白夜の歌 (2017/11/04 - 2017/12/02)

SCENARIO INFO

Writer/朔(シナリオ集「白蝕」収録)

本作は、「株式会社アークライト」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。
Call of Cthulhu is copyright (C)1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc.
Call of Cthulhu is a registered trademark of Chaosium Inc.
PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION

PLAYER

KP/マテ
PC1/月嶋 旭(のぎ)
PC2/四ツ谷 柳一(ミナカミ)
PC3/東森 和沙(柳ゆらん)
PC4/シャーロット・レベッカ・ラッジ(わたのはらすすむ)

INDEX

1日目1日目-21日目-31日目-42日目2日目-22日目-33日目3日目-23日目-33日目-43日目-54日目4日目-24日目-35日目5日目-2後日談・アフタープレイ

Bブロック/5F:シンの部屋

シン(マテ)
「……わたしの…おへや、みれて、よかった…」
KP(マテ)
シンは名残惜しそうに写真を見つめると、とことこ部屋から出てくる。
シャーロット(わたのはら)
「写真…もって行けたら、イイのですケド…崩れちゃいそうデス…(さみしげにシンの後を追う)」
東森 和沙(柳ゆらん)
「ぁ・・・もういいのかい?シン」
シン(マテ)
「…なにか、いいもの…おへやにあるかなって…おもったけど…」
シン(マテ)
「…なにも、なかったね」
シャーロット(わたのはら)
「…シンのダディのお顔、見れてよかったデスヨ」
四ツ谷 柳一(ミナカミ)
シャーロットさんの言葉にこくこくと静かに頷きます。
シン(マテ)
「…おとうさま、やさしそう、だった、でしょ……」
月嶋 旭(のぎ)
「いい人なんだろうな~っていうのが表情に表れてたね」
東森 和沙(柳ゆらん)
「そうだね、いい人で、きっと優しかったんろうね」
シン(マテ)
「うん…とってもやさしい…」フンス 得意げ
シン(マテ)
「みんな、にも…あわせて、あげたかった…」
シャーロット(わたのはら)
「ありがとうデス。シンも、ダディに似てやさしいですネ。」(なでなで
四ツ谷 柳一(ミナカミ)
(……あのまま、普通に研究所に辿り着けたら会えたのかもしれないな……)
シン(マテ)
「……ほんと?」シャーロットさん見上げ
KP(マテ)
ちょっとみなさん、アイデアを振ってみよう…
四ツ谷 柳一(ミナカミ)
ccb<=70 アイデア
Cthulhu : (1D100<=70) → 63 → 成功
シャーロット(わたのはら)
CCB<=70 アイデア
Cthulhu : (1D100<=70) → 58 → 成功
月嶋 旭(のぎ)
ccb<=65 アイデア
Cthulhu : (1D100<=65) → 37 → 成功
東森 和沙(柳ゆらん)
CCB<=75 アイデア
Cthulhu : (1D100<=75) → 36 → 成功
KP(マテ)
成功した方々はこう考えるでしょう。
KP(マテ)
シンの部屋があるということは…シンのおとうさまの部屋もあるのでは…?
シャーロット(わたのはら)
ハッ…
四ツ谷 柳一(ミナカミ)
なるほど……
東森 和沙(柳ゆらん)
ハッ
月嶋 旭(のぎ)
なるほど?
シャーロット(わたのはら)
「シンが優しいレディであることは、シャーロットがホショーしまス!(グッ)」
シン(マテ)
「れでぃ…、かっこいい、ことば……」よくわかってないけど嬉しい
シャーロット(わたのはら)
大丈夫、こっちは保障がわかってない
シャーロット(わたのはら)
「…そういえば、シンのお部屋があるなら、ダディのお部屋もあるデス…?(独り言のように」
シン(マテ)
「おとうさま、のへや…」
四ツ谷 柳一(ミナカミ)
「研究員の宿所なら、有り得ますね……」
月嶋 旭(のぎ)
「他にも沢山部屋あるっぽいですしね」
KP(マテ)
シンはしばらく考えた後、シャーロットさんの手を掴んだ。
シャーロット(わたのはら)
名前もわかったわけだし探せそうですよね
シン(マテ)
「———こっち。」
シャーロット(わたのはら)
シンちゃんありがと~~~
月嶋 旭(のぎ)
「佐古さんだったっけ?」
四ツ谷 柳一(ミナカミ)
てこてこついて行こう。
東森 和沙(柳ゆらん)
てくてく
シャーロット(わたのはら)
ひょこひょこ
KP(マテ)
シンはととと、と小走りでシャーロットさんをひっぱってゆくと、少し離れた場所にある部屋の前に立っている。
KP(マテ)
部屋のプレートを確認すると、『 Pf.Saco 』と書かれていた。
シン(マテ)
「ここ…」
シャーロット(わたのはら)
「oh、間違いなさそうですネ…(そっと鍵の有無を確認)」
KP(マテ)
鍵は掛かっていないようです。
シャーロット(わたのはら)
はいっていいよね!SANチェックとかないよね!
月嶋 旭(のぎ)
「入ってみてもいいのかな…?」
四ツ谷 柳一(ミナカミ)
「……いいかな?」 シンちゃんをそっと見る。
シン(マテ)
「ん、いいよ…」扉を開ける
KP(マテ)
何事もなく、扉は開いた。
シャーロット(わたのはら)
「ううんナムナムダブツ…」

Bブロック/5F:佐古の部屋

KP(マテ)
見回すと、シンの部屋同様、防音対策が厚く、「叫び」による影響は受けずに済みそうだ。
KP(マテ)
そしてあなたたちの目に、 なにやら頑丈そうな黒く重々しい金庫の存在が飛び込んでくる。
KP(マテ)
4桁のダイアル式の金庫のようだ。
シャーロット(わたのはら)
「アサヒサン!!!!!(ガバッ)」
シン(マテ)
「おとう、さま…」てくてくと中に入る
四ツ谷 柳一(ミナカミ)
「月嶋さん」
KP(マテ)
期待を、向けられる——
月嶋 旭(のぎ)
「ウワッシャーロットちゃんどした…えっなんだろ?金庫?ダイアル式か~」
月嶋 旭(のぎ)
ダイアル式……………
KP(マテ)
だが、
シャーロット(わたのはら)
「ガチャガチャピーーンッテ…ピーンッて…」
KP(マテ)
金庫は非常に頑丈で、道具の揃ってない現状では鍵開けは難しいことが鍵ハンターの旭さんにはわかる。
月嶋 旭(のぎ)
「ガチャピン…?」
東森 和沙(柳ゆらん)
「流石にそれは難しいんじゃないかなぁ・・・」
シン(マテ)
「がちゃぴん…?」
四ツ谷 柳一(ミナカミ)
「うーん……では、四ケタの番号……」
月嶋 旭(のぎ)
すこし見回してみて「ん~?今私が持ってる道具じゃ開けられないっぽいですよコレ」
シャーロット(わたのはら)
「ガチャピン…(わかってない)」
四ツ谷 柳一(ミナカミ)
金庫以外に何か目につく者はありますか?
KP(マテ)
特にありません。殺風景。
シャーロット(わたのはら)
「ダメですカ~~(ガクーッ)」
シャーロット(わたのはら)
これだけっていうのも不思議ですよね
東森 和沙(柳ゆらん)
「シン、四ケタの数字になにか覚えはない?」
月嶋 旭(のぎ)
金庫の大きさはどれくらいですか?
KP(マテ)
金庫の大きさは膝くらいですね。(シナリオに明記されてないんだ、すまない)
四ツ谷 柳一(ミナカミ)
「ありそうな線で考えると……シン、自分の誕生日っていつか知ってる?」
シン(マテ)
「……たんじょうび……」
KP(マテ)
シンは少し空中をみつめる。
シン(マテ)
「おとうさま、が…さんがつ、にじゅう、よっか、って、いってた…」
四ツ谷 柳一(ミナカミ)
「3月24日……」
四ツ谷 柳一(ミナカミ)
金庫のダイヤルを「0324」に合わせてみてもいいですか?
シャーロット(わたのはら)
おっいいですよ~~
東森 和沙(柳ゆらん)
開くかな開くかな~(どきどき
シャーロット(わたのはら)
積極的に試していこう
月嶋 旭(のぎ)
どきそわ
KP(マテ)
四ツ谷さんがダイアルを回す。
KP(マテ)
"0324"にダイアルを合わせると、鍵の外れる音がした。
シャーロット(わたのはら)
>>リアルアイデア<<
四ツ谷 柳一(ミナカミ)
「開いた!?」
東森 和沙(柳ゆらん)
「ナイスだね!四ッ谷くん!」
シン(マテ)
「…あいた?」
月嶋 旭(のぎ)
「?!いいの?!セキュリティ的にそれ大丈夫なの?!」
シャーロット(わたのはら)
「oh…さすが目の付け所ガ…(何か言いたそうだけどそっと黙った)」
四ツ谷 柳一(ミナカミ)
「一か八かでやったらこれですか……」
KP(マテ)
シャーロットさんが何か言いたげにもごもごした。
四ツ谷 柳一(ミナカミ)
「……シャーロットさん……」 (´・ω・`)
シャーロット(わたのはら)
「(ニコッ)」
KP(マテ)
金庫をあけ、中を覗き込む。
KP(マテ)
中には、一枚のカード…手に取り確認すると、『佐古玲嗣』のセキュリティカードを備えた職員証だということがわかる。
KP(マテ)
それと一緒にICレコーダーが入っている。
東森 和沙(柳ゆらん)
「職員証と・・・ICレコーダー?」(横から覗き込みながら
四ツ谷 柳一(ミナカミ)
「みたいですね」 カードとICレコーダーを取り出そう。
シン(マテ)
「おとうさま…だ…」東森さんと一緒にカードを覗き込んだ
シャーロット(わたのはら)
アッ写真つきなのかな よかったね!!色々終わったらシンちゃんにあげよ!!>職員証
KP(マテ)
カードもレコーダーも持って行けます。
シャーロット(わたのはら)
レコーダーは今聞いてしまうべきですかねこれ
東森 和沙(柳ゆらん)
ICレコーダー今聴いちゃう?
四ツ谷 柳一(ミナカミ)
ちなみにレコーダーには何か録音されてますか?
シャーロット(わたのはら)
それとも声紋認証用かな
KP(マテ)
レコーダーは再生できそうですね。
KP(マテ)
シンの前ですが、再生しますか?
月嶋 旭(のぎ)
えっ
シャーロット(わたのはら)
エッ
四ツ谷 柳一(ミナカミ)
それな~~~~~……>シンの前
東森 和沙(柳ゆらん)
あーーー・・・
KP(マテ)
レコーダーの充電は十分にあるので、何度か再生しても問題なさそうです。
シャーロット(わたのはら)
シャーロットでよかったらシンの部屋にでも退避してましょうか?
シャーロット(わたのはら)
わすれものしちゃった~とでも言って隔離しますよ
東森 和沙(柳ゆらん)
退避するなら四ッ谷くんかな(SAN対策
シャーロット(わたのはら)
なるなる
四ツ谷 柳一(ミナカミ)
おっせやな>SAN
月嶋 旭(のぎ)
シンちゃんとふたり(にこ
四ツ谷 柳一(ミナカミ)
誤解!!!!!
シャーロット(わたのはら)
へんなことされたら言うんですよ!!!!
KP(マテ)
信用なくなってる(じわ
四ツ谷 柳一(ミナカミ)
「…………」 どうします? とICレコーダーを軽く揺らしてから3人に目線をやろう。
シャーロット(わたのはら)
「Ah~~…シンちゃん、四ッ谷サンがシンちゃんのお部屋に忘れ物したらしいデス~、一緒に取りに行ってあげてクダサイ~」(オネガイポーズ
東森 和沙(柳ゆらん)
「じゃあそのICレコーダー預かっておくね・・・」
月嶋 旭(のぎ)
「さっき何か落としちゃったんですかね~?(よろしくという目線を送ります)」
シン(マテ)
「…わすれもの…。…ん、いいよ」得意げに頷く
四ツ谷 柳一(ミナカミ)
察した。 「ごめん、お願いできるかな」 とシンちゃんにお願いしつつ東森さんにICレコーダーを渡そう。
シャーロット(わたのはら)
察しのいい四ッ谷さん
東森 和沙(柳ゆらん)
渡されましたー
シン(マテ)
「おにいさん、こっち…あんない、する」フンス 四ツ谷さんの手を握った
シャーロット(わたのはら)
「マイゴならないヨウニネ~!!」(手を振り振り
東森 和沙(柳ゆらん)
「気を付けてね~」
シン(マテ)
「だい、じょうぶ…わたし、あんない、する」頷いて手を振り返した
月嶋 旭(のぎ)
「いってらっしゃーい」
四ツ谷 柳一(ミナカミ)
「僕ら、既に迷子ですよ」 握られていない方の手を軽く振っていこう。
KP(マテ)
四ツ谷さんはシンと共に部屋を出てゆく。
シャーロット(わたのはら)
「今は!ここがホーム!(バッと両手を広げる)」
月嶋 旭(のぎ)
「…聞きますか」
KP(マテ)
四ツ谷さんは別行動01、それ以外の3人へメインで。
東森 和沙(柳ゆらん)
「・・・そうだね」
シャーロット(わたのはら)
「聞くデス~…」
KP(マテ)
…では、レコードを再生する。
———この声が聞かれているとき、僕は既に砂と化し、崩れ果てているだろう。
死にゆく世界で、こんなものを残すことに何の意味もないのかも知れない。
だが、誰かが聞くことを信じ、これを残すこと自体が……僕の、祈りだ。
ここに、僕の希望を託す。

僕は、あの『叫び』が物質に与える影響の研究をしていた。
柔らかいもの、硬いもの、生きているもの、死んでいるもの……様々な物質から崩壊のデータを取るのが、僕の仕事だ。
その内に、僕はひとつの遊びを思いついた。……我ながら、それは悪趣味だ。
だが、これはこれで貴重なデータにもなるはずだった。

僕は材料をかき集め、ステンレスで人間の骨格を作り、人体を構成するものと同じタンパク質で覆った。
3Dプリンターで体内には臓器も再現した。
それは、人を模した肉の人形だった。
人形の崩壊は、人間が崩れる様のシュミレーションとなるはずだった。
世界に異変が起きたのは、そんな時だ。

……3月24日。
突然、『ゼロ』から響く『叫び』が大きくなった。
恐らく、あの実験が向こう側 ———『ヨミ』にいるものを呼び覚ましたのだろう。
実験に参加していたクルーは全員が発狂し、数日後、大量の砂を吐いて死んだ。
所内が混乱を極めていた中…
—片隅にある僕のラボで『奇跡』が起こった。

実験の準備をしていた僕は、『ゼロ』での騒動を知り、援護に向かう準備をしていた。
その時 ———部屋に、歌声が響いた。
振り向いた僕の目の前で、人形が、歌を歌っていた。
さえずる小鳥のような、優しく、美しい声で。

あの日から、世界が死にゆくことを僕たちだけが知っていた。
少しずつ大きくなる『叫び』を止めるための試みは、ことごとく無駄に終わった。
焦燥と絶望が支配する中、人形 ———”シン”と名付けたこの子との時間は、僕らの唯一の安らぎであり、癒しだった。
思えば誰もが、この『奇跡』にすがっていたのかも知れない。

けれど、僕らは —————

(背後で、何かが壊れる音と怒号が響く。)
(音声がブツンと途切れ、次のファイルが再生される。)
(同じ人物の声であるが、息が上がり、どこか苦しげである。)

僕は………間違っているのかも知れない。
これは、世界そのものに対する裏切りなのかも知れない。
だが……、僕には…、できない……。

あの子は、生きている。
全てが死にゆこうとするこの世界で、誰もが人間でなくなってしまうこの世界で、
あの子だけが真っ直ぐに生き抜き、人間であろうとしている。
あの子だけが…。

—ああ、君は恨んでいるだろうか。
この世界に、独り取り残した僕を。
君に見せたかった…世界はもっと鮮やかで、美しいということを。
生命の素晴らしさを。

君が………生きているのだということを。
願わくば、
君を、再び命ある世界が包みますように…。

ーーシン、
愛しているよ…。
KP(マテ)
ブツリ、という音を最後にレコーダーは静かになる。
東森 和沙(柳ゆらん)
「………」
シャーロット(わたのはら)
大方理解してよろしいでしょうかKP(スッと手を上げる
シャーロット(わたのはら)
日本語振る必要はない?
KP(マテ)
理解していることにして、OKです。
シャーロット(わたのはら)
アザァス…
月嶋 旭(のぎ)
「…。」
シャーロット(わたのはら)
「…シンちゃん…」
シャーロット(わたのはら)
「これ、最後のほうダケ、シンちゃんに聞かせてあげたいデス…」
東森 和沙(柳ゆらん)
「うん、そうだね…」
月嶋 旭(のぎ)
「シンも
月嶋 旭(のぎ)
よろこんでくれるといいな…」

Bブロック/5F:シンの部屋

四ツ谷 柳一(ミナカミ)
(((・ω・)
シン(マテ)
「わすれもの…いっしょに、さがす……」きょろきょろ…
四ツ谷 柳一(ミナカミ)
「ありがとう」 一緒にきょろきょろして、シンちゃんが見てない隙に床に積っていた砂を集めたりしていました。
シン(マテ)
「…あった?」振り返る
四ツ谷 柳一(ミナカミ)
「……うん。砂になっちゃってた」 と、集めた砂をシンちゃんに見せます。
シン(マテ)
「!、……」残念そうに砂の山を見つめた
四ツ谷 柳一(ミナカミ)
「元々ぼろぼろだったから仕方ないよ。気にしないで」 できるだけ柔らかく微笑みかけました。
シン(マテ)
「…すなに、なるの…かなしい…。おにーさん、げんき、だして、ね…」なでこ…
四ツ谷 柳一(ミナカミ)
「ありがとう。そろそろ、戻ろうか」 大人しくなでこされた
シン(マテ)
「ん、…わかった…かなしい、けど…もどる…」しゅん…
KP(マテ)
メインへどうぞ。
四ツ谷 柳一(ミナカミ)
しゅんとしたシンちゃんをひと撫でしてから戻ろう……!

Bブロック/5F:佐古の部屋

KP(マテ)
部屋の向こうからシンと四ツ谷さんの話声が聞こえる。
KP(マテ)
戻ってきているようだ。
シャーロット(わたのはら)
ハッ
シャーロット(わたのはら)
「二人が戻ってきたみたいデス~」
東森 和沙(柳ゆらん)
じゃあレコード巻き戻して最後の部分を聞けるようにしときますね
月嶋 旭(のぎ)
「おっ!タイミングいいんじゃない?」
シャーロット(わたのはら)
キュルキュルキュル
KP(マテ)
ちゃんと最後の部分へと巻き戻された!
四ツ谷 柳一(ミナカミ)
「戻りました」 実に都合のいいタイミングでノックして戻るぞ!
東森 和沙(柳ゆらん)
「おかえり。見つかったかい?忘れ物」
シャーロット(わたのはら)
「オカエリですヨ~~」
シン(マテ)
「おにいさん、の…わすれもの……すなに、なっちゃってた……」シュン
月嶋 旭(のぎ)
「おかえりなさい(にや)」
四ツ谷 柳一(ミナカミ)
「砂になってしまってました。まあ、もともとボロボロだったので仕方ないんですが……」
シャーロット(わたのはら)
「ンンンシンは悪くないデス~~!!(なでこなでこ)」
シン(マテ)
「すなに、なっちゃうの…かなしい、ね…」なでなで ぽさぽさ
KP(マテ)
レコーダーですが…どうされますか?
シャーロット(わたのはら)
「トーモリサン!シンちゃんにアレ聞かせてあげるデス~」
東森 和沙(柳ゆらん)
「そっか、残念だったね…そうだ、シン、これを聴いて欲しい」とレコード渡しますね~
四ツ谷 柳一(ミナカミ)
「あまり気にしないで。帰ったら新しく買い直せばいいだけだし」
KP(マテ)
具体的にどの辺から再生しますか?
東森 和沙(柳ゆらん)
聞かせてる間に四谷さんへの共有は任せた!
シャーロット(わたのはら)
エッ共有できんの!!
東森 和沙(柳ゆらん)
君は恨んでいるだろうかからかな
シャーロット(わたのはら)
君は恨んで~からだろうな
KP(マテ)
了解しました。
KP(マテ)
東森さんはシンにレコーダーを手渡した。
KP(マテ)
レコーダーから佐古の声が再生される。
KP(マテ)
"—ああ、君は恨んでいるだろうか。"
シン(マテ)
「……!」
KP(マテ)
"世界はもっと鮮やかで、美しいということを。"
シン(マテ)
「おとうさま…」
KP(マテ)
シンは必死にレコーダーに耳を傾けている。
KP(マテ)
"願わくば、君を、再び命ある世界が包みますように。"
KP(マテ)
"ーーシン、愛しているよ…。"
シン(マテ)
「………、………。」
KP(マテ)
レコーダーはブツリと音を立てて静かになった。
四ツ谷 柳一(ミナカミ)
「…………」 たぶん一緒に静かに聞いていた。
シャーロット(わたのはら)
(ウッウッ)
KP(マテ)
シンはレコーダーを大切そうに抱きしめる。
シャーロット(わたのはら)
アッ取り上げられないわこれ
月嶋 旭(のぎ)
「シン、宝物、増えたね」優しく微笑みます
シン(マテ)
「うん……おとう、さま、が……」
シン(マテ)
「わたし、に、……。」
シン(マテ)
「…わたし、も…おとうさま、……だいすき……だよ……」
シャーロット(わたのはら)
「シャーロットもシンとシンのダディがだいすきデスーーー!!(ガバッ)」
シン(マテ)
「わ……」「………。」
KP(マテ)
シンはシャーロットさんに縋り付くようにして抱きしめ返した。
月嶋 旭(のぎ)
(´;ω;`)ブワッ
シン(マテ)
「いろ、いっぱいある…せかい…みて、みたい…」
東森 和沙(柳ゆらん)
イイハナシダナー
シン(マテ)
「おとうさま、が、ねがった…なら…わたし、……」
シン(マテ)
「いのち、いっぱいある、せかい…みて、みたい……」
KP(マテ)
シャーロットさんに抱き着く力が少し、強くなった。
シャーロット(わたのはら)
(ぎゅむぎゅむ)「ニッポンもいいですケド~、シャーロットの故郷の英国にもきてくだサイネッ」(ニコッ
シャーロット(わたのはら)
「海も山もお城もあるデスよ~」
シン(マテ)
「えいこく…?しゃーろっと、おねーさん、の…おうち…?」見上げ
月嶋 旭(のぎ)
「え~私もいきたい~」キャッキャと2人まとめてだきしめますぎゅgyぐ
KP(マテ)
ぎゅう…旭さんがシンとシャーロットさんを纏めて抱きしめる。
シャーロット(わたのはら)
「こんな砂バッカリのところより!ズーットキレイなところデス!(グッ)みんなまとめてGOデス!(ぎゅむぎゅむ)」
シン(マテ)
「うん…!…いきたい……!」
シン(マテ)
「よつやおにーさん、も…とーもりおにーさんも…」
東森 和沙(柳ゆらん)
「あれ?僕も含まれた」
シン(マテ)
「あさひおねーさんも…いっしょに、いく……!」
四ツ谷 柳一(ミナカミ)
「うん、一緒に行きたいね。僕も英国は行ったことがないし」
シン(マテ)
「おしろ、は…ほんで、みた…。おとうさま、が、ほん、みせてくれた…!」
シャーロット(わたのはら)
「シンがよろこぶなら行くデス…こんなところからはオサラバデス~~~!!(ウッウッ)」
東森 和沙(柳ゆらん)
「そうだね…早くここから出るためにも、やることはやっておかないとね」
シャーロット(わたのはら)
とはいえ演算室で何すればいいのかはさっぱりです
四ツ谷 柳一(ミナカミ)
「……となると、次は演算室かな」
東森 和沙(柳ゆらん)
行けばわかるさ
月嶋 旭(のぎ)
電源行き届いてたらいいなー
シャーロット(わたのはら)
非常用電源さんがんばって…
シン(マテ)
「うん…おおきな、ちず…の…おへや、…いこう」頷いた。
シャーロット(わたのはら)
行くぞーッ
月嶋 旭(のぎ)
おー٩( 'ω' )و
東森 和沙(柳ゆらん)
れっつごー
四ツ谷 柳一(ミナカミ)
٩( 'ω' )و
KP(マテ)
シンの案内のもと、みなさんは佐古の部屋を後にする。

Bブロック/3F

KP(マテ)
あなたたちはシンの後を追いかけ、3F、Cブロック方面の渡り廊下前にやってくる。
シャーロット(わたのはら)
ウロさんいなければいいんですけどね!
KP(マテ)
渡り廊下を進んでいくと、前方の正面にCブロックの扉が見える。
KP(マテ)
また、
KP(マテ)
外の正面玄関の辺りをオオウロが徘徊しているのが見えた。
シャーロット(わたのはら)
ヒッ
東森 和沙(柳ゆらん)
わあ
KP(マテ)
ふと、視線に気づいたのか、オオウロは唸りながら身体を伸ばしてくる——
KP(マテ)
——が、それはギリギリ届かなかった。
シン(マテ)
「ここ、までは…こない、みたい、だね…」
四ツ谷 柳一(ミナカミ)
「うわっ」 ビクッてなった。
月嶋 旭(のぎ)
「あっぶな…!」
東森 和沙(柳ゆらん)
「ひとまずは安心…なのかなあ」
シャーロット(わたのはら)
「も、もう早く渡っちゃうデス~!(びくびく)」
シン(マテ)
「うん、いこ……」シャーロットさんグイグイ
KP(マテ)
通路を進みきると、突き当りに強固な電子扉、傍には電子ロックの機械がある。
KP(マテ)
ランプが点灯しており、作動しているようだ。
シャーロット(わたのはら)
「アーッそんなにヒッパラナイ!」(ぐいぐい
シャーロット(わたのはら)
ハッ
シャーロット(わたのはら)
これはまさか
四ツ谷 柳一(ミナカミ)
「電気が付いてる……月嶋さんのおかげですかね」
シャーロット(わたのはら)
電源入ったから鍵がかかった…?(やめなさい
月嶋 旭(のぎ)
「へへっ…入れるといいんですけどね」
東森 和沙(柳ゆらん)
「電子ロックだね…さっきのカード早速使えるかな?」
KP(マテ)
手持ちのカードで試せます。
シャーロット(わたのはら)
ピピっとな
四ツ谷 柳一(ミナカミ)
カード所持は四ツ谷かな? だったら試してみます。
KP(マテ)
カードを電子ロックにかざすと、ピピッという音が響き渡る。
KP(マテ)
扉が自動的に開き、その先は除塵室(クリーンルーム)になっていた。
KP(マテ)
自動的に壁から強い風が吹き、君たちの体についた灰を吹き飛ばす。
シン(マテ)
「わ」 わぷっ
月嶋 旭(のぎ)
「うおっ」ブワッ
シャーロット(わたのはら)
(ファサアアアア)
四ツ谷 柳一(ミナカミ)
ぼさぼさの髪がさらにぼさぼさになった。
東森 和沙(柳ゆらん)
髪の毛ー!
KP(マテ)
四ツ谷さんとシンとシャーロットさんはボサボサヘアになってしまった…。
東森 和沙(柳ゆらん)
シャーロットさんスカート押さえといて
KP(マテ)
おっ
KP(マテ)
ラッキースケベか?
シャーロット(わたのはら)
アッだぼだぼ作業着でもスカートは守れない
東森 和沙(柳ゆらん)
ちがうよ????????
東森 和沙(柳ゆらん)
アッ作業着着てたか。なら安全(?)
KP(マテ)
紳士な東森先生が気づかれないようにソッとガードしたことにしよう。そうしよう。
KP(マテ)
除塵室の奥にはさらに分厚い機密ドア。
シャーロット(わたのはら)
淑女のたしなみですから!(バッ
KP(マテ)
風が止み、そちらへ近付くとドアは横へスライドしてゆく。
シン(マテ)
「だい、じょうぶ…?」
KP(マテ)
みなさんを気遣いながらシンは先に進んでいきます。
四ツ谷 柳一(ミナカミ)
「ちょっとびっくりしたけど、大丈夫」 ぼさぼさ髪を直さずそのままに進みます。
シャーロット(わたのはら)
「ウッウッ大ジョブデス…バット…ヘアーブラシが必要デス…」
東森 和沙(柳ゆらん)
「うん、大丈夫かな」
シン(マテ)
「これは…ちょっと、びっくり、する…」うんうん