戸山公園地下
KP(のぎ)
水道局でのファーザーとの戦いの後、
KP(のぎ)
鮫島の協力を得、漣の支えにより全てを託されて貴方達のみが残されました。
そこから再開です。よろしくおねがいします!
KP(のぎ)
立ち入り禁止と促された部屋。その扉の前へと貴方達は立っている。
敷島 左甚(のぎ)
「…門はこの向こうだ。悔しいが、かの白平蜘蛛の神に救いを請い願う他あるまい」
KP(のぎ)
唐突に、鉄板が圧し曲がる衝撃が振動となって身体に伝播する。
KP(のぎ)
連続する鋭い打撃音の方角は、この通路の最奥。研究物保管室の扉からであった。
衝撃が響くたびに、扉は内側から大きく彎曲していくのだ。
KP(のぎ)
ついぞ扉は破られ、数度転がりながら投げ出される。
ここまで来て最後の弊害が目前に現われたという焦燥は、貴方達の眉間に深い皺を作るだろう。
KP(のぎ)
培養槽のガラスを破り、深緑の粘液を節々から滴らせる同級生達だ。
KP(のぎ)
覚束ない足取りで、据わらない首を何度も回し、赤く閃光する瞳を血走らせ見開いている。
その数は尋常ではなかった。
KP(のぎ)
須らく、貴方達を襲おうと敵意を滲ませるように歩み寄ってくる。
敷島 左甚(のぎ)
「まずい。早く中へ入れ!」
片喰 オリザ(コトナ)
「鮫島、 」「霧くん……!」このありさまに眉を顰めた。ここがこの様子では、向こうは。
猪原 牡丹(ミナカミ)
「あいつらッ……」 見覚えのある面々に身が竦む。敷島を見上げた。
杙 玉置(語)
「……大丈夫オリザちゃん、彼らはあっち(病院側)から来たから…」大丈夫でもないが ▽
杙 玉置(語)
「入ろう…!」
片喰 オリザ(コトナ)
「…っ」「…うん!」ぎゅっと手を握って頷いた。みんなと一緒に向かいます
KP(のぎ)
立ち入り禁止の部屋へと入って、鼻が捻じ曲がる異臭など気にする暇もない。
敷島は迅速に扉を閉め、そこらに打ち捨ててあった木片を立てかけて塞ぐ。
KP(のぎ)
扉を破るために外から幾度も強い衝撃が加わる。唸り声も相まって、一際の恐怖を駆り立てた。
敷島 左甚(のぎ)
「……ここは、私が食い止める。」
敷島 左甚(のぎ)
「奴らが雪崩れ込んできては、貴様らも、迷宮へと至る門も襲われ、破壊されるだろう。」
敷島 左甚(のぎ)
「決してそうはさせん。貴様らがここに戻ってくるための道は死守せねばならん。」
敷島 左甚(のぎ)
「私が最後の、貴様らの為の防波堤となる。」
敷島 左甚(のぎ)
「__と、勇ましく言えたならどれだけよかったろうか」
KP(のぎ)
瞬間、彼から硝子にひびが駆けるような痛恨の音がした。
KP(のぎ)
彼は徐に、誇りであった日本刀の鞘の先を地面に打ち立て、杖のように身体を預けるのだ。
KP(のぎ)
パラパラと崩れ去っていく皮膚が、もはや彼の命が風前の灯である事を思わせた。
敷島 左甚(のぎ)
「力を使いすぎた。生憎、限界のようだ」
敷島 左甚(のぎ)
「…あの門の先に行くことは止めん。だが」
敷島 左甚(のぎ)
「酷な事を言う。誰か一人で構わん」
敷島 左甚(のぎ)
「私と共に、奴らと戦ってはくれないか」
敷島 左甚(のぎ)
「…これも、私にはもう必要無いだろう」皆を見渡し、杙へ自らの外套を手渡した
猪原 牡丹(ミナカミ)
「……敷島、さん……」 彼の足元に積もる皮膚片を見て、それから自身が手に持っている警棒を見た。
杙 玉置(語)
「……この場所はどうしても守らなきゃいけないんですか。貴方も一緒に入ってしまえば……門の先に超常の者がいるなら」戻る必要はあるのか。外套は握るが、受け取るのは戸惑う
片喰 オリザ(コトナ)
「……」目を見開いた。外套が視界を揺らした。
敷島 左甚(のぎ)
「私も向かってしまえば此処は誰が護る?」
片喰 オリザ(コトナ)
オリザは自分の外套をするりと脱いで、それをいのちゃんに羽織らせた。
片喰 オリザ(コトナ)
「オリザが残る。敷島さんと、皆を護るためにここで戦う。」そう言った。
杙 玉置(語)
「守る必要性の…話を……」してたんだけど無理そうだ。玉置は黙る
猪原 牡丹(ミナカミ)
「オリザ……!?」 外套を脱ごうとするも、オリザちゃんの眼差しを見て押し黙る。
敷島 左甚(のぎ)
「…最後の希望なのだ」「彼の白平蜘蛛がなにか手立てを授けてくれるかもしれん」
片喰 オリザ(コトナ)
押し戻そうとするいのちゃんの手をそっと戻して、握った。「オリザはな、ここじゃ一番強いんだ。」▽
片喰 オリザ(コトナ)
「今こそ、立ち向かうときだ!」
片喰 オリザ(コトナ)
「……大丈夫!敷島さんと全部蹴散らしてやるから!心配しなくてもいい!!」
猪原 牡丹(ミナカミ)
「……はは」
猪原 牡丹(ミナカミ)
「わーったよ! 爆速で話を付けてくるから、それまでの間に蹴散らしとけよ!」 ニカッと笑って、オリザちゃんの手を強く握り返します。
片喰 オリザ(コトナ)
いのちゃんのいつもの笑顔だ。オリザも一緒にニコっと笑った
杙 玉置(語)
「……よげんのしょ。流転世界……そういうことかな。」うつむいて、敷島の外套を羽織った。「あれを書いたのも本当にボクなんだろう」 ▽
杙 玉置(語)
「……オリザちゃん。牡丹ちゃん。…頑張ろうね、ぼくら最後まで」二人の握手に手のひらを乗せた
猪原 牡丹(ミナカミ)
「…………」 重ねた手を見て、それから敷島さんを見た
片喰 オリザ(コトナ)
「いつか2人は私を見つけてくれた気がするよ。この外套を着てボロボロになるまで戦ってたんだ。やっとわかった。」重ねたままいのちゃんと見てた。それからたまちをみた。「次もまた会える。」
杙 玉置(語)
「……――そうだね。できればもう何もないところで会おうよ」へらっと笑う。 ▽
杙 玉置(語)
「行こう、漣も頑張ってるだろうし」
片喰 オリザ(コトナ)
「な!だから暗いのはもうナシだ!」
猪原 牡丹(ミナカミ)
「ほら、せっかくなんだし敷島さんも重ねようぜ。ノリ悪ぃなぁ」 などと言っているがそろそろ行こうね
杙 玉置(語)
「漣の代わりに、お願いしますよ」さっきできなかったから
敷島 左甚(のぎ)
「…。」しぶしぶ手を重ねた。彼の手もだいぶひび割れてしまっている
猪原 牡丹(ミナカミ)
重ねられた手を見てまた笑った。 「っし、行くか!」
敷島 左甚(のぎ)
「御武運を」
杙 玉置(語)
「それじゃ…」全員を見回す。「行ってきます」
片喰 オリザ(コトナ)
「んっ!」2人の背をバンと叩く。「いってらっしゃい!」
片喰 オリザ(コトナ)
「またな!」
杙 玉置(語)
笑顔で返す。グッグッと握手のようにしたあと、手を離した。門へ行きましょうか
猪原 牡丹(ミナカミ)
行きましょう……!
KP(のぎ)
それではこれより、片喰さんと敷島のみのマスターシーンを挟みます。
他お二人のRPによる介入は不可です。
KP(のぎ)
片喰は、この血生臭い死地へと残った。
敷島 左甚(のぎ)
「……貴様が残ってくれたか」
敷島 左甚(のぎ)
「厄介をかける。彼らと共に行く道もあったろう。すまなかった。」
片喰 オリザ(コトナ)
「何を言っている。敷島さんだって、私の先輩じゃないか」▽
片喰 オリザ(コトナ)
「私たちは護るために戦う道を選んだのだ。これが正しい。」
敷島 左甚(のぎ)
ふ、と軽く笑って
敷島 左甚(のぎ)
「では、せめて華々しく散り、大往生で最期を飾ろう」
敷島 左甚(のぎ)
「私も帝国陸軍の矜持を、日本男児としての底意地というものを見せつけてやろうではないか。」
片喰 オリザ(コトナ)
「だな!」敷島さんにキラキラとした強い瞳で頷いた。▽
片喰 オリザ(コトナ)
(……)(そうか、2人があのときの…)(オリザがこうしてここに立ってるのも、立つ為の道に進んだのも、…結局は、そっか。)
片喰 オリザ(コトナ)
(いのちゃん、たまちー…、霧くん…)
片喰 オリザ(コトナ)
(頑張れ…!)そう願って、ナイフを握りしめた
KP(のぎ)
ついぞ扉は破られ、なだれ込んできた同級生達と貴方達は相対した。
敷島 左甚(のぎ)
「いくぞ」
片喰 オリザ(コトナ)
「ああ…、先輩!」
KP(のぎ)
貴方と敷島は、修羅へと駆け出していく。
蘇った死者達を、葬り去っていく。
KP(のぎ)
悠久の戦いの中に身を投じても、最後まで貴方達はナイフを、刀を、銃を奮う。
背中に、守るべき、次へと繋ぐべき友がいるから。
洞窟
KP(のぎ)
さて洞窟組
KP(のぎ)
ぼーっと思考が霧散し、身体を支配する嫌な浮遊感が寒気を催した。
その感覚が消えていき明瞭な視界を取り戻した時、理解したことは辺り一帯が黒々に埋め尽くされていることだ。▽
KP(のぎ)
まるで黒曜石が照りかえるような、岩々たる洞窟だ
不用意に歩き出せば、凹凸と薄暗闇に足がとらわれてしまいそうだ。▽
KP(のぎ)
先を眺めてみれば無数に分かれた道が続いており、迷路を彷彿とさせる。
あの腐臭へばりつく死体置き場から、一体どの様な辺境に幽閉されてしまったのだろう▽
KP(のぎ)
微かな音が聞こえる。それは寄せ集まった枯葉が風で擦れ合うカラカラと乾いた音であった。
枝分かれした道の先からこの場へと迫ってくるような不穏な威圧感を覚え、貴方達は暗闇の奥を見るだろう。▽
KP(のぎ)
一面の黒色の洞窟は突拍子もなく白へと染まっていった。▽
KP(のぎ)
いや、正確には白色をした何かの群れが壁面を覆い隠すほど大量にこちらへと迫り来ている。
それらのスピードはすさまじく、貴方達の足元を通り過ぎ、黒曜石の洞窟は瞬く間に、例えるなら石灰岩の如く変わっていった。▽
KP(のぎ)
その正体は白い蜘蛛の群れだった。
貴方達の足から膝までを埋め尽くすほどの節足の虫どもなのだ。
どんなに嫌悪感を覚えようが、蟻走感に駆られようが、波にさらわれるようにその場から飛びのくことはできなかった。▽
KP(のぎ)
それが序章に過ぎないという事も、探索者は未だ理解してはいないのだ。▽
KP(のぎ)
どしん、と洞窟が震える。
震えるごとに、足元の蜘蛛たちが宙へ飛び散っていく。▽
KP(のぎ)
強大な、それら虫けらなど意にも介さない超越的な存在が、やってくる事を、貴方達は直感してしまう。
やがてその存在は洞窟の陰から姿を現し、辺り一体の子蜘蛛を踏みつぶしては、はみ出た七色の粘液を触手で啜り取る。▽
KP(のぎ)
貴方達の前へと歩み、巨大な影を落とすそれは▽
KP(のぎ)
何十も皺の重なった肉肉しい肌。
例に漏れず不気味なほど白に染まり、形成された楕円形の肉体から石膏作りの如き馬脚を幾数十本も表している。▽
KP(のぎ)
子蜘蛛が潰れるごとに、皺の間からは生えた鋭くしなる触手を翻して、何処に付いているかもわからない口へと運び、眷族を味わっているようであった。▽
KP(のぎ)
皮膚からやがて斑に裂け目が出来上がる。
いわばそれは瞼だ。▽
KP(のぎ)
身体中からボコボコと浮き上がるのは眼球の丸みであろう。
全てが開かれたとき、いくつもの深血の如く色褪せた瞳が一斉に貴方達を捉えたのであった。▽
KP(のぎ)
そこには怯えを隠し切れないあなた自身が写り込んでいる。
無理もない、貴方達が相対しているのは、この迷宮の主であるのだから。
神格、アイホートとの邂逅
SANC 0/1
猪原 牡丹(ミナカミ)
ccb<=25 正気度 (1D100<=25) > 45 > 失敗
杙 玉置(語)
CCB<=40 【SANチェック】 (1D100<=40) > 76 > 失敗
system
[ 猪原 牡丹 ] SAN:25 → 24
system
[ 杙 玉置 ] SAN:40 → 39
アイホート(のぎ)
「やぁ、君達。”久しぶりだね”」
アイホート(のぎ)
「こうやって君達に合うのは”99回目”だ。」
猪原 牡丹(ミナカミ)
「"久しぶり"……? どういうことだよ、それ」
杙 玉置(語)
「……流転。……ボクら何かを繰り返してるんですね」なんとなくわかってきた
アイホート(のぎ)
「随分と察しが良いね。賢い子は好きだよ」
アイホート(のぎ)
「君達は今まで50 回も、君達は肉体の内側で雛を細胞で増やし続け、あまつさえ世界ごと私の苗床へと変えてくれた。感謝している。」
アイホート(のぎ)
「何のことだかピン来ていない顔をしているかな?」
アイホート(のぎ)
「君達は、同じような”シナリオ”を、幾度も幾度も繰り返しているんだよ。」
猪原 牡丹(ミナカミ)
「は? こんなクソみてえな経験、何回もやった覚えはねえんだけど……」
アイホート(のぎ)
「経験とは正気の盾だ。繰り返す世界で経験が積み重なる内、それは君達を守る既視感という盾へと変わった。」
アイホート(のぎ)
「今まで、そう実感したことはなかったかな?」
アイホート(のぎ)
「これまでの君達が、君達を助けていたのさ。」
アイホート(のぎ)
「だからこそ、前回の世界の君達は、約180億年という長い長い時を耐え抜いた。」
「”経験”としてある程度を受け止めれられたからね。」
アイホート(のぎ)
「君達は初めて、二週目の世界に足を踏み入れることができた。見送る時は正直ひやひやしたよ。」
アイホート(のぎ)
「しかし、あと一歩のところで届かなかった。
桐の箱を開けるのが、数分君達の方が早かったんだ。」
KP(のぎ)
では、お察しの方もいらっしゃるので説明いたします。
KP(のぎ)
DPとはデベロッピングポイントではなく”デジャヴポイント”です
KP(のぎ)
流転する世界で同様の事件に巻き込まれ続けた探索者だからこそ、それまでに得たデジャヴ=経験値によって回避できる危機、達成できる好機が存在しておりました。
アイホート(のぎ)
「この話を切り出すのも51 回目だ。」
アイホート(のぎ)
「賭けをしようか」
アイホート(のぎ)
「君らがこの迷宮で180億年耐え、再構築された世界へと向かい、箱を開かんとする片喰オリザを止める事ができるならば、次の世界で起こる悲劇は終わる。この繰り返しの終焉だ。」
アイホート(のぎ)
「君達次第で運命は綻び、無限の可能性を見せるようになるだろう。」
「失敗はそれ即ちメビウスの輪が繰り返すことを意味する。」
アイホート(のぎ)
「探索者よ。誰にも知られぬまま、悠久を耐え抜き、流転世界に救いをもたらす」
アイホート(のぎ)
「”救世主”となっておくれ」
猪原 牡丹(ミナカミ)
「…………」 アイホートの話を神妙な顔で聞いていた。 「……えーと……つまり……」 宇宙猫顔だ。
アイホート(のぎ)
「世界を繰り返すのはこれで最後。ラストチャンスってことさ」
杙 玉置(語)
「つまりね」ちょっとアイホートに被っていく。 ▽
杙 玉置(語)
「ぼく等が耐えて頑張って、過去のオリザちゃんを止められれば平和になるってさ」 ▽
杙 玉置(語)
「でもラストチャンスなんだって」
猪原 牡丹(ミナカミ)
「過去のオリザっていうと……小学校の頃の、箱を開ける時か」 なるほどとうなずいている
杙 玉置(語)
「うん。それを止めたら白い細胞の事件は全部なかったことになる…らしいよ」「賭けらしいけど」
猪原 牡丹(ミナカミ)
「いや、だとしても180億年ってヤベえな。そりゃ賭けじゃん」
杙 玉置(語)
「だね」少し笑って頷いている。「で…。…――やる?」
猪原 牡丹(ミナカミ)
「爆速で話を付けるって言っといて180億年は詐欺だよなあ」 頭をガシガシと掻いて、それから笑った。 「やるよ。玉置は……聞くまでもねえか」
杙 玉置(語)
へへ、と笑っている。「……ここでオリザちゃんの啖呵が聞けないのは、なんか変な感じ」いつも通り隣にいるような気がしていた
猪原 牡丹(ミナカミ)
「調子狂うよなあ」 と言いながらも、アイホートの方に視線を向けます。 「賭け、乗るぜ」
杙 玉置(語)
「そうだね。…最後まで頑張るって…漣にもオリザちゃんも言ってきた」 ▽
杙 玉置(語)
「救世主とかよくわからないけど、やれることは全部やる。…やるよ」
KP(のぎ)
それでは、お二人には”世界を救えるか”というラストダイスを振っていただきます。
このダイスは残った2人が両方成功しなければなりません。▽
KP(のぎ)
数値は
鮫島の最期の協力があった(10%)+
霧島の最期の協力があった(10%)+
敷島の最期の協力あった(10%)+
片喰オリザが最期に残った(10%)
=40%に加えて
DPの残りのポイントで算出します。
猪原さん→76
杙さん→90
KP(のぎ)
此処でのCTチケット消費は不可です
杙 玉置(語)
じゃあダイスを振るのでKPなんかかっこいい技能名つけてください
+ |
一方雑談窓では |
猪原 牡丹(ミナカミ) 無茶振りふっふ
KP(のぎ) とっさに浮かぶのがプリキュアの技名しか無いんですけど????
猪原 牡丹(ミナカミ) いいよ
KP(のぎ) 途端にギャグよ
杙 玉置(語) いや、なんかただCCBするのもな…ってなって
KP(のぎ) えー…
片喰 オリザ(コトナ) 流転回天!最後の回天!
KP(のぎ) 救世主でいいんじゃないですかね…ダイス名…
片喰 オリザ(コトナ) タイトル回収、良い
猪原 牡丹(ミナカミ) シナリオ名を最後に回収するタイプのアレ
KP(のぎ) センスがない……………
杙 玉置(語) ふふふ、救世主ダイスいいですね
片喰 オリザ(コトナ) 一番カッコイイ奴じゃないですか!
片喰 オリザ(コトナ) 頑張れ、頑張れ頑張れ…!!2人とも…祈る
KP(のぎ) 私どの班でもここ画面見れなくて…緊張して…
猪原 牡丹(ミナカミ) よし……女神の裁定、聞くか……
杙 玉置(語) KPwww
片喰 オリザ(コトナ) 勝ちに行くか!
片喰 オリザ(コトナ) がんばれーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!1
|
杙 玉置(語)
では我々が振るのは救世主ダイス
猪原 牡丹(ミナカミ)
いきますか……
杙 玉置(語)
いきましょう
杙 玉置(語)
いざ運命の査定!!!
杙 玉置(語)
CCB<=90 【救世主ダイス】 (1D100<=90) > 94 > 失敗
猪原 牡丹(ミナカミ)
ccb<=76 救世主 (1D100<=76) > 42 > 成功
杙 玉置(語)
どうもです
猪原 牡丹(ミナカミ)
おしい……!!
片喰 オリザ(コトナ)
おしいっ……!!!DPを投げたい・・・!
杙 玉置(語)
ふふ
KP(のぎ)
それでは
無間の時を、ただじっと耐え忍ぶ。
永い、ただひたすら永い時間が過ぎてゆく。
思考や概念の境界が曖昧になり、意識というものが無に溶け、暗闇にあらゆる感覚が霧散し、まさしく茫然自失と成果てる限界にまで貴方達は達していた
何故私は生きているのか?
何故私はここに有るのか?
私のするべきことはなんであったか?
忘却の彼方へと連れらされそうになるたび、自問自答が自己と意識を引き戻す。
この繰り返しだった。
自分という原液が、海の様な膨大な時に希釈され続け、薄まっていく。
生きているように、死んでいる。
永久を不滅とした貴方達の、理不尽極まる拷問だ。
そんな冗長極まる、鋭峰(えいほう)よりも高い遥か雲を貫く時間の頂は、未だ遠かった。
これまでは意識が、まるでカメラレンズを緩めるようにぼやけて散逸するだけだった。
しかし、時折そこに混ざり始めた現象は、にわかに貴方たちを諦観へと追いやろうとしている。
ブラックアウトだ。意識が、完全に途切れ始めているのだ。
居眠りや気絶、時間がすっ飛ばされた感覚だなんて、やわなものではない。
これはいわば自我の崩壊、中枢の欠落、認識の停止。
自分の座っているこの場所を中心に、周辺の景色が段々と遠ざかっていく。
遠く遠く、極小の点となったすべて。隣りにいる幼馴染でさえ、今は那由多の彼方にさえ見つけられまい。
遠ざかった景色はやがて色を失い、代わり映えのない単一の暗闇へと帰される。
その光景は光がない。無限の時間に耐えかねた身体は、いよいよ空間をも放棄しようとし、ただただ黒い世界に、貴方を招待した。
今、わたしは確実に死んだ気がした。自分という意識は、身体の枠組を逸脱し、この黒い空間の海に完全に溶け落ちてしまった。強く結わえた縄糸はほつれ、ばらばらに漂っていくのだ。輪郭が失われる。波のように皮膚が揺れて、湾曲して、弛緩して、ほどけて、ひもとけ、のびて、うすく、きえて、嗚呼
アイホート(のぎ)
「やぁ」
KP(のぎ)
そんな一声が結び目を作るように身体を硬直させた。硬直した肉体は感覚を作る。感覚は意識を作動させた。
電磁が体中を駆け巡り、思わず叫ぶほどの驚愕としびれによって、貴方は覚醒を急に迎えるのだ。
アイホート(のぎ)
「おはよう、おざなりな救世主くん」
KP(のぎ)
些末な挨拶が、まるで死の間際に聞く死刑宣告のように重鈍な響きだった。
なにか、なにかを忘れている。いやだ、いけない。これを確信してはいけない
そうすれば、深い絶望は、もう一生私達の側に
アイホート(のぎ)
「__淡い学生時代、平日の朝、まぶたを開けて、その瞬間、肌感覚で理解したときがあったろう?」
アイホート(のぎ)
「 遅刻だよ 」
―――。
貴方たち四人は教室でノート開いて、何かを寄せ書きしていた。
それは、未来の自分に向けての手紙だった。
杙玉置は子供らしいある提案を出した。
自分に向けての手紙だけじゃあつまらない。未来の空想を描こうという事だった。
真っ白なノートに思い思いの空想を詰め込んだ。
表紙にこのノートのタイトルをつけなければならなかった。
杙玉置はこう書き込んだ。このノートは、「ボクたちのよげんの書」であると。
そのタイムカプセルを埋めるため、あなた方幼馴染達は自然が豊かな公園に来た。
小学校卒業となり、これがいつもの幼馴染達のメンバーが揃う最後の集まりであった。
すると片喰オリザが、木で出来た箱を地面から掘り起こし持ってきた。
子供らしい冒険心のような物がくすぐられ、箱を開いたのは猪原牡丹だった。
___灰色の煙が、忽ちと箱から立ち昇る。
瞬間、強烈な眩暈が視界を揺らし、貴方たちは意識を失った。
―午後六時を表す放送で、目が覚めた。
外は既に茜色に染まっていた。
猪原牡丹だけが一際の恐怖を覚えていて、「玉手箱」の様なそれを地面に埋め直した。
そうして幼馴染達は帰路についた。
そうしてその直後の夜であった。
片喰オリザは謎の二人組に追いかけられていた。
その謎の人物は、襤褸切れの様な布を羽織ったみすぼらしい大人二人だった。
彼らはひたすらに恐ろしく、何故貴方を追ったのか、いかなる形相であったのか見当もつかない。
貴方は彼らに捕らえられた。幼いながら、死を目前に感じた。
しかし……
「もう遅い」
その一言の後、彼らは貴方を置いて何処かへと消えてしまった。
あの二人組は一体…?
それを貴方が知る術はない。
以降、貴方達がメビウスの輪のように、崩壊と再構築を繰り返す世界を救い出すことはない。
永久に囚われ、世界は新たな可能性を見出せず、
積み重なる歴史は、不文律なれど全て同じであるのだった。
クトゥルフ神話TRPG
『救世主』
全員ロスト
KP(のぎ)
お疲れさまでした