星月夜の水隠れ (2016/08/18 - 2016/08/23)

SCENARIO INFO

Writer/蟹(配布元 ※有料配布)

本作は、「株式会社アークライト」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。
Call of Cthulhu is copyright (C)1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc.
Call of Cthulhu is a registered trademark of Chaosium Inc.
PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION

PLAYER

KP/蟹
PC1/提子 知成(ササニシキ)
PC2/九門寺 雨乃(みちを)
PC3/堤 衛(ミナカミ)

INDEX

1日目1日目-22日目2日目-23日目3日目-23日目-33日目-43日目-53日目-63日目-73日目-83日目-93日目-104日目アフタープレイ

柱子守神社

KP(蟹)
救い出したはずの月神と水神は、一向に目覚める様子はない。
KP(蟹)
空を見上げれば日が傾き、段々と夜が近づいていると分かる。
KP(蟹)
如何にケガレ神を討ち滅ぼそうと、全てのケガレが居なくなったわけではない。
KP(蟹)
探索者たちと守り神に憑いたケガレは、未だに猛威を奮っているのだ。
星神(蟹)
「嘆いていても仕方ない……先に君たちのケガレを祓わなければ。」
+  一方雑談窓では
九門寺 雨乃(みちを)
二十日さん…!
堤 衛(ミナカミ)
二十日が生き残るとはな……。
KP(蟹)
二十日が生き残るとはって言葉じわじわする
堤 衛(ミナカミ)
「神様倒すだけじゃ……足りないってのか……?」
星神(蟹)
「元に戻られた太陽神様なら……」
提子 知成(ササニシキ)
そう言えば太陽神様はまだ本来の姿のままなのかな
星神(蟹)
太陽神に呼びかけられたのか、星神がそちらを向いて何か意思疎通らしきことをしています。
太陽神(蟹)
「…………」太陽神は元の姿のままですが、言葉は発しません。
KP(蟹)
星神は起きない面々を連れて、神庭の泉へ向かうように皆さんへ言います。
KP(蟹)
月神も水神も居ないが、どうやら太陽神がなんとかしてくれるとのこと。
KP(蟹)
また、守り神だけでなく、九尾のケガレから出てきた遺骸も運ぶよう示されます。
九門寺 雨乃(みちを)
おう、何かしてくれる…?! そういうことなら雨乃がやります。
星神(蟹)
「まだ分からないが、何か考えがおありのようだ。」
提子 知成(ササニシキ)
では水神様あたりを抱え上げます。移動時もそんな感じだったし
星神(蟹)
「辛いかもしれないが……手伝ってもらえないだろうか」遺骸の近くで
九門寺 雨乃(みちを)
「……わかった」 というわけで、実里ちゃんは雨乃がおぶっていきます。
堤 衛(ミナカミ)
「……頼むぜ、太陽神様」 じゃあ月神様と狐の遺骸を持ってくかな……?
堤 衛(ミナカミ)
(狐は対象外だったら月神様だけ持ってったってことで)
KP(蟹)
(狐もで合っていますよ)
堤 衛(ミナカミ)
(よかった!)
星神(蟹)
「ありがとう……」心配げに月神と水神の様子を見ながら先導します。

神庭の泉

KP(蟹)
神庭の泉へ着きました
星神(蟹)
「うむ、祓いの儀式の準備をされるそうだ」
星神(蟹)
「ここまで来れば君たちは大丈夫だ。安心してくれ」
KP(蟹)
太陽神は泉の中心にある社の屋根にとまり、星神は対岸で身を構える。
KP(蟹)
両神は示し合わせ、太陽神が力を解放し、星神がその力を泉へと移していく。
『水面が輝き、周囲の草花が花を咲かせる
 雨音を思わせる水音に合わせて、泉から光の滴が中空へこぼれ落ちていく。
 次々を増え広がる光の粒子が辺り一面に漂い、まるで星の海中にいるようだ。』

『力強い風が花弁を運び、光の粒子と混ざり合う。
 探索者を中心に色鮮やかな竜巻が巻き起こり
 足下の草花が青々と茂っては踊るように揺れている。
 体から黒いもやが抜けていくと同時に、力が溢れ戻ってきた。』
KP(蟹)
【※喪失していたMP、耐久、POWなどが元に戻りました。】
KP(蟹)
煌めく花弁の竜巻が消えると、流れる星屑と重なり合いながら花吹雪が降り注いでいた。
KP(蟹)
水面に漂う花弁と星屑は集まり、一本の橋となる。
KP(蟹)
まるで泉へ身を投じるための架け橋のようだ。
KP(蟹)
反応などありましたらどうぞ
堤 衛(ミナカミ)
「…………」 その見事な光景にしばし言葉を失いました。 「……すっ……げぇ……」
提子 知成(ササニシキ)
「これは…………っ?」眩く美しい光景に息を呑む。
九門寺 雨乃(みちを)
「……きれいだよ、実里」 一連の光景に見惚れながら、ぽそりと。
星神(蟹)
皆の中からケガレが抜けたことを確認した星神は、ホッとした様子です。
KP(蟹)
ところが
太陽神(蟹)
「…………」
星神(蟹)
星神は何事か言われたのか、酷く狼狽した様子で太陽神に何かを訴えはじめました。
KP(蟹)
よかったら聞いてあげて下さい
提子 知成(ササニシキ)
聞けるなら聞きますとも…
堤 衛(ミナカミ)
「…………? 星神様? 太陽神様、何か言ってるのか?」
星神(蟹)
「月神と水神を、救えるそうだ……」
星神(蟹)
「しかし……」
星神(蟹)
「それでは我々は、その後どうすればいいと言うのだ……」
提子 知成(ササニシキ)
「……救えるが、それだけではない…のか?」
堤 衛(ミナカミ)
「どうすればいい……? え、今まで通りの生活に戻れるわけじゃないの?」
星神(蟹)
「月神と星神は救える……だが代わりに、太陽神様が消えようとしていらっしゃる」
KP(蟹)
星神は拒否したい様子だが、水神と月神の容態を思えば受け入れるしかないようだった。
九門寺 雨乃(みちを)
「代わりに…?! そんな……」
KP(蟹)
何故なら二柱のケガレの侵蝕は酷く、放置すれば新たなケガレ神にすらなりかねない。
堤 衛(ミナカミ)
「消えるって……それって、太陽神様が代わりに死ぬってことか!?」
星神(蟹)
「太陽神が全ての力を注がねば救えないほど、深刻な状態なのだ……。」
星神(蟹)
「私とて受け入れたくはない……だが……だが! 月神と水神を、ケガレ神にしたくはないのだ!」
星神(蟹)
「それこそ我々が生まれた意味を失う……! この土地を滅ぼし、災厄を招く存在になってしまう!守るべき我々がだ!」
提子 知成(ササニシキ)
「後のことを考えるならば…月神様と水神様を救った方が良いのだろうな」
星神(蟹)
受け入れるしか無い決断に、星神は小さな身を更に縮こませ耐えているようです。
堤 衛(ミナカミ)
「何か他に方法はないのか? 俺ならいくらでも、なんでも協力する……! ショボいと思うけど、それでも、ほんのちょっとでも太陽神様が残れるようには……?」
星神(蟹)
首を振って否定します「いいや、君たちは十分我々を助けてくれた。その気持ちに深い感謝の念を抱こう」堤さんに
九門寺 雨乃(みちを)
「……」 かける言葉が見つからず、うつむいて沈黙してるかな……
KP(蟹)
探索者は運んできた者たちを泉へ運ぶよう頼まれる。
KP(蟹)
水神と月神、更に化け狐と、実里の遺骸もです。
KP(蟹)
これは太陽神の力だけでも足らず、化け狐たちに残ったケガレ神の力も利用するためだと説明されます。
KP(蟹)
神器をケガレが利用したように、ケガレの力も利用できるからです。ただしそれなりのリスクが伴います。
KP(蟹)
また、亡骸に残っているケガレの残渣も取り払わねば、新たなケガレ神になりかねないと答えられます。
KP(蟹)
雨乃ちゃんは、実里に最後のお別れがありましたら……
九門寺 雨乃(みちを)
「実里も……」 説明を聞いたら躊躇するけど、 「……わかりました……」 と。
九門寺 雨乃(みちを)
「仲良い友達って、私にもそんなに多くないけど。実里は、私にとっていちばんの友達だったよ。まだ話してないこと、いっぱいあったけど……これからもずっと、今までよりもっと楽しい思い出を作っていけるって思ってたけど……こんなことになって……」
九門寺 雨乃(みちを)
と、ふとそこで言葉を切って。
九門寺 雨乃(みちを)
「大好きだよ」 嗚咽で止まりそうになりながら、シンプルにして伝えたいことを伝えます。
九門寺 雨乃(みちを)
準備いいです。お待たせしてます…!
提子 知成(ササニシキ)
「…………」ウノちゃんと実里ちゃんの二人の様子を一瞥してから、抱えてる水神様を泉の方へ。
堤 衛(ミナカミ)
「…………」 星神様の言葉を受けて、しゅんとなりつつ月神と化け狐を泉へと運びます。
堤 衛(ミナカミ)
「……太陽神様。最初はよくわかんねぇひよこだなとか思ってすみませんでした。太陽神様の光のあたたかさは忘れません」
堤 衛(ミナカミ)
「神様なんだしさ、死んだって信仰心とか集まってそのうち復活しそうとか思うけど。実際どうなるかわかんねぇけどさ」
堤 衛(ミナカミ)
「またいつか、ひょっこりあのひよこ姿で神社に来て星神様達をびっくりさせるんじゃねぇかなって、そういう、都合のいいこと考えてくよ」
燈与子(蟹)
「…………」
燈与子(蟹)
堤さんの言葉に、鈴の音に似た声が聞こえました
燈与子(蟹)
言葉としてはわからずとも、とてもあたたかな声に聞こえました。
KP(蟹)
泉へ流すと、探索者は次の光景を体験します。
『太陽神の体が、光の花弁となって散り始めた。
  花弁が浮かび流れ、貴方へ触れる。
  すると、知らない情景が溢れ流れてきた。』

 その昔――
 ここは人など住めるはずのない 死の山だった
 あらゆる物が腐れ朽ちるこの土地に 惹かれてしまった者たちがいた
 どこにいっても 石を投げられる存在だった彼らは
 誰も来ない 死の山に住むしか無かった

 彼らは山を治める者を生み出すべく 人柱となって山の力を己が体へ注ぐ
 自殺行為同然の儀式は 彼らをケガレへと変えていった

     百年もの間
 土地を治めるために捧げられる人柱たち
 後には引けぬほどの犠牲を生みながら
 忌まわしい拷問儀式は続けられる
 親しき友も   親兄弟も   我が子ですら
 ケガレへと変え 皆を脅かしながら
  一人の成功作を生み出しても なお 儀式は続けられた

 近しい仲間がケガレへ転化する様を 見届けるしかできない歯がゆさの中
 独り自分だけが遺され おいていかれる
 人柱がケガレになる様への深い悲しみは 命を削るほどだった

 削った命は一部のケガレに影響を与え 新たな神子を生み出す

 新たな守り神の誕生は
 儀式の終わりへとつながった

 豊かな自然の中で 動物たちが伸び伸びと駆けるようになった
   村人が我が子を見せに 神社へ挨拶にやってきてくれた
      同胞が望み願い続けた豊かな土地で
        皆の子らが笑い合っている

 寂れた社を見つめ 哀悼する寂しさと
 己への憤りは変わらないままに

 神子は過去と今を憂い
    どうか
    どうか……
   私の力など
 要らぬ世になることを
  願い続けていた

 それらは全て、太陽神である燈与子が見届け抱いてきたものの一部だとわかった。
 五百年余りの間 背負い続けた嘆きと願いを散らしながら
 遺る守り神たちと、探索者へ贈られる感謝が伝えられる。
燈与子(蟹)
『これからの時を紡いでいくのは 貴方たち次第』
燈与子(蟹)
『時には亡き者を思い 振り返ることもあるだろう』
燈与子(蟹)
『そこで我々は見守っている 貴方たちがまだ進めるように』
燈与子(蟹)
『貴方がくれた 今までに感謝しながら』
燈与子(蟹)
『ありがとう』
燈与子(蟹)
『あなたの未来に 幸あらんことを』
 短い言葉は、優しく慈しむ母のような声だった。
 動物たちが別れを嘆くように、遠く響く鳴き声をあげる。
 植物が別れの花を贈るように、蕾を開かせる。
 花吹雪と水面に広がる星月夜の泉へ
 永き役目を終えた一柱が お隠れあそばした
+  一方雑談窓では
提子 知成(ササニシキ)
Reset……アア…
堤 衛(ミナカミ)
蟹ーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!
堤 衛(ミナカミ)
(感謝の正拳突き)
九門寺 雨乃(みちを)
壮大すぎる…EDだ……
KP(蟹)
へへ!!(おもいっきりなぐられながら)
提子 知成(ササニシキ)
ンモーーーーーーーーーーーーーー(号泣)
堤 衛(ミナカミ)
ばか!! ばか!!(鍋に投げ込む)
KP(蟹)
へへ!!うれしい!!(にこまれながら)
KP(蟹)
太陽神様の台詞直前でふやしちゃったよね!!みんな素敵だから!!
堤 衛(ミナカミ)
あれ直前なの!!?
KP(蟹)
あの台詞いまさっき増やしたんだよ
KP(蟹)
ありがとう だけだったんだよホントは
提子 知成(ササニシキ)
蟹ーーーーーーーッ!!!!
KP(蟹)
へへ!!!
九門寺 雨乃(みちを)
めっちゃ増えてる!?
KP(蟹)
RPは全然待てる時間余裕あるので!よかったら!よかったら!(乞食)
堤 衛(ミナカミ)
蟹……!!!!!!!!(ポン酢をかける)
KP(蟹)
へへ……(身をほぐされながら)
堤 衛(ミナカミ)
「……燈与子様……」 流れた涙をぐいっとぬぐって、祈るように頭を垂れます。
九門寺 雨乃(みちを)
「……正直、こんなこと夢であって欲しいって、今でも思ってるけど……」周りの幻想的な光景を見ながら
九門寺 雨乃(みちを)
「……立ち会えてよかった」
提子 知成(ササニシキ)
「知ったことじゃない……こんなもの、見せられたって、僕の知ったことじゃない」
提子 知成(ササニシキ)
「だが」
提子 知成(ササニシキ)
「あなたは皆に愛される、本当の、素晴らしい神様だった」
提子 知成(ササニシキ)
「それを知ることが出来て良かった」
+  一方雑談窓では
KP(蟹)
知成君わらった……ありがとう……
九門寺 雨乃(みちを)
わらったね…!!!
KP(蟹)
堤さんも思ってくれてありがとう……太陽神としてでなく燈与子としての言葉が浮かんだのは貴方のお陰だよ……
KP(蟹)
雨乃ちゃんは……雨乃ちゃんはね
KP(蟹)
実はもうちょっとあるんじゃ
提子 知成(ササニシキ)
まさか…アア…
堤 衛(ミナカミ)
おお……!?
九門寺 雨乃(みちを)
なに……
KP(蟹)
ただ一柱、この場に残った星神も……
星神(蟹)
「ありがとう 本当に……燈与子さまも……君たちに出会えたおかげで、神としてだけでなく、自分のままとしてお隠れできたんだろう。」
KP(蟹)
我々は心配ないと
KP(蟹)
神様らしく振る舞いながら
KP(蟹)
今夜はかえってゆっくりおやすみ……と
KP(蟹)
神社の前まで見送ってくれました。

エピローグ

翌日――水夜光村は大騒ぎだった。
山中が季節を問わずに満開になった花々で覆い尽くされていたからだ。
太陽神が消えたことで土地の封印が弱まり、異常な養分がそれらを狂わせたのだろう。
だがあの出来事を知る探索者たちには
弔いの花に思えたかも知れない。
どう捉えるかは、貴方次第である。
KP(蟹)
実里の家では、娘が忽然と消えたことでも大騒ぎでした。
KP(蟹)
探索者はどうなったか知っていますが
KP(蟹)
伝えられる言葉は、あまりないでしょう。
KP(蟹)
それほどの、言葉で伝えられないほどの経験を皆さんをしたのですから。
KP(蟹)
皆さんは酒屋の店主が帰りは送ってくれる約束をしてもらいました。
KP(蟹)
村の騒ぎで送るのは夕方頃になってしまうと謝られたりもしたでしょうね。
KP(蟹)
そんなこんなで、夕方までは自由時間になります。
KP(蟹)
ところが、暇をもてあます皆さんの元へ
KP(蟹)
思わぬ来訪者が現れます。
NPC(蟹)
「おいお主ら!」
KP(蟹)
木陰から呼んできたのは、化け狸のバケさまです。
KP(蟹)
RPどうぞ
堤 衛(ミナカミ)
「あ、バケ様。こんなとこまで来たんですか」
提子 知成(ササニシキ)
「バケ様?どうして人里まで」
星神(蟹)
「私もいるぞ!」ひょこっとバケ様の頭にのった星神が出てきます
九門寺 雨乃(みちを)
「星神様まで!? そんなただの動物みたいに……!!」
バケ様(蟹)
「なんじゃ、守り神がおぬしらに用事があるそうでの」
堤 衛(ミナカミ)
「用事?」
星神(蟹)
「ここでは目立つ、ついてきて貰えないか?」
KP(蟹)
ついていきますか?
堤 衛(ミナカミ)
ついていきます!
提子 知成(ササニシキ)
不思議そうな顔するけどついて行きますよ!
九門寺 雨乃(みちを)
ついていきますよぉ。
KP(蟹)
バケ様たちに連れられて来た場所は、様々な花々が咲き乱れる眺めの良い丘だった。
KP(蟹)
そこではなんと
水神(蟹)
「あああー!!知成!雨乃!ついでに堤も!!」
水神(蟹)
「よかったあ! みんなホントに無事だったんだね!」
堤 衛(ミナカミ)
「ついで!!!????」
九門寺 雨乃(みちを)
>>ついで<<
KP(蟹)
二回りほど小さくなった水神の姿に
提子 知成(ササニシキ)
「水神様…っ!?それはこっちのセリフだぞ」
月神(蟹)
「水神 失礼ですよついでなんて」
KP(蟹)
子猫のような姿になった真っ白の猫
KP(蟹)
月神様でした
水神(蟹)
「わあい! よかったー!僕のせいで気絶までさせちゃったし心配だったんだよー!」知成君にうねっと絡んで勝手にのぼる
九門寺 雨乃(みちを)
「無事に済んだんですね。よかった」 両柱ともかわいいなってほっこりしながら
堤 衛(ミナカミ)
「水神様も月神様も無事でよかったよ、うん」
提子 知成(ササニシキ)
「ふふ、なんだか小さくなったな 騒がしいのは変わらないが」うねっと絡まれるのを撫でる。
提子 知成(ササニシキ)
「そちらも無事なようでよかった」と月神様にも
月神(蟹)
「この度は守り神共々、貴方達にともて助けていただき深く感謝しております。」
星神(蟹)
「ここへ呼んだのは礼を言うのもあるが」
水神(蟹)
「約束の太陽神様の報酬を渡したかったんだ!」知成君になでられながら
KP(蟹)
太陽神の報酬……それは、守りの鈴とよく似た鈴でした。
堤 衛(ミナカミ)
「報酬?」 きょとんとします。 「……ああ、そういえばそんな話だったような……?」
九門寺 雨乃(みちを)
「あったっけ、そんなの」 忘れてたな普通に(中の人も)
九門寺 雨乃(みちを)
「鈴?」
星神(蟹)
「そちらの鈴は太陽神様がお隠れされた時に効力を失っているのだが、どうやらこれは別らしい」
提子 知成(ササニシキ)
「ああ」とすっかり忘れてた顔しながら
KP(蟹)
説明いれますよ
KP(蟹)
水神と月神から、太陽神様が探索者たちへ遺された物だと渡される。
KP(蟹)
これは太陽神が依頼した【神器の探索】を達成したことへの約束の報酬だ。
KP(蟹)
守りの鈴と同じく韓紅(からくれない)だが、効果は違うそうだ。
<【友の鈴】の効果>
太陽神が探索者各人のために生み出した報酬。
コストのMPを付与するだけで《呪文:動物を魅了する》(ルルブP.274)が使えるアーティファクトだ。
所持していればこの呪文が使えると考えてもらえば良い。呪文を修得したわけではない。
並びに、報酬を受けた当人にしか使えないため譲渡はできない。
なお、ケガレを祓う効果は付与されていない。
(※アーティファクトに該当するので、使用は各セッションのKPとご相談ください。※)
月神(蟹)
「それと、これだけじゃないんです。貴方たちを呼んだのは」
堤 衛(ミナカミ)
「何か他に?」
九門寺 雨乃(みちを)
「宴とか?」
提子 知成(ササニシキ)
「?」と続きを待つ。
堤 衛(ミナカミ)
「あっ龍の涙ほしい!」 脱線。
月神(蟹)
「貴方たちの中で ウノ という方は……」
NPC(蟹)
??:「あ! 雨乃ちゃん! 雨乃ちゃんだ!!」
KP(蟹)
そういってトテトテと駆け寄ってきたのは
NPC(蟹)
真っ白の子狐でした
九門寺 雨乃(みちを)
呼ばれればそちらに振り向きまして。「ふぁ……!?」
子狐(蟹)
「わーい!雨乃ちゃん雨乃ちゃん!あそぼー!」雨乃の回りをぐるぐるまわる
堤 衛(ミナカミ)
「狐……?」
九門寺 雨乃(みちを)
「知らない顔ですね……!? でも……狐ちゃん?」 ひょいっと抱き上げてみたい!
月神(蟹)
「どうやら太陽神様が誰かを守り神に転生したようでして……」
提子 知成(ササニシキ)
月神様の言葉を聞いて「それじゃあ…」と
月神(蟹)
「我々も元はケガレに堕ちた身を転生してもらい、今守り神をしているのです。」
堤 衛(ミナカミ)
「え、あ、ま……まさか……」
九門寺 雨乃(みちを)
「実里?」
月神(蟹)
「普通は転生前の記憶は一切ないはずなのですが、この子はずっと”雨乃ちゃん”と呼んでおりまして」
子狐(蟹)
子狐は実里と呼ばれても分からなさそうな顔をしています
子狐(蟹)
「えっとね あたし生まれてまだ全然なんだけど」
子狐(蟹)
「ずっと伝えないとって気持ちがあったんだ」
子狐(蟹)
「雨乃ちゃん ごめんね」
子狐(蟹)
「あなたに会えて! すっごく嬉しいよって!」
子狐(蟹)
「雨乃ちゃん?」
九門寺 雨乃(みちを)
「そっか。神様になったんだ……」 じわっと目頭が熱くなった。「私も、おんなじこと考えてたよ……」
子狐(蟹)
「ホント! わあい!嬉しいなあ!」ぴょいと雨乃に飛びつきます
九門寺 雨乃(みちを)
ぎゅっと抱き止めます。 「……ありがと。覚えててくれて」 ぽそりと囁いて。
月神(蟹)
「雨乃さん」
月神(蟹)
「よければ縁のある貴方が、新しき守り神となるこの子へ……」
月神(蟹)
「名前を 授けてくれませんか?」
月神(蟹)
「貴方が呼びたい名前で構いません。」
月神(蟹)
「貴方が呼んでくれることが、きっとこの子にとって一番いいですから」
九門寺 雨乃(みちを)
「私が?! それは嬉しい……けど、センスとか自信ないなぁ~……呼びたい名前……」 子狐ちゃん撫でながら、まわりの守神様や堤くん知成くんをちらっと見たりします。
提子 知成(ササニシキ)
見られたら「九門寺さんが、呼びたいように」とね。「友達のあなたが」
子狐(蟹)
わくわくした様子で待ってます
堤 衛(ミナカミ)
「そーそー。九門寺さんが決めたらいいよ。長年の友達なんだろ」
+  一方雑談窓では
KP(蟹)
そうそうこの子狐イベントね
KP(蟹)
探索者の行動のお陰なんだよ
KP(蟹)
夜に一緒に龍の涙飲んだでしょう?
九門寺 雨乃(みちを)
あ!?
堤 衛(ミナカミ)
あれが!?
提子 知成(ササニシキ)
おおお…
KP(蟹)
それが、それだけが、このルートへ繋がります
KP(蟹)
^^
九門寺 雨乃(みちを)
の゛ま゛ぜ゛て゛よ゛がっ゛だ゛
KP(蟹)
へへ 茶番に見せかけた重要イベントでした
堤 衛(ミナカミ)
本当に蟹さんは何気ないところにとんでもないブツを隠しやがるぜ……
提子 知成(ササニシキ)
二日目終了時に茶番だったね、でもこれは大事なことだったからって言ってたのはそういう
KP(蟹)
イエスイエス
KP(蟹)
龍の涙はシナリオ全体を通して重要なアイテムなんだ
提子 知成(ササニシキ)
親睦深めて進行しやすくかな?とぼんやり思ってたけど今なら分かる。これは大事だ。
KP(蟹)
龍の涙ができたはじまりは水神の恋物語から。だからエピローグも全体通してつながってたりシます。
九門寺 雨乃(みちを)
「ううん、もう、いっこしか浮かばないけど……」
九門寺 雨乃(みちを)
まわりの木々と花々の様子をぐるっと振り返って。
九門寺 雨乃(みちを)
「雨乃って私の名前、雨って字が入るの。時々、陰気な名前だって思われたりするみたいなんだけど。これはお母さんが、私が産まれた日のことを忘れないようにってつけてくれたからなんだよ」
九門寺 雨乃(みちを)
「今のこれは、あなたの力じゃないみたいだけど、私もお母さんと同じように、この日のことを忘れないようにって」
九門寺 雨乃(みちを)
「みのりがみ。豊穣の穣の字の、穣神」
子狐(蟹)
「みのり神 それがあたしの名前?」
九門寺 雨乃(みちを)
「そう、穣神。こじつけだけど、字はそれっぽくしなくちゃね。なんといっても神様なんだから」 満面の笑顔を子狐ちゃん改め穣神様に
穣神(蟹)
「みのり神……! 穣神! 雨乃ちゃん雨乃ちゃん もっと呼んで あたしの名前」
九門寺 雨乃(みちを)
「穣神! あなたは穣神様!」 抱っこしたり、たかいたかいみたいな感じにしたり、くるくるじゃれるよ…!
穣神(蟹)
「嬉しい……!あたしこの名前大好き!」きゃっきゃしてる
穣神(蟹)
「雨乃ちゃん」
穣神(蟹)
「ありがとう!」
+  一方雑談窓では
KP(蟹)
雨乃ちゃん!!!!!!!!!!!
提子 知成(ササニシキ)
アアアーーーーーー(ありがとうございます)
堤 衛(ミナカミ)
ありがとう……ありがとうウノちゃん……
KP(蟹)
ありがとう……ありがとう……
九門寺 雨乃(みちを)
まさか雨乃の名前のルーツを使う時が来るなんて思いませんでした!!!
提子 知成(ササニシキ)
みのり…豊穣神と言ったらお稲荷さん…お稲荷さんと言ったら狐…ぴったりなんだなあ…
KP(蟹)
実里の名前の由来考えるとまたキテああああ~~~(顔を覆う)
提子 知成(ササニシキ)
KP!しっかり!エンディングまで泣いちゃダメ!あっエンディングだこれ!(ダバァ)
堤 衛(ミナカミ)
お米が……おかゆに……!?
提子 知成(ササニシキ)
これまた友人帳の曲が合うんだ畜生(ダバダバ)
九門寺 雨乃(みちを)
正直お稲荷さんの方まで考え及んでなかったけど、そんなにガッチリつながるとは…!!
KP(蟹)
私もそこまで考えてなかったぜ!>お稲荷さま
提子 知成(ササニシキ)
二人とも考えてなかった!?
九門寺 雨乃(みちを)
語感と字面だけですよ!!
バケ様(蟹)
「おうおう 泣ける話っぽいのやっとるのう」
バケ様(蟹)
「ほれ、お望みの酒じゃぞ」
KP(蟹)
といって、森の方から化け狸が何匹も出てきて
KP(蟹)
龍の涙をドンと置いていきます
提子 知成(ササニシキ)
「全く どれだけ貯蓄があるのやら」苦笑。
バケ様(蟹)
「ワシの秘蔵の酒全部出してきたんじゃからな!飲まぬとは言わせんぞ」にやり
堤 衛(ミナカミ)
「バケ様最高!!!!!!」 グッと親指を立てよう
九門寺 雨乃(みちを)
「まだ持ってたの!? この狸ジジイ!」
子分狸(蟹)
「おい知成!」「お前礼忘れんなよ!」「あのふわふわな!」あの時の子分狸たちも出てきました
バケ様(蟹)
「なんじゃ土産どうこうこそこそ喋っとったしの」
バケ様(蟹)
「全員分の土産くらいは残るじゃろうて。もってけい泥棒」
KP(蟹)
ついでに鹿もよってきて堤さんつつこう
鹿(蟹)
「ぎゅいぎゅい」
堤 衛(ミナカミ)
「マジすか太っ腹ァ!」 ってバケ様に抱き着こうとしたら鹿!!!!! 「やめーーーッ!!!」
九門寺 雨乃(みちを)
「バケ様~! あざっす!」 調子よくお礼ぺこり。
提子 知成(ササニシキ)
「バケ様…いいのか?……ありがたくいただいていこう。礼はマシュマロで」子分狸なでもふぅ
水神(蟹)
「堤 堤 鹿は構えっていってるよ」
堤 衛(ミナカミ)
「コイツはもう鈴なくても分かるよ!!」 わしゃわしゃ
提子 知成(ササニシキ)
「ふふ 本当に 好かれてる な ふふ」耐えきれず笑ってる
星神(蟹)
「水神とていつも月神に対してはあんな感じだろう」
水神(蟹)
「はあー!? それはそっちだろ星神!!」
月神(蟹)
そんな様子を微笑ましく月神は眺めています。
堤 衛(ミナカミ)
「ほーう。こんな感じで構え構えと。それはそれは」 二人を見ながらニヤニヤしよう
KP(蟹)
じゃあ探索者にはこっそり、月神は次のことを教えてくれるよ。
九門寺 雨乃(みちを)
「二人とも、なんだ」 くすくす。
提子 知成(ササニシキ)
「狸はチョコレートは食べられるのか?あのふわふわに更に甘い菓子が入っているものがあってだな。大丈夫そうなら持ってくるんだが」とチョコマシュマロの話とかもしてる。子分狸のもふみに溢れる。
月神(蟹)
「実はですね……水神の中へ身を投じた時、水神は星神とも仲良くなりたいと思うようになったんです。」
KP(蟹)
……それは、月神が美しく照らす光景に、星神が瞬き光る姿も無くてはならないものだと思うようになったからだ。
KP(蟹)
しかし、一度不仲な態度をとってしまった手前、仲良くしてくれとは素直に言えなくなってしまった。
月神(蟹)
「だから水神が私とお話するときは、いつも星神とどうしたら仲良くなれるかを話すんです。」ふふふ
月神(蟹)
「星神も堅物なところがあるから、本当は許しているのに厳しい態度をとってしまうのですよ。」
堤 衛(ミナカミ)
「もうとっくに仲良しに見えるけどなぁ」 ふふふ
九門寺 雨乃(みちを)
「結局いいところに落ち着いてるんだ、関係性」
提子 知成(ササニシキ)
「ああ、どう見ても仲良しだ」
月神(蟹)
「やっぱりそう見えますか?」
月神(蟹)
「ふふふ でも面白いから内緒にしておいてくださいね」
KP(蟹)
こそこそ話など聞こえていない星神と水神は、相変わらず言い合いしておりました
九門寺 雨乃(みちを)
「仲良いって、そういうことだよね」 穣神様撫でながら。
穣神(蟹)
「雨乃ちゃんとなら、ケンカしたって仲良くなっちゃうもんね!」撫でられながら
KP(蟹)
ではでは宴も酣に……
バケ様たちに無理矢理飲まされた探索者たちは
強制的に花見宴会につき合わされただろう
そんな賑やかな光景を眺めていたかのように
     誰かが優しく
     微笑み笑う声が
   聞こえたような気がした……

________________________________________

                    『星月夜の水隠れ おしまい』
        ________________________________________

  PC-九門寺 雨乃   PL-みちを
  PC-堤 衛      PL-ミナカミ
  PC-提子 知成    PL-ササニシキ
  KP・シナリオ制作  蟹(kanin)

*・゜゜・*:.。..。.:*・゜゜・*:.。. .。.:*・゜゜・**・゜゜・*:.。..。.:*・゜゜・*:.。. .。.:*・゜゜・*

  リスペクト作品  『大神』
  開発:クローバースタジオ株式会社 発売:カプコン

 (幸)*・゜゜・*:.。..。.:*・゜ ありがとうございました ゜・*:.。. .。.:*・゜゜・*(幸)
KP(蟹)
ということで
KP(蟹)
皆さんお疲れ様でした!!!!
堤 衛(ミナカミ)
お疲れ様でしたーーーーーーーー!!!!!!
提子 知成(ササニシキ)
お疲れ様ッデシタッ!!!
九門寺 雨乃(みちを)
お疲れさまでしたーーーー!!!!!
堤 衛(ミナカミ)
蟹ィ!!!!!!!!!!!!!!!(ありったけの幸玉)
提子 知成(ササニシキ)
~(幸)  ~(幸)
九門寺 雨乃(みちを)
蟹めぇ!!!!!!(甲羅を磨く)
KP(蟹)
ヘヘ!!!(幸玉で花を咲かしながら)
提子 知成(ササニシキ)
( ˘人˘ )ありがとう…ありがとう…
KP(蟹)
曲はループしておりませんので、終わったら適当に流してってくださいな
KP(蟹)
そいじゃこのまま報酬いきましょう!
提子 知成(ササニシキ)
はーい!
九門寺 雨乃(みちを)
報酬わぁい!
堤 衛(ミナカミ)
はーい!