交番
KP(語)
時は1926年帝都、空気も凍る12月の夜。 ▽
KP(語)
バラバラ死体殺人事件の被害者、友善兄の足取りを追って見世物小屋にいった貴方たちはその帰りで謎の浮浪者に会うが、その直後大変な目にあった。 ▽
KP(語)
襲い掛かるだけ襲い掛かって消えてしまった怪物たち。何故か傷薬を置いて消えた見世物小屋のボロフードの一人。 ▽
KP(語)
満身創痍な因幡と水黒は総合病院へ駆け込み、古里は一人、被害を訴えに交番へ駆け込んだ。 ▽
KP(語)
交番にて夜勤を務める警官・桂馬は貴方を雑誌探訪の記者と見込み、お願いしたき義のある旨を切々と訴えるのである。 ▽
KP(語)
では、桂馬は多少口の中でモゴついた後「……貴方さまは、雑誌社の方でいらっしゃるということは、最近の噂にもお耳が聡くていらっしゃるのでしょう。例えば……(声を潜めて)バラバラ死体の話ですとか…」
古里 文太郎(蟹)
訳知り顔で神妙に頷きましょう
KP(語)
やはり、と桂馬も神妙に頷いている。 ▽
KP(語)
ヒソヒソと話が続いていく「実を言いますと、バラバラ死体の件……もしくは帝都で誰彼を襲っているという噂の怪物の件…両方とも本署の方からは『捜査の必要なし』とお達しが出ておるのです」 ▽
KP(語)
「交番に持ち込まれる件は、怪物に襲われたという話や怪我人が駆け込むよりも、寧ろ、バラバラ死体の断片が持ち込まれる方が多いのですが…本署曰く、コレに対しては『これらは精巧なマネキンであるからして、何者かの悪戯である。よって捜査せず』と言うように言われております。
本官もこれにより、遺体片を持ち込んだ市民を追い返さねばならず……勿論、見るからにあれは本物の人体であり、マネキンなどではありません」 ▽
KP(語)
「帝都の民がなんらかの事件に巻き込まれているのは明らかなのです。しかしながら、本官が独断で動くわけにもいかず…おそらく、これらの事件が表沙汰になることは無いでしょう。このままでは迷宮入りです…。」と、桂馬は随分落ち込んだ様子でヒソヒソ喋っている。
古里 文太郎(蟹)
「そんな……!いや、やはり……と言わざるを得ませんか……。その被害者のお一人から、我々も話を伺ったのです」悔しげに
KP(語)
「そうですか…!すでに探訪社にはお話がいっているのですね…」さすがであります、と桂馬は目を輝かせている。 ▽
KP(語)
「もう記者の方を放って方々調べておられるに違いありませんね!おお、流石、探訪社、久世社長でいらっしゃる、まるで千里眼の如き!」 ▽
KP(語)
では、桂馬からはこれらの事件についてあなた方が調べているのであれば情報提供は厭わないとの話がありますが。 ▽
KP(語)
現在の時刻が、まあ21時もすっかり過ぎてしまって。外真っ暗、貴方も一人、全員そろって質問がしたければ明日に持ち越しても構いませんし、聞きたいことがあれば今聞いておいても構いません。 ▽
KP(語)
以降は桂馬からペラペラ話があるというよりは、キーワードを出して聞いていくと知っていることには返事があるっていう感じですね
KP(語)
質問がある場合は箇条書き形式でも構いませんですよ~
古里 文太郎(蟹)
先生にあわせてあげたいので、細かいとこは改めてでも良さそうですね。今聴きたいことは……ちょっと相談させてください。
KP(語)
どうぞ~
古里 文太郎(蟹)
では「バラバラ死体の発見が多い場所」はあったか、思い当たることがあれば教えてもらいたいです。
KP(語)
「そうですな…本官は交番を離れられませんので実際に発見したことはないのですが、発見したと言って持ち込まれる方は、だいたい路地裏…というようなことを言います」 ▽
KP(語)
「全体的にそうであるかどうかは…本署が情報を止めておるようで、本官の耳には入っておりません」という返事だ。
古里 文太郎(蟹)
「人目につかない場所を選ぶのは当然とはいえ、街中であることが発見数を増やしているのやもですな。」
KP(語)
ではアイデアをどうぞ
古里 文太郎(蟹)
ccb<=70 アイデア (1D100<=70) > 2 > 決定的成功/スペシャル
古里 文太郎(蟹)
え
KP(語)
CT~
KP(語)
では貴方は、ひょっとするとばらばら死体が『路地裏に多い』のではなく ▽
KP(語)
なんらかの原因で無関係な人に見つかってしまうのが『路地裏』なのではないだろうか…と考える。 ▽
KP(語)
CTの貴方はその『何らかの原因』を、隠蔽のし損ね、と考えるだろう。
古里 文太郎(蟹)
「まさか……黒幕は路地裏まで目が届いていないだけ……?」なにか恐ろしいことに気づいてしまったような
KP(語)
黒幕…なるほど、と桂馬は唸っている。貴方の推理に感心しているようだ。
古里 文太郎(蟹)
「思っていたより、闇が深いやもしれません……」声を潜めて「互いに気をつけましょう」桂馬警官を見つめる
KP(語)
ハイ、と桂馬は重々しく頷いている。後日予定を取り付けたければ、桂馬は夜勤なので朝か昼であれば探訪社に来てくれるそうだ。
古里 文太郎(蟹)
「うーむ、先生ならば自分とは別の視点をお持ちだ。何か気づいてくれるかもしれない」また改めて来てもいいですか?とアポとっとこう。あ、来てくれる!お願いします!
KP(語)
では、今まで誰にも話せずくすぶっていた正義の心を貴方に打ち明けることができてすっきりしたようで、桂馬は「はい!勿論であります!」と敬礼している。じゃあ、明日何時ぐらいに来てもらおうか。 ▽
KP(語)
桂馬に話を聞いてから探索に行っても、探索を回ってから桂馬に会ってもいいだろう。
古里 文太郎(蟹)
探索行く前にお話したいです!
KP(語)
はい、では夜勤明け朝いちばんとはいかないようで、朝10時ぐらいに探訪社に来てくれる予定になります。
古里 文太郎(蟹)
感謝を示しておきますね。朝のうちにお二人にも話し通しておけそう
KP(語)
そうですね。では桂馬には敬礼で見送られます。おうち帰るでいいですかね
古里 文太郎(蟹)
帰りましょう。命大事
KP(語)
では、古里は桂馬と別れて一路自宅へ。水黒と因幡は入院しております。 ▽
KP(語)
因幡と水黒はHP+6どうぞ
system
[ 水黒 住吉 ] HP:3 → 9
system
[ 因幡 栄 ] HP:4 → 10
KP(語)
ではそうして、古里は自宅で、因幡と水黒は病院で眠り込んでいると ▽
KP(語)
その夜、貴方たちは夢を見る。 ▽
KP(語)
それは貴方たちの住んでいるこの帝都が黒い霧に覆われる夢だ
人々はその霧に怖れをなして右往左往と逃げまどうが、やがて霧に飲まれてしまう。周囲は阿鼻叫喚の様相で、それは貴方たちも例外ではない ▽
KP(語)
霧に飲み込まれた貴方は、その凍えるような冷気の中、蠢く何かを見てしまう ▽
KP(語)
それは巨大な人型の化け物のようだった。
その巨体はゆうに6㍍を越えるだろうか。黒い毛に覆われた両肩の先には、かぎ爪の生えた手が4本もあった。見世物小屋の帰り道に出会った化け物とも違う、巨大なそれ。 ▽
KP(語)
タルほどもある頭には、側面から飛び出した生肉のようなピンクの目。そして黄色い牙が並んだ口は、頭の上から下に垂直に開き、おぞましく開閉している。 ▽
KP(語)
この化け物は片方の二本の腕を伸ばして貴方の身体を上下に掴むと、それを頭から喰らい付こうとする。目の前に、粘ついた糸を引きながらガパリと開かれる凶悪な牙の並びが迫る ▽
KP(語)
貴方たちは各々の寝床で、恐怖の叫びを上げながら飛び起きるだろう。SANチェック(0/1d8)
水黒 住吉(璃瓔)
CCB<=57 SANチェック (1D100<=57) > 9 > スペシャル
古里 文太郎(蟹)
ccb<=59 イヤッホーSANチェック (1D100<=59) > 17 > 成功
因幡 栄(ミナカミ)
ccb<=54 正気度 (1D100<=54) > 76 > 失敗
KP(語)
因幡1d8
因幡 栄(ミナカミ)
1d8 (1D8) > 8
KP(語)
-8
system
[ 因幡 栄 ] SAN:54 → 46
因幡 栄(ミナカミ)
ちょっと作家としての感受性がね
KP(語)
では、水黒と古里はウワー!と飛び起きるが、飛び起きた瞬間、その夢の詳細は忘れてしまった。 ▽
KP(語)
因幡は生々しくそれを覚えている。しかし夢だと分かったので発狂には至らない。貴方たちは各々の朝を過ごし、調子の悪い顔や青ざめた顔で探訪社の社内に集まるだろう。
KP(語)
あ、1眠りしたのでMPを最大に回復しておいてください
因幡 栄(ミナカミ)
はーい
system
[ 古里 文太郎 ] MP:13 → 14
system
[ 水黒 住吉 ] MP:11 → 14
system
[ 因幡 栄 ] MP:8 → 12
探訪社
水黒 住吉(璃瓔)
「おはようございます・・・寝た気がしない・・・」身体痛かったからかなぁとか言いながら出社してきました
因幡 栄(ミナカミ)
「おはようございます……」 見るからにショモ……としている
古里 文太郎(蟹)
「おはよう! いやはや昨晩は大変だった……二人共怪我の具合は?」しんどければ言って下さいね……
水黒 住吉(璃瓔)
「いやはや本当に驚きましたね。・・・因幡さん具合はいかがですか」元気なさそうなのでちょっと心配してます
因幡 栄(ミナカミ)
「怪我は大丈夫ですけれど、ちょっと独創的な夢の啓示がありまして」
水黒 住吉(璃瓔)
「僕の方はどうにか動けるようになったので良かったです」「・・・独創的な夢の啓示 とは」
古里 文太郎(蟹)
「あんな目に遭った後なら仕方ない……」死にかけてんだわ
因幡 栄(ミナカミ)
「そこは抜かりなく、忘れないうちに簡単に書き留めておきました」 と夢の内容をざっくりマイルドに書いたメモを見せて共有しておきます
KP(語)
では見せて貰うと、ああそんな夢を見た気がするな…と他の2人も思います
水黒 住吉(璃瓔)
「・・・あ、ああー・・・?なんか僕もそんな感じの夢を見たような・・・悪夢だった記憶しかないんですがなんだかこの内容既視感が・・・」
古里 文太郎(蟹)
「まるでこの世の地獄だ。揃って似た夢をみるなんて、不思議ですな……?」背筋が寒くなる不思議
因幡 栄(ミナカミ)
「まあ……運命じみたものを感じますね……」
KP(語)
では情報共有もしつつ、今は朝の8時か9時といったところなので、桂馬が来るまでの間に1か所ぐらい行くこともできる。
古里 文太郎(蟹)
路地裏は行って帰ってこれる距離でしょうか?
KP(語)
距離的には大丈夫ですね
KP(語)
路地裏、調べたい物があれば図書館、聞きたいことがあるなら市民に聞き込み。といったところでしょうか。思兼教がちょっと遠いです
古里 文太郎(蟹)
そういえば、南曙町あたりの路地裏って、マップ上の路地裏と同じ場所という認識でいいですか?
KP(語)
はい、大丈夫です
水黒 住吉(璃瓔)
では朝一番は路地裏に行ってみたいです 津山さんもいるかな・・・
古里 文太郎(蟹)
目的と得た情報が重なるので、路地裏へ赴いてみます
因幡 栄(ミナカミ)
皆で路地裏行きます~
KP(語)
はい、では移動
路地裏
KP(語)
南曙町と北曙町の境当たりにある路地裏には、明らかに浮浪者と分かる者達が数人たむろしていた。 ▽
KP(語)
ボソボソとほの暗い様子で彼らは何かを話合っているようだ。話の中心になっていると思われる着物姿の男は、どうも、彼方此方に包帯などを巻いているのが分かる。
水黒 住吉(璃瓔)
「おはようございます。あの、大丈夫ですか?お怪我を?」声かけに行ってみます
KP(語)
では男達は一斉に貴方を見る「どちらさんかな」 と問われる
水黒 住吉(璃瓔)
「あ、怪しい者じゃないですよ!探訪社という探偵社でアルバイトをしてる者で住吉と言います」探訪社の方をさしつつ
因幡 栄(ミナカミ)
「同じく、探訪社の因幡と申します。皆様にお伺いしたいことがあり参りました」 ぺこ……
古里 文太郎(蟹)
「ええ、ええ。しがない文屋ですよ。ちょいと気になる話を小耳に挟みまして、事情に詳しいらしい皆さんとお話できたらなと」
KP(語)
「ああ、アンタら久世さんとこの」と、包帯を巻いた着物の男が代表として返事をする。 ▽
KP(語)
「悪いね、ワシらルンペンなんぞ訳あり者の集まりだからよ、余所者はいったん警戒するのさ。まあ、態度が悪かったらすまないね」 ▽
KP(語)
「鬼の話が聞きたいんだったか、そう聞いとるよ。ワシが津山だ。」と言っている。
水黒 住吉(璃瓔)
「あなたが津山さんでしたか。お話が早い!よろしくお願いします」
因幡 栄(ミナカミ)
「まあ。貴方が津山様でしたか。老練な雰囲気からして只者ではないと思っておりました」
古里 文太郎(蟹)
知らぬ輩に話しかけられたならごもっともですよ。「社長の読みではただの噂話では済まないとのことで」
KP(語)
おうおう、と津山は返事をしている。 「口が上手いのが揃っててけっこうなことだ。久世さんには世話になっとるんだ。あの人は、変わっとるというか、偏見がないというか、悪い意味ではないが見境がないというか…まァ、なんだ。…座る場所もないが楽にしてくれ。」 ▽
KP(語)
貴方たちがその場で楽にするなら、津山は勿体ぶらずに話始めるだろう。
古里 文太郎(蟹)
同じ目線の高さになるような姿勢になっとこう
水黒 住吉(璃瓔)
「あはは良い人ですよね」ちょっと変わってるけど、と笑いながらその場に腰を下ろしてお話伺います
因幡 栄(ミナカミ)
ギリギリ淑女を保てるくらいに楽にします
KP(語)
では津山は話し始める。「ありゃ、一週間ぐらい前の話になるんだがな。そこの四つ辻をまがった先に支那蕎麦屋(今で言うラーメン屋)があるだろう。あそこの余り物を貰った帰りだったんだ、立派な叉焼でな」 といって地図でいう『北曙町』と書かれているところの十字路を指さしている。 ▽
KP(語)
「そしたら突然真っ黒な煙みたいなモンがスーッ…と横切ったんだ。
なんだありゃあ、と思ってボーッと見てたらいつの間にかその煙に包まれとってな。もうその煙の冷たいのなんの、寒さなんてもんじゃない、氷漬けかってぐらいに冷たくて身体が強ばって動けなくなっちまった」 ▽
KP(語)
「気が付くと目の前に赤黒いような…、変な、皮膚がダラダラに垂れ下がった化け物がいたんだよ。
ハハァ、さてはこいつが噂に聞く怪人とやらだな、と思ったワシはそいつの正体を掴んでやろうと思って近付いたのさ。そしたら、これだ」 ▽
KP(語)
といって、津山は自分の着物の袷をはだけて、包帯にくるまれた胸部をみせてくれる。
「おかげで大怪我だわ、叉焼は落とすわ、あちこちついでに怪我するわで踏んだり蹴ったりでな…がははは…!…あいてててて…」といって胸を押さえている。 ▽
KP(語)
「そんなわけでワシは逃げた。話は、まあ、それだけなんだがな。まあ、ワシ以上にハッキリした怪人の目撃証言はないだろうってぇ、久世さんが言ってたわけよ」という話だった。
古里 文太郎(蟹)
ヒョエッと息を呑んで青ざめている「よくご無事で……」真に受けてますねコレ
因幡 栄(ミナカミ)
「まあ……おいたわしい……」 話の内容をサラサラとメモにまとめつつ
水黒 住吉(璃瓔)
「それは散々でしたね・・・・・・その怪人とやらに襲われた人は多くいるんですか?」噂に聞くと言ってたので
KP(語)
では1人2個ぐらい質問をしていくと、桂馬が来る時間に丁度いいだろう。 ▽
古里 文太郎(蟹)
メモはしっかりとりつつ「とある筋から聞いた話だと、バラバラにされた死体が路地裏の方で転がってるって話もありまして」補足
古里 文太郎(蟹)
あ、警官からの話は、二人へ朝のうちに共有したことにしておきたいです。探偵社でも会う話をしたついでに
KP(語)
はい、じゃあお話は言っているということで。順番に答えますね。 ▽
KP(語)
「襲われたやつはそれほど聞かんねぇ」と津山は答えている。水黒は幸運を振る。
水黒 住吉(璃瓔)
CCB<=70 幸運 (1D100<=70) > 54 > 成功
KP(語)
では、津山はそう言っているが、ふと一緒に集まっている浮浪者が ▽
KP(語)
「襲われたってぇ話じゃないが、怪人の噂にゃいろいろあるみたいでな。津山さんが見たってぇのと同じような…皮膚がダラダラ垂れ下がったのとか、でっかいかぎ爪のある赤鬼の話と」 ▽
KP(語)
「ボロ切れを纏って道に蹲ってるってぇやつの話があるなあ。そいつに声をかけて振り返ると、ぼろきれの中身が明らかに人間じゃねえっていうのさ」と話している。
水黒 住吉(璃瓔)
「えっ怪人ってひとり・・・一種類?じゃないんですね」ほほん・・・
因幡 栄(ミナカミ)
「人間ではないというと……蛇とか、狼とか、魚のような顔をしていたとか……?」
KP(語)
「そういう話もあるなあ。まあ、みんなビックリして逃げちまうんで、実際どんな顔だったかなんてのはてんでバラバラだよ」という返事だ。 ▽
KP(語)
続けてバラバラ死体の話が出ると、ああ…と津山は暗い顔をして。 ▽
KP(語)
「それが昨今のワシらの悩みでね」貴方たちが来るまでもその話で暗くなっていたらしい。 ▽
KP(語)
「実はな、ここ最近、俺たちの仲間が次々死んでんだ。バラバラになってよ」 ▽
古里 文太郎(蟹)
素直に辛そうな顔してる
KP(語)
「身体全部揃えてやらないと弔いもできねぇ。昨晩も一人やられてんだが、頭が見つかってねぇんだ。なんか知ってたら教えてくれないか、頬に大きなほくろのある、40ぐらいの男だ」 貴方たちに見覚えはない男だ。
水黒 住吉(璃瓔)
「いや僕は見てないな・・・けどそう聞くと昨日の彼の安否も気にかかりますね。見世物小屋でもだいぶ叫んで目をつけられてそうでしたし・・・」これこれこういう男・・・と話しつつ
因幡 栄(ミナカミ)
「いえ……残念ながら……」 目を伏せてかぶりを振った
古里 文太郎(蟹)
「今は覚えのない人物だが、見つけたら必ず知らせます……」よりによって、頭か……
KP(語)
「ありがてぇ。率先して探してくれとはいわねえから、なんか分かったら教えてくれ」と津山に頭を下げられる。 ▽
古里 文太郎(蟹)
とんでもない、貴重な話がきけてこっちが感謝したいくらいだ、と伝えとこう。
KP(語)
水黒が見た浮浪者の話をしていると ▽
KP(語)
「ああ、ソイツか、ソイツの話な…それなら」と津山が話しかけたとき、丁度どこからかその浮浪者がフラフラと近寄ってくる。 ▽
KP(語)
ボロボロの衣類に、何処を見ているのか分からない顔でヨタヨタと寄ってくると、「霧にいいい…近付いてはぁいけないんだあァあああぁぁ」と言いながら貴方たちが集まっている中に割って入ろうとするだろう。どう見ても昨晩、化け物に出会う前に会ったあの浮浪者だ。 ▽
KP(語)
「おい、今、大事な話の最中だ。隅に行っとけ」と、浮浪者の仲間にドンッと押し出されると、彼はなさけない声をあげてスッ転び、懐に入っていたらしい冊子のようなものをばさばさと落とす。 ▽
KP(語)
彼はこぼしのように起き上がってそれを拾うと、逃げるようにバタバタと去ってしまった。 「まったく困った空気男だ」 と浮浪者仲間達はその背中を見送った後、 ▽
KP(語)
「アイツのことだと思うが、話しても無駄だぜ。頭がどうにかなってて、なんにもできやしない。話なんてもっての他だ」と水黒に答える ▽
KP(語)
全員目星を振る。
水黒 住吉(璃瓔)
CCB<=80 目星 (1D100<=80) > 43 > 成功
古里 文太郎(蟹)
ccb<=70 目星 (1D100<=70) > 12 > スペシャル
因幡 栄(ミナカミ)
ccb<=70 目星 (1D100<=70) > 83 > 失敗
KP(語)
では水黒と古里は ▽
KP(語)
空気男と呼ばれた浮浪者が冊子を落とした瞬間に開かれたページに、写真が挟まれていた事が目についた。 ▽
KP(語)
それは直ぐさま拾われてしまったが実に奇妙な写真だっただろう。裸の男の胸部の写真だ。顔は写っていなかった。 ▽
KP(語)
ただ奇妙なことにその胸部には不気味な腫れ物があり、それはまるで…生き物のようだった。胸の悪くなる思いがする。水黒と古里はSANチェック(0/1)
古里 文太郎(蟹)
ccb<=59 SANチェック (1D100<=59) > 60 > 失敗
水黒 住吉(璃瓔)
CCB<=57 SANチェック (1D100<=57) > 71 > 失敗
KP(語)
-1
古里 文太郎(蟹)
ヤッタア
system
[ 水黒 住吉 ] SAN:57 → 56
system
[ 古里 文太郎 ] SAN:59 → 58
KP(語)
「アイツは、まあ、ちょっと前にやってきたんだが、なんの役にも立たなくてよ。まあ放っておけねえから、俺らの間で世話してやってんだが、いっつも霧がどうのとしか言わないし、名前もわかんねぇし、扱いに困ってんだ。
俺らの中でも若い方だろうに、可哀想なこった」と他の浮浪者たちは喋っている。
因幡 栄(ミナカミ)
「なるほどなるほど……そのような方も分け隔てなく世話をする……素敵な優しさですね……」 浮浪者達の漢気の方に気を取られていたかもしれない
水黒 住吉(璃瓔)
「ええ、彼のこ・・・・・・なんだあの写真。胸に生き物みたいな腫物・・・?」さらっと共有しつつ「・・・そうでしたか・・・よほどのことがあって気が触れてしまったのかもしれませんね」
古里 文太郎(蟹)
「俺も見えた。不気味な写真をもってたな……男の胸部に、でっかいイモムシみたいな腫れ物ができてたような。なんの本なんだか……」
KP(語)
「そうさな。何があったか知らないが、今となっちゃいてもいなくても分からねえ空気男よ」と浮浪者たちは喋っている。 ▽
KP(語)
この時代どちらもまだ発行されていはいないが、いてもいなくても分からない空気男は後に江戸川乱歩の題材となり、見世物小屋のように消えてしまう空気男は海野十三の題材となるらしい。 ▽
古里 文太郎(蟹)
「その空気男っていうのの由来はあるんで?」
因幡 栄(ミナカミ)
「胸に芋虫のような腫瘍……大事な写真なのでしょうか」 ふむふむと共有受けてた 大正小ネタだ!
KP(語)
男たちは、まあ空気みたいなもんだからな、と答えるだろう。彼らの中で特に由来はないようだ。
KP(語)
ではお三人で幸運どうぞ。目標は一人成功
古里 文太郎(蟹)
ccb<=70 幸運 (1D100<=70) > 39 > 成功
因幡 栄(ミナカミ)
ccb<=(12*5) 幸運 (1D100<=60) > 3 > 決定的成功/スペシャル
水黒 住吉(璃瓔)
CCB<=70 幸運 (1D100<=70) > 53 > 成功
因幡 栄(ミナカミ)
٩('ω')و
KP(語)
素晴らしい
古里 文太郎(蟹)
突然の絶好調
KP(語)
「そうそう、空気男と言えば、今はやりの見世物小屋でそういう見世物があるらしいね」と浮浪者たちは喋り出す。 ▽
KP(語)
「俺たちルンペンはテントに入れてもらえねえんだが」「ああ、そういや誰か持ってんじゃないかい」と口々に話し合っている。 ▽
KP(語)
「そうだなあ。ワシは関わっとらんが、誰か持っとるかね。このアニさんらが欲しいかもしれん」 といって津山が周囲を見渡すと、浮浪者連中の一人が懐から、ガサッと紙の束を出すね。どうやら見世物小屋のチケットのようだ。 ▽
KP(語)
その男が話すには 「見世物小屋のあんちゃんに頼まれてんだよ、その辺のやつに渡してくれってさ。週に二回、50枚ごとに、結構なコレをくれてよ」
といって、親指と人差し指で輪っかを作るジェスチャーをしている。 ▽
KP(語)
「俺たちも、小屋で何見せてんのか気になるんだがよ。俺たちがテントの中に入ったら、もう、この仕事は回さないって言われてんで、ここらの連中は誰もみたことないのさ」 裸の綺麗なねえちゃんは出んのかい、などといって浮浪者連中は笑っている ▽
KP(語)
CTの因幡は、その男が持っているチケットの番号が、貴方たちが処分したものより大分数が進んでいるとわかる。もう相当数の人間が見世物小屋に行ったに違いない。
因幡 栄(ミナカミ)
「私達が持っていたチケットの番号と比べると、かなりの数を配られているようですね」 おや……
KP(語)
そうかい、大盛況なんだなあ、と反応は呑気だ。では他に特別聞きたいことがなければ、そろそろ桂馬を迎えに雑誌社に帰りたい時間だ。
因幡 栄(ミナカミ)
「見世物小屋であったことを考えると、あまり良い兆しのようには思えませんね……」 古里さんと水黒さんに言いつつ 私は特に聞くことないです!
水黒 住吉(璃瓔)
「残念ながら裸の女性だとかそういう見て楽しいものは出なかったですねぇ」見ないのが吉ですよきっとと彼らには言いつつ
水黒 住吉(璃瓔)
「ええ、なんだか嫌な感じがしますね」住吉も大丈夫です
古里 文太郎(蟹)
あ、友善君のお兄さんの写真を見せて、目撃情報がないかだけ聞いておきたいです
KP(語)
では古里は幸運どうぞ
古里 文太郎(蟹)
ccb<=70 幸運 (1D100<=70) > 69 > 成功
古里 文太郎(蟹)
あっぶな
KP(語)
では、集まっている浮浪者の一人が、その写真を見て、ああ、という。 ▽
KP(語)
「いつだったか忘れたが、酔っぱらってウロウロしてた色男じゃないか。なんか、ボロ布被った女と一緒に歩いてったよ」あっちの方に、といって見世物小屋の方を指さしている。
古里 文太郎(蟹)
「女と……見世物小屋かあ……」頭を抱える。情報には感謝しよう
KP(語)
ではここらで締めまして、貴方たちは礼を言って裏路地を後にするのでした。次回探訪社に戻って桂馬と面談です。一旦お疲れさまでした。