかけた」
驫木 正和(大樹)
「モロバレ君は、何か達也君について掴んだのかい。多少でも手がかりがあるなら助かるけれど。まあ、フルネームがわかっただけ行幸…おっと、自宅の場所がわかるのか。それは知りたいね。」
モロニ(ミナカミ)
「モロバレじゃない。モロニだ」
亀岸 和泉(みちを)
「鍵ですか」
館花 鏡乃(柳ゆらん)
「ご自宅・・・!ご存知なんですね!モロニさん!」
モロニ(ミナカミ)
「自宅は諦めて、これからマーマレイド社に行くつもりだったところ、君達を見つけて今に至るというわけだ」
モロニ(ミナカミ)
「君達も自宅を調べてみるか? 大家は手ごわいぞ」
剣塚 小森(ササニシキ)
「住所を教えて頂けるなら是非とも ですね」
驫木 正和(大樹)
「モロニ君」と訂正しつつ。「まあ、それは大丈夫だと思うよ。」鍵っぽいものが手元にあるしね。
館花 鏡乃(柳ゆらん)
「(…この人がマーマレイド社に行ったら止められそうだなぁ)」
モロニ(ミナカミ)
「同業のよしみだ」 そう言ってモロニは達也の住所を皆さんに教えますね。
亀岸 和泉(みちを)
「おおきに~」ふかぶかとお礼を言って。「交渉は得意ですから。なんとかします」
剣塚 小森(ササニシキ)
「ありがとうございます、モロニさん」
驫木 正和(大樹)
ヤッター!「ありがとう、君もくれぐれも通報されない程度に、頑張ってね。」
モロニ(ミナカミ)
「礼には及ばない。お互い、良い結果を出せるように頑張ろう」 ニカッと笑います。強い日差しが白い歯を輝かせた。
館花 鏡乃(柳ゆらん)
「ありがとうございます、そちらも頑張ってください」
亀岸 和泉(みちを)
快男児じゃん…
剣塚 小森(ササニシキ)
「(めっちゃいい人……探偵よりもっと真っ当な仕事に付いた方がいいのでは……?)」
剣塚 小森(ササニシキ)
お礼言ったら早速達也さんの家に移動かな?
亀岸 和泉(みちを)
この住所をたどって自宅へ凸できるのかな?
KP(ミナカミ)
自宅凸できますよ('ω')b
驫木 正和(大樹)
自宅凸したいねえ
剣塚 小森(ササニシキ)
ここがあの男のハウスね!!
亀岸 和泉(みちを)
「行きましょか~」 凸!
館花 鏡乃(柳ゆらん)
突撃だぁー!ヽ(・∀・)ノ
KP(ミナカミ)
では、皆さんはモロニから教えてもらった小田原達也の自宅……駅の南側に位置するマンションへ向かいます。

達也の家

<駅から少し離れたワンルームマンション。
 その一角に「小田原」と記された表札の掛かった部屋があった。>
KP(ミナカミ)
部屋はすんなりと見つかりますが、案の定扉には鍵がかかっていますね。
亀岸 和泉(みちを)
開けましょう。ガチャっ
亀岸 和泉(みちを)
真顔で開けちゃった
館花 鏡乃(柳ゆらん)
サクサクいくぅ
剣塚 小森(ササニシキ)
「小田原、小田原……ここですね」
剣塚 小森(ササニシキ)
「開けるの早っ」
亀岸 和泉(みちを)
「どうぞ~」 ドア開けてみんなを招き入れましょう
館花 鏡乃(柳ゆらん)
「鍵が掛かって…あ、はい開けちゃうんですね…」
亀岸 和泉(みちを)
まるで住民のように
KP(ミナカミ)
明言してないけどなんかもう完全に察してやがるぜ。綾香の部屋で見つけたT・Oの鍵を使うと開きますねはい。
<部屋の中は、如何にも一人暮らしの男性らしい内装だった。
 部屋の片隅にパソコンが置かれており、背の高い本棚には沢山の本や人形が並んでいた。>
KP(ミナカミ)
綾香の部屋のようにガッツリ荒らされたりはしていませんね。
驫木 正和(大樹)
「やっぱり此処の鍵だったんだねえ」
剣塚 小森(ササニシキ)
「ビンゴですね」
館花 鏡乃(柳ゆらん)
「お邪魔します…ん、誰もいないですね」
亀岸 和泉(みちを)
皆が入ったらドアを閉めて。「何かわかるとええなぁ」
亀岸 和泉(みちを)
こんぴゅうたぁとか図書館とかかな?
KP(ミナカミ)
本棚には《目星》、《図書館》《考古学》《歴史》のどれかで目星とは別の情報が。
KP(ミナカミ)
あとはクローゼットに《目星》、パソコンに《コンピュータ》を振るかそのまま調べてみるか、かなあ。
驫木 正和(大樹)
じゃあ、本棚に図書館かな……
館花 鏡乃(柳ゆらん)
クローゼットチャレンジいくかな・・・
亀岸 和泉(みちを)
じゃパソコンにこんぴゅーた
剣塚 小森(ササニシキ)
どうしようみんなの成功具合で決めます!
KP(ミナカミ)
驫木さんが本棚図書館、鏡乃さんがクローゼットに目星、和泉さんがパソコンにコンピュータですね。
KP(ミナカミ)
本棚目星がまだ振れるけど待機でいい?
剣塚 小森(ササニシキ)
あっじゃあ本棚目星する~!
KP(ミナカミ)
はーいそれぞれ技能ロールどうぞどうぞ
亀岸 和泉(みちを)
ccb<=55 コンピュータ
Cthulhu : (1D100<=55) → 97 → 致命的失敗
驫木 正和(大樹)
ccb<=75 図書館
Cthulhu : (1D100<=75) → 89 → 失敗
亀岸 和泉(みちを)
っふ
KP(ミナカミ)
お?
館花 鏡乃(柳ゆらん)
!?
剣塚 小森(ササニシキ)
ccb<=70 目星
Cthulhu : (1D100<=70) → 88 → 失敗
館花 鏡乃(柳ゆらん)
CCB<=65 目星
Cthulhu : (1D100<=65) → 58 → 成功
剣塚 小森(ササニシキ)
出目が
KP(ミナカミ)
あらぶってますね
館花 鏡乃(柳ゆらん)
まっ え?
亀岸 和泉(みちを)
やぁ!僕はオオデメクソムシ!
驫木 正和(大樹)
ひとつしか情報拾えとらんやんけ
KP(ミナカミ)
まず鏡乃さんのクローゼット目星結果だけ出しますね。
KP(ミナカミ)
鏡乃さんがクローゼットの中身を調べてみると、普通の衣類の他に「特撮ヒーロー物」のコスプレグッズがいくつかあることに気付きます。
館花 鏡乃(柳ゆらん)
そっちの人間…
KP(ミナカミ)
実に様々なヒーローのコスプレグッズがありますが……その中に、オレサマンの物はありませんでした。
館花 鏡乃(柳ゆらん)
「…なに、これ…こういうのなんて言うんだっけ…コスプレグッズ?」ひとつ広げてみてうーんってする
KP(ミナカミ)
和泉さんのファンブルは……そうだな……
KP(ミナカミ)
まず、パソコンを立ち上げてみるとパスワードの入力が求められます。
KP(ミナカミ)
どこかにパスワードのメモがないだろうかと机周りを探してみて、机の引き出しを開けてみたり。
KP(ミナカミ)
机の引き出しは立て付けが悪いのか、開けるのに少し力を入れて……その振動のためか、机の上に放置されていたペットボトルを倒してしまいます。
亀岸 和泉(みちを)
「ぱすわーど……ろぐいん……」 ガサガサ
亀岸 和泉(みちを)
「あら~」
KP(ミナカミ)
ペットボトルの中身はアイスコーヒー。幸いにもそれがパソコンにかかることはありませんでしたが、引き出しの中にビッシャアアアとこぼれてしまいます。
KP(ミナカミ)
引き出しの中に入っていた有象無象の文房具やメモ帳は哀れコーヒーまみれ。和泉さんの手にもコーヒーがかかるかもしれませんね。
KP(ミナカミ)
FB処理は以上です。
+  一方雑談窓では
剣塚 小森(ササニシキ)
これは
剣塚 小森(ササニシキ)
おしゃか
剣塚 小森(ササニシキ)
引き出しが死んだ……
亀岸 和泉(みちを)
もうだめだ…
驫木 正和(大樹)
引き出しが潰れた
館花 鏡乃(柳ゆらん)
パスワード…
亀岸 和泉(みちを)
すまない…
剣塚 小森(ササニシキ)
ドン☆マイ
館花 鏡乃(柳ゆらん)
オレサマンがパスワードになってない??
亀岸 和泉(みちを)
「この暑いのに室温に飲みさし置いとくやなんて、あほやなぁ」 そっと元に戻して、手はタオルでふいといた
KP(ミナカミ)
それぞれ再チャレンジなり別の場所で振ってみたりしていいですよ。
剣塚 小森(ササニシキ)
再チャレンジいいんですかKP!!!
KP(ミナカミ)
時間に追われるようなアレじゃないし!!
館花 鏡乃(柳ゆらん)
再チャレ!
亀岸 和泉(みちを)
ちなみにパスワードは、たとえばオレサマンとか撃っても抜けない感じ?
KP(ミナカミ)
お、パスワード試してみますか。いいですよ。
剣塚 小森(ササニシキ)
やったーーー!!じゃあもう一回本棚に目星がんばる!
驫木 正和(大樹)
じゃあ図書館頑張る~~!
剣塚 小森(ササニシキ)
ccb<=70 目星
Cthulhu : (1D100<=70) → 79 → 失敗
剣塚 小森(ササニシキ)
剣塚
KP(ミナカミ)
パスワード試した結果はちょっと後回しで、再チャレどうぞって出目ェ!!
驫木 正和(大樹)
ccb<=75 図書館
Cthulhu : (1D100<=75) → 45 → 成功
驫木 正和(大樹)
図書館は行った!
KP(ミナカミ)
え……じゃあ、鏡乃さんも目星どうぞ……
館花 鏡乃(柳ゆらん)
わあい・・・するぅ・・・
館花 鏡乃(柳ゆらん)
CCB<=65 目星
Cthulhu : (1D100<=65) → 81 → 失敗
館花 鏡乃(柳ゆらん)
デメェ
驫木 正和(大樹)
出目。
KP(ミナカミ)
出目が高い高~い
剣塚 小森(ササニシキ)
高い高い
KP(ミナカミ)
仕方ない……じゃあ、驫木さんの図書館結果だけ。
KP(ミナカミ)
驫木さんが本棚のラインナップを調べてみると、主に考古学・歴史学に関する書籍が並んでおり、その中に「ハイパーボリア」に関する本が幾つか並んでいることに気が付きます。
驫木 正和(大樹)
「ハイパーボリア……?何だろうねこの本は」
KP(ミナカミ)
読んでみる?('ω')
驫木 正和(大樹)
読んでみるぅ!
KP(ミナカミ)
はい、では読んでみるとざっくりとその内容を把握できますよ。
<グリーンランドは氷河期以前に、ハイパーボリアと呼ばれる大陸でした。
 この大陸には高度な文明を持つ都市が存在した一方、邪悪な神や、数多の恐るべき生物が生息していたと言われています。
 ハイパーボリアは氷河期の訪れと共に、人の住まぬ地となり果ててしまいました。>
KP(ミナカミ)
以上です。
KP(ミナカミ)
ハイパーボリアの本を読んだ驫木さんは、追加で《図書館》または《オカルト》を振ることができます。
驫木 正和(大樹)
じゃあ追い図書館かな… 「わあ、やっぱり世界が滅びたりする前兆の類かな」
驫木 正和(大樹)
ccb<=75 追加図書館
Cthulhu : (1D100<=75) → 79 → 失敗
剣塚 小森(ササニシキ)
これは……出目が……
驫木 正和(大樹)
ンン駄目…!!
KP(ミナカミ)
もうちょっと色々分かるかな、と他の本もあさってみましたがピンとこなかったですね。
亀岸 和泉(みちを)
「それ、ずっと言ってはりますねぇ」
剣塚 小森(ササニシキ)
「なんだか最近ずっとこうで……」
剣塚 小森(ササニシキ)
「ハイハイ、世界は滅びませんからねー」
KP(ミナカミ)
剣塚さんが驫木さんをどうどうしている一方で、パソコンに「オレサマン」と打ってみた和泉さん。
KP(ミナカミ)
一か八か、もしかして……程度の賭けでしたが、パスワードは通って軽快な音と共にデスクトップ画面が表示されます。
剣塚 小森(ササニシキ)
ハイパーボリアの本について共有してもらったら、追加の図書館振れたりしませんか…?
KP(ミナカミ)
んー……直接本を読んだわけでもない(=1回目の図書館が成功したわけでもない)ので、-20の補正付きならいいよ。
剣塚 小森(ササニシキ)
絶望の数値じゃん。でも振れるだけありがたいので振ってみます…!ヾ('ω')ノ゛
驫木 正和(大樹)
ワンチャンワンチャン!
剣塚 小森(ササニシキ)
ccb<=(39-20) 図書館
Cthulhu : (1D100<=19) → 19 → 成功
館花 鏡乃(柳ゆらん)
フォウ!
剣塚 小森(ササニシキ)
ナズェ?
KP(ミナカミ)
フォウフォウ!
KP(ミナカミ)
パソコン周りの情報出し始めちゃったので追い図書館情報ちょっと待ってね。
剣塚 小森(ササニシキ)
はーい
KP(ミナカミ)
デスクトップの壁紙には、「俺が正義だ!オレサマン」の写真。デスクトップに並ぶアイコンはごちゃごちゃと雑然としています。
館花 鏡乃(柳ゆらん)
「あ、クローゼットでこんなの見つけました。他にもありましたけど…」ってコス衣装みせて共有共有
亀岸 和泉(みちを)
「何や、こんなんでええの……」 試しに打ってみたパスワードが通ってしまった。
剣塚 小森(ササニシキ)
「……コスプレ趣味の方でしたか。小田原さん」 へえ……
亀岸 和泉(みちを)
「わー、見苦しいわぁ」デスクトップへのコメント
KP(ミナカミ)
辛辣なコメントでぞくぞくします。
KP(ミナカミ)
デスクトップに並ぶアイコンをいくつかカチカチしてみると、特撮ヒーロー物の恰好をした達也の写真が複数枚見つかります。
KP(ミナカミ)
その中には、オレサマンの恰好をしている達也の姿も見受けられますね。
NPC(ミナカミ)
ちなみに達也はこんな感じの人だよ。
驫木 正和(大樹)
「特撮か。次はああいうのにする?逆に目立つか。」とコスプレ衣装についてはコメント
亀岸 和泉(みちを)
「こすぷれいやぁ……なんやなぁ。それとも、ほんまにおれさまん?」 ぽちぽち
剣塚 小森(ササニシキ)
「ちょっ……と流石に拒否権ください」
KP(ミナカミ)
他にもデータは眠っていそうですが……いかんせん雑然としている。《コンピュータ》か《図書館》が必要になります。
亀岸 和泉(みちを)
図書館のが高いから図書館でちゃれんじしてみたいです
驫木 正和(大樹)
「そう?違いがよくわからないけど。剣塚君、特撮好きなのにね。」
KP(ミナカミ)
ちゃれんじいいよ。
亀岸 和泉(みちを)
ccb<=75 図書館
Cthulhu : (1D100<=75) → 91 → 失敗
亀岸 和泉(みちを)
集中しろ
館花 鏡乃(柳ゆらん)
「(剣塚さんそういう趣味なのかぁ)」誤解
KP(ミナカミ)
イライラしてる?
剣塚 小森(ササニシキ)
「好きなのと衣装を着ても構わないのは違うっていうかなんで言うんですか? なんで? どうして? Why?」
亀岸 和泉(みちを)
「見てられへんわ」 あまりに汚いデスクトップに…
KP(ミナカミ)
その一方、という感じで剣塚さんの追い図書館結果出していきましょう。
KP(ミナカミ)
そういう風にわちゃわちゃ言いつつも、ハイパーボリアに関する他の本を見て行ってなんとなく雰囲気の違う記述を見つけます。
<ツァトゥグァは、ハイパーボリアにおいて亜人間達に崇拝されていた神です。
 ツァトゥグァはエイグロフ山脈の最高峰・ヴーアミタドレス山の地下洞窟において、亜人間たちから礼拝を受けていました。
 この礼拝堂には液状の怪物が潜んでおり、そこに足を踏み入れた部外者に襲い掛かったと言われています。

 現代においてこの礼拝堂は発見されておらず、その存在の真偽は定かではありません。>
KP(ミナカミ)
以上です。他の本と比べて明らかにオカルト寄りでうさんくさ~い雰囲気ですね。
驫木 正和(大樹)
「別に隠すものものでもないかなと思って…??」
剣塚 小森(ササニシキ)
「私は隠したいんですぅーーーー」 とか言いながらも怪しい本を見つけてしまったぜ。
剣塚 小森(ササニシキ)
「つぁとぅ……何? 舌噛みそうな名前……」 ぱらぱら
剣塚 小森(ササニシキ)
「つぁ……ツァトゥグァ……亜人間たちから礼拝を受けていた……で、その礼拝堂には液状の怪物が潜んでいた……」 へえ。
亀岸 和泉(みちを)
「液状の怪物……?」
剣塚 小森(ササニシキ)
「この噛みやすそうな名前の神様が、ハイパーボリアの神様で、ハイパーボリアは大昔、グリーンランドの場所にあった大陸で……」
剣塚 小森(ササニシキ)
「やーやこしい」
亀岸 和泉(みちを)
(そんなん斬れへんなぁ。……斬れへんことないか)うーんと何やら考えつつ。そのへんの情報をさっくり共有受けた感じかな
剣塚 小森(ササニシキ)
取り合えず書いてあることはサックリとだいたい共有した感じで!ヾ('ω')ノ゛
驫木 正和(大樹)
「液状かあ。はねないように気をつけないとなあ」
KP(ミナカミ)
はーいゲットした情報さっくり共有ですね。
KP(ミナカミ)
パソコン情報調査は再チャレンジする?('ω')
館花 鏡乃(柳ゆらん)
「グリーンランド…たしかマーマレイド社でそっちの方へ遺跡の調査にとか言ってましたね」
亀岸 和泉(みちを)
し゛た゛い゛で゛す゛ッ……
KP(ミナカミ)
よーしがんばれ♥
亀岸 和泉(みちを)
ccb<=75 図書館
Cthulhu : (1D100<=75) → 70 → 成功
驫木 正和(大樹)
「関係してそうな話ではあるねえ」
亀岸 和泉(みちを)
ふぅ。
剣塚 小森(ササニシキ)
にいさんえらい!
館花 鏡乃(柳ゆらん)
ヤッター!
驫木 正和(大樹)
セフセフ!
KP(ミナカミ)
雑然としたデスクトップに負けずによく頑張った
KP(ミナカミ)
では、和泉さんは共有を受けながらもパソコンをカチカチしてめぼしいデータがないか探っていました。
亀岸 和泉(みちを)
「この人とは気ぃが合わへんわ」 もう断言しつつ
KP(ミナカミ)
「新しいフォルダ」、日付だけが書かれたファイル、(1)やら(2)が乱立し、フォルダ内に画像もテキストもいろいろごちゃまぜに入った混沌……
KP(ミナカミ)
そう言った有象無象の果てに、日記と思しきテキストファイルを見つけます。
亀岸 和泉(みちを)
コトナかよ…
剣塚 小森(ササニシキ)
名指しで呼ばれるコトナさん面白くてだめ
亀岸 和泉(みちを)
〇〇完成(3)とかいうファイル名はやめろ
驫木 正和(大樹)
日記って名前で開いたら全然日記じゃなかったり、日記が日取りごとにバラバラのテキストになり名前に統一性もなく散乱することもあるからまあ、この人はましなほうだ
KP(ミナカミ)
混沌ソムリエ……来ていたんですね……
KP(ミナカミ)
とりあえず日記情報出していきますよ
<XX月XX日
 綾香は怯えて身体を震わせながらも、グリーンランドで見てきた出来事を僕に話してくれた。
 普通ならばとても信じられる話ではないけれど、僕は彼女のことを信じる。
 僕達はとんでもない企業で働いていたようだ。

 XX月XX日
 彼女から、彼女が波乱の只中で意図せず現場から持ち帰って来てしまったという「石」を譲り受けた。
 不思議な色をした石で、見ていると心を吸い込まれそうになる。
 この石について、詳しく調べてみる必要がありそうだ。

 XX月XX日
 綾香の話を聞いてから、こっそりマーマレイド社の資料を嗅ぎ回っていた。
 立入禁止の場所に忍び込むと、そこにはあまりに悍ましい資料が収められていた。
 マーマレイド社が厳しい管理をしていることからも、こいつらが本気でこの「生贄」や「魔術」に傾倒していることが見てとれる。
 僕達は知らない間に、悪の手先になっていた。

 XX月XX日
 綾香が持ち帰った石と、似た石についての記述を発見した。
 どうやらこの石は、邪悪な神との取引に用いられる古代の魔術具のようだ。

 XX月XX日
 綾香が出勤してこない。連絡もつかない。そんな、まさか。

 XX月XX日
 綾香、無事でいてくれ。必ず僕が助け出す。

 XX月XX日
 綾香が見つからない。社内は隅々まで探した。
 彼女は外部か、もしかしたら外国にまで連れていかれてしまったのではないか。
 行方を探るが、気持ちばかりが急いて、事態が前に進まない。

 XX月XX日
 悪をもって悪を制す。覚悟を決めた。僕は彼女を救い出すために手段を厭わない。

 XX月XX日
 綾香へ。僕は君が無事であれば、他に何も望まない。
 君を救うために命を賭す必要があるならば、そうする以外に余地はないんだ。
 君の幸せを願っている。>
KP(ミナカミ)
……以上で、テキストファイルは終わっています。