探訪社
時は1926年の12月。大正天皇崩御もいずれ間もなく。
そんなことは露知らず、本日も帝都東京はまわるまわる。
さて、これなるは未知のお出しもの空気男。
その冒涜的神秘をとくとご覧あれ。
KP(語)
では、時は1926年の12月、時刻は夕方の五時頃。
貴方たちは探訪社の一室に居る。
探訪社はうさんくさい、うさんくさ出版社だ。 ▽
KP(語)
場所は、帝都東京、背の低いビルディングに押し込まれるようにしてその会社はある。
探訪社の主な出版物は、その会社名と同じ時事雑誌 『探訪』 である。 ▽
KP(語)
さて、まあ特大号の表紙を見るだけで分かる、胡散臭い、馬鹿らしい。けどもそれは言い換えれば最大の娯楽でもある。
こんな会社だが記者達は熱心だ。古里もその一人である。 ▽
KP(語)
貴方たち3人はビル内に居を構える探訪社の一室、休憩室として設けられた部屋にいる。
休憩室には探訪社の社長が大枚叩いて購入したばかりのラジオが置いてあり、
『今上天皇 ご容態 芳しからず、、、』といったニュースが流れている。
休憩室はきっとたばこ臭い。煙がむわむわしている。大正時代のたばこ税についてはちょっと記憶にないが、とにかくこの時代の執筆者は煙草をばかすか吸う。 ▽
KP(語)
余談だが、日本初のラジオ放送は1925年の3月だ。
今貴方たちの目の前にある、そのレトロなラジオ機が、当時ではどれだけ高価なことだったろう。社長の見栄とかやる気とかやる気とか、そういうものが詰まっているラジオ機だ。 ▽
KP(語)
では、そんな休憩室に…そうだね、煙草を吸いに来るなり、ラジオを聞きに来るなり、そんな感じで思い思いに過ごしている。
一方で今日の雑用なりを終えたアルバイトの水黒もやってくるだろう。
休憩室には、今、貴方たちだけですね。時刻は冬の5時。他の社員達はモロモロと退社を始めている ▽
KP(語)
全員既知ですので、適当にキャラクターを出してお話をどうぞ
水黒 住吉(璃瓔)
「今日も1日お疲れ様です!今日はどうです、なにか面白いことはありましたか?」ひょっこり顔を出します
因幡 栄(ミナカミ)
因幡は煙にケホケホしながらもラジオを聞いてます 「ご容体、快方に向かえば良いのですけれど」
古里 文太郎(蟹)
「いやー寒い寒い! こんな寒空の中でも特ダネは待っちゃくれないから大変だってもんよ」忙しいふりをしておきましょう。忙しく有りません
因幡 栄(ミナカミ)
「まあ、古里様に水黒様。お疲れ様です」
古里 文太郎(蟹)
「ナアニ、お偉い様には腕利きの医者がついてんだから心配ないない」タッパだけは一丁前な男は、楽観主義的な反応をします
水黒 住吉(璃瓔)
「ああ・・・そうですね、快方に向かうことを祈るばかりです」因幡さんに相槌打って「古里さんは相変わらずお忙しそうですね。温かいお茶でも入れましょうか」
古里 文太郎(蟹)
「そいつあありがたい!何か茶請けでもあればもっと嬉しいなあ」だから太るんだぞ
因幡 栄(ミナカミ)
「(楽観主義にも転びかねない場を安心させる迷いのないお言葉……素敵……)」 キュン
水黒 住吉(璃瓔)
「では少々お待ちを。お茶請けなにがあったかな・・・」謎茶を入れつつ棚をごそこそしてます
KP(語)
ではキュンとしたり棚をゴソついたり微笑ましくやっていると、廊下の方から足音が近付いてきますね。
カッ!カッ!カッ!カッ! というテンポ良く力強く大股な足音は特徴的で、特に古里はそれが誰であるか直ぐに分かるでしょう。 ▽
KP(語)
探訪社社長の久世です。
扉はバーンッ!と勢いよく再び開かれ、近くにいる人を巻き添えにしながら、自信と野心に満ちあふれたような顔をした男が入り口に立ちます。 ▽
KP(語)
「やあ古里くん!!!!ここだったかね!!!!
…ああ、みなお揃いか、丁度良いとても良い素晴らしい最高だ!!
さあ、古里くん!取材だ!ニュースだ!特報だ!三件もあるぞ!!!手帳を出しペンを構え聞きたまえ!!!」
すぐに!!!!!と言っている。バカデカデカボイスだ
古里 文太郎(蟹)
「うお!?雷か!? ……じゃない! 社長!?」声でっかくてつい耳を塞いでしまった。
因幡 栄(ミナカミ)
「まあ、久世様。本日もご機嫌麗しくて何よりです」
水黒 住吉(璃瓔)
「社長・・・!3件も!?すごいですね!?」音量に思わず数歩下がってました
KP(語)
さあ、速やかに!と言っている。間もなく止まらないレコードのごとく喋り始めます。
古里 文太郎(蟹)
「そいつあ朗報ですね久世社長! とりあえずお茶をですね……」なんか食べたいけどうわ~~濁流会話~~
因幡 栄(ミナカミ)
来るぜ……止まらないレコード、暴走特急が……
KP(語)
「そうだとも朗報だ古里くん、英気を養おうとするその姿勢は素晴らしい!」 社員のやることを何でもプラスに受け取るポジティブマンだ。 ▽
KP(語)
「何事にも動じないその肉体!流石我が社の誇る期待の記者だ!!世に潜む謎をそのペンを刃として斬っては暴き斬っては暴かねばならない!
3つの案件の報告が入っている、君にはこれらを取材・調査して貰いたい!」 ▽
KP(語)
ではめっちゃ喋りますがご準備よろしいでしょうか。
因幡 栄(ミナカミ)
座して聞きます。
水黒 住吉(璃瓔)
OKです!古里さんの後ろで聞いてます
古里 文太郎(蟹)
「な、なんだってー!?」期待されてることに笑顔になって立ち上がり合いの手してます。さあ、手にはメモと鉛筆を
KP(語)
では雨後の大滝もかくやという勢いで喋り始めます。喋るスピードもとても速い。 ▽
KP(語)
「まずは『バラバラ殺人事件』だ!
帝都のあちこちに身体の一部がばらまかれるという怪事件が起きている!
君にはこの事件の真相を掴んで欲しい!」
「不可解な事に、異様な事件にも関わらずどこの新聞社も報道していない!
怠慢…?いいや、おそらく警察が報道規制を敷いているに違いない」▽
KP(語)
「この事件の情報を我が社に持ち込んだのは、被害者の遺族だ。
遺族がいうには警察はろくに捜査をしていないらしい。なるほど、傲慢たる警察だな!
遺族はワラにも縋る思いで、信頼と!実績のある!!我が社に!!調査依頼をしてきたのだ!!!!!!!!!」
「遺族の名前は『友善 武次(ゆうぜん たけじ)』くんという。彼の兄が、痛ましくもバラバラ死体となったのだ…
(白いハンカチを広げて涙を拭いている)」▽
古里 文太郎(蟹)
「なんてこった! とんだ陰謀だぜこいつあ!」合いの手ガリガリメモ
KP(語)
「この件については君に直接聞いて貰った方が良いと思い、友善くんには此方に来て貰うように言ってある。
約束の時間は間もなくだ。詳細は彼から聞いてくれ」
ではここでワンブレスだけ呼吸をします。これが1つ目の案件のようですね。
メモなどOKであれば二件目にいきます
因幡 栄(ミナカミ)
「まあ……お兄様が……おいたわしい……」
古里 文太郎(蟹)
「1件目で既に特ダネの厄ネタの気配がするってのに、まだあと2件も……」ゴクリ 次大丈夫です
水黒 住吉(璃瓔)
「それはそれは可哀想に・・・警察もあてになりませんね」メモメモ・・・
KP(語)
「そうだろうそうだろう。君たちならそう言ってくれると思っていた。…次に二件目だ!
帝都で広がっている怪人……鬼の噂についてだ。」
「この噂はだな、どうも最近夜になるとこの帝都に怪人が現れるということだ。
目撃者がもう何人もいるし、実際に襲われたという者も居る…」▽
KP(語)
「我が社は!その襲われたという被害者の情報を!!……───掴んだッ!!!!!!」 ▽
古里 文太郎(蟹)
「ナ、ナンダッテー!!!??」
KP(語)
「事実確認の為に取材に行って欲しいのだ。
被害者はルンペン(浮浪者)だが、この区一帯のルンペンの顔役とも言われている。名前は津山(つやま)。南曙町あたりの路地裏に行けばあえるだろう」▽
KP(語)
「女性を含む君たちに頼むのは忍びないが、古里くんのペンは誰よりも強いと私は信じている!!頼んだぞ!!」
両手で肩をバンバンされますね。床にめり込みそうだ。これが二件目の話です。
古里 文太郎(蟹)
生唾を飲み込み頷く。心して耳を傾けるが鉛筆を持つ手の動きはとめることなかれ。
因幡 栄(ミナカミ)
「まあ……わたくしのことを案じて頂けるなんて……」
水黒 住吉(璃瓔)
「本当だとしたらとんでもないネタですねぇ」ほんほん
KP(語)
「そして三件目だ!!君は思兼教(おもいかねきょう)の報道を覚えているだろうか」
と言うね。全員知識どうぞ
水黒 住吉(璃瓔)
CCB<=85 知識 (1D100<=85) > 55 > 成功
因幡 栄(ミナカミ)
ccb<=(13*5) 知識 (1D100<=65) > 28 > 成功
古里 文太郎(蟹)
ccb<=50 知識 (1D100<=50) > 68 > 失敗
古里 文太郎(蟹)
知ったか目配せして二人を見ます
KP(語)
では、因幡と水黒は、お?あれかな?と思うだろう。同年9月の報道だ。 ▽
KP(語)
値のいい因幡の方が、小説のネタにしようとでも思っていたのだろうか。事件の切り抜きを手帳に挟んで持っている。このような記事だ。
因幡 栄(ミナカミ)
「これのことでしょうか」 こんなこともあろうかと、と言わんばかりに切り抜きを出してみんなに見せましょう
水黒 住吉(璃瓔)
「思兼教・・・ああ、確か9月・・・頃でしたっけ?」古里さんの目くばせに頷いてた
古里 文太郎(蟹)
「それだよそれ!流石は才女の因幡さんだ!」知ったか頷きをします
水黒 住吉(璃瓔)
「因幡さん記事を持ってましたか!」確認込めて覗き込みつつ
因幡 栄(ミナカミ)
「愛、もしくはそれ以外の強い感情か、何が原因なのか……勉強になりそうだったので持っていたのですが……この事件が何か?」
KP(語)
「うむ、因幡先生!さすがわが社の筆頭文士!目が違う!古里くんも含め、やはり皆もこれを奇妙に思っていたようだね…」
ふふ…流石…みたいなニヒルな笑みを向けられる。 ▽
因幡 栄(ミナカミ)
キュン……
KP(語)
うむ、それでだね、と話が続く
「9月1日に事件が明るみに出、同月3日に報道されて以降、この事件は何処も報道しなくなってしまったのだ。こんな異様な事件なのに、おかしいじゃあないか」 ▽
KP(語)
「私の天網のごとく緻密な情報網によると、そのカルト教団はあまりにも反社会的、反国家的であったため、報道機関への情報が当局によって封殺されたらしい。
思兼教はこの集団自殺で教祖を含む全ての信者が死んだようで、当然ながら、名実共に解散。」 ▽
KP(語)
天皇万歳の時代ですし、特高の仕事もこれから過激になってくる時代ですので、反国家的というのはすごい大罪なわけですね。 ▽
KP(語)
「小さい教団だったとはいえ宗教法人だったらしく、跡継ぎが居ないので現在、思兼教の跡地は国の所有物になっているそうだ。
そこでだ!!!!!!!!!!」 ▽
KP(語)
「君には思兼教の跡地を調査し、そこで一体何が行われていたのかを記事にして欲しい!
建物は残っているから、その内部を調査するのだ!!」 ▽
KP(語)
「管理している人間もいないし、周辺は寂れているから勝手に入っても大丈夫だろう。
といっても三ヶ月前の事件だ。警察の手も入っているし、もう何も残ってはいないかも知れないが…」 ▽
KP(語)
「私の勘は何かあると嗅ぎ取っているのだが、…うむ…ここは君の記者としての勘に任せよう。何もないだろうと思うのであれば記事は諦めても良い。」
ふむー、と社長はちょっと考え事に入ってしまったので、話は一旦そこで途切れますね。此処まではひとまずよろしいでしょうか。
因幡 栄(ミナカミ)
「うふふ、忙しくなりそうですね」 サラサラとメモを取った
水黒 住吉(璃瓔)
「誰もいなくなってしまった跡地で何があったか調べる・・・なかなかに興味深そうですし、真相を紐解きたい気持ちになりますね」うんうんと相槌打ってます。大丈夫です
古里 文太郎(蟹)
「何もないと思える場所にこそ真実は隠されてる……てね! 流石社長だぜ、目の付け所がどこよりも先を行ってる……!」
KP(語)
「そうだろうそうだろう。君ならすぐに私を越えて帝都の最先端にたどり着けるとも…」古里はまた肩バンバンされている。背が縮みそうだ。 ▽
KP(語)
「…うむ。では、このバラバラ殺人事件、怪人、カルト教団の事について、だいたい一週間後には記事にできるように考えて調査してくれ賜え。
此方で用意できた参考人は先の2人だけだが、後は現地を調査するなり、聞き込みをするなり…。私の見落とした資料があるかもしれない、図書館を訪ねても良いだろう。」 ▽
KP(語)
「古里くん一人では大変だろうから、ここに集まっている皆さんにはもちろん!同行して頂きたい!危険があるかも知れないから手当ははずむし、記事の反響がよければ…バイト代や!給料が!!割り増しに!!なるかも知れんな古里くん!!!!!」 ▽
KP(語)
「専門家としての意見も是非取り入れたいと思っている案件なので先生!!!!
なんなら先生が記事を一筆したてていただいても構わんぐらいです先生!!!あとは二人をうまーく護衛してくれたまえ水黒くん!!!」
という感じで、全員ガップリ喰い気味に声をかけられる
古里 文太郎(蟹)
「一発どころか二発三発も特ダネ当てれば我が社も建て替えいけちゃうかもしれませんねえ社長!」楽観的だ
因幡 栄(ミナカミ)
「ええ。喜んでお手伝いいたします。日頃の得体の知れない怪現象案件と比べたら今後の新作の参考になるかもしれませんし」
水黒 住吉(璃瓔)
「はいはいお任せください社長!それに僕としても気になるものがたくさん・・・しっかり楽しく行かせていただきます」
KP(語)
では満足げに頷いているドヤ顔社長から
「うむ…君達の協力があれば、素晴らしい記事が出来上がるに違いない。…うむ、あ、そうだ」 と何やらゴソゴソした後
「ここにこれがあるので、前払いというほど大層なものではないが、貰ってくれ賜え」 といって細長い紙を3枚、古里は渡されますね。
古里 文太郎(蟹)
なんだなんだ 受け取ります
古里 文太郎(蟹)
「見世物小屋……?」
KP(語)
294、295、296…と連番になっている見せ物小屋のチケットのようです。全員知識どうぞ
水黒 住吉(璃瓔)
CCB<=85 知識 (1D100<=85) > 80 > 成功
因幡 栄(ミナカミ)
ccb<=(13*5) 知識 (1D100<=65) > 69 > 失敗
古里 文太郎(蟹)
ccb<=50 知識 (1D100<=50) > 60 > 失敗
古里 文太郎(蟹)
エ、コワソウ……ってなってた
KP(語)
では水黒が知っていますね。 ▽
KP(語)
これは、南曙町の空き地にテントを張った見せ物小屋だ。週末の土日の夜に公演しているらしい。ついでにちょっと地図が出ます。 ▽
KP(語)
いまここは探訪社。 ▽
KP(語)
見世物小屋は、最近、一部のモボ・モガの間で人気があるらしい。移動式のテントでここひと月前ぐらいから公演している。とても人気なのだが、チケットの入手経路が不明なのだ。
「是非行ってみたまえ。きっと良い刺激になり、息抜きになるだろう」レアチケットを入手出来た社長は得意気ですね。 ▽
KP(語)
「古里君にはもう言ったと思うが、明日から私は2~3日出張に出掛けるので、報告は帰ってきてから聞くとしよう」 ということで、一応シナリオの期限はだいたい2日間です。
因幡 栄(ミナカミ)
「……はあ、見世物小屋ですか……」 とても興味がなさそう(行く時になったらついて行きます)
水黒 住吉(璃瓔)
「ああ!これ最近モボとかモガたちの間で人気のとこじゃないですか!1か月前くらいから南曙町で土日の夜にやってる・・・どこでチケット入手するか謎なのによく手に入れましたね!?」
古里 文太郎(蟹)
「はっはっは! 大船に乗ったつもりで出張に向かってくださいよ社長!」見世物小屋はちょっと怖そうだな……ってゴミクズだらけのボケットにツッコミました
KP(語)
「なあに、津山さんに話をつけに行ったらどこぞのルンペンが私にくれたのだ。ひとえに!私の!日頃の行いというやつだな!!」むふん、としている。 ▽
KP(語)
「他にも欲しければ津山さんらが入手先をご存じかもしれん。折があれば聞いてみるといい」 ということだ。では、皆さん突然の1d100どうぞ
古里 文太郎(蟹)
1D100 (1D100) > 64
因幡 栄(ミナカミ)
1d100 (1D100) > 37
水黒 住吉(璃瓔)
1d100 (1D100) > 50
KP(語)
では、貴方たちはチケットを貰ったもののそれほど興味は…という感じもある。 ▽
KP(語)
余談だが、空気男というと江戸川乱歩や海野十三の著作が思いつくけども、両者ともこの時代にはまだその話は出版していない。 ▽
KP(語)
では地図を更新。会社から見世物小屋までの移動がだいたい15分ほどぐらいのふんわりした感覚だ。 ▽
KP(語)
図書館は行けば何か出るというよりも、特別調べたいことがあればどうぞ、というスポットなので、行くときは『調べたいこと』を抱えて向かってほしい。 ▽
KP(語)
時刻は夕方5時。時期は12月。外は暗い。社長はこの時代にはとても貴重な腕時計を見ながら「そろそろ友善くんが来ても良い時間だが…」と呟いている。 ▽
KP(語)
それと同時に「あの…」という若い声が扉の向こうから聞こえるだろう。
社長が扉を開けると、15歳ほどの少年が不安そうな顔で廊下に立っているのが見える。少し頬のやつれた学生帽の少年を見ると、貴方たちは彼が例の『バラバラ殺人事件』遺族だと分かるだろう。 ▽
KP(語)
「やあ!友善くんじゃないか!時間丁度だよ、どうぞ入って入って、部屋は暖かくしてあるよ。たばこ臭い?なあに、多少気にするな、男児だろう!
さあ、この人達が君の話を聞いてくれる。 じゃあ、君達後は頼んだよ!私は明日一番の汽車に飛び乗らなければならないのでね!!ではまた2日か3日後に会おう!良い知らせを期待している!!!!」
といって久世社長は去っていきます。 ▽
KP(語)
電話もろくに彼方此方にない時代ですから、これで社長とは次に会うまで本当に連絡がとれません。サヨナラ。
因幡 栄(ミナカミ)
「久世様……いつお会いしても嵐のように活力にあふれた御方……」 社長が去って行った扉の方を少し見て、それから友善君の方を見ましょうか
古里 文太郎(蟹)
相変わらず弾丸みたいな人だなと思いつつ
古里 文太郎(蟹)
「さあさ、よく来てくれた!慣れない場所で緊張するだろうが、まあ座っておくれよ。」友善さんへ。色々物がありそうだけど端っこに寄せよう。
水黒 住吉(璃瓔)
「あ、早いもう行っちゃった・・・と、こんばんは、寒いところ来てくれてありがとうございます」とりあえず温かいお茶と棚から見つけた和菓子をお出ししてます
因幡 栄(ミナカミ)
「すみませんね、こんなところで」 スススッと机の上のものを寄せて落とした
水黒 住吉(璃瓔)
落とされた物を拾って部屋の隅に積んでおこう・・・
KP(語)
では時刻18:00
バラバラ殺人事件の被害者の遺族である友善武次が目の前におります。「お気遣いありがとうございます…」といって友善青年は貴方たちの前に腰掛けます。 ▽
KP(語)
「よろしくお願いします(ペコペコしている)兄の件で話を聞いていただけるというので、来ました。友善武次と言います…」 ▽
KP(語)
「えっと…どこからお話したらいいか…」とマゴついている。促せば順序良く話すので大丈夫です。
古里 文太郎(蟹)
あいや、こちらこそよろしく!と名乗ってお辞儀しましょうね。
因幡 栄(ミナカミ)
「大丈夫ですよ、思いついた端から言ってください。整理するのはこちらの仕事なので」
古里 文太郎(蟹)
「社長から聞いたところによると、どこも取り合ってくれないとか? 友善さんはなんて訴えたんですかね?」
水黒 住吉(璃瓔)
「ええ、ええ、気を楽に・・・というのも難しいかもしれませんが、ゆっくりしていってくださいね」横でにこにこしてます
KP(語)
「それが…警察に掛け合ったというか、まず警察から連絡がきたところから始まるのですが」では、失礼して…といって話が始まる。 ▽
KP(語)
「それで、あの……まず、こちら、兄の写真です」といって写真を一枚机の上に出す
「兄の名は、友善武郎(たけお)、齢は25になります。」 ▽
KP(語)
「ことは…11月20日の日、兄は出掛けてくるといって外出しました。僕は学業がありますので、兄が何処へ行ったのかは知れませんが、夜になって僕が帰宅しても、兄は帰っておりませんでした。」
「兄は遊び好きなところがありましたので、また、どこぞのカフェーの女給と遊んでいるのだろうと、気にも留めていませんでしたが、
次の日にも帰ってこない…その次の日にも。」 ▽
KP(語)
「心配になって兄の職場や、友人のところを尋ねて回りましたが、そこにも顔を出していないとのことでした。
なので、捜索の願いを出しに警察に行こうと思ったんです。その矢先…警察が向こうからうちを訪ねて来ました」 ▽
古里 文太郎(蟹)
「拝見します」写真見ましょう。なかなか奔放な方だったようだ。手帳に書いていこう
KP(語)
写真からはなかなかの男前、と分かりますね。 ▽
因幡 栄(ミナカミ)
「(まあ……)」 キュン……
KP(語)
「うちにきた警官が言うには、僕の兄と思われる遺体が見つかったから、確認してくれと言うんです。
僕は、頭の中を真っ白にしたまま、言われるまま警官に連れられて……気付いたら、兄の遺体の前に居ました。あの時の光景は……」
友善は、ああ……と呻いて頭を抱えてしまいます。
水黒 住吉(璃瓔)
「おや随分女性に人気そうなお兄様ですね」お写真を拝見してた「遺体を・・・それもお兄様のものを目の前にしたら平常ではいられないでしょう・・・」慰め調に言ってます
古里 文太郎(蟹)
「ご両親もさぞ惜しまれたことでしょうな……」
因幡 栄(ミナカミ)
「それは……おつらい体験だったでしょうね……」
KP(語)
ありがとうございます…と友善は答え、目をギュッと瞑り、苦しそうな表情のまま、喋り始めます。
「兄の…兄の身体はバラバラだったのです。胴体から、頭も、手足も離れて…まるで、…まるで、手足を外された人形のようになって、安置所に寝かされておりました…」 ▽
KP(語)
「……ただ、奇妙な事に、兄の遺体は、【切り裂かれていたわけでも】【引き千切られていたわけでもなかったのです】」
「何とも言い難い……綺麗に溶かされて引き離されたような……傷口のない……なんとも……………言い難い。」
といって口籠もった後、薄く目を開いて、苦悶の表情のまま、チラチラと気遣うように因幡を見ますね。 ▽
KP(語)
「……警察の目を盗んで、兄の遺体についての、資料の一部を盗ったのです……警察は信用ならんと思い。…ただ、その……お見せするのは構わないのですが……」
と、女性の存在を気にしながら懐から何か出そうとしている。出して貰う?
因幡 栄(ミナカミ)
「わたくしは大丈夫ですよ。こんな出版社にいるくらいですから」
KP(語)
「はい…。では、あの…こちらです。お気分が悪くなったら、すみませんです…」
と言いながら、友善は懐から写真を一枚取り出す。 ▽
KP(語)
それは、人間の一部、足を写した写真であった。
その断面に傷らしい物は見あたらない、肉も骨も露出していないのだ。まるで【粘土細工を引き千切ったような】、そんな印象を受けるだろう。この奇妙な写真を見た3人は、SANチェック(0/1)
古里 文太郎(蟹)
ccb<=70 SANチェック (1D100<=70) > 49 > 成功
水黒 住吉(璃瓔)
CCB<=70 SANチェック (1D100<=70) > 94 > 失敗
因幡 栄(ミナカミ)
ccb<=60 正気度 (1D100<=60) > 87 > 失敗
system
[ 水黒 住吉 ] SAN:70 → 69
system
[ 因幡 栄 ] SAN:60 → 59
KP(語)
では失敗者-1
因幡 栄(ミナカミ)
「…………」 写真をまじまじと見た 「……まあ……」
水黒 住吉(璃瓔)
「っ・・・これは、本当に人体なのかを疑わしく思ってしまうほどですね。まるで粘土細工・・・だと思いたくなるような・・・」ぞっ・・・
古里 文太郎(蟹)
「ヒエ」図体に似合わぬか細い声を出して普通に怯えました
KP(語)
では、友善は写真を仕舞いながら。 「…このような具合で。足なので、このような…まだ良いと言いますか…いえ、よくはないのですが。………首などは…とても、見れた物ではなく…」 と答えている ▽
KP(語)
友善は俯いているのであまり皆の様子にまで気を払えず、続けて喋っている。
「20日から行方が分からなくなった兄が、死体で発見されたのは、11月の22日、朝だったそうです。…あれから一月経ちますが、警察はきちんと捜査してくれているようには見えません。
有名な探偵社にも駆け込みましたが…僕の払えるような額ではなく。…困っているところに、久世さんが声を掛けてくだすって」 ▽
KP(語)
「兄の遺体について、警察は…『事故死である』の一点張りです。もう、信用なりません。
街での聞き込みを繰り返しましたが、他にも似たような遺体を見たことがあるという話が噂程度に聞けるばかりで……」 ▽
KP(語)
「あの、それで……僕は……実は、雑誌探訪を愛読しておりまして。
甚だ図々しいとは承知しておりますが……どうか、どうか…皆さんに兄の死の真相を突き止めて戴きたいと…!どうか!この通りです!!」 とソファから降りて土下座しています
水黒 住吉(璃瓔)
「あああ、そんな土下座なんてしないでください、ね?」ソファからつられて降りてあわあわしてる
因幡 栄(ミナカミ)
「いけません、我々のような者に対して頭を下げては友善様の価値が下がってしまいます。どうかお顔を上げてください」
古里 文太郎(蟹)
「友善さん……我々が求めるのは土下座なんかじゃありません」勝手に我々とか言い出しましたが気にしないでください
古里 文太郎(蟹)
「そう、我が社が求めるのは正義なる真実のみ! そのために貴方が必要なのは、地面へ這いつくばることでなく、正しさを見つめるその目だ!」立ち上がらせよう
KP(語)
「…皆さん…っ!」友善はハッとした顔でゆっくり立ち上がる。つかみはバッチリだ。 ▽
古里 文太郎(蟹)
「ここへ話に来てくれた判断は正しかったと、ともに証明しましょう!」力強く肩叩くね。
KP(語)
「はい…僕は皆さんの力を信じて、出来る限りの情報をお出しします…!」なんでも喋ります!分からないこともあります!
では質問があればどうぞ。RPじゃなくてもいいですよ、PLで○○について情報はありますか?みたいな感じでもどうぞ。
因幡 栄(ミナカミ)
兄の遺体が見つかった場所は分かりますか?
古里 文太郎(蟹)
「ありがとう。君も未来の探訪社員だ!」イチ社員がなんかいってる。では心置きなく……
水黒 住吉(璃瓔)
「本当にしっかりされてますね。日本の未来も安心でしょう」規模をでかくする
見つかった時の状況も気になります。1か所に全部位落ちていたのか・・・など
KP(語)
では、まず兄の遺体ですね。 ▽
KP(語)
・一か所にまとまってではなくバラバラの場所で発見されている。
・どれも路地裏であったらしい。
・正確な場所は警察が喋ってくれなかった。
ということを答えます。
古里 文太郎(蟹)
私からの質問は、噂となっている他の犠牲者に心当たりはあるか?ですね
KP(語)
では答えますね。 ▽
KP(語)
噂ばかりで正確な情報は分からない、と答えます。大きく事件になっていないことから、他の犠牲者は身元不明者が多いようだ、ということが分かりました。
古里 文太郎(蟹)
てことは、今回が身元のわかっている珍しい例になるんですかね?
KP(語)
そういうことですね。
古里 文太郎(蟹)
了解しました、ありがとうございます!
水黒 住吉(璃瓔)
「当日どこに行っていたかは分からないとのことですが、お兄様が良く行かれていた場所に心当りはありますか?あとはいなくなる前に話題に出していた場所はありましたか?」
KP(語)
答えますね。 ▽
KP(語)
「思い付く限りは僕が訪ねて回ったのですが…結果として、手掛かりになるようなことは…何も出てきませんでした…」
と答える。『よく行っていた場所』方面で芳しい成果は出なさそうだ ▽
KP(語)
全員で幸運を振る
古里 文太郎(蟹)
ccb<=70 幸運 (1D100<=70) > 35 > 成功
因幡 栄(ミナカミ)
ccb<=(12*5) 幸運 (1D100<=60) > 64 > 失敗
水黒 住吉(璃瓔)
CCB<=70 幸運 (1D100<=70) > 12 > スペシャル
KP(語)
補い合っていく~
KP(語)
では、アッと友善は水黒の質問によって思い出したようです。 ▽
KP(語)
「11月の20日は土曜でしたので、あの日、兄は出掛ける時に……見せ物小屋の券が手に入ったから見に行くと……言っていました。
ですが、券はなかなか手に入る物ではないので…僕はまだ、其方への聞き込みは行けておらず…」と喋っている ▽
KP(語)
貴方たちは自分の懐にあるブツを思い出すかも知れない。
水黒 住吉(璃瓔)
「ほうほう見世物小屋の・・・」古里さんを見た
因幡 栄(ミナカミ)
「あら……」 古里さんを見た
古里 文太郎(蟹)
「……」ポケットからしわくちゃになった券をゆっくり取り出した
古里 文太郎(蟹)
「見世物小屋っていうのは……」これ?
KP(語)
「あ、そうです。確かそんな具合の入場券を持って出かけました」と友善は答える。 ▽
KP(語)
では次回、まだ質問があれば承ります。何もなければ、友善は社長のように出張に行ったりはしないので、いつでも話は聞けるでしょう。本日はここまで。 ▽
KP(語)
一旦お疲れさまでした。