パース空港
まるで葬列のようだ。
その登山隊を、誰かがそう評した。
南極に発見された新たなる世界最高峰は、二度にわたり、世界最高の登山家たちを飲み込んだ。
人々はかつてのように、山に対する畏れを取り戻しつつあった。
そう、誰が呼んだか狂気山脈。
かの大陸が暗い冬に閉ざされる極夜を目前として、これが最後のチャンスと、
三たび無謀なる登山家たちが、邪神の山嶺へ挑むこととなった。
それぞれの胸の内に、逃れられぬ因縁を秘めながら。
◆───────────────────────────────────────────────────────◆
Call of Cthulhu「カエラズノケン」
◆───────────────────────────────────────────────────────◆
KP(ミナカミ)
オーストラリア西部の玄関口、パース空港のロビー。
KP(ミナカミ)
そこに、大量の荷物を背負い、色とりどりの登山ウェアに身を包んだ5人の登山家達が集合していた。
KP(ミナカミ)
その内訳はあなた達3人と、女性の登山家が2名だ。
NPC(ミナカミ)
「みな揃ったな。初対面の者も多いと思うが、すまんが時間がない。早速だが、表にチャーターしているマイクロバスに移動してくれ」
NPC(ミナカミ)
「自己紹介やブリーフィングは、船に向かう移動中にバスの中で行う」
KP(ミナカミ)
長い金髪に切れ目の、気の強そうな白人女性……この登山隊の発起人であるデナリー・ウォシュバーンが、そう促す。
倉木 洋輔(朱理)
いい女
アメリア=フォーレイ(しこん)
ロケット触りながら静かに頷く
趙 浩然(ユツキ)
「了解ですよ~。時間は無駄にできませんからねえ」とニッコリしています。
趙 浩然(ユツキ)
多分この人がデナリーさんなんだろうなあ、とか思いつつ
KP(ミナカミ)
デナリーの先導で空港から出て、止めてあったバスに各々が荷物を積み込んでは乗っていく。
KP(ミナカミ)
彼らの表情はそれぞれが異なる色をしていて、しかし、「世界最高峰」への旅路に胸を高鳴らせているといった様子の者は少数に思えた。
KP(ミナカミ)
バスが出発すると同時に、再びデナリーが口を開く。
趙 浩然(ユツキ)
どこかぴり…とした空気の皆の写真を勝手に撮ったりしつつ…オハナシ!
倉木 洋輔(朱理)
なんか外とか眺めてた
デナリー・ウォシュバーン(ミナカミ)
「慌ただしくて申し訳ないな。さて、では自己紹介をしようか」
デナリー・ウォシュバーン(ミナカミ)
「登山隊の発起人、デナリー・ウォシュバーンだ。アウトドアメーカー"ネオステリクス"社を経営している」
デナリー・ウォシュバーン(ミナカミ)
「私自身も、それなりに山に登ってはいる。あの新たなる世界最高峰に挑む権利を持つくらいには、な」
デナリー・ウォシュバーン(ミナカミ)
「では、皆も順番に自己紹介をしてくれ。そうだな……最初はサビタ、君から頼む」
NPC(ミナカミ)
デナリーの左隣に座っていた若い女性が頷く。
KP(ミナカミ)
容姿は整っているものの、その褐色の肌は一見して、長年日に焼け続け、肌の手入れもほとんどしていないであろうことが見て取れる。
KP(ミナカミ)
サビタと呼ばれた彼女は、ややカタコトまじりの英語で自己紹介を始めた。
サビタ(ミナカミ)
「サビタです。ネパールから来ました。シェルパ族で、サガルマータの麓でガイド、しています」
サビタ(ミナカミ)
「デナリーさんに声をかけてもらって、参加します。ヒマラヤ以外の山に来るのは初めてですから、ご迷惑おかけすると思います」
KP(ミナカミ)
サガルマータとは、かつての世界最高峰……現在は第2高峰として知られるエベレストのネパール語での呼び方だ。
KP(ミナカミ)
シェルパ族はネパールの少数民族で、現在ではエベレスト周辺の山々における登山ガイドとして有名だ。
KP(ミナカミ)
あなた達もおそらくシェルパ族の世話になったことはあるだろう。
倉木 洋輔(朱理)
なるほどなぁ・・・
デナリー・ウォシュバーン(ミナカミ)
「謙遜する必要はないよ、サビタ。君の実力は、世話になっている私がよく知っている」
デナリー・ウォシュバーン(ミナカミ)
「彼女は確かにエクスペディション登山(※登山を目的とする遠征)の経験は少ないが、登山客を率いてエベレストやローツェ、マカルー、チョー・オユーなど、多くの8,000m峰に何度も登頂している。並の実力ではないよ」
デナリー・ウォシュバーン(ミナカミ)
「足りない経験はパーティで補えばいい……そうだろう?」 そう言って、あなた達の顔を見る。
デナリー・ウォシュバーン(ミナカミ)
「さて、では次は……」
KP(ミナカミ)
というわけで、ここからは探索者達の自己紹介タイムになります。
倉木 洋輔(朱理)
右手を軽く上げて。
「日本から来た、倉木洋輔です。普段は山岳救助とガイドの仕事。今回はチームの医療班かな。登山中の体調管理とか、やらせてもらいます。」って感じで!自己紹介したよ!
デナリー・ウォシュバーン(ミナカミ)
「医療班の確保は課題だったからな。君が来てくれてありがたい。良い働きを期待している」
倉木 洋輔(朱理)
「ケガしないのが一番だけど、もしもの時はよろしく。」
サビタ(ミナカミ)
「私も少し医療、できます。手伝いますね」
倉木 洋輔(朱理)
サビタに視線向けて、会釈する感じで答えた。
KP(ミナカミ)
HO順に自己紹介する流れかな。次はアメリアどうぞ~
アメリア=フォーレイ(しこん)
ウィッス
アメリア=フォーレイ(しこん)
「アメリア=フォーレイ。呼びにくかったらアミーでもメルでも好きに呼んで頂戴」
アメリア=フォーレイ(しこん)
「私が来たのは第二次登山隊があの山の踏破を失敗したから。だから参加したの」
アメリア=フォーレイ(しこん)
「お互い踏破できるよう頑張りましょう」
デナリー・ウォシュバーン(ミナカミ)
「ああ、だが冷静さは失わないように。過ぎた熱意は身を滅ぼすからな」 アメリアの言葉に頷いている
趙 浩然(ユツキ)
「失敗したから…ですか。山へのリベンジマッチが挑戦する理由?」
アメリア=フォーレイ(しこん)
「そうよ」
趙 浩然(ユツキ)
「人類サイドとして闘志を燃やしていると……ファイティングスピリッツに溢れてるんですね~」
倉木 洋輔(朱理)
人類サイド…?
アメリア=フォーレイ(しこん)
壮大な話になったな…?
倉木 洋輔(朱理)
こいつ・・・ニャルラトしてる・・・?
趙 浩然(ユツキ)
特に意味はないよ!!! 第二次が失敗したから、第三次の我々が勝たなければ山に負けるよね…という話です…単に…
趙 浩然(ユツキ)
「人類サイドとは壮大にしすぎたかな。すみません、職業柄少し盛っちゃうんですよね~」とへら、と笑いました。
趙 浩然(ユツキ)
「シンガポールから来た趙 浩然(ジャオ ハオレン)と言います。普段は記者ですが…一応、8000m級の山頂の写真も撮りにいった経験も何度かあるのでそれ程足手まといにはならないかと」とカメラを皆に見せるようにしました。
倉木 洋輔(朱理)
職業じゃなくて…種族の違いだったりしない?大丈夫?❓
趙 浩然(ユツキ)
大丈夫だよ 本当に 糸目だからって疑うな!!!良い糸目だよ 本当だよ
デナリー・ウォシュバーン(ミナカミ)
「君のことは知人から聞いたことがある。優秀な弟子がいるとね。事実を脚色するのは感心しないが……」 先程の発言にム……となっている
倉木 洋輔(朱理)
「登頂成功すれば、歴史的な快挙だしね。記者もつくか」納得
趙 浩然(ユツキ)
「……あはは~」「多少盛った方がウケるんですよ。ただ、今回はノンフィクションで行きたいと考えてます。人の生死も関わってますし」
趙 浩然(ユツキ)
「そんなワケで。第二次の皆さんがなぜ失敗してしまったのか。その謎を解くことと、僕らが登頂するまでの記録をつけたいと思ってますので、宜しくお願いします」ペコ
サビタ(ミナカミ)
ぺこ……
アメリア=フォーレイ(しこん)
わずかな会釈
趙 浩然(ユツキ)
「ああ、肖像権NGの方がいたら早めに言って下さいね~」とか適当な事言いつつ また視線をデナリーに戻しました。
KP(ミナカミ)
全員の自己紹介が終わったところで、【裏】のハンドアウトについて説明しましょう。
倉木 洋輔(朱理)
裏面・・・・この中に神話生物っぽい人がいる以外はわからないな・・・(趙を見る)
趙 浩然(ユツキ)
糸目の偏見ですよ 糸目にだって人権はあるんですよ
KP(ミナカミ)
各探索者には【表情報】のハンドアウトの他に、隠された【裏情報】が渡されています。
KP(ミナカミ)
この裏情報は、プレイヤーの任意のタイミングで公開することができます。
KP(ミナカミ)
公開したタイミングで、対応した回想シーンと処理が発生します。
KP(ミナカミ)
処理の内容が内容なので判断に迷う時もあるかと思いますが、その時はdiscordの個別窓でKPにご相談ください。
趙 浩然(ユツキ)
承知しました! それぞれに秘密と回想シーンがある…ドキドキ…
KP(ミナカミ)
バスは順調に道路を走る。遠くに海が見えてきた。デナリーはそれを横目で見て咳払いをする。
デナリー・ウォシュバーン(ミナカミ)
「ブリーフィングを開始しよう。初顔合わせで移動中に初めて意見交換と、まあ異例の状況だが、なにせ時間がない」
デナリー・ウォシュバーン(ミナカミ)
「かの南極大陸に、陽が登らなくなる極夜が目前に迫っている。一刻も猶予がないのは理解してくれていると思う」
NPC(ミナカミ)
極夜とは一日中太陽が昇らない日のことだ。冬に始まり、その日数は緯度が高いほど多くなる。
KP(ミナカミ)
南極の昭和基地では45日間、南極点に至っては約半年間も続く。
KP(ミナカミ)
ちなみに、夏になると極夜とは反対に一日中太陽が昇る日があり、これを白夜という。
デナリー・ウォシュバーン(ミナカミ)
「……さて。正直なことを聞きたい。登山隊の人数がこの5人であることを、"少ない"と思ったか?」 全員の顔を見渡す。
趙 浩然(ユツキ)
「まあ……登山隊としては小規模ですよねえ」頷きました
倉木 洋輔(朱理)
「普段の状況からだと少ないですね。過酷な環境だから大勢いても大変だけど」人多いとそれだけ物とか必要だもんな…
アメリア=フォーレイ(しこん)
「少ないとは思うけど、過去の登山隊達が失敗した事も考えると当然じゃないかしら」
デナリー・ウォシュバーン(ミナカミ)
アメリアの言葉に頷いた 「打ち明けておくと、今回、私はここにいる4人以外にも多くの実力者たちに声をかけ、参加者を募った」
趙 浩然(ユツキ)
「現状失敗者多数ですからねえ。命を賭けて登ろうという人は今や中々……って事なんですかね」ああ…もう皆断って…?
デナリー・ウォシュバーン(ミナカミ)
「だが、その殆どは誘いを断った。世界最高峰への初登となるかもしれない、さらに全資金を我が社が負担する、という条件にも関わらずだ」
サビタ(ミナカミ)
「第一次登山隊と、第二次登山隊のことがあったから、ですか」
デナリー・ウォシュバーン(ミナカミ)
「南極に発見された新たなる世界最高峰、"狂気山脈"。二度に渡って、世界最高の登山家たちを全滅に追いやったその山への登山は、それだけ無謀な挑戦だということだ」
デナリー・ウォシュバーン(ミナカミ)
「特に、先のK2隊の失敗が、登山界に与えた衝撃は大きかった」
趙 浩然(ユツキ)
「……」「K2含め、彼が集めたメンバーも、そうそうたる物でしたもんねえ」
デナリー・ウォシュバーン(ミナカミ)
「だが、私はあの山への自殺志願仲間を募ったわけではない。ここで、本登山隊の目的を明確にし、共有しておきたい」
アメリア=フォーレイ(しこん)
「…」ロケットを撫でてる
倉木 洋輔(朱理)
「彼らの失敗は、衝撃でしたから…」
デナリー・ウォシュバーン(ミナカミ)
「本登山隊の主目的は、狂気山脈の調査……特に先発の、第二次狂気山脈登山隊『K2隊』に何があったのかの解明とする」
デナリー・ウォシュバーン(ミナカミ)
「もちろん、行けると判断した際には登頂を目指すが、少しでも危険だと判断した場合には撤退する」
デナリー・ウォシュバーン(ミナカミ)
「未確認の危険要素を過小評価し、ピークハント(※登頂を狙うこと)に固執することは許さない。……いいな?」 デナリーは鋭い眼光であなた達を睨む。
倉木 洋輔(朱理)
「無理はしない、ですね。オレも誰一人として、山に残して帰りたくないですから。」
アメリア=フォーレイ(しこん)
「……K2隊の方がデナリーの目的なの」ぱち
趙 浩然(ユツキ)
「はい。僕自身、登頂よりはそっちの謎の解明の方が興味ありますので」と頷いた。
アメリア=フォーレイ(しこん)
「そう。わかった」
デナリー・ウォシュバーン(ミナカミ)
「登頂だけならこの時期にやる必要はない。極夜を超すと彼らの痕跡が薄れてしまう。だから今、登るんだ」
倉木 洋輔(朱理)
「納得しました。K2隊を見つけて、全員無事に帰還しよう」
デナリー・ウォシュバーン(ミナカミ)
「あとは、装備についての話もしよう」
デナリー・ウォシュバーン(ミナカミ)
「我々はこれから、このバスでフリーマントル港へ行き、砕氷船に乗り込んで南極へ向かう」
デナリー・ウォシュバーン(ミナカミ)
「必要な食糧やパーティ共有装備は、既に船に積み込んである。南極上陸や、そこからの移動手段なども手配済みだ」
デナリー・ウォシュバーン(ミナカミ)
「登山スタイルは極地法をとる。未知の地でアルパインスタイルは無謀すぎるからな」
デナリー・ウォシュバーン(ミナカミ)
「食糧は30日分。それが今回の登山の行動限界だと思ってくれ。それ以上南極に留まると、おそらく帰ってこれなくなる」
サビタ(ミナカミ)
「主目的はK2隊の謎を解くこと、一番長くて30日、ですね。わかりました」 復唱して頷いている
KP(ミナカミ)
装備は前回の狂気山脈と同じですが、復習がてら再掲します。
趙 浩然(ユツキ)
「極夜の事もありますからねえ。食料的にも一月が限界、ということで」頷きつつ…再掲助かる
KP(ミナカミ)
探索者達およびNPCは、ゲーム的な処理として2種類の装備のどちらかを選ぶことが出来る。個別ではなく、全員で同じ種類の装備を持つ。
KP(ミナカミ)
装備は「極地法(重装備で安全にゆっくり行く)」「アルバイン・スタイル(軽装備で早く登る)」の2種類。
KP(ミナカミ)
詳細は下記の通り。どちらを選んでも、探索中に行う判定に必要な装備は準備されているものとする。
【A】Caravan(極地法)
長期の登山に耐えうる十分な装備を運んでいくスタイル。
装備の恩恵と精神的な安心感を得ることができるが、動きは鈍くなる。デポする(=道中で荷物を捨てる)ことでBへ切り替え可能。
●ボーナス:〈医学〉〈応急手当〉〈精神分析〉+10%、〈医学〉〈サバイバル(山岳)〉での回復量×2
●食糧:30日分
【B】Light&Fast(アルパイン・スタイル)
なるべく装備を軽量化するスタイル。
素早く行動ができ、体力消耗を抑えることができるが、装備による様々な恩恵を得ることが難しくなる。
●ボーナス:登山行動で消費する耐久力-1、〈登攀〉〈ナビゲート〉〈跳躍〉〈回避〉+5%
●食糧:14日分
KP(ミナカミ)
今回は出発時点での装備は【A】に固定されている。【B】への変更ができるかどうかは、登山の状況によるだろう。
KP(ミナカミ)
装備の説明を終える頃には、海がかなり近づいてきていた。何隻か大型の船も見える。
デナリー・ウォシュバーン(ミナカミ)
「さて、もう少しで港に着くが……可能な限り多くの情報を共有しておきたい。各自、今日までに各々が調べてきた情報を開示してくれ」
KP(ミナカミ)
ここでは、登山隊が集結するまでの間に各自が独自に調査していた情報を共有するという演出で、情報収集判定を行うことができます。
KP(ミナカミ)
調べられる情報項目は3つ。【狂気山脈について】【K2隊について】【今回のデナリー隊について】。
KP(ミナカミ)
1人1つではなく3つとも調べることができる。全員3つ調査チャレンジしますか?
倉木 洋輔(朱理)
やろう。
アメリア=フォーレイ(しこん)
3つチャレンジしてこっか
趙 浩然(ユツキ)
やろうやろう! 何で判定すればいいかな
KP(ミナカミ)
OK。では順番にやっていきましょう。
KP(ミナカミ)
まず1つ目は【狂気山脈について】。〈図書館〉〈登攀〉〈ナビゲート〉どれかで判定どうぞ。出てくる情報は同じです。
倉木 洋輔(朱理)
ナビゲ!
倉木 洋輔(朱理)
cc<=89 ナビゲート (1D100<=89) ボーナス・ペナルティダイス[0] > 31 > 31 > ハード成功
趙 浩然(ユツキ)
cc<=85 ナビゲート (1D100<=85) ボーナス・ペナルティダイス[0] > 30 > 30 > ハード成功
アメリア=フォーレイ(しこん)
cc<=85 ナビゲート (1D100<=85) ボーナス・ペナルティダイス[0] > 55 > 55 > レギュラー成功
趙 浩然(ユツキ)
我々、とてつもなく優秀かもしれない。
アメリア=フォーレイ(しこん)
勝ったな(慢心)
KP(ミナカミ)
いい出目だ。技能成功で経験チェックがつきますので、コマの情報欄とか自分が分かりやすいところにメモしておいてください。
倉木 洋輔(朱理)
優秀だなぁ~~~~!(前世の教訓)(ナビが高い)
KP(ミナカミ)
では、あなた達は狂気山脈について下記のようなことを知っている。
【狂気山脈について】
南極大陸の奥に発見された巨大な山脈。推定高度は10,363m。
確認できる限りの世界最高峰。未踏峰か否かは現状不明。
気象条件が厳しく、十分な調査ができていない。
航空写真の分析から、登頂可能と思われるルートを割り出し挑むこととなる。
6,000mを越えたあたりから、雪が無くなり、漆黒の山脈となるようだ。
9,000m地点に、高い登攀技術を要求される岩壁「大黒壁(グレートブラックウォール)」が存在する。
近年、ニュージーランド航空の旅客機が行方不明になり、その捜索の最中に発見された。
なお、行方不明の旅客機は未だ発見されていない。
KP(ミナカミ)
続いて2つ目は【K2隊について】。〈図書館〉〈信用〉〈聞き耳〉〈知識-10%〉どれかで判定どうぞ。
アメリア=フォーレイ(しこん)
同値だから聞き耳でいこう
倉木 洋輔(朱理)
知識-10しても結構高いのでそれいくか
アメリア=フォーレイ(しこん)
cc<=75 聞き耳 (1D100<=75) ボーナス・ペナルティダイス[0] > 98 > 98 > 失敗
倉木 洋輔(朱理)
おいおいおい
アメリア=フォーレイ(しこん)
んー?
KP(ミナカミ)
新版だと100だけFBだ。セーフ!
アメリア=フォーレイ(しこん)
元気な失敗で済んだ
倉木 洋輔(朱理)
よかった・・・FBじゃない!
趙 浩然(ユツキ)
彼ピっピの事しか考えられなくなってるんだっピね…
趙 浩然(ユツキ)
cc<=60 聞き耳 (1D100<=60) ボーナス・ペナルティダイス[0] > 70 > 70 > 失敗
倉木 洋輔(朱理)
cc<=79 知識 (1D100<=79) ボーナス・ペナルティダイス[0] > 38 > 38 > ハード成功
趙 浩然(ユツキ)
何も分からん…
アメリア=フォーレイ(しこん)
えらい
KP(ミナカミ)
えらいぞ。
倉木 洋輔(朱理)
おいおい、何やってんだ?
KP(ミナカミ)
では、倉木はK2隊についても詳しく調査していた。
倉木 洋輔(朱理)
あたりまえですよ
【K2隊について】
先の狂気山脈第二次登山隊、通称K2隊の参加者は6名。
隊長のケヴィン・キングストンを始めとして、風見灯(日本人・女性)、クリフ・マロンフォート(シンガポール人・男性)、コージー・オスコー(オーストラリア人・男性)、セロ・フィッツロイ(アメリカ人・男性)、穂高梓(日本人・女性)の計6名。
うち、出資元のオスコー財団の御曹司、コージー・オスコーのみ実力に乏しかったものの、他はいずれも世界が認める実力者たちであった。
ケヴィンはリスク管理を重んじる登山スタイルで知られており、右腕として命を最優先する医師の穂高梓を連れて行っていることから、敗退することはあっても全滅することは無いだろうと思われていた。
故に、登山界では「K2隊が全滅したということは、あの山には想像を絶する"何か"があるのだろう」と判断され、後続の登山隊が発足しにくい状況になっている。
なお、彼らが登頂を果たしてから全滅したのか、それとも道半ばだったのかは明らかになっていない。
KP(ミナカミ)
技能失敗登山人達もK2隊のメンバーの名前や顔は知ってる体でいっていいですよ。有名登山家達ですし。
倉木 洋輔(朱理)
地頭はそんなに良くないが、知識だけぱんぱんに詰め込んでるので!!!K2隊のことも知ってたぜ
KP(ミナカミ)
最後、3つ目は【今回のデナリー隊について】。〈図書館〉〈信用〉〈聞き耳〉どれかで判定どうぞ。
倉木 洋輔(朱理)
じゃあ聞き耳だな!
趙 浩然(ユツキ)
図書館も信用も積めるワケないだろ!聞き耳だァ!
アメリア=フォーレイ(しこん)
cc<=75 聞き耳 (1D100<=75) ボーナス・ペナルティダイス[0] > 78 > 78 > 失敗
アメリア=フォーレイ(しこん)
慢心するからだぞ
倉木 洋輔(朱理)
cc<=70 聞き耳 (1D100<=70) ボーナス・ペナルティダイス[0] > 93 > 93 > 失敗
趙 浩然(ユツキ)
cc<=60 聞き耳 (1D100<=60) ボーナス・ペナルティダイス[0] > 9 > 9 > イクストリーム成功
趙 浩然(ユツキ)
全く…
倉木 洋輔(朱理)
耳まで悪くなってた
アメリア=フォーレイ(しこん)
男性陣えらすぎ
KP(ミナカミ)
耳に詰まったバナナ、早めに取っておけよ
倉木 洋輔(朱理)
モグモグ
趙 浩然(ユツキ)
おやつおいしいね
アメリア=フォーレイ(しこん)
凍らせてアイゼンのかわりにしよう
倉木 洋輔(朱理)
うんめぇ
倉木 洋輔(朱理)
趙さんは記者だから、今回のチームメンバーのほうが気になって調べたって感じするね!
KP(ミナカミ)
趙は今回の取材対象でもあるデナリー隊について、下記のことを知っている。
【今回のデナリー隊について】
登山界において、その挑戦のタイミングの無謀さと漂う悲壮感から、「葬列登山隊」とまで評されている。
発起人のデナリー・ウォシュバーンが経営する会社はK2隊出資元のオスコー財団の系列であり、何か隠された目的があるのではないかと一部からは勘ぐられているとか。
KP(ミナカミ)
さらに出目が良かったため、「デナリーは、コージー・オスコーと異母姉弟の関係である」ということも突き止めているだろう。
倉木 洋輔(朱理)
お・・おおお!!!!
趙 浩然(ユツキ)
おやおや…そう、実際デナリーさんに登山目的はちょっと聞きたかったんですよねと思ってたら なるほどね…
アメリア=フォーレイ(しこん)
そういう関係…
KP(ミナカミ)
これらの情報は全員に共有しますか?
趙 浩然(ユツキ)
う、うーん…人のやわかい所な気がするからあんまり…と言う気持ちはあるんですけど
趙 浩然(ユツキ)
そうですね。とりあえず葬式登山隊だって揶揄されているぐらいまでは共有しましょうか。後続のは必要そうなタイミングがあれば皆にも言います。
倉木 洋輔(朱理)
「葬列か…すごい言われようだな。」
KP(ミナカミ)
了解しました。その辺りだけ共有して姉弟関係は秘密で。
KP(ミナカミ)
倉木は【K2隊について】の情報は共有しておく?
倉木 洋輔(朱理)
おう!言っとくよ!大事な話だと思うし!
デナリー・ウォシュバーン(ミナカミ)
「言いたい奴には言わせておけ。文句しか言えない小物だ」 フン、と一蹴している
趙 浩然(ユツキ)
「無事戻れたら凱旋登山隊とか、英雄登山隊に変わりますよ。そんなもんです」
倉木 洋輔(朱理)
「K2隊はここまでのメンバーを揃えていたのにな…」と、共有。
趙 浩然(ユツキ)
「前の登山隊にいた、クリフさんも。登山の腕含め、いい記者だったんですけどね…」分かりにくいがちょっと神妙な顔をしている。
サビタ(ミナカミ)
「無謀なやり方でもなかったのに、そんなことに……。一体、何があったんでしょうか」
アメリア=フォーレイ(しこん)
「セロ……」ロケット撫でた
KP(ミナカミ)
情報共有を終える頃には、窓の景色は港に変わっている。バスはゆっくりと速度を落とし、止まるだろう。
倉木 洋輔(朱理)
「…」横目でロケットを撫でる姿を見ていた。
倉木 洋輔(朱理)
「あの…」って言いかけて、バスが止まった感じ。
デナリー・ウォシュバーン(ミナカミ)
「着いたな。では行こうか」
KP(ミナカミ)
フリーマントル港。そこに、君たちの乗る船が停泊している。
KP(ミナカミ)
バスを降り、船に乗り込もうとする君たちの前に、見ると一人の男が立ちはだかっていた。
KP(ミナカミ)
屈強な図体に、何かを射殺さんとでもしているかのような鋭い眼光……そして、全身からは獣臭さが漂っている、不気味な東洋人だ。
KP(ミナカミ)
背中には巨大なザックを背負い、ロープを肩からかけている。
東洋人(ミナカミ)
「南極に行く登山隊だな? 俺を連れて行け」
アメリア=フォーレイ(しこん)
「誰」誰?
デナリー・ウォシュバーン(ミナカミ)
「誰だ、お前は」
趙 浩然(ユツキ)
「……彼も貴女が声掛けしたメンバー…ってワケじゃないと」とデナリーの方をチラ
東洋人(ミナカミ)
「俺は……俺はワン。山屋だ」
サビタ(ミナカミ)
「…………」 不安そうにワンとデナリーを交互に見ている
ワン(ミナカミ)
「人が足りないんだろう。俺を連れて行け」 登山隊を見回した
趙 浩然(ユツキ)
「一理ありますが」「この登山には装備も食糧もしっかり事前手配して挑んでいるワケですし。いきなりの乱入は難しくないです?」
ワン(ミナカミ)
「問題ない、必要な物資は自分で持ってきた。世話にはならん。そっちの荷運びでもラッセルでもいくらでも手伝ってやる」 ※ラッセルとは、雪をかき分けて道を作る、体力をかなり消耗する行動を指す。
ワン(ミナカミ)
「望むなら、死体の引き揚げだってな」
デナリー・ウォシュバーン(ミナカミ)
「…………!!」
デナリー・ウォシュバーン(ミナカミ)
「……いいだろう。乗れ」
倉木 洋輔(朱理)
「確かに、体力はありそうですね。」ふむふむ
KP(ミナカミ)
デナリーはあなた達の意見を聞くことなく男にそう返し、男は何も言わずに船に乗り込んだ。
アメリア=フォーレイ(しこん)
「……」離れた席に行きたいと思ってる
趙 浩然(ユツキ)
「まあ、貴女が良いなら良いですが…」とデナリーの方をちらと見て席を空けた。(死体の引き揚げに、心動かされたって事ですかねえ…)なんて思いつつ
サビタ(ミナカミ)
「……あの、み、みんなで頑張りましょうね」
倉木 洋輔(朱理)
サビタはかわいい
アメリア=フォーレイ(しこん)
かわいい
趙 浩然(ユツキ)
「あ、折角だし自己紹介もうちょっとしてくれません?」
趙 浩然(ユツキ)
「何でこのタイミングで乱入しようと?生死を賭けてこの山に挑む理由は?」とぐいぐい行く。
倉木 洋輔(朱理)
「同行はいいけど、こんな葬列部隊だなんていわれてるのにわざわざ参加するなんて、目的は?」ってワンさんに聞く
倉木 洋輔(朱理)
答え帰ってくるかわかんないけど
ワン(ミナカミ)
趙と倉木をじろりと見た 「世界最高峰の山が見つかった。なら、山屋はそれに登るだけだ」
倉木 洋輔(朱理)
「なるほど。登山家らしい。この部隊、登頂は最終目標じゃないけど、いいのかな。」
趙 浩然(ユツキ)
「山への熱意ですか。第三次隊なら、人数問題で入れると思った……なるほど?」と頷きつつ、倉木の問いは最もなので興味深くワンの返答を待った。
ワン(ミナカミ)
「そうか」 ワンはそれだけ返してあなた達から離れて行く。
趙 浩然(ユツキ)
「愛想はないですねえ」パシャ。勝手に写真を撮った。
倉木 洋輔(朱理)
「まぁいいか。協調性はないけど、変わりもんは多いしな」
KP(ミナカミ)
船が大きく揺れる。港を離れて、未知への航路がはじまったのだ。
南極までの航路
KP(ミナカミ)
南極までの航路は、長い。
KP(ミナカミ)
到着するまでにどれだけ体のコンディションを整えておけたかどうかは、上陸後の登山に大きな影響を与えるだろう。
趙 浩然(ユツキ)
「あなたも?」変わり者、の所をニッコリ聞き返したりしつつ…来た、山体力ロール
倉木 洋輔(朱理)
「あんたもね」視線をそらしながら言った
KP(ミナカミ)
ここで探索者達は「体のコンディション調整」を行うことができる。
KP(ミナカミ)
これは体調を整えることで、ゲーム的に言えば耐久力の上限が上昇する。
KP(ミナカミ)
探索者達は〈登攀〉〈跳躍〉〈水泳〉〈医学〉から好きな技能でロールを行ってください。
KP(ミナカミ)
成功した場合は耐久力の上限が1D8+5、失敗した場合でも+5増加します。
倉木 洋輔(朱理)
医学じゃい!!!!!!!!!
アメリア=フォーレイ(しこん)
登攀だわ!
KP(ミナカミ)
NPCの耐久力はデナリーとサビタが+5、ワンは+13されます。
KP(ミナカミ)
この出発時の値は、シナリオ中での耐久力の最大値となります。
趙 浩然(ユツキ)
ワンさん凄い ムキムキじゃん
アメリア=フォーレイ(しこん)
体力おばけだ
KP(ミナカミ)
山屋ですからね
趙 浩然(ユツキ)
よし、自分も登攀で。
KP(ミナカミ)
では、皆さん技能ロールどうぞ。
倉木 洋輔(朱理)
勝つんじゃい
倉木 洋輔(朱理)
cc<=88 医学 (1D100<=88) ボーナス・ペナルティダイス[0] > 64 > 64 > レギュラー成功
アメリア=フォーレイ(しこん)
cc<=85 登攀 (1D100<=85) ボーナス・ペナルティダイス[0] > 56 > 56 > レギュラー成功
趙 浩然(ユツキ)
cc<=80 登攀 (1D100<=80) ボーナス・ペナルティダイス[0] > 31 > 31 > ハード成功
アメリア=フォーレイ(しこん)
よし!
倉木 洋輔(朱理)
みんなえらい!!!
趙 浩然(ユツキ)
ッッッッッシャア
KP(ミナカミ)
幸先がいい。全員1D8+5増加。
倉木 洋輔(朱理)
1d8+5 体力 (1D8+5) > 3[3]+5 > 8
アメリア=フォーレイ(しこん)
1D8+5 (1D8+5) > 3[3]+5 > 8
アメリア=フォーレイ(しこん)
なかよぴ
倉木 洋輔(朱理)
おそろっち
趙 浩然(ユツキ)
1d8+5 行ける (1D8+5) > 5[5]+5 > 10
趙 浩然(ユツキ)
よし
アメリア=フォーレイ(しこん)
えらえら
倉木 洋輔(朱理)
なんかむかつくな(好き)
KP(ミナカミ)
いいかんじ! 全員耐久力増やしていってね
アメリア=フォーレイ(しこん)
12+8でHP20です!
倉木 洋輔(朱理)
耐久力で負けた!!!くやし!22です!
趙 浩然(ユツキ)
全員20越え! 13+10で23です~!
KP(ミナカミ)
はーい、修正ありがと!
KP(ミナカミ)
各々のやり方でコンディションを整え、船は南極への航路を進んで行く……というところで、いったん休憩にしましょう。お疲れ様でした。
倉木 洋輔(朱理)
お疲れさまでした!!
趙 浩然(ユツキ)
はい!! セーブの音ォ!!
KP(ミナカミ)
それでは再開。
KP(ミナカミ)
登山家達を乗せた船は南極への航路を進む。
KP(ミナカミ)
その航路の中で、気象が特に悪化する位置がある。
KP(ミナカミ)
それが、「吠える40度、狂う50度、絶叫する60度」と呼ばれる海域だ。
KP(ミナカミ)
地球を周回する風や海流がその行く手を遮られることなく吹き荒れ、嵐が巻き起こり波は荒れ狂う。
KP(ミナカミ)
既に船はその海域の半ば、南緯50度近くに到達しつつあった。
KP(ミナカミ)
船は大きく揺れ、窓ガラスの向こう側には大荒れの光景が広がっている。
KP(ミナカミ)
全員〈目星〉どうぞ。
趙 浩然(ユツキ)
カメラを構えようとして、あまりのブレブレ具合に断念してそう。目星!
アメリア=フォーレイ(しこん)
cc<=70 目星 (1D100<=70) ボーナス・ペナルティダイス[0] > 53 > 53 > レギュラー成功
趙 浩然(ユツキ)
cc<=80 目星 (1D100<=80) ボーナス・ペナルティダイス[0] > 1 > 1 > クリティカル
趙 浩然(ユツキ)
ん?
KP(ミナカミ)
!?
アメリア=フォーレイ(しこん)
歓声が!?
倉木 洋輔(朱理)
!?
趙 浩然(ユツキ)
天才PLなところを見せてしまいましたね…
倉木 洋輔(朱理)
成功してるから、私は普通にやるか…
倉木 洋輔(朱理)
cc<=30 目星 (1D100<=30) ボーナス・ペナルティダイス[0] > 91 > 91 > 失敗
倉木 洋輔(朱理)
おう。
KP(ミナカミ)
では、アメリアと趙は窓ガラスの向こう側を見ていた。
KP(ミナカミ)
大しけの海と嵐の向こう……微かに、何かが見える気がした。
KP(ミナカミ)
目を凝らすと、どうやらそれは蜃気楼のようだ。
KP(ミナカミ)
……いや、蜃気楼? 陽の光も届かない大荒れの天候の中で?
KP(ミナカミ)
しかし君には一瞬、確かに見えたのだ。
KP(ミナカミ)
遠く海の遥か彼方に、巨大な漆黒の山脈が聳え立っているのが。
KP(ミナカミ)
漆黒の山脈……これから向かう狂気山脈の姿が映し出されたのであろうか。
KP(ミナカミ)
まだ遥か彼方、南極の最奥地にあるはずのその姿が、今、周囲に何一つ無いはずの海の真っ只中にあるはずの、ここに?
KP(ミナカミ)
★正気度喪失【1/1D4】 ※趙はCTにより【0/1D2】
アメリア=フォーレイ(しこん)
cc<=70 正気度 (1D100<=70) ボーナス・ペナルティダイス[0] > 3 > 3 > イクストリーム成功
アメリア=フォーレイ(しこん)
強いじゃん
倉木 洋輔(朱理)
すんごい
KP(ミナカミ)
強い女だ
趙 浩然(ユツキ)
cc<=70 正気度 (1D100<=70) ボーナス・ペナルティダイス[0] > 14 > 14 > イクストリーム成功
倉木 洋輔(朱理)
つんよい
趙 浩然(ユツキ)
わくわくしますね。
倉木 洋輔(朱理)
倉木は目がもともと悪いので何も見えなかった
趙 浩然(ユツキ)
というか前は狂気山脈突入してから幻覚見せて来たけど、行く前から見せて来るって 狂気山脈…力、増している…?
system
[ アメリア=フォーレイ(しこん) ] 正気度:70 → 69
アメリア=フォーレイ(しこん)
「山……」つぶやく
趙 浩然(ユツキ)
「あれ。アメリアさんも見えました?」「……見える距離じゃあないですよね?」
倉木 洋輔(朱理)
「…?こんな海の真ん中に山が見えるわけない。波を見間違えたんじゃないか。」
アメリア=フォーレイ(しこん)
ぱち「ジャオも見えたの」
趙 浩然(ユツキ)
「うん、黒い山脈が」「まあ、現実的に考えたら波を見間違えた…のかもしれませんけどねえ」
アメリア=フォーレイ(しこん)
「そうね…多分、きのせい」
倉木 洋輔(朱理)
「疲れてるなら、ちょっと横になるといいですよ」緊張とかストレスで不安なのかな、みたいな
KP(ミナカミ)
現実的に考えて有り得ない。気のせいだ。そう言い聞かせつつ、君達の心には一抹の不安が残るだろう。
倉木 洋輔(朱理)
揺れひどいかもだけど…。
趙 浩然(ユツキ)
「本当だったら面白いですけどね。登山に挑む人間に見せる蜃気楼。誰が見せているのか。それは果たして歓迎か拒絶か…」と言いながら窓の外をもう一度見たりしていた。
KP(ミナカミ)
コンディションを崩さないように休息を取り、思考を逸らせているうちに、船は南極に辿り着く。
南極大陸
KP(ミナカミ)
南極大陸に辿り着いた一行を迎えたのは大きな雪上車だ。
KP(ミナカミ)
登山家達はデナリーの先導で雪上車に乗り込み、雪上車は純白の大地を移動する。
デナリー・ウォシュバーン(ミナカミ)
「全員、船酔いはしていないな? 今のうちに、狂気山脈の麓まで移動した後の話をしておこう」
アメリア=フォーレイ(しこん)
「大丈夫、酔ってないわ」手袋ごしに自分の手を撫でつつ
倉木 洋輔(朱理)
荷物降ろしたりしながら、デナリ―に視線をやる。
趙 浩然(ユツキ)
酔ってない事を手をひらひらとさせてアピールしつつ。「今後のスケジュールや方針ですかね」
デナリー・ウォシュバーン(ミナカミ)
「先のK2隊は犬ぞりで移動していたが、標高3,000m付近で犬達がリードを引きちぎって脱走してしまったらしい」
デナリー・ウォシュバーン(ミナカミ)
「今回は確実な移動手段……スノーモービルを使う。人数分用意してあるから、麓に着いたら荷物を各々のスノーモービルに移し、乗り入れ可能な地形まで移動する」
サビタ(ミナカミ)
「スノーモービル……大丈夫、たくさん練習しました」 宙を見てうんと頷いた
趙 浩然(ユツキ)
「なるほど……」スノーモービルかぁ…
倉木 洋輔(朱理)
運転技能とか必要・・・?
倉木 洋輔(朱理)
わかんないけど、登山家なら乗れるじゃろ(慢心)
趙 浩然(ユツキ)
必要技能によってドヤれるかどうかが変わる
KP(ミナカミ)
デナリーの言葉通り、狂気山脈の麓に到着してからは、スノーモービルに乗って乗り入れ可能な地形……標高3,000m付近まで登ることになる。
倉木 洋輔(朱理)
途中参加の彼の分はありますか?
KP(ミナカミ)
なんとあります。デナリーは出来る女なので不意の故障に備えて少し多めに用意していた。
倉木 洋輔(朱理)
流石デナリ―。よかったね、ワンさん
アメリア=フォーレイ(しこん)
一人並走する事にならないでよかった
趙 浩然(ユツキ)
「デナリーさんが準備が良くて助かりましたね」
倉木 洋輔(朱理)
「用意がいいですね」途中参加の人もいるのに、人数分あるスノーモービル。すごいぞ!
KP(ミナカミ)
探索者は〈DEX〉どうぞ。成功で華麗なスノーモービルさばきを見せ、失敗でちょっと危ういさばきぶりになります。
倉木 洋輔(朱理)
DEX・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
趙 浩然(ユツキ)
「僕もちょっとは練習したんですけど…ええと、これで大丈夫でしたっけ」とかちょっとやり方サビタさんに聞いたりしつつね
アメリア=フォーレイ(しこん)
cc<=55 DEX (1D100<=55) ボーナス・ペナルティダイス[0] > 29 > 29 > レギュラー成功
アメリア=フォーレイ(しこん)
ふぅ…
趙 浩然(ユツキ)
cc<=65 DEX (1D100<=65) ボーナス・ペナルティダイス[0] > 46 > 46 > レギュラー成功
倉木 洋輔(朱理)
cc<=55 DEX (1D100<=55) ボーナス・ペナルティダイス[0] > 17 > 17 > ハード成功
趙 浩然(ユツキ)
いけたわ
倉木 洋輔(朱理)
強い。
KP(ミナカミ)
白銀の山に舞い降りた俊足の者どもだ。
アメリア=フォーレイ(しこん)
「乗り方、教わってたから大丈夫」
サビタ(ミナカミ)
「はい、ここを握って、重心を意識して……」 と教えていた
倉木 洋輔(朱理)
サビタの奴を横で聞いてたら乗れました。
趙 浩然(ユツキ)
「ああ、こんな感じでしたねえ。いやはや、教え方お上手です」丁寧に教えてくれてる。優しい。
倉木 洋輔(朱理)
「全員、問題なく乗れそうですね」
サビタ(ミナカミ)
「いえ、趙さんの飲み込み、早いです」
KP(ミナカミ)
登山家達はそんな会話を交わしながら順調にスノーモービルを走らせ、標高3,000m地点に到達する。