延命病院 (2019/07/02 - 2020/01/17)

SCENARIO INFO

Writer/内山靖二郎(配布元

本作は、「株式会社アークライト」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。
Call of Cthulhu is copyright (C)1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc.
Call of Cthulhu is a registered trademark of Chaosium Inc.
PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION

PLAYER

KP/ゆっけ
PC1/鳥府 凪音(柏餅)
PC2/西洲 織夏(梟)
PC3/溝呂木 絆(みちを)
PC4/筧 北都(ミナカミ)

INDEX

1日目2日目3日目3日目-24日目5日目6日目7日目8日目9日目10日目10日目-211日目11日目-2アフタープレイ

湖畔

KP(ゆっけ)
明らかに決定的な一撃を受けた蘇我でしたが、
KP(ゆっけ)
すぐに起き上がろうとするものの…自身が倒れた場所を見て、すぐに目を剥き、今度は叫び出しました。
蘇我 光太郎(ゆっけ)
「!!!こ、ここは この場所は!!」「いかん、いかん!いかん!」
KP(ゆっけ)
蘇我が倒れた場所は、偶然にも、儀式用のテーブルが置かれていた四つの石の上だったのです。
KP(ゆっけ)
自分が儀式をする場所にいることに気付いた蘇我は、なおも驚きの声を上げます。
蘇我 光太郎(ゆっけ)
「あああ!!!」「駄目だ!!私の血では……生きた人間の血でなくては…」
蘇我 光太郎(ゆっけ)
「ち」「違うんです、グラーキ様ッッ!私の身体は、生贄には、おお、ああ……!」
KP(ゆっけ)
蘇我は、血反吐を吐きながら、バタバタと水の上を見苦しくのたうちまわりますが、
KP(ゆっけ)
蘇我の流した血が水の中に溶け込んでいくと、
KP(ゆっけ)
それに反応するかのように棘一本一本の動きが激しくなり、水面にはいくつもの渦が巻き始めます。
KP(ゆっけ)
そして、その渦巻のひときわ大きなものの中心から昆布のような平たい触手がずるりと伸び、
KP(ゆっけ)
瀕死の蘇我を捕らえ軽々と持ち上げる。かと思うと。
KP(ゆっけ)
バ キ ャ ッ
KP(ゆっけ)
まるで枯れ木をへし折るように、容易く、軽く、蘇我の身体は触手により幾重にも手折られていきます
KP(ゆっけ)
その動きは緩慢なもののように見えますが、どのような人間にも、阻止することはできないと直感的に感じるでしょう。
KP(ゆっけ)
…神の為すことに抗える人間は、いないのですから。
KP(ゆっけ)
触手はそのまま、蘇我だったものを水の中に引っ張り込むと、
KP(ゆっけ)
ゆっくりと…ただゆっくりと。消えていきました。
KP(ゆっけ)
…さて、それらの行方を見送ったあなた達ですが、いつのまにか増水も嘘のようにぴたりと止まっていることに気付くでしょう。
KP(ゆっけ)
林には虫の鳴き声が溢れ出し始め、あたりに立ち込めていた不吉な空気も消え失せます。
西洲 織夏(梟)
「……ッ!」ハッとして まいちゃん!まいちゃん大丈夫?!様子見なきゃ
溝呂木 絆(みちを)
「……今……のは……」 呆然
筧 北都(ミナカミ)
「……怪獣映画ですか……?」
KP(ゆっけ)
答える声はありません。ただただ、虫の鳴く声だけが、この場には響いていました。
鳥府 凪音(柏餅)
「あ、 ああ、まいさん!!まいさん!!」こっちも駆け寄ろう
西洲 織夏(梟)
「……っなんかも、冗談、みたいな…!」冗談じゃない…
武田 登喜子(ゆっけ)
「………」
KP(ゆっけ)
登喜子はぺたりと地面に座り込んでいます。
西洲 織夏(梟)
シーツで包んでたことにしてください 駆け寄ろう アッときこさん無事
KP(ゆっけ)
真衣はぐったりとした様子ですので、すぐに処置が必要になるでしょう。
KP(ゆっけ)
応急手当を振ることができます。
西洲 織夏(梟)
「と、鳥府サン、先生…!」たすけて、って顔しちゃう
鳥府 凪音(柏餅)
あぁ~~~~~~~~~~ふります・・・・・・・
鳥府 凪音(柏餅)
ccb<=70 応急手当
Cthulhu : (1D100<=70) → 58 → 成功
溝呂木 絆(みちを)
鳥府さぁん~~!!
筧 北都(ミナカミ)
さすが騎士
西洲 織夏(梟)
アリガトーーーッ
KP(ゆっけ)
素晴らしい…では、鳥府さんは適切に応急処置を施します。
鳥府 凪音(柏餅)
「、落ち着いて 大丈夫 だいじょうぶですからね」
KP(ゆっけ)
真衣は大量の水を飲んでいたようでしたが、すぐにゲホゲホと水を吐き出すでしょう。
西洲 織夏(梟)
どきどきしながら見守ってた 水吐けた!
筧 北都(ミナカミ)
「大丈夫そうですね、よかった」 ひょいと様子を覗き込んだ
KP(ゆっけ)
話ができる状態ではありませんが、もう大丈夫だと分かっていいです。
溝呂木 絆(みちを)
オルカくんの肩ポンポンてした。よかった助かってる!
武田 登喜子(ゆっけ)
「…よかった…。」
鳥府 凪音(柏餅)
「……おはようございます、姫」
西洲 織夏(梟)
「~~~っ良かったァ……」 肩ポンポンには「あざっす、ホッとしたあ……」って気の抜けた声で返す
鳥府 凪音(柏餅)
ぐったりしつつ背中をなでていましょう 自分も濡れてるからあんまりベタベタすると冷やしそう
KP(ゆっけ)
では、あなた達がそうして安堵していると、登喜子がぼそりとつぶやきます
武田 登喜子(ゆっけ)
「…こんなことになるだなんて…」
武田 登喜子(ゆっけ)
「あの男に復讐するだけ、のはずだったのに…」
鳥府 凪音(柏餅)
「どうしてですかね………」
筧 北都(ミナカミ)
「そういうものですよ」
溝呂木 絆(みちを)
「うまくいかないものだよね、そういうの」
筧 北都(ミナカミ)
「ひとつの執念は、その目的を果たす過程で周囲にいろいろな影響を与えるものです」
武田 登喜子(ゆっけ)
「……」「……私のせい、ね…」
武田 登喜子(ゆっけ)
「どうしてこんなことに…」
西洲 織夏(梟)
「復讐かあ……」 武田サンほんとにそんなんなのかなあって顔しちゃう
溝呂木 絆(みちを)
「まぁ、だしさ。それはそれとして、もういいよね。このあたりでさ」
武田 登喜子(ゆっけ)
「…。」
武田 登喜子(ゆっけ)
「…そうね……こんなことになってしまった以上…もう、意味はないのかも」
武田 登喜子(ゆっけ)
「彼を許すことはできないけれど…」
筧 北都(ミナカミ)
「……今後、どうしていきますか? 迷惑でなければ、相談に乗りますよ」
西洲 織夏(梟)
「…あの、」ってちょっと話しかけたいんだけどいいかな…おてまみの内容の話…
武田 登喜子(ゆっけ)
では、「今後…」といいつつ「何かしら」
KP(ゆっけ)
織夏くんのお話を聞く姿勢ですね。
西洲 織夏(梟)
「あの、貴方がどう思うかわかんないんですけど」
西洲 織夏(梟)
「武田サン、俺たちに残した手紙読む限りじゃあ貴方のこと相当大好きでしたよ」ってぽろっと
西洲 織夏(梟)
「自分の命よりも大事で、貴方にだけは幸せになってほしいって…うわこれ俺自分でも言ったことないな」 あてられつつ
KP(ゆっけ)
シークレットダイス
西洲 織夏(梟)
「そんなん書いてありましたよってだけ。ほんとのとこは知らないですけど」 って打ってたらなに
KP(ゆっけ)
では、登喜子は織夏くんの言葉を聞いて、何かを言おうとしましたが
KP(ゆっけ)
その言葉は、この背後から聞こえるザバ という音にかき消されました。
倉本 一仁(ゆっけ)
…そこには、倉本が立っていました。
倉本 一仁(ゆっけ)
「………そうだ…」
鳥府 凪音(柏餅)
「!?」
西洲 織夏(梟)
「!」
筧 北都(ミナカミ)
「おや」
溝呂木 絆(みちを)
「……!」
KP(ゆっけ)
大水に押し流されてしまったはずの、倉本です。
KP(ゆっけ)
彼は、右腕はぐしゃりと押し潰されて、頭にも大きな傷がありました。全身水浸しの上、驚くほど大量の出血をしています。
KP(ゆっけ)
普通ならば、とっくに死んでいるであろうことが…確かめる必要も無く、わかる程。です。
KP(ゆっけ)
そして、左腕にはあのグラーキの棘が一本握られています。
倉本 一仁(ゆっけ)
「…これを…真衣ちゃんにと思って…ここまで来たが……」
倉本 一仁(ゆっけ)
「……助かったようだ…」そんな事を言いつつ。
溝呂木 絆(みちを)
「あなたは……」
KP(ゆっけ)
倉本は、別荘で見た武田同様に虚ろな目をしており、
KP(ゆっけ)
ボウッと立っていましたが…やがて登喜子の方を見て続けます。
倉本 一仁(ゆっけ)
「登喜子さん」「…孝行さんはあなたを愛していましたよ……彼の言う通り」
倉本 一仁(ゆっけ)
「グラーキの毒は肉体だけでなはく、魂をも…汚す。たとえ肉体は不死を得ても、永遠の魂を得ることは出来ないんだ……」
倉本 一仁(ゆっけ)
「…あなたは歪んでしまっている…」
倉本 一仁(ゆっけ)
「以前…あなたは私に…「彼は変わった」と、涙ながらに話してくれましたが」「変わったのはあなただったのです…」
KP(ゆっけ)
そこまで言うと、倉本はずるずると、ひざをつき、ついには地面に倒れ伏します。
KP(ゆっけ)
血が
KP(ゆっけ)
おびただしい量の血が、流れていく。
倉本 一仁(ゆっけ)
「患者のためなら何でもしようと思って…」
倉本 一仁(ゆっけ)
「儀式でもなんでも手伝って…」「でもね…間違っていたんでしょうかねえ…」「…延命だなんて……」
倉本 一仁(ゆっけ)
「…………」
溝呂木 絆(みちを)
「……!」 踏み出しかけたけれど、針の力のことを思うと……止まる
KP(ゆっけ)
倉本は、最後にそう呟くと、そのまま目を閉じます。
鳥府 凪音(柏餅)
「………、」
KP(ゆっけ)
そして、二度と、口を開くことはありませんでした。
西洲 織夏(梟)
「…………なんで、」加担しちゃったのかなぁ…
鳥府 凪音(柏餅)
「ああ、そうです。間違いでしょうね。」
筧 北都(ミナカミ)
「そういうことでしたか……」 静かに黙祷した
KP(ゆっけ)
登喜子はただ、倉本の遺体を呆然と眺めています。
武田 登喜子(ゆっけ)
「…歪んでいる…?」
西洲 織夏(梟)
先生にならって黙とうする 
武田 登喜子(ゆっけ)
「そんなはずは」そう言ってあなた達を見ますね。
鳥府 凪音(柏餅)
睨みつけるに近い目つきでじっと見てますね
西洲 織夏(梟)
黙って首を振る 歪んでる、とは口にしないけど
溝呂木 絆(みちを)
「…………真実は、わからない。けど」
溝呂木 絆(みちを)
「武田さんをそんな人間だとは思いたくない……という答えだけは。あるよ」
筧 北都(ミナカミ)
「登喜子君が歪んでいるのかどうか、たった数分間話しただけでは分かりません」
筧 北都(ミナカミ)
「ただ、武田君が並外れた演技の天才でなければ、武田君は君を心の底から愛していましたよ」
武田 登喜子(ゆっけ)
「……………」
武田 登喜子(ゆっけ)
「……あなた達と会ってから、ずっと…違和感があったの」
武田 登喜子(ゆっけ)
「なんだか、私…私の方が……おかしいみたいだって」
武田 登喜子(ゆっけ)
「ずっと私は、あの人の事を憎んでいた…と…思っていた…けど…」「……」
武田 登喜子(ゆっけ)
「………どうして、思い出せないの…!?」
鳥府 凪音(柏餅)
「夢だから、じゃないですか?」
武田 登喜子(ゆっけ)
「え…?」
鳥府 凪音(柏餅)
「きっといま、は、寝てるんじゃないですかね…。 だからほら、記憶も曖昧になるんですよ。」
鳥府 凪音(柏餅)
「夢はなんだって都合の良いよう悪いようにできてますから…」
武田 登喜子(ゆっけ)
「…」
鳥府 凪音(柏餅)
「そろそろ、起きないといけないんでしょうね…」
武田 登喜子(ゆっけ)
「…悪い…夢を見ていたって…言ってくれている…と思っていいの、かしらね…」
KP(ゆっけ)
では、鳥府さんの言葉を聞いた登喜子はそう言い、
鳥府 凪音(柏餅)
「良い夢ですよ、あなたに会えました。」
武田 登喜子(ゆっけ)
「…おかしな人ね…私、あんなに冷たい事沢山言ったのに…」
武田 登喜子(ゆっけ)
「…あの人に会えば、わかるかしら…」
KP(ゆっけ)
あなた達の言葉を聞き、登喜子の中で何かが変化したのでしょうか。やがてそう呟くと、
武田 登喜子(ゆっけ)
「…別荘に戻ろうと思うわ。あの人…あそこにいるのでしょう」
溝呂木 絆(みちを)
「いる……はず……だけれど……」
武田 登喜子(ゆっけ)
「…その間に…あなた達が言ってくれたことの意味、正しさ…考えるわ」
筧 北都(ミナカミ)
「ぐるぐるのガチガチに縛ってますけど怒らないでくださいね」
西洲 織夏(梟)
そうちょっと…見た目が…って微妙な顔になるけど こくこく頷いてる 居ます
武田 登喜子(ゆっけ)
「………荻原さんに蘇我さん…二人を見ていれば、想像がつくわ」
武田 登喜子(ゆっけ)
「平気 あなた達を咎めることなんてしないわ…」
KP(ゆっけ)
「もとはと言えば、私のせいだもの」 と登喜子はつぶやくと、別荘へ戻ろうとしますね。
KP(ゆっけ)
ついていきますか?
KP(ゆっけ)
ついていく場合、短いイベントを一個挟んでEDとなります。
鳥府 凪音(柏餅)
「エスコートしますよ、レディ」
筧 北都(ミナカミ)
ついていくかな……見届けよう……
溝呂木 絆(みちを)
行きましょう
西洲 織夏(梟)
いこいこ
鳥府 凪音(柏餅)
行きます行きます
KP(ゆっけ)
優しいなあ…では、全員で登喜子と別荘へ戻る。
KP(ゆっけ)
登喜子は去り際、自分のカーディガンを倉本の遺体にかけると、手を合わせて短く黙とうをささげるなどしました。
KP(ゆっけ)
「ごめんなさい」 という言葉が、静かな森に響きました。

別荘

KP(ゆっけ)
あなた達は別荘へと向かう。
KP(ゆっけ)
もう何度この森を往復しただろう。数日間の事とはいえ、多くの出来事があった。
鳥府 凪音(柏餅)
「…」
KP(ゆっけ)
…やがて、別荘へと、到着しました。
武田 登喜子(ゆっけ)
「あの人は、…いえ、分かるわ。」「部屋にいるのね」
KP(ゆっけ)
そう言い終わらないうちに、登喜子は別荘の中へ駆け込みます。
KP(ゆっけ)
怖い、と言っていたはずなのに、彼女の足は一直線に目的の場所へと向かっていきました。
KP(ゆっけ)
見届ける…とおっしゃっていただいていたので、皆さんも一緒についていったということにいたしましょう。
鳥府 凪音(柏餅)
おっすおっす
KP(ゆっけ)
アトリエでは、武田がやはり一人で横たわっておりました。
KP(ゆっけ)
登喜子は「ああ…!」と声を漏らすと彼に駆け寄ります。
KP(ゆっけ)
武田は、あなた達がここを出る前はもう抜け殻のようになっていましたが、その声を聴いた瞬間、わずかに動いた事がわかっていいです。
KP(ゆっけ)
武田を抱きかかえるようにして登喜子は彼に一言、二言言葉をかけます。会話をしているようでしたが、
KP(ゆっけ)
その時の武田は、遠目から見ても分かるように、ハッキリと…穏やかな顔をしていました。
KP(ゆっけ)
やがて会話を終えると、登喜子は武田を丁寧に床へ降ろすと、あなた達のもとへ戻ってきます。
武田 登喜子(ゆっけ)
「…見た?あの人…笑ってくれた」
鳥府 凪音(柏餅)
「………」
武田 登喜子(ゆっけ)
「私のせいで、こんな…こんな事になって」「酷い事も沢山言ったのに」
筧 北都(ミナカミ)
「いい表情をしていましたね」
溝呂木 絆(みちを)
「……そう……ですね」
西洲 織夏(梟)
「…そうですね」よかった、ってほっとした顔する
鳥府 凪音(柏餅)
「ええ、とてもいい顔して笑ってやがりますよ」
武田 登喜子(ゆっけ)
「ふふ……それでね 何て言ったと思う?」
武田 登喜子(ゆっけ)
「おかえり…ですって………」
武田 登喜子(ゆっけ)
「…おかしくなっていたのは、私だったのね…」
西洲 織夏(梟)
「…待ってましたもんね。長いこと」
武田 登喜子(ゆっけ)
「…そうなの?」
鳥府 凪音(柏餅)
「僕から見ればそう見えましたね」
西洲 織夏(梟)
ね、って頷いてる
武田 登喜子(ゆっけ)
「そうね…」「私、本当に長い間あの人から逃げていたから」
武田 登喜子(ゆっけ)
「…怖かったの」「ガンだって分かって…もう、長く生きられないってことを知って」
武田 登喜子(ゆっけ)
「焦ったの。私がいなくなった後、孝行さんはどうするんだろうって…考えたら。」
武田 登喜子(ゆっけ)
「きっと、私なんかより素敵な人を見つけて…新しい幸せを見つけて」「私のことなんか忘れちゃうんだって…」
鳥府 凪音(柏餅)
「好きだったんですね、彼のこと」
武田 登喜子(ゆっけ)
「でも、だからって、あんな儀式に頼るのは。間違っていた」
武田 登喜子(ゆっけ)
「………ええ。とても。」
武田 登喜子(ゆっけ)
「…だからって、あんな儀式に頼るなんて、間違っていたわ」「延命だなんて……院長の、言う通り」
武田 登喜子(ゆっけ)
「孝行さんと話すことができて、気が付けたわ」「…彼の事、殺さないでくれて、ありがとう」
筧 北都(ミナカミ)
「……あまり、自分の判断を否定しないでくださいね」
溝呂木 絆(みちを)
「この後……どうするんですか」
武田 登喜子(ゆっけ)
「そうね……ゆっくり、するつもり。」「孝行さんも私も…疲れすぎたわ…」
筧 北都(ミナカミ)
「君のその行動も愛情でしかないんです。たまたまこういう結果に終わっただけで、それは不幸な事故のようなものだ」
武田 登喜子(ゆっけ)
「…」
武田 登喜子(ゆっけ)
「もっと早く、あなた達には会いたかったわ」
武田 登喜子(ゆっけ)
「ここまで見守ってくれて…感謝の言葉もない。」「ここからは…私たち夫婦で考えるわ。」
鳥府 凪音(柏餅)
「なによりです」
武田 登喜子(ゆっけ)
「ええ」「…永遠の魂。今度こそ、手に入れられるかしら。…なんてね」
KP(ゆっけ)
登喜子はそう言って、悪戯っぽく笑いました。
KP(ゆっけ)
気が付くと、窓の外は白んでいました。
KP(ゆっけ)
たった数時間の事なのに、無限のように思えた夜は、いつの間にか明けていた。
KP(ゆっけ)
旅行のスケジュールは、昨日が最終日。あなた達は、それぞれの生活へ帰らなくてはなりません。
KP(ゆっけ)
あなた達は登喜子に簡単な食事を振舞われたり、ささやかながら朝の時間を過ごしたでしょう。
KP(ゆっけ)
やがて、登喜子に別れを告げ、別荘を後にします。
KP(ゆっけ)
レンタカーにキーを差し込み、エンジンをかける。
KP(ゆっけ)
少し走らせたとき。背後からは、前にも聞いた音が。
KP(ゆっけ)
振り返ると、別荘の方角から、煙が上がっていました。
KP(ゆっけ)
ふもとから、サイレンの音が遠く、微かに聞こえてきます。
KP(ゆっけ)
登喜子が、呼んだのでしょう。あなた達が、そう悟ろうかとしたとき。木々の隙間から、あの別荘が見えます。
KP(ゆっけ)
その扉が開き。
武田 登喜子(ゆっけ)
笑顔の登喜子が出てきます。
武田 登喜子(ゆっけ)
彼女は深く、深くあなた達に頭を下げると、
武田 登喜子(ゆっけ)
ゆっくりと手を振って、あなた達を見送りました。
西洲 織夏(梟)
「……さよなら、登喜子サン。…武田サン」
KP(ゆっけ)
彼女の肌は、光に照らされた部分から徐々に緑色に染まっていく。
鳥府 凪音(柏餅)
「また、夢のあとで会いましょう」
溝呂木 絆(みちを)
悲しいなぁ……そんな表情を浮かべて。言葉もなく。
KP(ゆっけ)
人間でなくなった彼女の人間とは違う最後。
KP(ゆっけ)
そう直感するでしょう。しかし、登喜子の顔はとても穏やかで
KP(ゆっけ)
それは、…まぎれもなく。人間のものでした。
筧 北都(ミナカミ)
「さようなら、登喜子君、武田君」 静かに手を振り返しました
KP(ゆっけ)
さて、あなた達は車を再び走らせています。
KP(ゆっけ)
行きとは違う、もう一人の乗客を乗せて。
瀬川 真衣(ゆっけ)
「ん…」
KP(ゆっけ)
ずっと眠っていた真衣が、意識を取り戻した、ゆるゆると欠伸をして起きてきます。
鳥府 凪音(柏餅)
「おはようございます、眠り姫」
瀬川 真衣(ゆっけ)
「ふぁ~……あれ?」「あ!とりふくん!!かけいくんにおるかくん…きずなくんもいる!」
瀬川 真衣(ゆっけ)
「おはよー!」
筧 北都(ミナカミ)
「はい、おはようございます」
瀬川 真衣(ゆっけ)
「えへへ、目がさめたときに誰かいるっていいね!」
溝呂木 絆(みちを)
「ふふ。おはよう、真衣ちゃん」
西洲 織夏(梟)
「おはよ」ちゃんと起きた!
瀬川 真衣(ゆっけ)
「って、わあ!あたしいまドライブしてる!?すごい!車だ!」
KP(ゆっけ)
皆さんの苦労など露知らず、真衣は無邪気に車の外を見てはしゃいでいます。
鳥府 凪音(柏餅)
「仕事で慣れてますからね、多少は自信がありますよ」
瀬川 真衣(ゆっけ)
「ほんと!?だからあたし全然目がさめなかったのね!すごい!!」
KP(ゆっけ)
明るい夏の、夜明けの日差しが社内に差し込みます。
筧 北都(ミナカミ)
「あんまり褒めると運転がワイルドになるから気を付けてください」
瀬川 真衣(ゆっけ)
「ワイルドに…?それもステキだわ!どんどんやっちゃって!!」
溝呂木 絆(みちを)
「道交法ー!」 ふふふ!
瀬川 真衣(ゆっけ)
「どーこーほー!」なにかの掛け声と勘違いしている様子。
筧 北都(ミナカミ)
「……元気ですねえ……」
KP(ゆっけ)
そうして無邪気にはしゃいでいた真衣ですが、やがて、「あ」と、何かを思い出したようにつぶやきます。
西洲 織夏(梟)
「ほんとに。…よかった」
KP(ゆっけ)
?とこ首を傾げて織夏くんを見つつ。
瀬川 真衣(ゆっけ)
「そうだ…あのね。あたし夢を見たんだ。」
瀬川 真衣(ゆっけ)
「怖いひとにさらわれて…溺れちゃって…わーってなる夢!」
西洲 織夏(梟)
「? なに、どんなん?」ってきいたらウオオ
瀬川 真衣(ゆっけ)
「すっごいこわかったの。りんじょーかん?はんぱないって感じ!」
鳥府 凪音(柏餅)
「おやおや、それはまさしくプリンセスの宿命ですね」
溝呂木 絆(みちを)
「はは。そりゃあ……ね!」
西洲 織夏(梟)
「そりゃこわいなあ…」ど、どうしよう 夢だと思ってるならそのままのほうが…みたいな顔しつつ 話すなら続き聴きます
瀬川 真衣(ゆっけ)
「もー!ホントにこわかったんだからね!?」鳥府さんと絆ちゃんの言葉にぷうと頬を膨らませますが、
瀬川 真衣(ゆっけ)
「…えへへ、でもねステキな夢でもあったのよ。」
瀬川 真衣(ゆっけ)
「だって、みんながあたしを助けてくれたんだもん」
瀬川 真衣(ゆっけ)
「…ありがとお!」
これは、あなた達が体験した、とある夏の、とある出来事。
すれ違い続けた夫婦は、最後にようやく一つとなった
優しい友人たちに見守られ、見送られ。やさしい炎の中で、ようやく眠りについたのだろうか。
ふと、なんとはなしに、携帯電話を確認してみれば。
なんだか遠い昔に送られてきたような…そんなメッセージが一つ。

「こんにちは!突然だけど、今年の夏って予定ある?」

◆延命病院
True END
KP(ゆっけ)
というわけでシナリオ「延命病院」クリア、全員生還です!お疲れ様でした!!!
溝呂木 絆(みちを)
お疲れ様でしたーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!
筧 北都(ミナカミ)
ワーーーーーーお疲れ様でした!!!!!!!!! True END!!!!!!!!!!!!!
西洲 織夏(梟)
お疲れさまでした!!!!!!!!!!!!!!!!
溝呂木 絆(みちを)
かなしみ…つらさ…しかし…希望…余韻……
KP(ゆっけ)
お時間こんなにいただいちゃって!!!!!!!!すいませんねほんと!!!!!!
筧 北都(ミナカミ)
いいシナリオだ……そしてそれを豪華に演出してくるKPのワザマエ……
西洲 織夏(梟)
途中でオッ誰も助けられない!って思ってたから まいちゃん無事でよかった………
鳥府 凪音(柏餅)
お疲れ様でしたーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!
KP(ゆっけ)
みんな優しかった・・・・PLもPCも・・・・・・
溝呂木 絆(みちを)
いいシナリオだなあ…塩梅…キーパリングも良き…ありがとう……
西洲 織夏(梟)
空に溶けて誰かわからないよトリフサン!!
筧 北都(ミナカミ)
やさ……やさし……(筧を見る)……やさし……?
KP(ゆっけ)
そうなんですよ…このシナリオほんと無限に人が死んでいく でも最後にPCたちの判断で真衣だけは助けられる…
KP(ゆっけ)
やさしかったですからね!?!?
西洲 織夏(梟)
先生優しいだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!(先生過激派)
筧 北都(ミナカミ)
過激派おちついて!!!!!!!!!!!!!!!
鳥府 凪音(柏餅)
無限に人が死んでいくwwwwwww
KP(ゆっけ)
拙いきーぱりんぐでしたけど、最後までお付き合いしてくださってほんとありがとうございました…!!
筧 北都(ミナカミ)
終盤ポンポン死んでいきましたね……
鳥府 凪音(柏餅)
たのしかったです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
西洲 織夏(梟)
良かった良かったいきてる…;;;;
KP(ゆっけ)
色々反省するところもあったので、次回の材料にいかしていきたい!
KP(ゆっけ)
ポンポン死ぬんですよほんと…
西洲 織夏(梟)
そう終盤でばんばか死んでってほんと グエった
溝呂木 絆(みちを)
いやぁ楽しかったでう!!!ありがとうございましたほんと!!!
KP(ゆっけ)
最悪グラーキの水中発狂でPLも致死率高いので あそこ成功してくれて本当ありがとうございました
筧 北都(ミナカミ)
長い時間をかけてじっくり歩けて楽しかったよKP!!!!!!!!!!!
KP(ゆっけ)
みんな~~~~~~~~~~!!!!!!!!!(駆け寄り)
西洲 織夏(梟)
KP~~~~~~~~~~~~~~!!!
筧 北都(ミナカミ)
(KPを胴上げ)
西洲 織夏(梟)
ヾ('ω')ノ゙ヾ('ω')ノ゙ヾ('ω')ノ゙ヾ('ω')ノ゙
KP(ゆっけ)
ウワアーッ!!(垂直に飛ぶスカルチノフ)
KP(ゆっけ)
無限ハグした よしでは早速報酬をお渡ししましょう!!
鳥府 凪音(柏餅)
やったーーー!!!
溝呂木 絆(みちを)
わっしょわっしょい
溝呂木 絆(みちを)
報酬だーーー!!
筧 北都(ミナカミ)
オッ報酬もやっちゃう系ね 了解
西洲 織夏(梟)
報酬ワーイ!!!
KP(ゆっけ)
お時間過ぎているのにすいません!!あまり多くないのでお渡しした方がいいかなと思って…!!
筧 北都(ミナカミ)
いえいえ~!